裁判
メイド8
誰もいない中庭に、観客の期待だけが渦巻いている。
メイド6
押し開けるのは兎耳のメイド。仮面を被り、剣を携えている。
メイド6
「私が仕えますのは、客室6号室の救世主」
メイド6
湧き上がる歓声の中、2人は真っ直ぐ中庭へと歩く。
ティモフェイ
世界を閉ざして埋め尽くす残酷な雪をかき分けながら、
ティモフェイ
生贄となりうる清らかな魂に身を寄せる。
ティモフェイ
今度は離さぬとばかりに、指先に力を込めた。
トイ
2人は身を寄せ、目を伏せ、ふたりがかりで祈っている。
メイド8
「私が仕えますのは、客室8号室の救世主」
メイド8
湧き上がる喝采の中、2人は真っ直ぐ中庭へと歩く。
小鴨 チカ
寒さで手足が震えるけれど、動ける。大丈夫だ。
小鴨 チカ
手に持つのは、ぼくの知る、最も恐ろしい武器。
小鴨 チカ
今度は中途半端な事はしない。必要なら、終止符を打つ覚悟も。
マキナ
それでも雪の中、前を見て、先に進むことはできる。
メイド6
「24時間が経過し、お茶会の時間が終了しました」
ティモフェイ
ステンドグラスを模した剣を手に握り込む。
ティモフェイ
雪の中に反射する、きらきらと虹のひかり。
メイド6
「これより裁判となりますが、ご準備はよろしいでしょうか」
メイド8
「ご衣裳、小道具をお持ちの方、ご確認いただきませ」
小鴨 チカ
「……亡者が出たら、あなたたちが殺すんだね」
メイド8
「オールドメイドゲームを果たすのみでございます」
GM
*アイテムの移動は、チカの免罪符*2をマキナへ移動
[ 小鴨 チカ ] 免罪符 : 2 → 0
GM
*ティモフェイ 免罪符を1枚トイトロールに譲渡
[ マキナ ] 免罪符 : 0 → 3
[ マキナ ] 水パイプ : 0 → 2
ティモフェイ
1D6 行動順
DiceBot : (1D6) > 5
マキナ
1d6
DiceBot : (1D6) > 2
小鴨 チカ
1d+4
DiceBot : (1D6+4) > 1[1]+4 > 5
トイ
1D6+3
DiceBot : (1D6+3) > 2[2]+3 > 5
GM
5で並んだティモフェイ、トイ、チカで再度お願い致します。
小鴨 チカ
1d+4
DiceBot : (1D6+4) > 2[2]+4 > 6
ティモフェイ
1D6
DiceBot : (1D6) > 4
トイ
1D6+3
DiceBot : (1D6+3) > 6[6]+3 > 9
メイド6
*行動順はトイ様、チカ様、ティモフェイ様、マキナ様です。
トイ
それもこれも、トイトロールの疵に深く触れる者はいなかったからだ。
トイ
アレクシアは、癒えた疵を元に戻したのだったし
トイ
あばくものが現れたら、真っ先にわかった事ではあるけれど。
トイ
*精確を使用[h4] 対象:必衰
必衰を使用[c5] 対象:マキナ
トイ
1d6
DiceBot : (1D6) > 2
トイ
2d6+3+1+2=>7 判定:才覚 万能 精確
DiceBot : (2D6+3+1+2>=7) > 2[1,1]+3+1+2 > 8 > 成功
[ トイ ] 災厄 : 0 → -1
◇
そも。
こんな風に死者の記憶が沸き上がり、
命ない者の賑やかしにあふれ、
館をへし折るほどに雪閉ざす
この光景が
この光景を生み出す根源が――
◇
嘘とまではいわないが。
『奇跡は万人に平等に振り分けられなければならない』と。
メイド6
6号室のメイドはただ黙したまま、目を細めて見ている。
◇
死んだ忘却の国の人々も平等。
死んで来たトーナメント参加者も平等。
◇
抗い難い、胸に秘めた願望。
『滅べ』と。
世界の滅亡を。
◇
人間も動物も植物もひとつ残らずすみずみまで、みんな死ね。
トイ
1D6+3 スート凶器
DiceBot : (1D6+3) > 3[3]+3 > 6
[ マキナ ] HP : 22 → 16
メイド6
援護の技能強化により妨害の達成値が+2。
小鴨 チカ
2d6+4+1+1+2=>7 判定:才覚+多彩な凶器+万能+援護
DiceBot : (2D6+4+1+1+2>=7) > 2[1,1]+4+1+1+2 > 10 > 成功
メイド6
それでは目標値15点として、遊撃をどうぞ。
[ 小鴨 チカ ] 順応 : 0 → -1
トイ
2d6+2+1=>15 判定:猟奇 万能
DiceBot : (2D6+2+1>=15) > 4[3,1]+2+1 > 7 > 失敗
小鴨 チカ
C(4+3) 才覚+威力
DiceBot : 計算結果 > 7
[ トイ ] HP : 17 → 10
[ 小鴨 チカ ] 順応 : 0 → -1
マキナ
2d6+3>=7 愛
DiceBot : (2D6+3>=7) > 7[2,5]+3 > 10 > 成功
メイド6
トイ様の行動終了タイミングがすぐに入りますので、HPが2点減少いたします。
[ トイ ] HP : 10 → 8
トイ
*百刑を使用[ca]対象:マキナ
状態異常:封印
[ トイ ] HP : 8 → 10
[ マキナ ] HP : 16 → 13
トイ
凍てついた血液が飛び散り、マキナの進路上に炎の迷路を作り出す。
炎の先に瞳がある。
鋭い瞳だ。
[ マキナ ] HP : 13 → 11
[ マキナ ] 衰弱 : 0 → 3
マキナ
心に刻まれた恐怖は、きっかけを得れば容易に蘇る。
マキナ
あの瞳がまだどこかで見ているような、そんな怖気を覚えることが何度もあった。
マキナ
マキナが今見るべきは過去の記憶ではなく、チカの方。
小鴨 チカ
「悪趣味な能力だな!ホントに制御できてねーのか?」
[ トイ ] HP : 10 → 8
小鴨 チカ
2d6+4+1+1=>7 判定:才覚+多彩な凶器+万能
DiceBot : (2D6+4+1+1>=7) > 12[6,6]+4+1+1 > 18 > 成功
小鴨 チカ
1d
DiceBot : (1D6) > 2
[ 小鴨 チカ ] HP : 14 → 16
メイド8
鋭気と多彩な狂気の威力3でダメージは6ですね。
[ トイ ] HP : 8 → 2
トイ
それは『救世主を作り出すために存在している』生贄なのか。
トイ
『奇跡に万人に平等な死を求める』災厄なのか。
トイ
「お前がオレにそんな顔しなくてもよくなったら」
小鴨 チカ
今、目の前に立ちはだかってるのは、暴走する力を振るうだけの──
トイ
(だから自分にだけ、マキナやチカや、シャルルやアレクシアや…)
トイ
(ティモフェイとマルタに、わかることがわからない)
小鴨 チカ
有刺鉄線の絡まる杭が、白い衣に突き刺さる。
ティモフェイ
*主動作 通打>マキナ s9捨て
*割り込み 精確 h2捨て
ティモフェイ
1D6 精確
DiceBot : (1D6) > 1
ティモフェイ
2D6+3+1>=7 通打 猟奇で判定
DiceBot : (2D6+3+1>=7) > 6[3,3]+3+1 > 10 > 成功
ティモフェイ
1D6+2+2+2 上質な凶器 衰弱 看破
DiceBot : (1D6+2+2+2) > 4[4]+2+2+2 > 10
[ ティモフェイ ] 愛した女 : 0 → -1
[ マキナ ] HP : 11 → 0
マキナ
2d6+3
DiceBot : (2D6+3) > 7[5,2]+3 > 10
[ マキナ ] 前科 : 0 → 1
[ マキナ ] 免罪符 : 3 → 2
メイド6
*12 無罪!HPが0となる際に受けた不利な効果を無効とし、HPは0になる前の値に戻す。前科は増える。
[ マキナ ] HP : 0 → 11
ティモフェイ
中庭に響く高い悲鳴も笑い声も我関せず、
ティモフェイ
ティモフェイはマキナの背後に回っていた。
ティモフェイ
ステンドグラスの放つ光がマキナの目をくらまし、
ティモフェイ
倒れ伏したマキナに乗りかかり、虹の剣を構え、
マキナ
恐怖に見開かれた目が、自分の上に乗る男を見る。
トイ
まさしく救世騎士が 儀式に生贄を捧げるような
ティモフェイ
マルタにはどこにも通ずるところがなくて、
ティモフェイ
当たり前の『男の子』と『女の子』の!
ティモフェイ
ともに過ごす日々をも、守れたことを、
ティモフェイ
けれど、同格の救世主を、相手にしては。
メイド6
「判決は無罪! 攻撃を無効とし、前科を重ねて裁判続行でございます」
マキナ
2d6+3>=7 愛
DiceBot : (2D6+3>=7) > 5[3,2]+3 > 8 > 成功
メイド6
成功でございます。ティモフェイ様に3ラウンド継続の猛毒。
トイ
嗤ったように、
怒ったように少し口の端を引きつらせる。
トイ
2回戦で言ったように。あるいは、それを終えて言いかけたように。
トイ
自分を切り捨てて吹雪を止め、
世界を救ってほしい。
トイ
だから心通わなくてもよかった。それを果たしてくれるなら。
トイ
自分にとっていやなヤツでも、他人にとっていやなヤツでも。
マキナ
しかし捨て置けばいずれ致命的にもなるもの。
ティモフェイ
じわじわと救世主の気力を奪っていく。
ティモフェイ
刃だけは華々しく、男はその場に立っている。
メイド6
ティモフェイ様の手番ですので、すぐさま猛毒のHP減少が入ります。
[ ティモフェイ ] HP : 18 → 15
メイド6
このタイミングで各猛毒のラウンドが減少いたします。
[ ティモフェイ ] 猛毒 マキナ : 3 → 2
[ トイ ] 猛毒 : 3 → 2
マキナ
*すみません 先に水パイプをいいですか……
[ マキナ ] 封印 : 3 → 0
[ マキナ ] 水パイプ : 2 → 1
マキナ
2d6+3+2>=7 愛+援護
DiceBot : (2D6+3+2>=7) > 7[1,6]+3+2 > 12 > 成功
マキナ
1d6+3+2 愛+援護
DiceBot : (1D6+3+2) > 2[2]+3+2 > 7
[ マキナ ] 衰弱 : 3 → 0
[ マキナ ] HP : 11 → 18
マキナ
先程立っていた位置から下がり、距離を取り直す。
マキナ
騎士の振るう剣のように力あるものでもない。
マキナ
自分が立って、攻撃を引き受けている間は、それで
マキナ
誰に盾にされるでもなく、命じられるでもなく、
マキナ
はじめて、自分の意志で守りたいと思った人を、守る力。
マキナ
まだ立っている。立っていなければならない。
メイド8
*第1ラウンド終了 捨てるものはございますか?
[ トイ ] 猛毒 : 2 → 0
トイ
2d6+3+1=>7 判定:才覚 万能
DiceBot : (2D6+3+1>=7) > 5[2,3]+3+1 > 9 > 成功
トイ
1D6+1 スート凶器
DiceBot : (1D6+1) > 1[1]+1 > 2
マキナ
2d6+3>=7 愛
DiceBot : (2D6+3>=7) > 10[5,5]+3 > 13 > 成功
[ マキナ ] HP : 18 → 17
[ マキナ ] 衰弱 : 0 → 3
トイ
いつか言ったが、
トイトロールの涙は災害の呼び水。
トイ
故郷を滅ぼした、
冬の災厄を堕落の国によびよせる。
[ トイ ] 水パイプ : 1 → 0
小鴨 チカ
有刺鉄線を鞭のように伸ばし、トイさんに向けて振る。
小鴨 チカ
2d6+4+1+1=>7 判定:才覚+多彩な凶器+万能
DiceBot : (2D6+4+1+1>=7) > 12[6,6]+4+1+1 > 18 > 成功
小鴨 チカ
1d
DiceBot : (1D6) > 1
[ 小鴨 チカ ] HP : 16 → 17
トイ
2d6+3
DiceBot : (2D6+3) > 7[1,6]+3 > 10
[ トイ ] HP : 2 → 1
小鴨 チカ
「これが、この力が、わざとじゃないってんなら」
トイ
<…………>
<……ごめんね>
<……そう、なんだ>
<わかってて、……でも>
[ トイ ] 前科 : 0 → 1
小鴨 チカ
「生きるだけで、周りを不幸にするんだよ!」
メイド6
「判決は――下らず! 前科を重ねて裁判続行でございます」
*裁判 第2ラウンド ティモフェイ
ティモフェイ
*主動作 通打>マキナ h8捨て
*割り込み 精確 h3捨て
ティモフェイ
1D6 精確
DiceBot : (1D6) > 1
ティモフェイ
2D6+3+1>=7 猟奇で判定
DiceBot : (2D6+3+1>=7) > 10[5,5]+3+1 > 14 > 成功
ティモフェイ
1D6+2+2+2 上質な凶器 衰弱 看破
DiceBot : (1D6+2+2+2) > 2[2]+2+2+2 > 8
ティモフェイ
彼らの言葉を断ち切るように、虹の切っ先。
[ マキナ ] HP : 17 → 9
ティモフェイ
雪を掻き分けながら、それは今度こそマキナの胸元に伸びる。
ティモフェイ
「とうに死ぬべきだった男と、生きるだけで人を不幸にする男」
ティモフェイ
「当たり前の少年少女を殺してでも、願いを叶えようとしている」
ティモフェイ
「はじめから、相容れるはずなどなかった」
ティモフェイ
ルールを教えられながらさした将棋も。
マキナ
「あなたたちみたいな人に、負けてなんかやらない……!」
マキナ
裁判が始まれば、結局は命を奪い合う敵同士。
トイ
*精確[d4]対象:妨害
妨害[d8] 対象:マキナの回復
トイ
1D6
DiceBot : (1D6) > 4
トイ
2d6+3+1+4=>7 判定:才覚 万能 精確
DiceBot : (2D6+3+1+4>=7) > 7[2,5]+3+1+4 > 15 > 成功
マキナ
2d6+3+2>=7 愛+援護
DiceBot : (2D6+3+2>=7) > 5[4,1]+3+2 > 10 > 成功
[ マキナ ] 小鴨チカ チカ : 1 → 0
マキナ
1d+3+2 愛+援護
DiceBot : (1D6+3+2) > 2[2]+3+2 > 7
[ マキナ ] HP : 9 → 16
[ マキナ ] 衰弱 : 3 → 0
マキナ
目の前で災厄を振りまく彼のことだって、やっぱり嫌いでもない。
マキナ
だけど、チカとマキナの未来の前に、あの二人は立ちふさがっている。
トイ
声無き叫びが響く。凍てついた炎が燃え盛る。
吹き上がる。
トイ
全てを、自身さえも焼いて、中庭全域まで届くような凍てついた焔が轟々と荒れる。
トイ
醜く歪んだ、黒い異形の亡者。
アイアンメイデンのような鉄のドレス。
マキナ
傷口から手をどける。その下にあった傷は癒えている。
小鴨 チカ
「どいつもこいつも、イカレ散らしやがって!」
ティモフェイ
普通の営みを望む、いたいけな少年に映ったとて。
ティモフェイ
この裁判の場に出される資格を得た以上は、
ティモフェイ
「きみたちが、この世界を救わなくとも」
マキナ
普通に戻って、普通にずっと一緒にいられるんだ!
小鴨 チカ
マキナさん。ぼくは、まだ怖くないかな。
メイド8
*ティモフェイ様の猛毒処理が抜けてましたので、今処理致します。
[ ティモフェイ ] HP : 15 → 12
メイド8
*第2ラウンド終了 捨てるものはございますか?
ティモフェイ
*d7,dQ,sA (s3,s10)
トイ
2d6+3+1=>7 判定:才覚 万能
DiceBot : (2D6+3+1>=7) > 8[4,4]+3+1 > 12 > 成功
トイ
1D6+1 スート凶器
DiceBot : (1D6+1) > 2[2]+1 > 3
マキナ
2d6+3>=7 愛
DiceBot : (2D6+3>=7) > 7[6,1]+3 > 10 > 成功
[ マキナ ] HP : 16 → 15
[ マキナ ] 衰弱 : 0 → 3
トイ
*精確を使用[sq] 対象:妨害
妨害を使用[c9] 対象:マキナの愛毒
トイ
1D6
DiceBot : (1D6) > 3
トイ
2d6+3+1+3=>7 判定:才覚 万能 精確
DiceBot : (2D6+3+1+3>=7) > 6[5,1]+3+1+3 > 13 > 成功
マキナ
2d6+3>=7
DiceBot : (2D6+3>=7) > 9[4,5]+3 > 12 > 成功
トイ
春誕節のときとかわらない、はしゃいであちこちを見るような。
トイ
マントを翻せばそこに水槽がひとつ。
ヒールが、こつり、と音を鳴らした。
トイ
ほんとだかなんだか、マキナを贔屓するよという声
マキナ
『……お前に関わる者は幸せにはなれないな』
マキナ
だって、咲さんは、あの子は、そうなることを望んで
トイ
「だってマキナは友達だもんな~」
トイの口をついて出る。
マキナ
『ありすはマキナちゃんの事を信じてるから』
[ トイ ] 封印 : 2 → 1
小鴨 チカ
トイさんのことも、ティモフェイさんのことも。
小鴨 チカ
今この状況に至っては、その方が都合がいい。
小鴨 チカ
目の前の敵の不可解さに惑わされてる方が、心が離れてる方が。
小鴨 チカ
2d6+4+1+1=>7 判定:才覚+多彩な凶器+万能
DiceBot : (2D6+4+1+1>=7) > 10[4,6]+4+1+1 > 16 > 成功
小鴨 チカ
Choice[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》]
DiceBot : (CHOICE[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》]) > 《衰弱》
トイ
2d6+3-1=>7 脅威度 前科
DiceBot : (2D6+3-1>=7) > 7[1,6]+3-1 > 9 > 成功
トイ
<覚えておかれた所で
マキナ達にはなにも関係ない>
トイ
<マキナたちの願いが
ここで終われば、
そのあと何をしてもらったところで
救われません>
トイ
<ぼくらの屍を乗り越えて、
尊い犠牲風にまとめられて、
他のやつらに幸せになられても
ぜんぜん嬉しくない>
メイド8
「判決は――下らず! 前科を重ねて裁判続行でございます」
小鴨 チカ
……救世主の力じゃない。ぼく自身が、だんだん抵抗がなくなってるんだ。
小鴨 チカ
目の前の相手は、化け物だ。そう思え。思い込め。
小鴨 チカ
終わったら、泣いていい。辛い事は、未来の自分に押し付けろ。
小鴨 チカ
息を吸うたび、喉に冷たい風が張り付く。
小鴨 チカ
苦しい。喉が渇く。体の中が冷えていく。
ティモフェイ
2d6
DiceBot : (2D6) > 11[6,5] > 11
ティモフェイ
虹の切っ先が持ち上げられ、光を放つ。
ティモフェイ
うずくまる男の隣へと歩み寄り、見下ろす。
ティモフェイ
背中に手のひらを回せば、トイトロールを蝕むすべて
ティモフェイ
この戦いの邪魔になるものを、忘却の雪が、すべて。
メイド6
*救済はAを果てさせる技。スペードのAは墓場へ。
トイ
ティモフェイの腕の中であれば、氷にならず、雫で落ちる。
トイ
「オレが騎士だったらよかったなんてウソだよ」
ティモフェイ
血を咲かせた胸元でその涙を受け止めて、その言葉を聞く。
ティモフェイ
今は自分のものよりもよほど乱れた金髪を指先で梳く。
ティモフェイ
胸元に咲いた血の花がトイの胸に重なり、
ティモフェイ
ぼろぼろになりつつある生贄の装束を赤く染めるのも厭わず、
ティモフェイ
今ここに立つ一人の人間の存在を、彼の中へと知らしめた。
ティモフェイ
*補助動作 鋭気 d7捨て
*主動作 通打>マキナ s10捨て
*割り込み>通打 精確 s3捨て
[ トイ ] HP : 1 → 8
[ トイ ] HP : 8 → 12
[ トイ ] 衰弱 : 2 → 0
[ トイ ] 封印 : 1 → 0
ティモフェイ
1D6 精確
DiceBot : (1D6) > 6
ティモフェイ
2D6+3+6>=7 猟奇で判定
DiceBot : (2D6+3+6>=7) > 9[6,3]+3+6 > 18 > 成功
ティモフェイ
1D6+2+2+2+3 上質な凶器 衰弱 看破 鋭気
DiceBot : (1D6+2+2+2+3) > 5[5]+2+2+2+3 > 14
[ マキナ ] HP : 15 → 1
ティモフェイ
*ティモフェイの心の疵『救世主願望』を抉ります。
[ ティモフェイ ] 救世主願望 : 0 → -1
[ マキナ ] HP : 1 → 0
[ マキナ ] HP : 0 → -1
[ マキナ ] HP : -1 → 0
マキナ
2d6+3-1
DiceBot : (2D6+3-1) > 3[2,1]+3-1 > 5
[ マキナ ] 免罪符 : 2 → 1
メイド6
*6~8 ランダムな能力値で判定し、成功すればHP1の状態で立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
マキナ
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
マキナ
2d6+2>=7
DiceBot : (2D6+2>=7) > 2[1,1]+2 > 4 > 失敗
[ マキナ ] 小鴨チカ チカ : 0 → -1
[ マキナ ] 前科 : 1 → 2
[ マキナ ] HP : 0 → 1
ティモフェイ
救済をなすための機功として、剣を振るう。
ティモフェイ
そこに立つ少女に、もはや像は被らない。
ティモフェイ
今度は雪が留められる量ではなかった。
ティモフェイ
本当はもっと単純だったかもしれない。
ティモフェイ
それだけで十分だったのかもしれない。
ティモフェイ
マキナの胸元できらきらと虹の光を放つ。
マキナ
胸を刺されて、こんなに、こんなに血が出て、
ティモフェイ
息の根を止めんと、虹の剣を振り上げた。
小鴨 チカ
勝って生き残ることがすべてのはずだった。
ティモフェイ
少女の首を跳ねんと、救世の儀礼剣を振り下ろす。
小鴨 チカ
這いずってでも、一人だけ生き残ってでも。
小鴨 チカ
そのはずだ。想像してたよりも、血はいっぱい出てる。
小鴨 チカ
手にからまったトゲは、薄手の服を突き抜けて、腕まで。
小鴨 チカ
ティモフェイさんに向けて、それを振る。
トイ
怒ったように、
嗤ったように口の端を引きつらせる。
トイ
2d6+3+1=>7 判定:才覚 万能
DiceBot : (2D6+3+1>=7) > 8[6,2]+3+1 > 12 > 成功
マキナ
2d6+3>=12
DiceBot : (2D6+3>=12) > 7[3,4]+3 > 10 > 失敗
トイ
「オレの事ゆるしてくれるのは、ティモフェイだけだね」
マキナ
4人も死なせて、これから更に2人の死体をそこに追加しようとして、
マキナ
この場に立ってる私達は、とっくに普通じゃなかった!
メイド6
*ティモフェイ様は猛毒でHP3点の減少。
[ ティモフェイ ] HP : 12 → 9
[ ティモフェイ ] 猛毒 マキナ : 2 → 1
マキナ
3d6
DiceBot : (3D6) > 8[2,2,4] > 8
[ マキナ ] HP : 1 → 9
小鴨 チカ
2d6+4+1+1+2=>7 判定:才覚+多彩な凶器+万能+援護
DiceBot : (2D6+4+1+1+2>=7) > 9[4,5]+4+1+1+2 > 17 > 成功
トイ
2d6+3+1=>18 判定:才覚 万能
DiceBot : (2D6+3+1>=18) > 12[6,6]+3+1 > 16 > 失敗
メイド6
*PCが裁判中の判定でスペシャルを起こした場合、即座にPCのHPを1D6点回復します。
トイ
1D6
DiceBot : (1D6) > 1
[ トイ ] HP : 12 → 13
[ マキナ ] 衰弱 : 3 → 0
メイド6
妨害による目標値の変更は16点となります。
マキナ
2d6+3>=16
DiceBot : (2D6+3>=16) > 8[2,6]+3 > 11 > 失敗
マキナ
取り囲む冷気が、血を失った身体から容赦なく体力を奪う。
マキナ
その中に、再生される記憶ばかりがはっきりと。
メイド6
不思議の国と呼ばれていたときの憧憬をこの仮面は知らない。
メイド6
しかし刺剣の館は知っている。存在した。かつての栄華。
マキナ
「生きて、チカくんと幸せになるの……!!」
マキナ
「わたしはまだ、チカくんに何もしてあげられてない!」
メイド6
零れ落ちる砂時計のように、すべては時に流され捨て去られていく。
メイド6
刹那を燃やして進む奇跡――まだ生きているのだから。
メイド6
*第3ラウンド終了 捨てるものはございますか?
トイ
咲き乱れる花、
茂みにキノコ、
清らかな水、砂塵なき空…
トイ
館はただしく使われて。
温室に花々、遊戯室に笑い声。
小鴨 チカ
*鋭気[s2]
*暗器[s5] 対象:トイ
小鴨 チカ
2d6+4+1+1+2=>7 判定:才覚+多彩な凶器+万能+援護
DiceBot : (2D6+4+1+1+2>=7) > 4[1,3]+4+1+1+2 > 12 > 成功
小鴨 チカ
C(3+3+2) 多彩な凶器+鋭気+援護
DiceBot : 計算結果 > 8
小鴨 チカ
Choice[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》]
DiceBot : (CHOICE[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》]) > 《指切り》
メイド8
*トイ様にラウンド2継続の指切り。トイ様の手札が上限4枚を超えますので、トイ様1枚破棄をお願いいたします。
[ トイ ] HP : 13 → 5
小鴨 チカ
マキナさんの声の場所を避けて、一帯を毒霧が包んだ。
トイ
二回戦で調子を崩した時のことを少し思い出した。
ティモフェイ
*補助動作 鋭気 s7捨て
*主動作 通打>マキナ d10捨て
*割り込み>通打 精確 c2捨て
ティモフェイ
1D6 精確
DiceBot : (1D6) > 2
ティモフェイ
2D6+3+2>=7 猟奇で判定
DiceBot : (2D6+3+2>=7) > 7[6,1]+3+2 > 12 > 成功
ティモフェイ
1D6+2+2+3+1 上質な凶器 看破 鋭気 発狂
DiceBot : (1D6+2+2+3+1) > 3[3]+2+2+3+1 > 11
[ マキナ ] HP : 9 → 0
マキナ
2d6+3-2
DiceBot : (2D6+3-2) > 7[6,1]+3-2 > 8
メイド6
*6~8 ランダムな能力値で判定し、成功すればHP1の状態で立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
[ マキナ ] 免罪符 : 1 → 0
[ マキナ ] HP : 0 → 1
[ マキナ ] 前科 : 2 → 3
ティモフェイ
騎士は正しくマキナの居場所を見極める。
ティモフェイ
毒霧も炎も雪も、救世のつるぎが斬り払う。
ティモフェイ
マキナの目の前に現れ、再びその剣を振り下ろす。
ティモフェイ
マキナの吐いた血はますますに騎士の衣装を汚し。
トイ
生贄の心臓に突き立てられる儀礼剣。
その所作。
ティモフェイ
世界を救うものとしてこの上なく手慣れた、
トイ
だが観客席の観客と同じように、それを見たがる者がいる。
ティモフェイ
まだ生きている少女を、騎士は見下ろす。
ティモフェイ
正しくそれは『乗り越えるべき障害』でしかなく。
マキナ
心臓は未だに脈を打ち、その度に雪の上に血が広がる。
マキナ
そこに剣が振り下ろされることを待つ生贄のよう。
ティモフェイ
生贄ならば、既に死んでいるべきだった。
メイド6
「判決は――下らず! 前科を重ねて裁判続行でございます」
メイド6
*ティモフェイ様のHPが猛毒により3点減少。
[ ティモフェイ ] HP : 9 → 6
ティモフェイ
そのように思い出して、虹の剣を振り上げた。
[ ティモフェイ ] 猛毒 マキナ : 1 → 0
マキナ
もはや死に体とはいえ、そこは腐っても救世主。
マキナ
どうして、私がこんな目に合わないといけないの?
マキナ
じゃないと、次に痛い思いをするのはチカくんなんだ。
メイド8
*第4ラウンド終了 捨てるものはございますか?
メイド6
*失礼します。猛毒のラウンド数を確認しましたところ、回復タイミングが前ラウンドでした。HP点数のみ訴求し、HPを9点とします。
ティモフェイ
了解しました。確認ありがとうございます。
[ ティモフェイ ] HP : 6 → 9
トイ
2d6+2+1=>7 判定:猟奇 万能
DiceBot : (2D6+2+1>=7) > 7[6,1]+2+1 > 10 > 成功
トイ
1D6 判定値減少
DiceBot : (1D6) > 3
[ 小鴨 チカ ] HP : 17 → 15
小鴨 チカ
2d6+4+1+1+2-3=>7 判定:才覚+多彩な凶器+万能+援護-遊撃
DiceBot : (2D6+4+1+1+2-3>=7) > 7[6,1]+4+1+1+2-3 > 12 > 成功
トイ
2d6+3+1=>14 判定:才覚 万能
DiceBot : (2D6+3+1>=14) > 7[3,4]+3+1 > 11 > 失敗
[ トイ ] 生贄 : 0 → -1
トイ
1D6+1 スート凶器
DiceBot : (1D6+1) > 5[5]+1 > 6
[ マキナ ] HP : 1 → 0
[ マキナ ] 衰弱 : 0 → 3
マキナ
2d6+3-3
DiceBot : (2D6+3-3) > 8[2,6]+3-3 > 8
マキナ
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
マキナ
2d6+2>=7
DiceBot : (2D6+2>=7) > 7[6,1]+2 > 9 > 成功
[ マキナ ] 前科 : 3 → 4
[ マキナ ] HP : 0 → 1
メイド6
*まずは両方とも判定、算出をし、それからランダムで処理順を決定いたします。
メイド6
choice[トイ様,マキナ様]
DiceBot : (CHOICE[トイ様,マキナ様]) > トイ様
[ マキナ ] HP : 1 → 0
マキナ
2d6+3-4
DiceBot : (2D6+3-4) > 8[5,3]+3-4 > 7
メイド6
6~8 ランダムな能力値で判定し、成功すればHP1の状態で立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
マキナ
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
マキナ
2d6>=7
DiceBot : (2D6>=7) > 12[6,6] > 12 > 成功
メイド6
*PCが裁判中の判定でスペシャルを起こした場合、即座にPCのHPを1D6点回復します。
マキナ
1d6 回復量
DiceBot : (1D6) > 1
[ マキナ ] HP : 0 → 2
[ マキナ ] 前科 : 4 → 5
[ マキナ ] 封印 : 0 → 1
メイド6
*マキナさまにラウンド3継続の猛毒を付与。
マキナ
2d6+3>=7 愛
DiceBot : (2D6+3>=7) > 4[3,1]+3 > 7 > 成功
[ トイ ] 猛毒 : 0 → 3
メイド6
*トイ様手番のため、猛毒によりHP2点の減少。
[ トイ ] HP : 5 → 2
[ トイ ] HP : 2 → 3
トイ
白い煙の中からマキナを目がけて突き出される、レイピア。
トイ
<このトーナメントの開幕は――>
<お前の血で彩られる事となるだろう!>
マキナ
見間違うはずがない。聞き違えるはずがない。
トイ
『どうして、
私がこんな目に合わないと
いけないの?』と、
トイ
<助けろ……!何をしてる!>
<早くしろ、鈍間がぁ……!>
<ごほっ、何をっ……>
マキナ
『──お前に関わる者は幸せにはなれないな』
マキナ
助けられたかもしれない、助けなかった人間の一人。
[ トイ ] 指切り : 2 → 1
小鴨 チカ
2d6+4+1+1=>7 判定:才覚+多彩な凶器+万能
DiceBot : (2D6+4+1+1>=7) > 7[5,2]+4+1+1 > 13 > 成功
小鴨 チカ
C(3+2+1) 多彩な凶器+看破+発狂
DiceBot : 計算結果 > 6
[ トイ ] 封印 : 0 → 2
[ トイ ] HP : 3 → 0
トイ
2d6+3-2
DiceBot : (2D6+3-2) > 2[1,1]+3-2 > 3
メイド8
*1ゾロ 死刑!キャラクターは〈死亡〉する。
小鴨 チカ
幻を振り払う突風と煙。その煙幕に交じって有刺鉄線が飛ぶ。
マキナ
霞む視界の中で、トイに馬乗りになるチカが見える。
マキナ
まだ彼は普通に戻れるはず、そう信じて、祈ってきたチカに
ティモフェイ
救世主を殺すための位置取りをしてきたから。
ティモフェイ
今になって強い雪風が、ティモフェイの全身を叩く。
小鴨 チカ
「ああああ!!!!」手を引き裂く痛み。
ティモフェイ
それを振り払うことのできなかった救世主の道を塞ぐ。
マキナ
『お前に関わる者は』
『幸せにはなれないな』
ティモフェイ
シャルルの声に導かれるように、やっと、
トイ
ただチカがこわくて、身がすくんで。考えられない。頭はこの雪景色のように真っ白。
小鴨 チカ
お前だって、死にたくないんじゃないか!
トイ
だれかが誰かに言った言葉を、自分が勝手に再生しているだけ。
アレクシア
「――マキナ、さんっ!!」 裂くような声。
小鴨 チカ
ここで死ぬのは本望か?覚悟を決めて挑んだのか?
アレクシア
「ここでない場所で、……また、笑えます!!」
マキナ
あいつらを殺さないと、そんな未来すらない!
シャルル
「お前は……言っただろ、結びついてると!」
ティモフェイ
ティモフェイがチカとトイトロールへと、
小鴨 チカ
糸を伝って、首元の傷口へと流れこんでゆく。
シャルル
「もう……いいから……頑張らなくて……いい。赤の他人の為に」
マキナ
泣きじゃくる。顔にべっとりと張り付いた血に涙が滲む。
トイ
どうして生きてる人間を怖がるようになったか。
ティモフェイ
猟奇的な光景を、どこまでも美しく彩る。
トイ
トイトロールという名前も、ただの民話の存在だと
小鴨 チカ
「うわあああ!!ああああああっ!!!!」
ティモフェイ
かなしいほどに聡すぎる少年の頭へと刻み込まれる。
ティモフェイ
とうに全身を凍りつかせて、息絶えている。
トイ
記憶がぬけて、呆然と自分がなぜここにいるのかわからないトイトロールであった…記憶の抜け殻は
トイ
なぜじぶんが首を絞められているのかもわからず
マキナ
せめてその罪のいくらかでも引き受けようと。
ティモフェイ
それを、トイトロールが聞いていたかはわからない。
メイド8
「トイトロール様の判決は死刑! 残る6号室の救世主は1名! 裁判続行でございます」
ティモフェイ
チカに寄り添ったマキナごとにその身体を突き飛ばす。
ティモフェイ
他人事のように頭に届いたような、届いていないような。
ティモフェイ
トイトロールと同じ、忘却の国を想う者の心の疵の降らす雪。
ティモフェイ
首に触れていた手で、つめたい身体をたどる。
ティモフェイ
自分と同じ顔が淫奔に歪むさまは悪夢のようで、
ティモフェイ
愛した女との記憶を上書きするようで苦しかった。
ティモフェイ
もっと早くこうすればよかったのだと、心のどこかで悟っていた。
トイ
もしもそこに命があったなら、
安心しきった、信頼しきった、と言えるような
トイ
赤子のように人形のように、ティモフェイのなすがまま。
ティモフェイ
愛する者にするかのように、その身を抱く。
ティモフェイ
中庭の雪の上にそれを敷いて、トイトロールの亡骸を横たわらせる。
マキナ
チカに縋り付いたまま、そのさまに目を奪われる。
ティモフェイ
返り血をぽたぽたと落としながら、空虚な男の声が響く。
ティモフェイ
その背に負う青空と同じいろをしていた。
マキナ
館の上に広がった青い青い空は、マキナの故郷とも同じ色をしていた。
メイド6
刺剣の館のメイドは儀式の進行を執り行うのみ。それ以上の干渉は許されない。
マキナ
ついぞ分かりあえないままだった彼らの故郷と、それでも、空の色ばかりは。
ティモフェイ
*主動作 通打>マキナ d8捨て
*割り込み>通打 精確 c4捨て
ティモフェイ
1d6 精確
DiceBot : (1D6) > 2
ティモフェイ
2D6+3+2>=7 猟奇で判定
DiceBot : (2D6+3+2>=7) > 5[3,2]+3+2 > 10 > 成功
ティモフェイ
1D6+2+2+3+1+2 上質な凶器 看破 鋭気 発狂 衰弱
DiceBot : (1D6+2+2+3+1+2) > 3[3]+2+2+3+1+2 > 13
[ マキナ ] HP : 2 → 0
マキナ
2d6+3-5
DiceBot : (2D6+3-5) > 12[6,6]+3-5 > 10
[ マキナ ] 前科 : 5 → 6
[ マキナ ] HP : 0 → 1
ティモフェイ
虹の儀礼剣は生贄の血を吸ってなお美しく輝き、
ティモフェイ
その手が剣を握りしめて、更に心臓を抉る。
マキナ
悲鳴の代わりに、口からは血ばかりが溢れ出した。
ティモフェイ
すべてが決定的に終わる、その瞬間まで、決して。
マキナ
2d6+3>=7 愛
DiceBot : (2D6+3>=7) > 10[5,5]+3 > 13 > 成功
マキナ
1d6+3 愛
DiceBot : (1D6+3) > 5[5]+3 > 8
マキナ
*予備動作のタイミングで水パイプ 猛毒を解除
[ マキナ ] 水パイプ : 1 → 0
[ マキナ ] 猛毒 : 3 → 0
[ マキナ ] 衰弱 : 3 → 0
[ マキナ ] HP : 1 → 9
マキナ
全身を血に染めて、傷口からはなおも新しい血が噴き出して
マキナ
傷を塞ぐ。血を止める。動ければそれでいい。
マキナ
そうしている間にきっと、チカくんが終わらせてくれる。
マキナ
ふらつく身体で、ティモフェイからチカを庇うように立つ。
メイド8
*第5ラウンド終了 捨てるものはございますか?
小鴨 チカ
*鋭気[h4]
*暗器[h5] ティモフェイ
小鴨 チカ
2d6+4+1+1=>7 判定:才覚+多彩な凶器+万能
DiceBot : (2D6+4+1+1>=7) > 4[3,1]+4+1+1 > 10 > 成功
小鴨 チカ
C(3+3+2+1) 多彩な凶器+鋭気+援護+発狂
DiceBot : 計算結果 > 9
[ ティモフェイ ] HP : 9 → 0
ティモフェイ
2D6+3
DiceBot : (2D6+3) > 4[2,2]+3 > 7
メイド8
*6~8 ランダムな能力値で判定し、成功すればHP1の状態で立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
ティモフェイ
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
ティモフェイ
2D6+3>=7 才覚判定
DiceBot : (2D6+3>=7) > 6[1,5]+3 > 9 > 成功
小鴨 チカ
Choice[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》]
DiceBot : (CHOICE[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》]) > 《衰弱》
[ ティモフェイ ] 前科 : 0 → 1
メイド8
*才覚の修正が本来は0ですので、失敗です。
小鴨 チカ
「……儀式は、正しく、迷わず、最後まで遂行される。」
小鴨 チカ
「だから、ティモフェイが自分の手で勝ちを掴まなきゃいけない」
ティモフェイ
「二度と、儀式を中断することを、許されない」
小鴨 チカ
「これ以上、マキナさんに辛い想い、させるわけにはいかないんだよ」
小鴨 チカ
「マキナさんには、忘却も堕落も関係ない」
ティモフェイ
全身を血に濡らした救世主が、目の前の少年を見つめている。
ティモフェイ
「俺もトイトロールも、正しい『普通』というものを」
ティモフェイ
「俺は俺を普通と思っているつもりだが」
ティモフェイ
「普通ではない役割を背負い、演じてきたことは」
ティモフェイ
世界を救うための儀礼剣を握る手の感触すらも、もはや危うい。
ティモフェイ
「他人を想う心を正しく持つ者こそが」
noname
『あなた、ずいぶん背負いすぎているみたいだけれど』
noname
『結局1人の人間に過ぎないこと、忘れてない?』
noname
『救世騎士でもなければ、■■■■につらなる者でもない』
ティモフェイ
愛した女の声を聞きながら、意識がゆっくりと遠のいていく。
ティモフェイ
救いたいと願った唯一の手を、掴めることは二度とない。
ティモフェイ
頑なに握りしめた救世のためのつるぎだけ、
ティモフェイ
男は最後まで、手放すことをしなかった。
◇
2人が堕落の国をさまよっても、もしもたどりついたのがオールドメイドゲームでなければ。
◇
もしも参加したのがこの回のトーナメントでなければ、
◇
2回戦で戦うことになったのが「あの」ふたりでなければ…
◇
巡り合ったのは
女王の『ミラリア』
鏡の『アリシア』。
◇
6号室で光るもの。
それは、トイが2回戦で拾い上げた…
真実の鏡の欠片。
◇
『…待ってください、…』
『どうか、どうか慈悲を。』
◇
『お願いします。
後一年…後一年だけ…順番を遅らせて…』
◇
懇願する大人の声。大人たちの話声。はげしく咳き込む女の声。…
◇
『去年も同じことを仰られました…』
『わかってください』
◇
『…ふさわしいものなら
他にもいるでしょう!』
◇
『年長者を差し置いて
子供を捧げるなど、
おかしいではありませんか』
◇
『…あなたがたに免じてもう2年…
慈悲ならばかけたはずです!』
◇
『屋敷についたら、
儀式までの一週間。
もてなしてくれるんだって…
楽しみだなあ』
◇
大人たちの悲壮さを悟る事の出来ない、どちらかというと楽し気な高く子供らしい、澄んだ声。
◇
『すさまじいごちそうとか出るかも。
うらやましい?』
◇
『このような犠牲を払わなくとも、人々が生きていける方法を私ならば解き明かす事が出来る、と信じて…』
◇
『だけど間に合わなかった』
『私は、間に合わなかった…』
◇
『これからもその研究を続ければいつか解るよ。兄さんは世界一賢いんだもん』
◇
『あなたを身ごもって、』
『父のいないあなたを』
『子供のように育ててきました』
◇
こどものガラス玉のような目が、兄を見つめる。兄はすっかり青ざめ、とても具合が悪そうだ。
◇
『あなたは純粋であったから 私はいつも不安でした』
◇
『だれかが神様にお願いしに
行かなきゃいけないって聞いた』
◇
『名誉など…欺瞞です。
犠牲を強いる神がいるのならば、
この世界は邪神に支配されている。』
◇
『兄さんはそんなんだから
清らかじゃないって言われるんだよ~』
◇
『春が来たら、ユージンさんちのお店も繁盛するね』
◇
『クヴァエフさんちの農場の羊に子供が生まれるかも』
◇
『ゼレノフのじーちゃんばーちゃんも雪下ろしキツイって言ってたし』
◇
『となりのマイヤ姉ちゃんの結婚式に花が飾れる』
◇
『学校で隣の席の子。かわいいんだ。
この前手作りのケーキをくれた』
◇
『あかるい春の服で遊べるよ。
アリーサのお母さんが縫ってくれるよ。』
◇
『兄さんが変わってるんだよ。
部屋にこもって勉強ばっかり』
◇
『…春が来たら、また兄さんの部屋の窓に燕が巣をつくりに来るかな?』
◇
『悲しいのより楽しいのが好きなんだよ。
悲しいのは、好きじゃない』
◇
やがて車は荘厳な屋敷の前にさしかかる。
塀の中にまだ、春のある特別な場所。
騎士の館。
◇
庭先に、救世騎士の一族が段取りの確認か、なにかをしているのが見える。
◇
自分よりは大人びた…3,4歳くらい年上の少年。
◇
『見てなかった?』
『…同じ年ごろの子がいたんだよ』
◇
あの子が自分の儀式を執り行うのだろうか。それとも、血族の手伝いに来たのだろうか。
◇
『一週間もお屋敷にいるのに、遊び相手がいないと退屈だもん』
◇
『高貴な騎士の子とはぜんぜん話とかあわないのかなあ』
◇
車はやがて止まる。
兄弟は手をつないで、広大な屋敷の敷地の端を歩く…
◇
トイトロールを名乗る男は、子供の頃に人さらいにさらわれた。
◇
さらわれた時…
どうしてあそこにいたのか、
なにをしていたのか、
◇
『儀式の生贄になるべく、
騎士の館に向かっていた』のだ。
◇
ティモフェイに似ていたから、
人生の不幸ははじまった。
◇
ティモフェイに似ていなかったら、
その節の生贄になって、人生を終えていた。
◇
そも、その不幸。
傷つけたのは、民衆の悪意だ。
ティモフェイがきずつけたわけではない。
◇
母の名前はタマラ・フロル
兄の名前はブータン・フロル
弟の名前は…
メイド6
「客室6号室、トイトロール様は死刑、ティモフェイ様は昏倒」
マキナ
その言葉をきちんと飲み込むのに、時間がかかった。
ティモフェイ
血まみれの騎士の身体が、中庭に横たわっている。
マキナ
無理して立ち続けた身体のどこにも力が入らない。
メイド6
血に濡れた客室6号室付きのメイドが、真っ直ぐティモフェイの元へ歩む。
ティモフェイ
生贄と対称に、力なく横たわっている。
メイド6
心臓を貫くその一撃は、救世主を繋ぎ止める何かを断ち切った。
ティモフェイ
ティモフェイが決勝戦に至って身にまとった騎士としての装束。
ティモフェイ
それは、救世騎士として民に接するときの、いうなれば普段着だ。
ティモフェイ
されど神に捧げられることなき魂に、雪が降る。
ティモフェイ
雪が血を覆い尽くし、そそいで、きらびやかな装飾となって。
ティモフェイ
はかなくもうつくしい生贄を神に捧げるにふさわしい、救世騎士の装束。
ティモフェイ
それを結局、ここに至るまで、まとえなかった。
ティモフェイ
虹を放っていたうつくしいステンドグラスの儀礼剣は、
ティモフェイ
そうして顔にはつるりとした豚のマスク。
ティモフェイ
救いたかった者にただ寄り添うだけの、
マキナ
身に纏った正装の意味も知らずに、ただ見ている。
メイド6
突き刺す、突き刺す、突き刺す――数えて8度。
マキナ
この人は、チカくんが殺すことにならなくてよかった。
メイド6
客室6号室の救世主の身体から引き抜いて、剣を納める。
マキナ
この人だって、自分たちのせいで死ぬことにかわりないのに。
ティモフェイ
八度貫かれた身体は再びゆっくりと傾いで、
マキナ
ここに来るまでに、もう4人も、死んでいるのに。
ティモフェイ
マスクの下の瞳が何を映しているかはわからない。
ティモフェイ
いつか見た花と同じ色の空が、広がっていた。
メイド6
「どこにも辿り着かなくなってしまった、死んだコインの降り積もる場所。いかなる孤独な魂にもここは開かれているのです」
メイド8
「オールドメイドゲームという儀式は積もり積もったその全てを焼却し、再び力へと還元する儀式」
メイド8
「その際に生まれる限りの無い炎を奇跡とし、勝者であるあなたがたは願いをそれぞれ一つずつ、叶えることが出来ます」
メイド8
客室8号室のメイドは、チカとマキナを真っ直ぐ見据え。
マキナ
気だるげな、ひどく緩慢な動作で、チカを見る。
小鴨 チカ
「……もうひとつも、ぼくが言っていいかな」
小鴨 チカ
「飢え、腐敗、苦しみ、亡者、決闘による死。世界の歪さを、不幸の連鎖を断ち」
小鴨 チカ
「奇跡の力で、全ての人を『救済』する」
小鴨 チカ
この前、胡散臭いつって吐き捨てた願いだ。
マキナ
血を流し、雪にまかれたマキナの身体はひどく冷たい。
小鴨 チカ
万人への救いなんか存在しない。それが「ぼくたち」を救うかが大事。この世界のことは、どうでもいい。
マキナ
だけど、確かにまだ命の暖かさを残していて。
小鴨 チカ
この世界を救ったのは、救世騎士じゃなかったけどさ。
小鴨 チカ
忘却の国を知ってる。悲鳴を聞いた記憶を、引き継いだ。
小鴨 チカ
だからまあ……これが精一杯だ。妥協しておくれよ。
小鴨 チカ
いいだろ。君だって最後に、ひっでぇ事してくれたんだから。
小鴨 チカ
ぼくらの屍を乗り越えて、尊い犠牲風にまとめられて、他のやつらに幸せになられてもぜんぜん嬉しくないとか。
小鴨 チカ
自分で言っといて、クソみてえなブーメランだ。
小鴨 チカ
けっきょく、託されたとことをやりきっても自己満足なんだよな。死んだほうは知る由もないし。
小鴨 チカ
でも、まあ。ちょっと……気持ちは、わかったよ。
小鴨 チカ
「まったくさ。東京を知らないやつの文面だよね」
小鴨 チカ
「このお願いじゃ、インターネットも開通しやしない」
メイド8
チカ、マキナの眼前から翻り、客室6号室のメイドの元へ。
メイド6
「礼には及びません。私たちは刺剣の館のメイドでございます」
メイド6
「頼まれていた写真の方はアルバムの最後のページに挟ませていただきましたので」
メイド8
スペードを模した剣が、客室6号室のメイドを貫く。
メイド6
胸を貫かれたメイドは支えを失い、その場に崩れる。
メイド6
客室6号室のメイドが最期に見上げるのは、青空。
シャルル
「その救済って、俺達も助けてもらえるんですかねー!」
シャルル
「ひゅー!太っ腹!この、優勝者!救世主の中の救世主!」
小鴨 チカ
あなたは気付いてないかもしれないけど。
小鴨 チカ
ぼく、あなたにメチャクチャ救われたんだ。
小鴨 チカ
「ひとつは、マキナさんの疵を治すこと」
小鴨 チカ
「ぼくの壊れた心の疵は……“順応”だ」
小鴨 チカ
「ここに来て、救世主になってから育った異常性だ」
小鴨 チカ
「状況に合わせて見の振る舞いを変えるのは、動物の本能的な行動だよな」
小鴨 チカ
「デスゲームに順応して人を殺せるようになるのって……そこまで異常なことかな?」
小鴨 チカ
「多分さ、生きるためにどうしても必要だったら、普通の人間でも割と出来るんじゃないかな。それって」
小鴨 チカ
「心の疵になるほどの順応って、どんな順応だと思う?」
小鴨 チカ
「……元々、ぼくは狂人ってほどのもんじゃなかった」
小鴨 チカ
「普通に生きられるとはとても言えないけど、ちょっと病院に通う程度の……よくいる奴」
小鴨 チカ
「抱えてた問題のひとつは、女の人が苦手なこと。ひとつは、ビビリなこと。まあ……第一印象で分かるよな」
小鴨 チカ
「女の子関連のことは……もうさんざん話したっけ。じゃあ、もう片方はどうだろう」
小鴨 チカ
「ぼく、暴力が苦手なんだ。ここに来るまで、喧嘩なんか一度もしたことない」
小鴨 チカ
「でもそれさ、多分マキナさんが思ってるより、マジなやつなんだよ」
小鴨 チカ
「蚊が叩けなかった。道端のアリを踏んだ時、辛くて……しばらく寝込んだことがある」
小鴨 チカ
「家に踏み込んだ虫を逃がすとき……虫に触ると虫が弱るかも、って考えちゃって、出来ない」
小鴨 チカ
「人なんてもってのほかだ。でこぴんもしっぺも、殴るふりすら出来ないんだよ」
マキナ
自分が生き延びるために、人殺しに仕立て上げてしまったの?
小鴨 チカ
「……ちょっと突かれたり、脅されたりすると、泣きながら漏らすんだ。恐怖でさ」
小鴨 チカ
「ウケるだろ。学校で、殴りかかるフリをされると、漏らすんだぜ」
小鴨 チカ
「泣きながら教室のど真ん中でさ、しょんべんとうんこ垂れ流すんだよ」
小鴨 チカ
「そんなヤベエやつ、さすがにマキナさんも会った事ないだろ」
小鴨 チカ
「でもってさ。殺し合いの舞台に来てさ」
小鴨 チカ
「……ぼくが漏らしたとこ、見たことないだろ」
マキナ
今まで彼が感じた恐怖もいたわるように、力の入らない腕を回す。
小鴨 チカ
「あきらかに殺し合いに不向きな性格を、なんとかしなくちゃならなかった」
小鴨 チカ
「ちょっと難儀したけど、無事に……殺せた」
小鴨 チカ
「今度は、見境ないスケベが都合が悪かった」
小鴨 チカ
「マキナさんの信用を得るにも、疵を舐めるにも、敵の術にハマらないためにも」
小鴨 チカ
「ぼくは、マキナさんに一途な性格になった」
小鴨 チカ
「下半身直結、緊張しいで、女子が苦手な童貞をさ」
小鴨 チカ
「マキナさんを落とせるような性格に、変えたんだ」
小鴨 チカ
「……まともな恋愛ができないのはね、ぼくの方なんだよ」
小鴨 チカ
「元の小鴨チカが。あんな気弱な人間が……このトラウマを抱えて、生きてけるわけがない」
小鴨 チカ
「たとえマキナさんが一緒に居てくれてもダメだ。心が壊れる」
小鴨 チカ
「もう、だめになっちゃったんだよ、元のぼくは」
小鴨 チカ
「今の、このぼくじゃないとダメなんだ」
小鴨 チカ
「マキナさんが一緒に生きるのは、そんな相手なんだ」
小鴨 チカ
「マキナさんは、ぼくのこと、本当に怖くないって、思ってくれるかな」
小鴨 チカ
「本当なんだ。全部捧げられるくらい好き」
小鴨 チカ
「ぼくはマキナさんと一緒に生きたい。それは一生変わらない気持ちだ」
小鴨 チカ
「……だけど、ぼくは自分を変えることができる」
小鴨 チカ
「うおああああああああーーーー!!!!!」
小鴨 チカ
「ぼくたちが最強だ!!!!!!!!!!」
小鴨 チカ
「チクショーめがー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メイド8
その傍に倒れ伏す、同じく客室6号室の救世主の亡骸が。
メイド8
客室1号室、客室2号室、客室3号室、客室4号室、客室7号室のメイドと、救世主の亡骸が。
メイド8
そして無数の、無数の、どこにも至ることのなくなった、6ペンスコインが。
[ マキナ ] HP : 9 → 23
[ マキナ ] 前科 : 6 → 0
[ マキナ ] 小鴨チカ チカ : -1 → 1
[ マキナ ] 傷痕 ティモ : -1 → 1
小鴨 チカ
「よがっだぁーーーーーー!!!!!!」
小鴨 チカ
「帰ったら、手を繋いだり、触れ合ったり」
小鴨 チカ
「おじゃましても、いいですか…………」
メイド8
「晴れてオールドメイドと成った身。次の儀式の開催まで、することと言えば館の掃除だけでございますから」
小鴨 チカ
「あやうくホームレスになるとこだった!」
小鴨 チカ
「うさみみたちにも、会いに行きたいなあ!」
小鴨 チカ
「覚悟しろ!いつかマキナをオガモにしてやる!」
メイド8
雨が降ることもあれば雪が降ることもある。
メイド8
海は青々とした海水となり、無数の魚が波間に泳ぐ。
メイド8
草木は生い茂り、色とりどりの花が四季に応じて咲き誇ります。
メイド8
町や集落は点々と存在し、民草は壮大で豊かなこの国で、日々を過ごしています。
メイド8
何よりの脅威であった亡者の群れもまた儀式の炎によって焼却され、二度と生まれることはないでしょう。
メイド8
きみが目を醒ましてから長い月日が流れました。
メイド8
ぶっちゃけ、この国はもう駄目――というところで、