お茶会-1ラウンド目
小鴨 チカ
1d99
DiceBot : (1D99) > 59
マキナ
1d99
DiceBot : (1D99) > 25
トイ
1d99
DiceBot : (1D99) > 11
ティモフェイ
1d99
DiceBot : (1D99) > 60
メイド6
第一ラウンドの行動順は、ティモフェイ様、チカ様、マキナ様、トイ様でございます。
第1シーン:ティモフェイ
ティモフェイ
このままシーン続けてよろしいですか?
メイド6
メイドの二人は館へ戻り、その場を退きます。
メイド6
観衆が見下ろす中、四人の救世主が相まみえている。
ティモフェイ
メイドたちを見送ってから、こほん、と咳払いを一つ。
ティモフェイ
「このままきみたちを招いても問題はないか?」
ティモフェイ
客室でメイドさんに用意していただいていて構いませんか?
メイド6
手狭になりますから、応接間はいかがでしょう。
ティモフェイ
ああ~。そうですね、メイドさんが提案してくれたならそうするかな……
ティモフェイ
そちらで。スタンダードな、特に注文のないお茶会の用意をお願いしていると思います。
ティモフェイ
ただ、温まるものは多めに欲しいかな。
メイド6
応接間。絵画や彫像に飾られた美麗な部屋。窓に柱をわけて中庭が覗く。
メイド6
元よりは貴族の館。客人を招き、歓談するために用意された部屋だという。
メイド6
威光を示すための品々が飾られた、豪奢な部屋。
マキナ
すれ違った人影に見知った姿を認め、少しだけ眉をひそめた。
ティモフェイ
慣れた様子で彼らとすれ違いながら、歩を進めていく。
メイド6
ティーポットにはすべてコジーが被せられ、冷めないようになっている。
メイド6
アルコールランプが置かれ、その上に銀のプレート。スコーンやホットサンドが置かれている。
メイド6
「こちら、ブランケットもお使いください」
ティモフェイ
「一番暖まる席を取れ。きみはその隣に」
ティモフェイ
どうも、とメイドからブランケットを受け取り、トイトロールに渡す。
メイド6
この雪に随分と付き合ってきた。防寒の対策は慣れている。
小鴨 チカ
「なんか、前会った時より寒くなってねえ?」
マキナ
「マキナは上着持ってるからよかったですけども」
ティモフェイ
自分のぶんのブランケットをチカに差し出します。
ティモフェイ
「それでも足りないようなら、メイドに頼めばいいさ」
ティモフェイ
あくまで和やかに言って、茶会の席につき。
小鴨 チカ
「温かそうなものもあるし、なんとかなりそう」
メイド8
おおよそ席がつく頃に、2人のメイドが茶を注ぎ始める。
メイド8
今朝用意したパンツを毛糸のパンツにしたのは正解だった。
小鴨 チカ
「風邪より死を心配しているんだよなー」
マキナ
「ずいぶんお喋りでいらっしゃいましたね~」
ティモフェイ
「もう少し抑えられれば良かったのだが」
小鴨 チカ
「トイさんが聞いてるかは知らないけど、ぼくたち、トイさんに会うより先にティモフェイさんと似たような話一回してるんだよ」
ティモフェイ
手袋に包まれた手でティーカップを持ち上げて、肩を竦め。
ティモフェイ
「あの時も、嘘をついているつもりはなかったのだが」
ティモフェイ
「絶対にきみたちを殺さないとは言わなかったし」
ティモフェイ
「棄権しろとまでは言ってないだろう」
トイ
「女王陛下がものすごくこう…せいしんこうげきをしてきて」
ティモフェイ
「あれを本心じゃないというのは無理があるだろう」
マキナ
「盛り上がってた末裔のみなさんは忘れてしまわれたんですかねえ?」
トイ
「うううあああ」ドタバタと床を踏み鳴らしている。
小鴨 チカ
「もっかい会ったら何て言うかと思ったら、めっちゃ図太くなってるなあ」
ティモフェイ
「彼らは結局、救いを求めているだけで」
ティモフェイ
「その動機を追求するつもりはないのだろう」
マキナ
「結果が救済ならいいでしょう?ってマキナも言いましたし~」
ティモフェイ
「あれほどの醜態を晒して、言い訳も何もないからな……」
トイ
「ティモフェイが世界を救うってことはかわんねーから」
小鴨 チカ
「……動機は、結果に影響すると思うんだけどね」
ティモフェイ
「彼らに向き合わねば、彼らを救うことはできないだろう」
ティモフェイ
「トイトロールを救うために、この世界を救いたいと思っているよ」
トイ
「オレは本当に世界を救って欲しいと思ってる」
ティモフェイ
「きみたちが帰りたいのと望むのと同じ」
小鴨 チカ
「おうちに帰りたいって願いとは、スケールが違う」
ティモフェイ
「この世界に働きかける願いと、世界の”外”に働きかける願い」
マキナ
「そんな壮大な願い事って本当に叶うんですか?」
ティモフェイ
「俺には後者の方が、むしろ大それたものに思えるが」
ティモフェイ
トイトロールの無邪気な答えに僅かに眉を寄せた。
小鴨 チカ
「その目的が、救済したって事実にあるんなら」
小鴨 チカ
「トイさんが“救済した感”を感じる方向に、ネジ曲がったりはしないのかね?」
トイ
「うーん、ティモフェイが宣言したとおりだけれど…」
トイ
「飢えなくなる事、作物が育つ事とか。決闘で殺し合わなくてもいいいとか」
小鴨 チカ
「それで4号室や1号室が救えるのか?」
トイ
「トーナメントの他の参加者の救いを追加してほしい?」
小鴨 チカ
「言わなきゃ、するつもりは無かった?」
小鴨 チカ
「そうなると、この戦いが終わったとき、ぼくたちが生き残ってなきゃ話が進まないな」
小鴨 チカ
「昏倒なしにギブアップで試合終了、けが人なし。それって許されるの?」メイドさんの方を見る。
マキナ
「死なずに棄権する方法はないはずですよね」
トイ
「…コインを失った参加者は、追放されるだけのはず」
ティモフェイ
「戦いの決着が付く前の戦線放棄とは、話が変わる」
メイド6
「コインを譲渡すれば、棄権は果たされます、が」
メイド6
「攻撃がなければ、そのまま裁判を終了とすることは可能です」
小鴨 チカ
「権利を放棄した救世主が殺されるところ、この目で見たけど?」
メイド6
「勿論、片方が死亡すれば、同じ末路を辿っていただきます」
メイド8
「コインなしに放逐された場合、外にうろつく亡者と戦う術はございません」
メイド8
「故に、棄権をする場合、心の底から信じられるときにのみ、なさってください」
トイ
「そもそもそんなの、堕落の国が生きやすくなれば、その問題は解消される」
ティモフェイ
「そんなものは、ただの口約束に過ぎない」
小鴨 チカ
「たとえルール上、それが可能だとしても」
小鴨 チカ
「約束を結ぶメリットがあっても、約束を守るメリットがない」
メイド6
「願いは1人1つ。お二人の願いが堕落の国の救済と、救世主の帰還であるならば。それを奇跡に願ったならば、あるいはそれも果たされるでしょうね」
マキナ
「裁判の前にマキナたちを棄権させられたら、さぞ楽でしょうね」
ティモフェイ
「きみは彼らを友人のように思っているのかもしれないが」
ティモフェイ
「先程も述べたが、彼らも戦いを勝ち上がってきた救世主だ」
トイ
別にマキナとチカにとって、省みるような存在ではない。
ティモフェイ
「むしろ、礼を失した振る舞いになりかねないよ」
ティモフェイ
冷めてきたそれを啜って、息をついた。
マキナ
「……だからチカくんがそうするなら、マキナも従ってもいいですけど」
小鴨 チカ
「元々は、もう一つ、何を願う予定だったの?」
トイ
「ティモフェイを儀式に参加させるために、ペアじゃないといけなかったから」
ティモフェイ
「トイトロールに引きずられる形で、俺はこの儀式に参加したからな」
ティモフェイ
「……ただ戦って勝ち上がることしか、俺にはなかったよ」
小鴨 チカ
「……自分から参加した人でも、そういうもんなのか」
ティモフェイ
「その俺たちがこうして残っているのも皮肉なことだが……」
マキナ
「そういう人ばっかり勝ち残っちゃうなんてねえ」
トイ
「ティモフェイが世界を救うっていう目的は一緒なんだよ!」
ティモフェイ
「その目的に関しても俺はあまり考えていなかったからな……」
ティモフェイ
「きみがどうやら本気らしいことは知っていたが」
ティモフェイ
「再三申し上げるが、そう大それたものではないんだ」
ティモフェイ
「それを勝ち取るために戦おうとしている」
小鴨 チカ
迷わなかったわけじゃない。そう悪くない提案だとは思う。
小鴨 チカ
ここでこの人たちを信じるか、それとも自分の勝ちを信じるかだ。そう言うと、なんか前者の方が勝ちの目があるように見えてくる。
マキナ
以前のマキナは何も、自分たちの勝利すら信じていなかった。
マキナ
どうせ何も信じられないのなら、向こうの提案に乗ったほうが分がある。
小鴨 チカ
「マキナさんが信じられるのはぼくだけで、ぼくが信じられるのもマキナさんだけだ」
ティモフェイ
「……きみたちのその在り方は、俺にはむしろ好ましい」
ティモフェイ
トイトロールをちらと見た後に、改めて二人に向き直り。
ティモフェイ
「通り過ぐ必要のあった凄惨が、俺には心苦しい」
ティモフェイ
「この世界に招かれることがなければ、負わずに済んだ疵もあろうに」
小鴨 チカ
この短い時間に、なんど世界を呪った事か。
マキナ
「招かれなければなんて何の意味もない話ですよ」
トイ
だから新たな救世主が招かれないよう世界を救うのに、と思っている。が…
ティモフェイ
この男が二回戦で醜態を晒すさまを彼らが見たように、
ティモフェイ
彼女が陵辱されるさまも、当然、この男は見ている。
マキナ
その服の下には未だ、コインが何枚増えようが消えない傷がある。
ティモフェイ
「ああいった惨劇は、堕落の国がこのようにある限り」
ティモフェイ
「救世主と救世主が戦わなければならない限り」
ティモフェイ
「飢えや貧困に人々が苦しむ限りは、頻繁に起こりうることになろう」
ティモフェイ
心を抉ることを目的とした、徹底した暴力。
マキナ
「……心苦しいって本当に思うなら、黙ってもらえます?」
ティモフェイ
この世界はそれを一つの手段として許容する。
ティモフェイ
世界が認める限りは、それが横行する。
ティモフェイ
「将来に起こる被害を減らすことは、できる」
マキナ
「……あなた達は勝手にそれを目指せばいい」
ティモフェイ
その救済が、マキナの傷痕を癒やすことはないのだ。
ティモフェイ
*マキナの心の疵『疵痕』を抉ります。猟奇で。
小鴨 チカ
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
小鴨 チカ
2d6+4=>7 判定:才覚
DiceBot : (2D6+4>=7) > 5[3,2]+4 > 9 > 成功
小鴨 チカ
1d
DiceBot : (1D6) > 3
メイド6
では判定を。ティーセットはお使いですか?
[ ティモフェイ ] ティーセット : 1 → 0
ティモフェイ
2D6+3+2-2>=7 猟奇で判定
DiceBot : (2D6+3+2-2>=7) > 8[4,4]+3+2-2 > 11 > 成功
[ 小鴨 チカ ] HP : 17 → 16
[ マキナ ] 傷痕 : 0 → -1
メイド6
修正は-3ですが、成功には変わりありませんね。
ティモフェイ
両側から責められてちょっと困った顔をします。
ティモフェイ
「きみを通して、きみと同じような目に遭うかもしれない、将来の犠牲をのみ見つめている」
ティモフェイ
「きみの過去に負った疵を癒やすことなど、考えていない」
マキナ
「本当にご自分の目的以外どうでもいいんだなってよく分かりました!」
ティモフェイ
「自分以外の誰がああいう目に遭っても構わないと」
マキナ
「マキナとチカくん以外はどうでもいいですよ」
マキナ
「何度も言うように、マキナたちには関係ないことです」
マキナ
「どうでもいいと思わないあなた方がどうにかすればいいでしょう?」
ティモフェイ
「だから、きみはあのように襲われたのか」
マキナ
「……ねぇ、本当に心苦しいと思ってます?」
ティモフェイ
「きみが受けた仕打ちは理不尽なものだが」
ティモフェイ
「この上なく効率的な陵辱だったろう」
ティモフェイ
「悪趣味な言い回しとは、思ったがね」
ティモフェイ
「きみたち、口ぶりを聞くに、随分と平和な――」
マキナ
「どうでもいいくせに、簡単に言わないで!」
マキナ
「あなたが救った後の世界なんか、きっとろくでもない」
マキナ
「そんなこと、マキナたちが考えてないと思った!?」
小鴨 チカ
「無神経なのか、狙ってやったのか、どっちだ?」
マキナ
「……ねぇ、あなたの相方最悪ですよ」トイを見る。
マキナ
「こんな人に本当に世界を救わせるつもりですか?」
トイ
「わかりづらいけど、今の、たぶんフォローだから…」
トイ
「いやむかつくのは解る!おこるのは解るんだけど」
マキナ
「言ってることが最悪なのに変わりないですよ」
ティモフェイ
冷めた紅茶を啜りながら、その背を見送る。
マキナ
何度も繰り返し自問して、その度に不安で、恐ろしくて。
マキナ
せめて決戦の間は眠らせておくはずだった不安が首をもたげる。
第2シーン:チカ
小鴨 チカ
「えーと、お茶と、軽くお菓子とかお願いします」
小鴨 チカ
こういう茶菓子とかも、たぶん外だと貴重なモノなんだよな。
メイド8
「口当たりの良いさっぱりしたお茶にしましょうね」
小鴨 チカ
いっつも誰かしらが中座したりしてるので、なんだか申し訳ない。
小鴨 チカ
お茶会ってどうやるんだ?あれでいいのか、お茶会の作法。あれか?
小鴨 チカ
「あれは、ないな。さすがにぼくでもわかる」
メイド8
スライスしたシュトーレンに、紅茶はキャンディ、輪切りのレモンを浮かべて。
小鴨 チカ
「ぼくが疵抱えて一緒に来てほしい、って言ったせいで辛い想いとかは……してない?」
マキナ
強がりも誤魔化しもせず、素直にそう告げる。
小鴨 チカ
「……ありがとうございます、おいしいです」菓子パンをつまむ。紅茶を飲むと、冷えた体にゆっくり染み渡る。
小鴨 チカ
「なんでぼくが、マキナさんに“疵抱えて”一緒に来てって言ったのか……伝えてなかったよね」
小鴨 チカ
「弱ったマキナさんを、自信を失ったマキナさんを、ぼくに縋らせるのに、すごく都合がよかった」
小鴨 チカ
「……マキナさんからしたら、疵は無い方がいいんじゃないの?」
小鴨 チカ
「……ぼくたちの願いも、ひとつ残ってるよね」
小鴨 チカ
ああならなかったら、自分から言うつもりはなかった。
小鴨 チカ
だから、今更になってこんな話をしてる。
小鴨 チカ
「そう思ってほしくて、そう縛り付けようとして言った」
小鴨 チカ
「でも…………いざ掘り返されただけで……」
小鴨 チカ
「……だから、マキナさんは本当は嫌なのに我慢してないかなって」
マキナ
「勝てたら、黙って傷治してもらおっかなって」
マキナ
「でもチカくんはそうじゃない方がよかったんでしょ?」
マキナ
「だから、チカくんが望むならそれでいいかなって思って」
小鴨 チカ
「治したい傷を治せる唯一のタイミングで、あえて放置して」
小鴨 チカ
「さっきお茶会でさ、棄権の話したじゃん」
小鴨 チカ
「で、ぼくたちはお互いしか信じられないから、って辞退したよね」
小鴨 チカ
「あのとき思ったんだ。理屈じゃなくて感情で動いたなって」
小鴨 チカ
「あの人たちが嘘をついてないことに賭けるのは、多分そんなに悪い賭けではなくて……」
小鴨 チカ
「だけど、信じたいものを信じて、ああなった」
小鴨 チカ
「あ、ぼく、マキナさんのことちゃんと信じられてんじゃん、って」
小鴨 チカ
「勘違いだって言ったりとか、逃げられないように予防線張ったりだとか色々したけど」
小鴨 チカ
「いや、フツーに一緒に生きてけるんじゃね?って」
小鴨 チカ
「ま、この経歴が普通ではないので普通が何かはちょっとよくわからんし……トラウマを舐め合いたいのは間違いないんですけど」
小鴨 チカ
「少なくともわざわざ傷残して辛い思いさせるのは違うなって」
マキナ
「傷痕がないと、そう示すものがないでしょう?」
ティモフェイ
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 愛
ティモフェイ
2D6+2>=7
DiceBot : (2D6+2>=7) > 8[4,4]+2 > 10 > 成功
ティモフェイ
1d6
DiceBot : (1D6) > 3
[ ティモフェイ ] ヤリイカエリート : 1 → 0
メイド8
-6つきますね。ティーセットはつかいますか?
[ マキナ ] ティーセット : 2 → 1
小鴨 チカ
2d6+4+2-6=>7 判定:才覚
DiceBot : (2D6+4+2-6>=7) > 9[6,3]+4+2-6 > 9 > 成功
[ ティモフェイ ] HP : 22 → 21
[ マキナ ] 小鴨チカ : 0 → 1
小鴨 チカ
「だってマキナさんぼくのこと大好きじゃん?」
小鴨 チカ
「なんだよー。そういう意味の質問でしょ、元々」
小鴨 チカ
はー、かわいいなあ。めっちゃ幸せかもしれん。
小鴨 チカ
けど、「チカくんがいてくれるなら」を守るためには、まだ仕事が残ってんだなあ。
第3シーン:マキナ
マキナ
ただ動画が再生されているようなもので、向こうから
小鴨 チカ
……さすがに慣れてきたけども、まあ見るたび微妙にテンション下がるよな。
マキナ
歩き回る内に、やがてある場所にたどり着く。
小鴨 チカ
これ温室の知識なかったら何の空間だかわかんねーぞ。
マキナ
温室と言うにはあまりに寂しい場所だが、そう呼ぶほかなく。
マキナ
「まあガラス張りのものがまともな形であるだけ」
小鴨 チカ
「変な館だよな。この世界では要らないはずの施設があって、しかもそれをわざわざ維持してさ」
小鴨 チカ
置き場所とか維持とか大変そうだよなあ。枯らしたらめっちゃ凹みそうだし。
マキナ
「貰った時はきれいだけど枯れちゃうからなあ」
小鴨 チカ
「昔ちっちゃな鉢のサボテン枯らしたときも相当凹んだもん」
マキナ
「まあそういうわけで、花に特別思い入れがあるってわけじゃないんだけどさ」
マキナ
「多分、帰って花を見たら結構感動したりして」
小鴨 チカ
「あ、どうだろうね。考えもしなかった」
マキナ
「帰るぞっていうのが、まずいちばんだから」
マキナ
「あんまりその先の話とかしてないじゃん?」
小鴨 チカ
「……まずはめっちゃ学校休んでるのとか、家への言い訳とか、めんどくさそうだなあ」
小鴨 チカ
「アニメがリアタイで見れなかったから、配信サービスで追いかける事になるしー」
マキナ
「あ、帰ったら100年くらい経ってたりして」
小鴨 チカ
「知り合い全員死んでるやつじゃん……」
小鴨 チカ
「マキナさん、元の世界に大事な人とかいる?」
マキナ
「弟がいる……ってのもちょっと言ったっけ」
マキナ
「……でもまあ、時間の流れが一緒でもマキナの場合は半年か」
マキナ
「家族は家族だから気になるけど……大事な人ってのはちょっと違うかも」
小鴨 チカ
「親しい友達とか恋人とかも居なかった?」
小鴨 チカ
「ううっ、聞きたい……聞きたくない……」
マキナ
「いつか捨てるかもしれないし、捨てられるかもしれない」
小鴨 チカ
そうだよな。小学校とか中学校とか仲良くても、そのあと高校大学まで続くかなんて、あんまり考えない。
小鴨 チカ
そのあとも続かないと困る、って人は、ぼくも初めてかも。
マキナ
*チカの『槇名優子』を舐めます 判定は愛で
ティモフェイ
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
ティモフェイ
2D6+3>=7
DiceBot : (2D6+3>=7) > 10[4,6]+3 > 13 > 成功
ティモフェイ
1d6
DiceBot : (1D6) > 6
[ ティモフェイ ] HP : 21 → 20
マキナ
2d6+3-6>=7
DiceBot : (2D6+3-6>=7) > 6[4,2]+3-6 > 3 > 失敗
ティモフェイ
「これは、詫びるほうが失礼だったな」
マキナ
「しかも言おうとしてから気づいたんですか?」
ティモフェイ
「この国にはない祝い事に向けた、パーティの準備だ」
ティモフェイ
「きみたちとメイドを招きたがっている」
ティモフェイ
「樅の木を飾り、特別な食事を摂り、……」
ティモフェイ
「俺の方に無理強いするつもりはない」
マキナ
「あの人、マジで最悪で顔も見たくないけど」
小鴨 チカ
ひどい言われようだけども、まあマキナさんからしたらそうだよな。
マキナ
「でも、逃げ回っててもどうしようもないし」
小鴨 チカ
まあ招待状の強制招集よりは感じのいい誘い方だったしな……。
小鴨 チカ
「身に着けてるものぐらいしかないけどな……」
小鴨 チカ
モミの木って言ってたしな。雪国だしな。マジであんなイメージで来そう。
マキナ
そういえば時期もちょうどそのくらいになるだろうか。
マキナ
「……はぁ、一回部屋に戻って準備しようか」
マキナ
未来の展望を話す前に、まずは目の前の裁判と対戦相手ということか。
マキナ
「……まぁ、あの二人もいるなら結構マシかな」
小鴨 チカ
「主催者でしょ?好きになれるか自信ないなあ」
小鴨 チカ
まあでも、ギスギスしないように気を付けよう。
小鴨 チカ
しかしデスゲームのお茶会でプレゼント交換とは。
第4シーン:トイ
メイド6
「大丈夫ですよ。トイ様は主賓ですから、ゆっくりお寛ぎになってお待ちください」
トイ
飾りを両手に持ってあっちへ行ったりこっちへ行ったり。
メイド6
長く大きなテーブルの、いわゆるお誕生日席の椅子を引く。
メイド6
「あなた様が開いた会でございますからね」
ティモフェイ
「きみはそこで、どっしり構えていればよいのではないか」
メイド6
「それでは、そうですね。まずはみんなで乾杯してから、ツリーに飾り付けをいたしましょう。それから料理をお持ち致しますので」
ティモフェイ
「脚は下ろして、揃えないでも構わない」
メイド6
「それなら全部お楽しみ頂けるかと存じます」
メイド6
メイドは大忙しで、4人くらいに分身しているようにすら見える。
ティモフェイ
こちらはまだ着席せず、トイトロールの傍に控える。
メイド6
「それではこちらへどうぞ、チカ様、マキナ様、そして名も無きメイド様」
メイド6
元々の豪奢な部屋の調度に対しては、いささか賑やかすぎる飾り付け。
メイド6
しかしそれこそがより、パーティーの色を強めていた。
マキナ
中でも一際目が行くのはやはり、どんと置かれた樅の木の鉢植え。
メイド6
しかし樅の木にはまだ、飾り付けはなされていない。
小鴨 チカ
「地元の祝祭と似てるなって話してたの」
マキナ
チカが説明してくれたので、それ以上は何も言わなかった。
メイド6
「まずはご着席頂ければ幸いです。お飲み物をお持ち致しますが、いかがなさいますか?」
メイド6
「伝統的な蒸留酒がございますが、お二人はあまり、お酒は嗜まないと伺っております」
小鴨 チカ
……この飲み物といい……ところどころ、こっちの文化と交差するから不思議だ。
ティモフェイ
決戦を明日に控えているとは思えないような、他愛ない会話。
マキナ
そもそもさっきのお茶会での話などもすっかり忘れていそうな顔。
マキナ
せっかくのクリスマス(っぽいお祭り)だから、あの人がいなければもう少し楽しめるだろうにな~。
メイド8
「それでは私もジンジャーエールをいただきましょうか」
ティモフェイ
まあその視線など当然我関せずに扉の方を見ています。
ティモフェイ
「しきたりに従って蒸留酒にしておこう」
メイド5
仮面を取り去ったメイドが祝祭に彩られた部屋の扉をくぐる。
後ろに5号室の救世主だったふたりを連れて。
ティモフェイ
仮面を外したメイドの姿に、眉を上げます。
シャルル
5号室のメイドに伴われ、祝祭の場に足を踏み入れる。
アレクシア
シャルルとほぼ同じくして、しかしこちらは、やや戸惑ったふうに。
シャルル
「どうも、トイトロール様。お招きありがとうございます。」
シャルル
「はは、流石に呼ばれるとは思ってなかったけ。」
マキナ
「”また”会えましたね」と、アレクシアを見て。
メイド5
トイトロールの下僕たるふたりに倣って頭を下げる。
ティモフェイ
「人が多い方が楽しいと譲らなくてな」トイトロールを示し。
シャルル
「ティモフェイさんに、マキナさん。あと……チカさん、か。」
トイ
「大勢よんだ方がたのしいから呼べるかぎり呼んだ!」
マキナ
ムカつく人間の割合が下がったのでやや雰囲気が和らぐ。
メイド6
「席はこちらでございます。どうぞおかけになってください」
アレクシア
はしゃぐトイトロールを横目に見ながら、マキナに微笑んで。
メイド6
「お飲み物を伺っております。伝統的な蒸留酒の用意がございますが、いささか強いものでして」
メイド5
自分に用意された席に、戸惑いながらも座る。
アレクシア
「……強いものは、遠慮します。何か、軽いものを」
ティモフェイ
メイド6以外が着席したのを認めて、音もなく椅子を引く。
ティモフェイ
マントの裾を押さえながら腰を下ろした。
トイ
メイド5さんが持成されているのを見てなんだかおお~、と思っている。
アレクシア
「……あなたが気に入ったなら、よかった」
シャルル
「綺麗だったさ。二階からでもはっきりと見えた。」
メイド6
飲み物を用意する。トイにはサングリア、ティモフェイとシャルルには蒸留酒を。チカとマキナとメイドにはジンジャーエール。アレクシアにはベリー仕立てのカクテルを。そして5号室のメイドには赤ワイン。
マキナ
マキナは女子会をした相手を見殺しにしたのだが。
アレクシア
「…………」 言葉はない。ただ深まる、淡い苦笑。
メイド6
6号室のメイドが手にしているのは、トイトロールと同じサングリア。フルーツがたっぷり、花の香りに、蜂蜜の。
マキナ
本当に応援されたかったわけでもないので、それ以上は口をつぐんで
ティモフェイ
言葉選びに少々疑問をいだきましたが黙っておきます。
ティモフェイ
手袋を外した手で、蒸留酒のグラスを取る。
メイド5
赤ワインのグラスをぎこちなく手に取る。
この細いところを持てばいいのだろうか。
トイ
「良い事だとおもったけど…困らせたみたいだったし」
マキナ
「……トイさんに謝られることはないですよ」
メイド8
8号室のメイドは先ほどからずっと5号室のメイドを見ている。ジンジャーエールを手に持つ。
トイ
「春誕節には憎しみあってるヤツとか、敵同士も休戦するのが習わしだし!」
トイ
「春誕節には奇跡が起きるっていうのがお約束だし」
トイ
「モミの木に飾りつけしながらお願い事するんだ」
トイ
「オールドメイドゲームの奇跡ほど確実なやつじゃないけど」
トイ
「ってかんじで~~~、この場だけ休戦きぶんで!」
小鴨 チカ
…………殺し合う相手と仲良くなるのは、しんどいんだけどなぁ。
マキナ
はい、と言われてすぐ切り替えられるものでもありませんが、
シャルル
グラスを掲げてから口元へ。
蒸留酒をひとくち。
アレクシア
控えめに掲げたグラス。口元へ運んで、軽く、一口。
マキナ
そういえば勧められるままに紅茶ばっかり飲んでたけど、それ以外ももらえるのか。
マキナ
そりゃそうだ、という感じのことを今更に思う。
小鴨 チカ
少しピリッと来る。市販のジンジャーエールより生姜っぽい味だ。
メイド5
そっと、一口。
何も形容することができない、これが葡萄酒。
ティモフェイ
ひと口、ふた口飲み下してから、ほうと息をつく。
小鴨 チカ
そっか、ゲームの生き残りはこれだけか。
メイド6
一口飲み、立ち上がり、そそくさと次の準備に移る。
マキナ
あの人ずっと黙って飲んでてくれたらいいのにな。
ティモフェイ
「皆が気安く飲めるようになると良いな」
ティモフェイ
と、その芳醇な色合いに視線を落としながら。
メイド6
デキャンタに多く作ったものから注いでわたした。
マキナ
実際のところ、トイに謝られるようなことがあったとは思わないのは本当のところだ。
マキナ
むしろ、以前に会話をした時に慈悲を乞うたのはマキナの方であり。
メイド6
箱の中でひときわ目立つのは、樅の木のてっぺんにつける大きな星の飾りだろう。
マキナ
だから、まあ……ムカつく相手がいる場であるが、一応言われたままに従っている。
ティモフェイ
「この国では、星もろくに見えないが」
ティモフェイ
「この一式、救世主の誰かが思い描いたものかね」
メイド6
「それらすべて、ここに知識に残るものではございません」
メイド6
「あなたがた救世主の願いが、奇跡を起こすのです」
ティモフェイ
その奇跡の所有を巡って、まさに明日、相争うのだが。
メイド6
「グラスいっぱいの水、紅茶でさえ、本来ここにはあり得ぬもの」
メイド6
順繰りに回る。モール、オーナメント、リース。それからLEDの電飾も入っている。
ティモフェイ
ツリーに巻きつける銀色のモールを取ります。
アレクシア
リボンの付いた、金のベルのオーナメントを。
メイド6
電飾がここに混じるのは、このパーティにクリスマスを見た8号室の記憶故。
メイド6
滅びゆく堕落の国に何かを齎すのは救世主に他ならない。
メイド8
8号室のメイドは、エプロンドレスの少女のオーナメントをとる。
メイド5
箱に余った鈴を手に取る。ちりちり、と鳴らしてみる。
マキナ
横から手を出して、ちょいちょいとなおしていく。
シャルル
「ティモフェイさんのと被らない方がいいよな。うーん……左巻きにするか。」
ティモフェイ
モールだしね、最初に巻くのがいいでしょう。一番最初にツリーに装飾を施し始めます。
ティモフェイ
「トイトロールの花冠を編んだのはきみだろう」
小鴨 チカ
「くそう、巻き方ググらせろ。せめてクリスマスツリーの見本画像を見せろ~」
シャルル
「はは……そりゃ嬉しいね。まさか、アンタに褒められるとは思わなかったよ。」
アレクシア
オーナメントを手に、シャルルの傍らにそっと佇んで、ツリーに飾りが巻かれていくのを見ている。
ティモフェイ
白い指先が枝をかきわけ、クリスマスツリーにモールを巻きつけていく。
マキナ
「さてはチカくんこういうの慣れてないな~?」
ティモフェイ
まあ、ほどほどなもんじゃないでしょうか。
小鴨 チカ
「クリスマスパーティーの飾りつけ、やったことないよぉ!」
ティモフェイ
というようなところでツリーから離れてシャルルに目配せを。
マキナ
「うんうん、帰れたらマキナと毎年やりましょうねえ」
シャルル
ティモフェイのモールが巻き上がってからツリーに近づき。
逆撒きに。綺麗に正面で交差するように。
なるべく対象になるように。
空色のモールを巻いていく。
小鴨 チカ
「くそう。彼氏とかいるとこういう経験が増えていくのか?こいつらみんなリア充か?」
アレクシア
わあわあしているチカとマキナを邪魔しないように、逆サイドからオーナメントを吊るしていく。
ティモフェイ
流石に彼らには口を挟まないで引いたところから見ています。
小鴨 チカ
「このもじゃもじゃに合わせていくと綺麗な感じになるのかなあ」
マキナ
「まあ等間隔で巻いてあればちゃんときれいになるよ」
マキナ
「てっぺんにひっかけてこう……ぐるっと巻いていく感じで」
シャルル
役目を終えて、オーナメントを飾り付けるアレクシアの傍に。
小鴨 チカ
手元に集中できるのはありがたい。下の方がぐちゃーってならずにすむ。
小鴨 チカ
「意外と重労働ですね!」救世主の体力はこんなところでも役に立つんだなあ!
アレクシア
小さくうなずいてから、オーナメントのひとつをトイに手渡す。音の鳴るもの。
マキナ
ふたりでぐるぐると電飾を巻きつけていく……
メイド5
アレクシアの近くでオーナメントを手伝っている。
アレクシア
二色のモール。巻かれつつある電飾。その間に、バランス良く。
小鴨 チカ
「ほらぁ!!!!へたくそじゃない!!!!!」
小鴨 チカ
「急に優しい言葉をかけられるとそれはそれでびびるんだが……」
メイド8
メイド8は儀式の力を使った完璧な美センスでオーナメントを配置しました。
メイド6
メイド6はこっそり隠し持っていた、雪の結晶の飾りを、至る所に。
マキナ
チカくんに電飾から伸びたコンセントプラグを渡します。
マキナ
「そこまで向こうに花を持たせる気はないし~」
トイ
この数日、雪降る6号室に共にあり続けたメイドの…
ティモフェイ
ツリーに巻きつけられた電飾の色とりどりの光を受けて、
マキナ
まさかこの国でこんなものを見ることがあろうとは。
ティモフェイ
ちらとメイド6に視線を向けたが、すぐに表情を緩め。
ティモフェイ
肩のマントを外した。トイの前にしゃがみ込む。
ティモフェイ
声をかけて、ゆっくりと腰を上げていく。
ティモフェイ
高すぎてもやりづらいだろうと中腰を保つ。
ティモフェイ
同じ顔のその様子だけ見れば、仲睦まじい双子の兄弟のように映るだろうが。
トイ
同じ顔の上で手を伸ばし、モミの木のてっぺんへ
ティモフェイ
自分の肩の上でガッツポーズしてる気配がある。
マキナ
もちろん嫌味のつもりで言ったのだが、大して効果はなかったらしい。
ティモフェイ
すぐにまた腰を落として床に膝をつき、ほら、と。
ティモフェイ
邪魔にならないようにツリーの前からどきます。
小鴨 チカ
「はぁ~!?こっちの電飾こそベスポジですしぃ」
ティモフェイ
と5号室の二人に振ったものの、振ってから所有物だったな、と思いだしています。
ティモフェイ
「俺がどうこう言うよりはましだろう」
シャルル
「結局、バランスだし。まあ……どっちかが悪かったら。」
メイド6
「ティモフェイ様はむしろ、たまにはトイ様に贔屓して見せた方がよろしいのでは?」
ティモフェイ
「……まあ、そうだな」メイドに少しだけ眉を下げて。
ティモフェイ
それにしてもうまいこと言うな、とシャルルに思いました。
小鴨 チカ
もっと恨ませる感じのこと言えよ、ちくしょう。
メイド6
それから各自が席に着くと、晩餐の準備が始まる。
メイド6
ガチョウのロースト。焼いた果物や葉野菜などの詰め物がされ、こんがりと焼かれている。
ティモフェイ
蒸留酒をまた少し飲みながら、運ばれてくる料理を見ている。
メイド6
同じく丸焼きにされているのは子豚。頭もそのまま焼かれているが、眼には黒々とした葡萄が詰められている。
マキナ
「……一緒にとれば、襲撃を警戒しながら食事しなくていい」
ティモフェイ
言われたな、と思いました。相槌は打ちませんが。
メイド6
肉や魚のたっぷりつまったパイはバターと小麦の香りを漂わせ、
メイド6
真っ赤なサラダはビーツやにんじん、ジャガイモなどをピクルスにしたものだ。ほぐしたニシンも添えられている。
マキナ
4号室が相手の時は終始警戒しっぱなしで、1号室の時はそれどころではなく、
マキナ
……まあたしかに、急に呼び出される心配をしなくていいのは多少気が楽かもしれない。
メイド6
それから春誕節に欠かせないのは甘い粥だ。蜂蜜やナッツ、レーズンなどが加えられた小麦の粥。小麦は雪を、蜂蜜は春を象徴する、儀式としてのメインディッシュ。
小鴨 チカ
ここ来てから、ずっと美味しいもんが安定して運ばれてくるから、外が食糧難っていう話があんまりピンときてないんだよな。
ティモフェイ
見慣れたメニューに気持ち笑みを深めた。
ティモフェイ
隣には救世騎士の格好をした男がおり。
マキナ
はちみつがかかってるから多分甘いんだろうけど、お粥と甘味の印象が結びつかず、じ……と眺めている。
メイド6
「料理は以上でございます。どうぞ心ゆくまでお楽しみください」
トイ
「おふくろの味ってやつだよな~~」6号室にとって。
マキナ
「オートミールって名前は聞くけど食べたことない」
マキナ
「さすがに何もかも一緒ってわけじゃないですね」
ティモフェイ
「従来どおりであれば、味がしっかりついているはずだが」オートミールと違って。
マキナ
こういうのを改めて説明するとき不安になる。
小鴨 チカ
「地域とか宗教とかによっていろいろあるらしいよ」十字切ったりとかするんだよな。縦が先だっけ、横が先だっけ?
ティモフェイ
異世界の作法を経て、自分の世界の食事を口にする。
小鴨 チカ
う。ぼくが考えた風習ってわけでもないのになんだか恥ずかしい気分だぞ。
マキナ
みんなでいただきますしてるとなんか給食みたいな……。
ティモフェイ
口の中にやわらかく煮えた穀物の感触、蜂蜜とレーズンの少ししつこいくらいの甘ったるさ。
ティモフェイ
この過剰ともいえる甘ったるさが厳しい雪に凍えた国には必要だった。
アレクシア
口に含んで、若干不思議な顔をしている。
マキナ
外国のやたら甘いお菓子、みたいなフレーズが脳裏をよぎりました。
ティモフェイ
「……慣れないかね、やはり」七人に。
シャルル
ふたくちめからは、ナッツを一緒に口に入れることにした。
マキナ
食べ慣れない味のお粥をちまちまと口に運ぶ。
ティモフェイ
「春の訪れは、俺達の国にとってはそうだ」
マキナ
ティモフェイの問いは無視して食べています。
メイド5
美味しい……ふたくち、みくちと食べている。
マキナ
ご飯と思うから難があるのであって、そういうスイーツだと認識を切り替えれば食べれる。
ティモフェイ
「口に合わないのは悪いことではないが」
シャルル
「アレクシアも、ナッツと一緒の方が美味いぞ。」
ティモフェイ
「故郷の味を楽しんでもらえた方が、嬉しい」
ティモフェイ
まくまくと粥を口に含み、嚥下してから蒸留酒をちびちびと。
アレクシア
だんだん食べ慣れてきた。ゆっくりとではあるが、匙が進む。
ティモフェイ
「その方が主催も喜ぶだろう」と、トイトロールに視線をやり。
トイ
主賓は食べ物に興味を奪われて、もてなしの心をわすれている。
ティモフェイ
6号室のメイドを促しましょう。よろしくお願いします。
メイド6
豚、ガチョウ、サラダにパイ、それぞれを取り分けていきます。
ティモフェイ
ナフキンの端でやわらかく拭き取って、
トイ
なんか猫がマーキングとかするかんじのうごきで顔をぐい~っとしといた。
マキナ
取り分けられたものをもくもくといただいています。
メイド8
「世話をされる側に回るのは、落ち着かないですね」
シャルル
「どうも」と言って結構遠慮なく肉などを食べている。
トイ
「春誕節には大体みんな仕事を休むんだ」
メイド8に。
メイド6
一方6号室のメイドは生き生きと飲み物を注ぎ、食べものを配り、その合間にご飯を食べます。
ティモフェイ
トイのぶんのサラダを取り分けてやっています。
メイド5
「ええ……そうですね」
8号室のメイドに応える。
小鴨 チカ
やべ。このペースで食うとあっという間におなかいっぱいになりそう。
ティモフェイ
トイの目の前にサラダの皿を置きながら、
ティモフェイ
「この人数ではさすがに食べ切れないか」
アレクシア
シャルルを見つつ。……案外食べるんだよなあ、と思っている。
マキナ
と思ったけど、この人初戦の時に3人前食べてたな……。
トイ
「大勢よんだ方がたのしいから呼べるかぎり呼んだんだ」
ティモフェイ
3人前食べたの、対戦相手だから逆に知らない。
メイド6
「トイ様、それよりも先に、プレゼント交換をいたしましょう」
メイド6
「プレゼントは我々しか用意しておりませんからね」
トイ
そうだったそうだった、とメイド6にいざなわれるままに。
トイ
カチカチとフォークとナイフを合わせて鳴らす。
メイド6
「それでは各自、この袋にプレゼントをお入れください」
ティモフェイ
テーブルの下から用意したプレゼントを出す。ちょっとした小包くらいのサイズで、重くはなさそう。
メイド6
「袋に入れましたら、それぞれ樅の木の下におきまして」
メイド6
「紐をこのように、伸ばして置いてくださいませ」
マキナ
小さめのプレゼントを袋に入れて、ツリーの下へ。
トイ
たのしい…!メイドさんの説明を聞いてる時点でわくわくである。
シャルル
青と赤のリボンで簡易にラッピングされたプレゼントを中へ。
アレクシア
小さく軽い包みを、袋の中に。ツリーの下へ。
メイド5
布でくるんだだけの仮面を袋に入れて、ツリーの下へ。
メイド6
メイドは紐をごちゃごちゃにませて、シーツを広げて隠す。
メイド6
「それぞれ順番に、シーツの中から紐の頭を探って掴んでください」
メイド6
「全員取ったらシーツを外します。それがあなたへのプレゼントになります」
トイ
Choice[トイ,ティモフェイ,マキナ,チカ,アレクシア,シャルル,メイド6,メイド8,メイド5]
DiceBot : (CHOICE[トイ,ティモフェイ,マキナ,チカ,アレクシア,シャルル,メイド6,メイド8,メイド5]) > シャルル
ティモフェイ
Choice[トイ,チカ,マキナ,アレクシア,メイド5,メイド6,メイド8]
DiceBot : (CHOICE[トイ,チカ,マキナ,アレクシア,メイド5,メイド6,メイド8]) > チカ
小鴨 チカ
Choice[トイ,ティモフェイ,マキナ,アレクシア,メイド5,メイド6,メイド8]
DiceBot : (CHOICE[トイ,ティモフェイ,マキナ,アレクシア,メイド5,メイド6,メイド8]) > メイド6
マキナ
Choice[トイ,ティモフェイ,アレクシア,メイド5,メイド8]
DiceBot : (CHOICE[トイ,ティモフェイ,アレクシア,メイド5,メイド8]) > アレクシア
シャルル
Choice[トイ,ティモフェイ,マキナ,メイド5,メイド8]
DiceBot : (CHOICE[トイ,ティモフェイ,マキナ,メイド5,メイド8]) > マキナ
アレクシア
Choice[トイ,ティモフェイ,メイド5,メイド8]
DiceBot : (CHOICE[トイ,ティモフェイ,メイド5,メイド8]) > トイ
メイド6
Choice[ティモフェイ,メイド5,メイド8]
DiceBot : (CHOICE[ティモフェイ,メイド5,メイド8]) > ティモフェイ
トイ
袋から取り出し、青と赤のリボンを乱暴にぐいとほどく。
シャルル
金属でできているらしい箱は見た目よりもずっと軽く、中身はもっと軽い。
シャルル
昆虫の脚を参考にして作られた細かい起毛は触れている感触もほとんどなくぴったりと肌に張り付き。
耳元を覆うように空間を密閉する。
シャルル
装着すれば、重さは眼鏡とそう変わらない。
細かい物音まではっきりと聞こえ、慣れればその方角さえ察知することは容易だろう。
シャルル
この『戦闘用の収音機』は『シャルル』が故郷からたまたま持ち込めたもののひとつだった。
シャルル
軽く髪をあげて、自分につけているものを見せる。
シャルル
「お揃い。なんか、耳につけると音がよく聞こえるようになるっぽい。」
シャルル
「でもなんか、大きすぎる音は聞こえにくいっぽくて。」
トイ
シャルルは銃などを使っていた。ああいうものの炸裂でみみがやられないやつ。
ティモフェイ
手繰り寄せたプレゼントを改めています。チカくんのなんだよな。どんな感じですか外観?
小鴨 チカ
「あはは。ティモフェイさんとこはぼくのやつか」
小鴨 チカ
「いやさー、迷ったんだよね。ぼく、この世界には手ぶらで来たから、特に面白いもんも持ってないし、身に着けてるもの渡すのもなんか違うし」
小鴨 チカ
「で、ほら。さっきさ、地元の祝祭に似てるなーって話したじゃん?」
小鴨 チカ
「だから、地元っぽいアイテムをね。そういえばと思ってメイドさんに探してもらったんですよ」
ティモフェイ
では相槌を打ちながら包装をひらきましょう。
小鴨 チカ
「それ、ぼくのチョイスです。いやーティモフェイさんに当たったかあ。よかったなあ」
ティモフェイ
喜ばれる理由が気になったか、開いたその中身を覗き込み。
???
黒を基調としたセーターに、緑の差し色。表面にはでかでかと、猫が目から放った光線でプレゼントを燃やす絵が描かれている。
マキナ
一応お互い見せないようにしていたので、ペアとは言え何も知らず。
ティモフェイ
「そうなのか……」まじまじ眺めています。絵柄を。
メイド8
「それはおしゃれすぎるってなんども……」
小鴨 チカ
「猫は目からビームを出すもんなんだよ!!」
アレクシア
だんだん笑いを堪えられなくなっている。
トイ
震えながらティモフェイの肩をぽんぽんと叩いた。
ティモフェイ
よく分からないまま自分の身体に当てて見下ろしている。
メイド6
「ああ、それは私のプレゼントでございますね」
メイド6
ここ刺剣の館での写真がたくさん納められている。
メイド6
「私は刺剣の館のメイドでございます。ここで起きたことが、私の全て」
メイド6
「差し上げられるものもまた、他にはございません故」
メイド6
「祝いの場のプレゼントですから、それに相応しい写真を選んだつもりです」
メイド6
「あなたがたにはあるいは忌まわしい記憶となるかもしれませんが……」
メイド6
「それがすべてではなかったと、思って頂ければ」
小鴨 チカ
「…………今はまだ、全部を見るのは勇気が要るかな」
小鴨 チカ
「……いつか、ちゃんと見ようと思ったときに、貰ってよかったな、って思うときが来るかも」
小鴨 チカ
「その時になっても、メイドさんには感謝が言えないんだけどね。だから、ありがと」
小鴨 チカ
「これ、もしぼくたちが負けたら、あげるよ」
小鴨 チカ
「こっちも、戦いでは遠慮しないからね」
ティモフェイ
「敗者からの戦利品は、大切に貰わねばな」
小鴨 チカ
「敗者にはなりませんけどね!はい、次どーぞ」
マキナ
「そうだそうだ~」紐を引いて、プレゼントを手元に。
アレクシア
袋の中には、丁寧に折りたたまれた、アイボリーのハンカチ。
アレクシア
赤いリボンでくるりと留められたそこに、薄紅色のドライフラワーが一輪。
マキナ
この場で一番ほしかったのはチカのものだが、中身がアレだったことを思うと
アレクシア
端に、金色の糸で。一枚の羽が、刺繍されている。
マキナ
リボンは留めたまま、まじまじと眺めています。
シャルル
袋の中に手を入れて、小さな包みを取り出し。
マキナ
「ここだといくらでも出てくるものなのですけど……」
シャルル
「マキナさんが、持ってきたやつなのか?」
マキナ
それは、マキナがこの堕落の国へやってきた頃。
マキナ
マキナを保護しようとしたとある少女の持ち物だったものだ。
マキナ
少女は裁判でマキナ達に奪われ、彼女の所有していたものはすべてマキナ──の主人だったヨハンのものになった。
マキナ
「ちょっと持って帰りたくないな~って気持ちがあって、だから」
マキナ
「まあ、気にせず飲んでくれる人にあげてしまおうかと」
シャルル
それは、この館においてとても、意味のあるものに思えた。
マキナ
「確か、紅茶を淹れるのがお上手なんだとか」
マキナ
「じゃあ、シャルルさんに貰ってもらえて良かったです」
シャルル
「あとで、アレクシアといただくよ。ありがとう。」
トイ
アレクシアの手繰りよせたのは、やわやわと雪模様の包装紙につつまれた、少し重たい小包。
トイ
1回戦でアレクシアさんを見世物にした対価にもらったやつ!!
トイ
妖精をかたどったそれは、ねじをまけば澄んだ音で可愛らしいメロディをかなでます。
マキナ
流石に観戦者の立場ではあれの入手経緯までは記憶してない。
ティモフェイ
こちらはさすがに覚えており、あれってあの時のだな……と思っています。口には出しません。
小鴨 チカ
あっ!今のトイさんの反応でわかった!!
シャルル
「アレクシア、そういうの好きなんじゃないか?」
ティモフェイ
密かに指を立ててしーってします。しーって。
アレクシア
「…………」 まあ何か、複雑げな気持ちであることは察しつつ。
アレクシア
「……今はただ、きれいなだけの、素敵なプレゼントよ」 そう言って、笑う。
マキナ
なんかチカくんが見られてるな、と思い首をひねっていました。
メイド8
中に入っているのは、布に包まれたティーセットです。
ティモフェイ
意外というか、なんというか。眉を上げた。
小鴨 チカ
うちのメイドさん、特に厳格なイメージあったけどな。
メイド5
紅茶なんて飲んだこともなかった。
仮面のない今は淹れることすらできない。
メイド8
「恐らくはこの館は、この世界が出来たときからここにあるとされています」
メイド8
「ある世界から描かれ、映し出されたとされるこの世界において」
メイド5
「このティーセットはオールドメイドゲームのすべてを見てきたのですね」
マキナ
なるほど……と言ってるけどやっぱりあんまり価値観が理解できてない。
メイド8
「ふふ、まさかあなたが当たるとは思いませんでしたが」
メイド8
「刺剣の館のメイドとしてこれくらい許されるでしょう。どういたしまして」
メイド5
「お古のメイドにはちょうどいい代物でしてよ」
メイド8
開封するよりも前に、5号室のメイドを見やった。
メイド5
仮面。5号室のメイドが持っていたすべて。
メイド6
6号室のメイドもまた、口を噤んでそれを見ている。
メイド5
仮面のない瞳が8号室のメイドと6号室のメイドを見つめる。
マキナ
仮面が自分たちのメイドに渡ったのをなんとも言えずに見つめている。
ティモフェイ
柔らかく軽いプレゼントが、白い布にくるまれて空色のリボンで留められている。
ティモフェイ
やはり謝るのも、なにか違う気がするが。
ティモフェイ
彼女にとってはあまり心躍る結果ではなかっただろう、と思う。
ティモフェイ
なにせ、ティモフェイは6号室のメイドにプレゼントの用意を任せたのだから。
ティモフェイ
「面白みのない結果だろうな、と……」
トイ
自分で用意した他人のプレゼントが自分にまわってくる…無常…
ティモフェイ
包装から出てくるのは、ティモフェイのマントと同じような薄青色のマフラーだった。
ティモフェイ
カシミアのような手触りのその端に、白い糸で刺繍が施されている。
ティモフェイ
その刺繍もまた、この6号室のメイドにまかせていた。
ティモフェイ
「つい習慣で防寒具を贈ってしまったが」
ティモフェイ
「救世が済んだら、春が来るのだよな……」
トイ
「それを使用人さんの目に焼き付けて…プレゼントとしろ!」
ティモフェイ
トイを見てから、手元のセーターを見下ろします。
ティモフェイ
トイを見てから、6号室のメイドを窺いましたが
ティモフェイ
騎士然と髪をくくったままの男の胸元に、
ティモフェイ
セーターの裾をつまんで引っ張っている。
ティモフェイ
「プレゼントを燃やすのは、なにかおかしくないか……?」
アレクシア
「ふっ、……ふ、っく……」 口元を押さえる。
シャルル
「はははは、なんかほら。鏡とか……ほら。」
マキナ
「この後ずっと着てらしたらいいんじゃないですか?」
シャルル
「ア……アンタ、そういう事をさ……っふふふ」
マキナ
ムカつくところがおもしろさに変換されてる!
シャルル
「それ、着たまま優勝したらさ……一生残るじゃん。」
シャルル
「救世騎士の、神聖な衣装って……っふふふははは。」
ティモフェイ
首をひねってはセーターの柄を見下ろしていましたが、
ティモフェイ
そう笑う胸に、目からビームを出す猫。
ティモフェイ
メイドに手伝ってもらいながらダサセーターを脱ぎ、
メイド6
もう一度脱ぎ着を手伝い、ダサセーターを受け取り、
ティモフェイ
元の服に戻りました。マントを羽織る。
メイド8
2人のメイドは各人のプレゼントを集める。
メイド6
2人のメイドが出て行き、それから戻ってくる。
トイ
そうして彼らがささやかながら光あふれる
楽しいひと時を過ごしてた時。
トイ
『大勢よんだ方がたのしいから呼べるかぎり呼んだんだ』
トイ
「マキナの知合いだってやつらが来たいって。」
ありす様のペットたち
体の見えるところに番号の刻まれた…
ありす様のペットたち
シャルルの持つものを見て、ひとりの末裔が
ありす様のペットたち
「ありす様の!」
「ありす様のものだ!」
ありす様のペットたち
「返せよ!」
「ありす様の…」
ありす様のペットたち
一人が泣きだしたのにせきを切ったように、全員がわあわあと声をあげる。
ありす様のペットたち
止める間もない勢いで、とどまらない、勢いでまくしたてる。
ありす様のペットたち
「見てたんだ…」
「ぼくたち…」
シャルル
渡しそこなった缶を、顔の横くらいにあげる。
ありす様のペットたち
「信じるとか、信じないとか」
「ひどい、ひどすぎる」
「ぼくたちだってありす様をしんじてた!」
「ありす様だってあなたをしんじた」
アレクシア
「……っ!」 傍らのシャルルに向けられた視線。叫びに近しい声。
ありす様のペットたち
「ヨハンだって…」
「…ヨハン様、だってあなたをしんじて」
ありす様のペットたち
「ありす様はあなたを信じて、他の2人をみているよう申し付けたのに」
ありす様のペットたち
「ニベンズ様はあなたたちのために、コインを返したのに」
ありす様のペットたち
子夏は勝手に出て言った気もする。
ありす様のペットたち
元の世界の彼氏も裏切っているらしい。
ありす様のペットたち
「堕落の、国、、救うって……」
「救えるって…」
「……でも」
ありす様のペットたち
「あんた他の人は関係ないだって?」
「……ぼくたちにはあんたは関係ある…」
「どうでもいいって…」
ありす様のペットたち
マキナが裏切りを改めても、裏切られた人間はまだその中にいる。
ありす様のペットたち
「ぼくたちは裏切られた…」
「あんた帰ってそれで」
「あと10年とか20年とかしたら」
「やっぱりちがう、とか思ったら」
「またうらぎって乗り換える」
ありす様のペットたち
「ふつうだったらそれでいいか知らないよ」
「だけど、だけど」
「いまは」
ありす様のペットたち
「ぼくたちを、末裔をふみにじっていく」
「一生大切にできないもののために、他の人の一生からすべてをうばう」
「どうでもいいって、どうでもいいって…」
ありす様のペットたち
「…恨んでやる…」
「お前たちの元の世界も」
「終わればいい」
ありす様のペットたち
「お前たちの家族も死ねばいい」
「そう願ってやる。そう願ってやる。」
ありす様のペットたち
奇跡のちからはないから、恨むだけ。
ありす様のペットたち
「どうかお前たちが幸せになりませんように」
「どうかお前たちにどのような満足もおとずれませんように」
ありす様のペットたち
「お前が勝手にすがったものが」
「お前に一番のむくいになりますように」
「おまえのようなやつの」
ありす様のペットたち
「お前が『信じよう』っておもったものが」
「お前が『これだけ』っておもったものが」
ありす様のペットたち
「お前を苦しめる為にあたえられたものでありますように」
ありす様のペットたち
「お前とその男の子供が、
ありす様のように
嬲り殺されますように!!」
ありす様のペットたち
*マキナの心の疵『小鴨チカ』を抉ります。判定:才覚
小鴨 チカ
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
小鴨 チカ
2d6+4=>7 判定:才覚
DiceBot : (2D6+4>=7) > 6[2,4]+4 > 10 > 成功
小鴨 チカ
1d
DiceBot : (1D6) > 6
[ マキナ ] ヤリイカエリート : 1 → 0
ありす様のペットたち
2d6+3-9=>7 判定:才覚
DiceBot : (2D6+3-9>=7) > 6[5,1]+3-9 > 0 > 失敗
[ 小鴨 チカ ] HP : 16 → 15
小鴨 チカ
「るっせーーーー!!!!!!!!!!!」
シャルル
これは『お茶会』だ。
自分が口をはさむ場ではない。
アレクシアを後ろに隠して。
紅茶の缶はしまい込む。
マキナ
塞いだ手のひらの上からも、チカの声が聞こえた。
小鴨 チカ
「初対面の人に呪いの言葉をかけるんじゃありません!」
ありす様のペットたち
「マキナ様だ」
「マキナ様だ!」
ありす様のペットたち
「マキナさまがにくいから、」
ありす様のペットたち
「おまえのこともにくいんだ!」
ありす様のペットたち
強く命じられれば、それは末裔の本能。
ありす様のペットたち
いつかマキナがありすを倒し、そして起き上がらせ、ヨハンに掃除を命じられた時とおなじように。
ありす様のペットたち
なすすべもくなく、泣いて命令に従う。
小鴨 チカ
「ヨハン様と一緒にいたころに、従えてた末裔?」
小鴨 チカ
「で、そのまま忘れて置いてくつもりだったと」
マキナ
かつて、ありすに幸せに飼われていた末裔たち。
マキナ
しゃくりあげながら、ごめんなさい、ごめんなさい、と繰り返す。
マキナ
マキナがこの世界を捨てる以上、彼らにしてやれることもまたなにもない。
小鴨 チカ
みんながみんな、観客席で人の死を見て賭け事を楽しむような奴であってくれたら、どんな良かった事か。
小鴨 チカ
来たばかりの世界で、ぼくにひどいことをした世界だ。愛着なんて、何もないはずだった。
小鴨 チカ
運よく救世主にしがみつかないと生き残れないような、無力な存在がいる。
ありす様のペットたち
「堕落の国を、すくってください…」
マキナ
マキナが裏切らなければ今も生きていたのかもしれない。
ありす様のペットたち
「おねがいします、おねがいします…」
マキナ
その庇護下で彼らは生きていられたのかもしれない。
マキナ
どうでもいい、切り捨てるはずだった存在が目の前にいる。
ありす様のペットたち
ペットたちとマキナと。共にひざを折って、どちらもが乞うている。
マキナ
マキナのせいで庇護してくれる救世主を失った末裔たちを、
小鴨 チカ
「…………マキナさんの調子が悪い。ぼくたちは、部屋に戻るよ」
ティモフェイ
トイトロールの表情に、すべてを察した。
シャルル
あの日、彼と話していなければ。
俺も、そう思っていただろう。
マキナ
溢れる涙を拭いもせず、手を引かれて去っていく。
ありす様のペットたち
…そのうち、末裔もメイドたちに連れられて退場させられるだろう。
メイド8
8号室のメイドも、2人に伴われるように去る。
ありす様のペットたち
呪詛と赦しを乞う末裔たちの姿だけが
ありす様のペットたち
くりかえしくりかえし、消えては現れる。
メイド6
というわけで、お茶会ラウンド1終了です。
メイド6
今日はここでお開きにする予定でございますが。
メイド6
第2ラウンドの行動順だけ決めましょうか。
マキナ
1d99
DiceBot : (1D99) > 2
ティモフェイ
1d99
DiceBot : (1D99) > 42
小鴨 チカ
1d99
DiceBot : (1D99) > 28
トイ
1d99
DiceBot : (1D99) > 57
メイド6
お茶会第2ラウンドは、トイ様、ティモフェイ様、チカ様、マキナ様の順になります。