Dead or AliCe
『16人の救世主』

裁判

メイド1
そして1号室、8号室のメイドが現れる。
メイド1
ガラスを踏み割る音は、観客の歓声で聞こえない。
メイド8
「24時間が経過し、お茶会の時間が終了しました」
メイド1
「救世主の皆様も、お集まりですね」
メイド1
そこに3号室、6号室のメイドの姿はない。
メイド1
その2人は、窓の割れたそれぞれの部屋を掃除している。
メイド8
「これより裁判となりますが、ご準備はよろしいでしょうか」
メイド1
「ご衣裳、小道具をお持ちの方、ご確認いただきませ」
メイド8
「よろしいですね」
メイド1
「それでは、裁判を開廷いたします」
メイド1
メイド1
*ティモフェイは発狂。
メイド1
はい、というわけで2日目は以上でございます。
メイド1
おつかれさまでした!





メイド1
3日目。
メイド1
お時間になりましたね。
メイド1
メイド1
裁判に入ります。
メイド1
まずは仕込の処理から。提出されているものを開示していきますね。
メイド1
まずは3号室から。
メイド1
*ミラリア:日刻みの時計と免罪符
メイド1
6号室。
メイド1
*トイ:免罪符と水パイプ
(アイテム手渡し ティモフェイから免罪符を二枚受け取ります)
メイド1
*ティモフェイ:免罪符と水パイプ
(先述の通り手持ちの免罪符二枚はトイに譲渡します)
メイド1
各自処理をお願いいたします。

メイド1
行動順の決定に入ります。
メイド1
小道具は使いますか?
ティモフェイ
使用はありません。
ミラリア
日刻みの時計を使用します。
ミラリア
死体の一人が、何かを空に投げる。女王はそれを掴み取る。
ミラリア
カチ、カチ、カチ。手の中で、金色の懐中時計が音を鳴らす……。
ティモフェイ
「トイトロール」
ティモフェイ
男の手のひらに虹光が集まり、
ティモフェイ
ステンドグラスの輝きはより一層強くなる。
トイ.
ティモフェイの方へ顔を向ける。
ティモフェイ
「おまえに罪はない」
ティモフェイ
「ああ」
ティモフェイ
「おまえに下されるべき罪ばかりは」
ティモフェイ
「どこにもありはしないんだ」
トイ.
「…………」
トイ.
驚いたように。
トイ.
ティモフェイがなにを伝えようとしているのか、解らないまま
トイ.
己と同じその顔を見つめ返す。
トイ.
「…………おまえの、」
トイ.
「せいだから?…」
ティモフェイ
薄い微笑みだけを、その言葉に返した。
トイ.
ふたりの上に雪が降る。
メイド1
では、先制値を決定しましょう。
アリシア
1d6+1 才覚1
DiceBot : (1D6+1) > 6[6]+1 > 7
ティモフェイ
1d6
DiceBot : (1D6) > 5
ミラリア
1d6+1+2 才覚1と日刻み
DiceBot : (1D6+1+2) > 4[4]+1+2 > 7
トイ.
1d6+2
DiceBot : (1D6+2) > 6[6]+2 > 8
アリシア
1d6
DiceBot : (1D6) > 2
ミラリア
1d6
DiceBot : (1D6) > 5
メイド1
トイ>ミラリア>アリシア>ティモフェイ の行動順で行います。
ミラリア
「……罪がどこにもない、か」
ミラリア
「果たしてそれが真実か」
ティモフェイ
「…………」
ミラリア
「これから……確かめてやる」
ティモフェイ
「いいや」
ティモフェイ
「確かめるまでもない」
ティモフェイ
首を振る。
ティモフェイ
「彼に下る罰があるのだとすれば」
ティモフェイ
「それは、取り違えにすぎない」
ティモフェイ
「……ああ」
ティモフェイ
「すべて」
ティモフェイ
「すべてが、そうだったんだ」
ティモフェイ
低く穏やかに紡がれる声は、
ティモフェイ
おぞましいほどにまっすぐな確信に満ちて。
ティモフェイ
彼にとっては。
ティモフェイ
彼にとっては、そうなのだ。
ティモフェイ
トイトロールに下されるべき罰はない。
ティモフェイ
あるはずがなかった。
ティモフェイ
そのように、信じている。
トイ.
雪が降り、ふきだまり。
トイ.
ちらちらきらきらと中庭を光らせて。
ティモフェイ
その雪を端から血に染めあげる、一人の狂った救世騎士。
トイ.
「……」
トイ.
狂った救世主の横に立つ。
トイ.
肩を並べて歩調は同じ。武器を構える仕草も。
ミラリア
「取り違え、か。──そうであれば、」
ミラリア
 
ミラリア
「いいものだな」
ミラリア
雪が、女王の足元から融けていく。そこだけ熱があるからだ。鉄靴は、今も熱されている。
トイ.
目を開き。
トイ.
「行こう、世界を救ってくれ」
トイ.
つるぎを構える。
アリシア
鏡は、ただそこに女王の姿を映している……
ティモフェイ
「ああ」
ティモフェイ
「きみを救うよ」
ティモフェイ
つるぎを構えた。
メイド1
*裁判 ラウンド1
メイド1
*手札の補充を行います。
トイ.
*c4 c7 d5 d7 hk
ミラリア
*s2 d3 h6 dJ joker
ティモフェイ
*d2 c5 h5 s8 h9
アリシア
*c3, d4, h2, s4 cA
メイド1
*裁判 ラウンド1 トイ
トイ.
*鋭気を使用[c4]
封殺を使用[hk]
ティモフェイ
トイトロールの封殺に援護を。
ティモフェイ
「トイトロール」
ティモフェイ
「もとより俺は」
ティモフェイ
「きみ以外を救うことに、興味などないんだ」
トイ.
「…オレを救うって」
トイ.
「それがどういう事か…わかってんのかよ」
ティモフェイ
「わからないな」
ティモフェイ
「わからないよ」
ティモフェイ
「だが」
ティモフェイ
「俺にはそれしかない」
ティモフェイ
「堕落の国も」
ティモフェイ
「他の救世主も」
ティモフェイ
「末裔も」
ティモフェイ
「俺にとっては、多少心を移すことがある程度」
ティモフェイ
「ああ」
ティモフェイ
「彼らも救えるのならば、それはそれで良いだろう」
ティモフェイ
「そうなることも、きっと喜ばしくはある」
ティモフェイ
「……けれど」
ティモフェイ
けれど、と、
ティモフェイ
手のひらに虹剣を握り締め。
ティモフェイ
「きみを救えなければ、なんの意味もない」
トイ.
ティモフェイが言葉を重ねるたび。
トイ.
胸が痛む。
トイ.
人に想いをかけられること。
トイ.
人の何かが自分に触れること。
トイ.
省みられなかった自分の胸になにかを感じる。
トイ.
*封殺対象:アリシア 
トイ.
――つむじ風。 
トイ.
構えたつるぎから風が巻き上がり…
トイ.
銀色の風が、雪の精のように。
透けた光の、人の姿。
トイ.
その中に――凛とした女性の姿。
トイ.

<無垢な信頼だ>

   <だが>

  <わたしも信じているのでね>

トイ.
…アレクシアの記憶。
トイ.
カンッ、と音高く杖が宙で叩かれる。
足元から、冷気が吹き上がる!
メイド1
判定前の割り込みはございますか?
ミラリア
ありません。
メイド1
それではトイ様、判定を。
トイ.
2d6+2+2=>7 判定:才覚 援護
DiceBot : (2D6+2+2>=7) > 6[2,4]+2+2 > 10 > 成功
メイド1
ダメージの算出をどうぞ。
トイ.
1D6+1+3 スート凶器 鋭気
DiceBot : (1D6+1+3) > 2[2]+1+3 > 6
トイ.
援護+2
メイド1
8点ですね。
アリシア
*d4 防壁でダメージを軽減します
アリシア
2d+3 防壁判定
DiceBot : (2D6+3) > 4[2,2]+3 > 7
アリシア
成功
アリシア
5点と封印2Rを受けます。


アリシア
「…………!」
ティモフェイ
雪交じりの風に乗って、駆ける。
トイ.
雪風に舞う氷の精。
トイ.
この記憶は鏡に映らない。
アリシア
像が乱れる。
変幻自在の鏡も、冷気の前には意味をなさない。
トイ.
<人の心>であるから!
ティモフェイ
乱れた像を振るわれた虹剣がしたたかに打ち、
ティモフェイ
高らかな音を中庭へと響かせる。
トイ.
冷気が鏡の前に霜を作り。曇らせる…
トイ.
そこにティモフェイの一撃!
ティモフェイ
「ずっと」
アリシア
「ほほ……ホホホホ」
ティモフェイ
「きみを救うことについて、考えていた」
ティモフェイ
その音とは逆にささやくような声は、
ティモフェイ
当然、目の前の鏡に対して語りかけられるものではない。
ティモフェイ
「俺がため」
ティモフェイ
「俺の存在を理由に」
ティモフェイ
「人生を損なわれた、きみを」
ティモフェイ
「果たして俺が救えるものか」
アリシア
「これがあなたがたの『解答』です、か……」
アリシア
『人の心』。
アリシア
そして忌まわしき『雪』。
アリシア
その二つが鏡に確かなる傷を与える。
アリシア
「褒めて差し上げましょう、だが……」
アリシア
「裁判はまだ始まったばかり!」
アリシア
そうでしょう、女王様!
ミラリア
「ああ──」
メイド1
*裁判 ラウンド1 ミラリア
ミラリア
その時には最早、踏み込んでいる。鉄靴が地に跡を刻み──
アリシア
像が乱れている今、同時攻撃を繰り出すことはできない。
アリシア
だが──そんなことは、別に問題ではない。
ミラリア
「まずは、実にペラペラと、喋るようになったその口を」
ミラリア
「閉ざしてやろう!」
ミラリア
紫炎が燃え、単騎──急加速の勢いで突撃する!
トイ.
「――ティモフェイっ!」
トイ.
咄嗟に叫ぶ。
ミラリア
*d3 鋭気
ティモフェイ
「大丈夫だ」
ティモフェイ
「きみの、罪ではない」
ティモフェイ
血まみれのマントが炎に煽られ
ティモフェイ
ぶわりと広がって、雪に朱を散らした。
アリシア
なぜならば──
女王様はずっと一人で戦ってこられたから!
ミラリア
「随分と仲良くしているな。お前のその態度を見れば、悲しむものもいように!」
ミラリア
*dJ 刹那 ティモフェイへ
ティモフェイ
「悲しむもの?」
ティモフェイ
首を傾げた。
ティモフェイ
「いったい」
ティモフェイ
「誰が」
ティモフェイ
「悲しむというんだ」
ティモフェイ
「この世界で」
ティモフェイ
「この世界で、彼のほかに」
ティモフェイ
「俺が悲しませることに」
ティモフェイ
「なにか、障りのある者がいるとでも?」
メイド1
刹那は誰も割り込めない孤高の技。割り込みはなし。判定を。
ミラリア
2d6+3>=7 猟奇
DiceBot : (2D6+3>=7) > 6[1,5]+3 > 9 > 成功
メイド1
ダメージ算出をどうぞ。
ミラリア
1d6+2+3+2+1 鋭気+看破+発狂
DiceBot : (1D6+2+3+2+1) > 5[5]+2+3+2+1 > 13
ティモフェイ
HP:-13

ミラリア
「──いないと?」
ティモフェイ
「いるのか?」
マルタ
「───」
マルタ
中庭の、端。
マルタ
声がそこから、響く。戦いの最中に射し入るように。
マルタ
「ティモ、フェイ………」
ティモフェイ
焼けた靴が、雪を溶かして
マルタ
「私は……」
ティモフェイ
舞い上がる火の粉は頬を叩き。
マルタ
「悲しいよ……」
ティモフェイ
「マルタ」
ティモフェイ
「きみは」
ティモフェイ
「俺が殺したよ」
ティモフェイ
「死んだ」
ティモフェイ
「もう、いないんだ」
ティモフェイ
「大丈夫だ」
ティモフェイ
「わかっている」
ティモフェイ
「だから、悲しむこともない」
ティモフェイ
「苦しみも悲しみも喜びも幸いも」
ティモフェイ
「もはやきみには与えられることなく」
ティモフェイ
「ああ」
ティモフェイ
「覆せるのなら、そうしたかな?」
ティモフェイ
「もはや」
ティモフェイ
「俺にはわからないことだけれど」
ティモフェイ
「どちらにせよ」
ティモフェイ
「もう、俺に残されたものはあの男だけだ」
ティモフェイ
「ただ一人」
ティモフェイ
「トイトロールを、救うほかない」
ティモフェイ
「俺が救いたい男は」
ティモフェイ
「いまや、あの男だけなんだ」
マルタ
「……そんなの」
マルタ
「おかしいよ」
ティモフェイ
「おかしいな」
ティモフェイ
「おかしいよ」
ティモフェイ
「俺は、もう、おかしくなっているから」
ティモフェイ
「だから、きみを選ばない」
ティモフェイ
「こうなったのはいつからだろうな?」
ティモフェイ
「きみを殺した時?」
ティモフェイ
「きみを選んだ時?」
ティモフェイ
「それとも」
ティモフェイ
「きみを愛した、あの日から?」
マルタ
「きっと、最初からかな」
ティモフェイ
「はは」
ティモフェイ
「おれを愛した」
ティモフェイ
「きみは、どうだ?」
ティモフェイ
「狂っていたかい」
ティモフェイ
「なあ」
ティモフェイ
「言われたよ」
ティモフェイ
「きみを生贄に捧げた時に」
ティモフェイ
「『だから外の者を愛すな』と」
ティモフェイ
「救世騎士はさ」
ティモフェイ
「血を濃くするために、近親で婚姻を結ぶのが常識なんだ」
トイ.
きっとだから…世界が狂っている。
トイ.
堕落の国も、忘却の国も。
ティモフェイ
「それに逆らった、馬鹿な男だと」
ティモフェイ
「家のものは誰もが囁き交わした」
トイ.
犠牲を強い、
人に狂気をえらばせる。
ティモフェイ
「俺は――」
ティモフェイ
「あの時は、後悔していなかった」
ティモフェイ
「つもりだったのだけれどね」
マルタ
「………」
トイ.
「ティモフェイ!」
マルタ
「そうだね」
トイ.
「誰と話してんだよ!」
マルタ
「私も馬鹿──」
マルタ
「だからこうなった」
マルタ
「だから」
マルタ
「だから」
トイ.
「お前虚空に向かって話してんだよ!」
トイ.
怒鳴り声。
マルタ
「一緒に、」
ティモフェイ
雪を見ている。
トイ.
「耳を貸すな!」
ティモフェイ
そこに降る、
ミラリア
焔が、舞う。
ティモフェイ
雪が、
トイ.
パン、とはじけるような音。
ティモフェイ
炎に解けて、消え失せた。
アリシア
「ホホホ……!」
アリシア
きしむような笑い声。
ミラリア
蹴りが、既に、男の腹へ。
トイ.
炎と雪がぶつかって煙になる。
アリシア
「ホホホホ……!」
マルタ
「一緒に。死んで」
ティモフェイ
鉄靴の踵が肉を穿つ。
アリシア
「ガラスの靴が履けなかった娘……!
 開かれることのない扉……!
 ナイフを取り落した姫……!」
ミラリア
刹那の一撃が、喰い込む。
ティモフェイ
肉を穿ち、内腑を抉り、
ティモフェイ
内側から細胞を焼き焦がす。
ティモフェイ
「いいや」
ティモフェイ
男はおんなに首を振り、
ティモフェイ
代わりにその背、
ティモフェイ
救うべきものを振り返る。
ティモフェイ
「大丈夫だ」
アリシア
「あなたはそれらを捨てていく……!
 おのれの心と一緒に……!」
ティモフェイ
「きみを、救うから」
トイ.
煙の先にその瞳と目があう。
トイ.
ティモフェイが言った。
きみを救うことについて、考えていた、と。
トイ.
自分が救われる事?
トイ.
それはどういうことだろう。
トイ.
わからない。
トイ.
一度も救いを感じたことなどないから。
トイ.
だからこの目で見たかった。
トイ.
『救い』というものを目にしたい。
アリシア
「救うこととは、選ぶこと。
 選ぶこととは、捨てること!」
トイ.
「ティモフェイ」
トイ.
「みんなを救って」
アリシア
「それ以上何を捨てれば、
 穴の底に手が届く?
 空の上へと、踏み込める?」
トイ.
「そしたらオレも救われる」
ティモフェイ
「ああ」
ティモフェイ
「きみを救うよ」
ティモフェイ
「それ以外は、どうでもいい」
アリシア
「鏡は、それが見たい……!
 それを見せてほしい……!
 あなたの選択を……! 物語を……!」
トイ.
救世主は皆狂っている。
ミラリア
「果たして出来るのか?過去出来なかったお前に?
 救おうとしたものを取りこぼしたお前に。捨てられなかったお前に……」
トイ.
「できるんだ!!」
トイ.
言葉を遮るような叫び。
ミラリア
「………」
トイ.
「ティモフェイは本物の救世主なんだ!」
アリシア
「ホホホ…………!!」
アリシア
「物語とは、人が事象の連なりに見る幻!」
アリシア
「都合のいい出来事を、想いを、すくい取って、形にしたもの!」
アリシア
「救済の物語など……!
 救世の主人公など……!」
アリシア
「幻の中にしか、ありはしないッ!」
アリシア
「ホホ……ホホホホ……!!!!」
アリシア
*なにもせず、高笑いだけをします。
メイド1
*裁判 ラウンド1 アリシアはパス
メイド1
*裁判 ラウンド1 ティモフェイ
ティモフェイ
*補助動作 鋭気 d2
*補助動作 渾身 c5 h5捨て +1
*主動作 通打 h9 対象はアリシア
メイド1
割り込みますか?
ミラリア
*h6 精確
*Joker 遊撃
以上で割り込み。
ティモフェイ
「救済の物語? 主人公?」
ティモフェイ
「何を言っている」
ティモフェイ
「そんなものはどうでもいい」
ティモフェイ
「勝手にきみたちが見出していればいい」
ティモフェイ
「俺は」
ティモフェイ
「俺のなすべき――」
ティモフェイ
「ああ」
ティモフェイ
「いや」
ティモフェイ
「違うな」
ティモフェイ
「したいことが、それなんだ」
ティモフェイ
「救いたかった」
ティモフェイ
「ただ」
ティモフェイ
「俺の愛する、清らかな魂を持つひとだけを」
ティモフェイ
「俺は、救いたかったんだ」
ミラリア
1d6 精確
DiceBot : (1D6) > 3
ミラリア
2d6+3+3>=7 遊撃判定
DiceBot : (2D6+3+3>=7) > 10[5,5]+3+3 > 16 > 成功
ミラリア
「過去形だな」

ミラリア
死体が二人、
ミラリア
一対ずつの糸切り鋏を、
ミラリア
高く打ち鳴らし、
ミラリア
刃が、燃える!
ミラリア
「今も、これからもだ」
ミラリア
紫炎に燃える二対の刃が。雪を溶かし、虹刃を抑えるべく飛びかかる!
ミラリア
1d6 遊撃による判定値減少
DiceBot : (1D6) > 5
ティモフェイ
2D6+3-5>=7 猟奇で判定

DiceBot : (2D6+3-5>=7) > 7[6,1]+3-5 > 5 > 失敗
メイド1
失敗です。
ティモフェイ
ぎし、と
ティモフェイ
虹剣が抑え込まれる、耳に響く嫌なおと。
トイ.
悲しみが溢れてくる。
ティモフェイ
それを力づくで振り払い、踏み込むも。
トイ.
氷のように凍てついた、日々、人生に。
ティモフェイ
狂った男の目前には、もはや幻像すら残らない。
ティモフェイ
「ああ」
ティモフェイ
「そうか」
ティモフェイ
「これからも」
トイ.
『救いたい』と言いながら、その為に血に濡れ、気を触れさせて立つ男の姿が
ティモフェイ
これから?
トイ.
吹雪の先に見える。
ティモフェイ
ティモフェイ。トイトロール。堕落の国。
ティモフェイ
オールドメイドトーナメント。
ティモフェイ
ひとつひとつのこれからに思いを馳せようとして、
ティモフェイ
狂った頭ではうまくいかない。
ティモフェイ
ただ。
ティモフェイ
救わなければならないと思っていた。
ティモフェイ
自分が殺したものたち。
ティモフェイ
世界のため。
ティモフェイ
世界をあたためるため。
ティモフェイ
自分が選んで、剣を突き立てて、殺したものたち。
ティモフェイ
その誰もがうつくしい在り方をしていた。
ティモフェイ
自分が死んで、世界が救えるなら。
ティモフェイ
人々に笑顔をもたらすことができるのなら。
ティモフェイ
神が。
ティモフェイ
神が喜ぶのは、そういう、清らかな魂の持ち主ばかり。
ティモフェイ
それを知って、その犠牲を良しとし、
ティモフェイ
積み上げてきた自分が、
ティモフェイ
そう、
ティモフェイ
誰よりも、何よりも、醜いから。
ティモフェイ
だから。
ティモフェイ
だから、
ティモフェイ
救わなければならないのに。
ミラリア
舞い散る火花だけが、剣を向けた先に残されて。
ミラリア
身をじわりと焼いていく。
ミラリア
「そうだ」
ミラリア
声は既に遠くから響く。
ミラリア
「それが真実だ」
ティモフェイ
「ああ」
ティモフェイ
「俺は、救うよ」
メイド1
*ラウンド終了。手札の破棄をどうぞ。
トイ.
*d7 d5 破棄
アリシア
*h2 s4 を捨てます
ティモフェイ
*捨てません
ミラリア
*s2 破棄
メイド1
*裁判 ラウンド2
メイド1
*手札の補充を行います。
トイ.
*c6 sk dk h7(c7)
ティモフェイ
ミラリア
*d6,s7,d9,hJ,dQ
アリシア
*(c3 cA) c3 s10 hQ
ティモフェイ
*h4 h7 c8 c10 (s8)
メイド1
*裁判 ラウンド2 トイ
トイ.
TOT

トイ.
*暗器を使用[c6] 対象:アリシア
ティモフェイ
援護を入れます。
メイド1
判定前に挟まる余地のある割り込みなし。判定をどうぞ。
トイ.
構えて見据える。
トイ.
風を呼ぶ。
トイ.
刺剣の館の中庭を踊るように駆け巡る、
トイ.
その中に。
トイ.
<心なんてないと思っていた>
トイ.

<それが……>

<こんなところに、落ちてきちまったのが運のつきよ>

<死に恐怖はない>


<今もそうだ>

<ただ……>

トイ.
…シャルルの記憶。
トイ.

持ち出すのは小脇に下げたショットガン。
強力な散弾。一撃ではなく、3発、4発。
細かな銃弾が飛び散る。
トイ.
氷の銃弾!
ティモフェイ
銃弾を掻い潜り、並行しながら、狂った男が進む。
アリシア
鏡の凍りついていない僅かな箇所が、像を組み上げる。
トイ.
2d6+2+2=>7 判定:才覚 援護
DiceBot : (2D6+2+2>=7) > 6[4,2]+2+2 > 10 > 成功
ミラリア
「チ……!」
メイド1
成功です。
メイド1
ダメージの算出を。
トイ.
1D6+1+2 スート凶器 援護
DiceBot : (1D6+1+2) > 5[5]+1+2 > 8
ティモフェイ
組み上がったばかりの像へと、ステンドグラスの切っ先がねじ込まれる。
ミラリア
己側に飛んだ弾を、鉄靴の足先が蒸気へと変える。だがそれまでだ。
アリシア
シャルルの像を映して、攻撃を相殺させようとする。
が、できない。
アリシア
*hQ を2として防壁
メイド1
判定をどうぞ。
アリシア
2d+3>=7
DiceBot : (2D6+3>=7) > 5[2,3]+3 > 8 > 成功
アリシア
3点軽減……

メイド1
成功ですね。
トイ.
シャルルの弾丸が次々とはなたれる…!
トイ.
かつて、トイの鏡を打ち抜いたその時のように
トイ.
真実の鏡に向けて、ショットガンを――打つ!
トイ.
Choice[指切,衰弱,猛毒,封印]
DiceBot : (CHOICE[指切,衰弱,猛毒,封印]) > 封印
ティモフェイ
弾丸は男のマントを貫き、けれどその肉を穿つことなく。

アリシア
「ホホ……ホホホ」
アリシア
「アリシアは……」
アリシア
「……女王様の鏡にございます!」
アリシア
ミラリアの姿を映し出し、鉄靴が銃弾を蹴り飛ばす。
アリシア
「人の心など……!
 映す必要はない……!」
アリシア
だが、全てを防ぎ切ることは到底叶わず
新たなひび割れが無数に生まれていく。
トイ.
「鏡よ鏡」
トイ.
「真実を答えろ」
トイ.
「オールドメイドゲームに勝利して」
トイ.
「女王陛下は救われるのか…!」
アリシア
…………。
アリシア
「はい。そのとおりにございます!」
トイ.
「それは答えてない!」
アリシア
「……なんですって?」
ティモフェイ
救うべきものが。
トイ.
「問いから目をそらすな。逃げるな…!」
ティモフェイ
救いたいと願うものが。
ティモフェイ
救いを問うのを、聞いている。
アリシア
「……この鏡を……侮辱なさると……?」
ミラリア
「煩い……煩い小僧だ。わたしの鏡に向けてほざくな……」
トイ.
「そうだ。今のじゃ…」
トイ.
「オレの言葉をそのまま返しただけだ」
トイ.
「『その通りにございます』だって?」
トイ.
「それじゃあ自分で答えちゃいねえんだよ!」
ティモフェイ
切っ先に力を込める。
ミラリア
「黙れ小僧がッ! ……耳を貸すな、アリシア。お前が見るべきもの、聞くべきもの、映すべきもの、それは一人だ」
アリシア
「鏡に……『自分の答え』をお求めになられると! 愉快愉快!」
ティモフェイ
目の前の像の、罅割れを深めていく。
アリシア
笑い声とともに、ヒビが広まる。
トイ.
「お前は真実なんてなにもしらない!」
トイ.
「人の答えを借りてるだけだ!!」
アリシア
「女王様の叶える願いは、完全なる美……!」
アリシア
「至上なる美……! 唯一なる美……!」
アリシア
「それで救われる……!
 なぜなら女王様は、己の美にしか興味のないさみしいお方……!」
ティモフェイ
「――ああ」
ティモフェイ
「美しいと思ったが、哀れな女だな」
トイ.
この世界で、
トイ.
醜い顔。醜い一面ばかりを見てきた。
ティモフェイ
「自らの美を振り返らず」
ミラリア
「……実に、実に、よく喋る……!」
ティモフェイ
「他人の顔ばかりを窺うなど」
トイ.
だからよくわかる。
トイ.
「人間は、
究極的に美しくても
その美しさはたかが知れてる!」
アリシア
「ホホ……!」
ミラリア
「黙れッ!偽り者共、紛い物共、嘘吐きの似非救世主風情共!」
アリシア
「ならば命とはなんだ!
 魂とはなんだ!
 尊厳とはなんだ!」
アリシア
「すぐに尽き、いつか挫かれ、必ず折られるものに……!
 何の価値がある!!」
ミラリア
「わたしは一番美しくなる!真実に!一番に!それを哀れだたかがだのと!」
トイ.
「価値などねえよ!!」
トイ.
「生きるだけ!!」
ティモフェイ
「はは」
ティモフェイ
「たかが似非救世主の言葉ごときに」
ティモフェイ
「随分と檄するものだな?」
ティモフェイ
「安心しろ」
ティモフェイ
「きみの言う通り、俺は救世主失格だ」
ティモフェイ
「とうに資格は失っている」
ティモフェイ
「それでも」
ティモフェイ
「ああ」
ティモフェイ
「なんで、ここに立っているんだろうな?」
ティモフェイ
弄ぶように、虹剣を振る。
ミラリア
「きィ、さァ、まァ……」
メイド1
*裁判 ラウンド2 ミラリア
ミラリア
「わからないならば!」
ミラリア
業火が吹き出て迫る。虹を紫炎がかき消すべく。
ミラリア
「尽きて挫かれ折られて死ね!今ッ!」
ミラリア
*d6 精確
*dQ 衝撃 ティモフェイへ
メイド1
他に割り込みはなし。判定を。
ミラリア
1d6 精確
DiceBot : (1D6) > 6
ミラリア
2d6+3+6>=7 衝撃
DiceBot : (2D6+3+6>=7) > 6[3,3]+3+6 > 15 > 成功
メイド1
成功ですね。ダメージ算出をどうぞ。
ミラリア
1d6+2+2+1 看破+発狂
DiceBot : (1D6+2+2+1) > 1[1]+2+2+1 > 6

メイド1
HP0! 判決表を!
ミラリア
「資格がない、価値がない、ならば、死ぬがいい!ずっと前から、そうなっているべきだった者がッ!」
ティモフェイ
2D6+2 判決表
DiceBot : (2D6+2) > 9[3,6]+2 > 11

メイド1
*ティモフェイはHP1の状態で立ち上がります。
トイ.
「――ティモフェイ!!」
ティモフェイ
業火に煽られ、
トイ.
「まだ死んじゃダメだ!」
トイ.
「死ぬな!!」
ティモフェイ
身が灼かれ。
アリシア
「いいえお死になさいッ!」
ミラリア
吹き荒れる。雪を溶かし。虹を掻き消し。身を焼く。血の花が咲く。
トイ.
「いやだ、いやだ」
トイ.
「ひとりにしないで!」
ティモフェイ
全身に咲いた血の花が、
アリシア
「価値無き生の終焉を!
 それこそが寄る辺なきおまえたちの救い!」
ティモフェイ
虹の儀礼剣を彩って散る。
ティモフェイ
その中で、
ティモフェイ
声を聞いていた。
ミラリア
「そうだ、それが真実だ──」
ティモフェイ
雪を伴う声。醜く濁った男の声。
ティモフェイ
ああ、
ティモフェイ
いつでも彼は不吉を引き連れてきた。
ティモフェイ
処刑を待っていたあの日。
ティモフェイ
堕落の国でささやかな営みを送っていたあの村。
ティモフェイ
気まぐれに身体を組み敷いて、
ティモフェイ
或いは組み敷かせてあざ笑い。
ティモフェイ
首輪に鎖に奴隷のように自分を連れ回して、
ティモフェイ
けれど、
ティモフェイ
決して救われなかった哀れな、
ティモフェイ
子供のような男が。
ティモフェイ
叫んでいる。
ティモフェイ
その叫びが、唯一無二。
ティモフェイ
ティモフェイにとっては。
ティモフェイ
守らなければならない。
ティモフェイ
死なせてはならない。
ティモフェイ
あの清らかな魂を。
ティモフェイ
自分は、今度こそ、救わなければならないから。
ティモフェイ
踏みとどまる、
ティモフェイ
その足元に雪が積もっている。
ティモフェイ
忘却の国の雪。
ティモフェイ
トイトロールの引き連れる不吉なそれが、
ティモフェイ
ティモフェイの足を凍てつかせ、すんでのところで踏み止まらせた。
ティモフェイ
だから、
ティモフェイ
「ああ」
ティモフェイ
「トイトロール」
ティモフェイ
「きみを、救うよ」
ティモフェイ
螺子を巻いては同じ言葉を繰り返す人形のように、
ティモフェイ
ただ一人だけの、救済を宣言する。
トイ.
未だ見ぬ光を目指して。
ミラリア
「しつこい、男だッ……!」
メイド8
「判決は――下らず! 前科を重ねて裁判続行でございます」
アリシア
「立ちます、かァ……」

ティモフェイ
「そも」
ティモフェイ
「俺がまだこんなところにいること自体」
ティモフェイ
「往生際の悪いことだと思わないか?」
ティモフェイ
「しつこくもなるさ」
ティモフェイ
「ああ」
ティモフェイ
「きみたちを殺して」
ティモフェイ
「トイトロールを救うから」
ティモフェイ
「だから、まだだ」
ティモフェイ
「まだなんだよ」
ミラリア
*衝撃での廃棄は、h4鋭気を指定
ティモフェイ
*はい h4捨てます
ミラリア
焔の残滓が身を焼き焦がす。
ミラリア
「そうだなァ、ずっと前から死すべき罪人……」
ミラリア
「この裁判の場で あとどこまでその減らず口が回るか 叩けるか」
ミラリア
「せいぜい、足掻け……!」
ティモフェイ
「ああ」
ティモフェイ
虹剣を構える。
ティモフェイ
「醜い男との、拙い舞踏ですまないね」
ティモフェイ
「美しき女王様」
ミラリア
「…… …… ……」
ティモフェイ
血にまみれた男が凄絶に笑って、
ティモフェイ
踏み込んだ。
メイド1
*裁判 ラウンド2 アリシア
メイド1
*アリシア様は有効な主行動なし。自動的にパスとなります。
メイド1
*裁判 ラウンド2 ティモフェイ
ティモフェイ
*主動作 通打 s8 対象はミラリア
メイド1
判定前に割り込みなし。判定を。
ティモフェイ
2D6+3>=7 猟奇で判定
DiceBot : (2D6+3>=7) > 8[6,2]+3 > 11 > 成功
メイド1
ダメージ算出をどうぞ。
ティモフェイ
1D6+2
DiceBot : (1D6+2) > 4[4]+2 > 6
メイド1
割り込みはありますか?
アリシア
*c3 防壁します。
アリシア
2d+3>=7
DiceBot : (2D6+3>=7) > 7[4,3]+3 > 10 > 成功

アリシア
*さらに d10 愛毒で割り込みます。
ティモフェイ
美しき女王へと、ステンドグラスの剣が血華を裂き。
アリシア
2d+3>=7 愛毒
DiceBot : (2D6+3>=7) > 6[3,3]+3 > 9 > 成功
ミラリア
こちらを狙う──そう気付いた瞬間には、屍の阻害は間に合わず、刃が、通……
アリシア
「まだ、鏡が残っておりますよ」

メイド1
*ティモフェイ様はラウンド3継続の猛毒にかかります。

アリシア
無残に砕け散る破片は、ティモフェイへと跳ね返る。
アリシア
「どうか、心ばかりの贈り物……
 受け取ってくださいませ」
トイ.
「ティモフェイ!」
トイ.
「たたかえ!」
ミラリア
「──ハハハ!」
トイ.
悲痛な叫び。
ミラリア
「死ねッ!」
メイド1
*ティモフェイの手番終了タイミングにより、猛毒が作用します。


メイド1
ティモフェイ様はHP0! 判決表を。
ティモフェイ
2D6+2-1 判決表
DiceBot : (2D6+2-1) > 5[1,4]+2-1 > 6
アリシア
「その血の通わぬ心臓には、お似合いの棘かと!」
マルタ
乱反射する鏡の破片に。
マルタ
女の顔が映る。
マルタ
「死んで、ティモフェイ……」
ティモフェイ
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 愛
ティモフェイ
2D6+1>=7 愛判定
DiceBot : (2D6+1>=7) > 10[5,5]+1 > 11 > 成功
トイ.
わずかなあたたかさ。
ティモフェイ
耳に響いた、その声が。
トイ.
冷たいはずの雪に、
トイ.
すこしのやさしさ。
トイ.
うつくしい記憶。
トイ.
もとめる声。
ティモフェイ
すんでのところで、足を踏み止まらせる。
ティモフェイ
「ああ」
ティモフェイ
「あのとき」
ティモフェイ
「きみと死ねたら」
ティモフェイ
「こんなところには、堕ちることがなかったのだろうな」
ティモフェイ
けれど、
ティモフェイ
それはもはや、有り得ないこと。
ティモフェイ
選ばなかった選択。
トイ.
「ティモフェイ…」
ティモフェイ
その手を取ることはない。
ティモフェイ
取れはしなかった。
ティモフェイ
鏡の破片が頬を裂いて、
ティモフェイ
男の心を貫けど。
ティモフェイ
失敗した救世騎士は、
ティモフェイ
狂った救世主は、
ティモフェイ
まだ倒れない。
ティモフェイ
その全身を禍々しく血に染めて、
ティモフェイ
救えなかったおんなのまぼろしを、
ティモフェイ
虹の剣で断ち切った。
マルタ
鏡にうつる姿は、
トイ.
虹の閃きは走り。
マルタ
そうして血に濡れて、虹にかき消えて……
トイ.
アリシアの破片。トイの氷。あちらこちら乱反射。
トイ.
きらきら
マルタ
見えなくなった。
トイ.
ぴかぴか
トイ.
中庭が光にあふれる。
ティモフェイ
残されるは男が二人。
ティモフェイ
救世主がふたり、
ティモフェイ
けれど救う側と救われる側。
ティモフェイ
同じ顔の二人を隔てるように、
ティモフェイ
雪には血華が、あざやかだった。
メイド1
*ラウンド終了。手札を捨ててください。
アリシア
*捨てません
トイ.
* dk 破棄
ミラリア
*s7,hJ廃棄
ティモフェイ
*h7破棄です
メイド1
*裁判 ラウンド3
メイド1
*手札の補充を行います。
アリシア
*h3 d8 c9 (cK cA)
トイ.
*h8 h10(c7 sk ha)
ミラリア
*(d9),c2,s3,s10,sJ
ティモフェイ
*s6 cJ sA(c8 c10)
メイド1
*裁判 ラウンド3 トイ
トイ.
*暗器を使用[c7] 対象:アリシア
ティモフェイ
援護を。

トイ.
2d6+2+2=>7 判定:才覚 援護
DiceBot : (2D6+2+2>=7) > 7[5,2]+2+2 > 11 > 成功
メイド1
成功ですね。ほかに差し挟む割り込みなし。ダメージ算出を。
トイ.
1D6+1+2 スート凶器 援護
DiceBot : (1D6+1+2) > 3[3]+1+2 > 6
トイ.
ティモフェイの横に並ぶように。
トイ.
つるぎを構えて加勢する。
メイド1
割り込みはありますか?
アリシア
*h3 防壁
アリシア
2d+3>=7
DiceBot : (2D6+3>=7) > 8[5,3]+3 > 11 > 成功
アリシア
そのまま受けます。

トイ.
凍てついたその剣閃が、
トイ.
鏡の欠片を雪の破片のように砕く!
トイ.
キン、キンと
トイ.
高い音を、空気に振るわせて
トイ.
まばゆくひかりが飛び散る!
ミラリア
「ぐ──アリシアッ!」
トイ.
「鏡よ鏡」
アリシア
輝きにたじろいだ素振り。
トイ.
「オレの目を見ろ!」
アリシア
鏡像の緑眼が、光の中にいるトイの姿を追う。
トイ.
緑の瞳は嫉妬のシンボル。
トイ.
どこかの逸話でそう聞いた。
ティモフェイ
その目の前に、トイと同じ顔の男が鏡写しに剣を握っている。
トイ.
「お前が女王陛下と違う部分」
トイ.
「それは‶目の色”だ!」
トイ.
「完璧に真似られてもいない!」
アリシア
「…………」
トイ.
「鏡よ鏡」
トイ.
「真実は、」
トイ.
「――お前の瞳が緑色だってことだ!」
トイ.
「それがおまえの『正体』」
トイ.
「借り物でないお前自身!」
アリシア
鏡の像は、その本分を思い出したかのように、動かない。
ミラリア
「黙れッ、小僧!」
ミラリア
「お前が問うな!」
ミラリア
「真実だのとほざくな!」
ミラリア
「動けアリシアァ!お前はわたしと一緒に!勝つのだ!」
アリシア
鏡は────凍りついたように動かない。
アリシア
声すら発することはない。
ミラリア
「アリシア!」
アリシア
「……………………」
ミラリア
鉄靴を振るう。二人を払いのけるべく。雪を焼くべく、炎が舞う。
トイ.
動きを止めた鏡に、剣が真芯に貫かれる!
ティモフェイ
その炎を、虹の輝きが振り払った。
アリシア
「 アリ シア …… 」
 その唇の動きを、真似る……
ミラリア
焔の先、硬質な音がなり、阻まれ。しかしそれでも、口を動かし続ける。
ミラリア
「そうだ」
ミラリア
「『お前は凍り付いてなどいない』……」
ミラリア
「『変わらず、動く、美しいまま!』」
トイ.
Choice[指切,衰弱,猛毒,封印]
DiceBot : (CHOICE[指切,衰弱,猛毒,封印]) > 猛毒
メイド1
*アリシア様はラウンド2継続の猛毒。
メイド1
*そしてHP0。判決を。

アリシア
2d+2 判決
DiceBot : (2D6+2) > 11[6,5]+2 > 13
メイド1
*無罪!HPが0となる際に受けた不利な効果を無効とし、HPは0になる前の値に戻す。前科は増える。



ミラリア
「わたしを見ろ!わたしに傷はない。『お前に傷はない』!」
アリシア
………………
アリシア
鏡は…………
アリシア
うめき声をあげることすらしない。できない。
それは鏡の機能ではないから。
アリシア
「ア リ シ ア ……」
アリシア
「鏡の…… アリシア……」
ミラリア
「そうだ……!」
アリシア
その名前が……
アリシア
鏡のアリシアを定義する。
アリシア
「はい……」
アリシア
「鏡は……」
アリシア
「アリシアに……
 ございます……!」
アリシア
愚直に真似る。愚直に繰り返す。それだけだ。それだけでいい。
ミラリア
「ああ──」
ティモフェイ
そのさまは、
ミラリア
「それが、真実だ……」
ティモフェイ
「トイトロールを救う」と繰り返す、目の前の狂った男に似て。
メイド1
アリシア
*待って~
メイド1
アリシア
*ダメージに割り込んで d8 愛毒しま~す
アリシア
2d+3>=7
DiceBot : (2D6+3>=7) > 10[4,6]+3 > 13 > 成功
アリシア
「女王様……心配なさらず。
 鏡はまだ……
 あなたのお役に立てます…」
アリシア
己を貫く武器を握る腕、それにしがみつく。
トイ.
「…!」
アリシア
まやかしの姿の奥に潜む冷たい破片が、棘となって傷つける。
アリシア
「あなたが、ただ生きるだけ、と仰るなら」
トイ.
「なら!?」
アリシア
「この鏡も、女王様の所有物としての本分を全うするだけにございます」
トイ.
「そうかよ!」
トイ.
氷の剣を切り払い、距離をとる――
トイ.
破片の突き刺さった腕から血が流れる。
アリシア
ぼろぼろの有様で、それでもその姿を維持し続ける。
トイ.
流れした血がちかちかと。雪に交じって凍り付く。
ティモフェイ
ぼろぼろの男が、トイトロールと違って距離を取ることなく。
トイ.
傷は血を流し続ける。
アリシア
「鏡は鏡、卑しい鏡……」
ティモフェイ
女王と鏡の前に立つ。
トイ.
じくじくと…!
アリシア
「それで結構……!
 借り物の言葉、借り物の姿……」
メイド1
*トイ様はラウンド3継続の猛毒。
アリシア
「あなたを殺すには……
 それで結構!」
メイド1
*トイ様の手番終了タイミングにより猛毒が作用。2点のダメージ。

メイド1
*裁判 ラウンド3 ミラリア
ミラリア
「アリシア……」
ミラリア
「よくやった。お前はよくわたしに尽くしてくれる……」
ミラリア
「故に」
ミラリア
「わたしは」
ミラリア
「それに!」
ミラリア
青黒い煙が舞う。亡霊の手が、幾つも幾つも現れる。未だ立ちふさがる男の周り。
ミラリア
*c2 鋭気を使用
*d9 牽制を使用 ティモフェイへ
トイ.
隣立ち。
血を流しながら、亡霊の手を切り払おうと
ミラリア
「応えねばならない!」
トイ.
立ち回る!

ティモフェイ
男は棒立ちのまま。
ティモフェイ
周辺を取り巻く無数の亡者の手を、
メイド1
割り込みはありませんね。判定を。
ティモフェイ
伸ばされる手を、見つめている。
ミラリア
2d6+3>=7
DiceBot : (2D6+3>=7) > 10[4,6]+3 > 13 > 成功
ミラリア
1d6+2+3+2+1 鋭気看破発狂
DiceBot : (1D6+2+3+2+1) > 5[5]+2+3+2+1 > 13

ミラリア
幾らか切断されてもその数は膨大。
ミラリア
黒色が男を囲う。壁のように。
トイ.
「ティモフェイ!」
トイ.
「動け!!」
メイド1
*ティモフェイ様のHP0! 判決表を。
ティモフェイ
2D6+2-2 判決表
DiceBot : (2D6+2-2) > 10[5,5]+2-2 > 10
メイド1
*HP1の状態で立ち上がる。

ミラリア
「死ね!」
ミラリア
「わたしに、殺されろ!」
ティモフェイ
自分に伸ばされるその手は、
ミラリア
「死……」
ティモフェイ
まるで救いを求めるようで。
ティモフェイ
だから、
ティモフェイ
その手になら、
ティモフェイ
引かれてもいいのかもしれない。
ティモフェイ
そのように、とっさに考えた。
ティモフェイ
失敗した救世騎士。救世主失格。
ティモフェイ
なのにこの場に立つ自分が、
ティモフェイ
それでも救いを求める手に殺されるのなら、きっとそれは正しい決着だろうと。
ティモフェイ
どうしようもなく、
ティモフェイ
腑に落ちていたのに。
ティモフェイ
気付けば虹剣が。
ティモフェイ
その全てを引き裂いていた。
ミラリア
一閃が煌めいて、
ミラリア
闇は打ち払われ、ぼやけて消える。

ティモフェイ
罪は積み重なる。
ティモフェイ
求められた救いに、応じられなかった男の罪が。
ティモフェイ
救わなければならないと思っていたものを放り出して、その末に流れ着いたこの堕落の国。
トイ.
それでも、まだ。
トイ.
貴方は求められている。
メイド1
「判決は――下らず! 前科を重ねて裁判続行でございます」
ティモフェイ
ただ一人の男のために、未だ裁判の場に立つ。
ミラリア
「……まだ」
ミラリア
「まだ、立つか、罪人、がッ……!」
ティモフェイ
「ああ」
ティモフェイ
「恥知らずで済まないね」
ティモフェイ
雪を血に汚しながら、狂った男はあなたへと進む。
ティモフェイ
「そうだ」
ティモフェイ
「罪人だよ」
ティモフェイ
「ほんとうなら、あの日に俺は処刑されていた」
ティモフェイ
「救えなかった罪を問われて、殺されていたはずなんだ」
ティモフェイ
それを、あの男が連れ出して。
トイ.
そうだ。
ティモフェイは投獄されていた。
トイ.
それを。
トイがカギを開いた。
トイ.
「お前を罰するのはオレだ」
トイ.
「だから……」
トイ.
「だからオレがきめるんだ」
トイ.
ああ、
トイトロールは、ティモフェイにとっての罰のようなものなのだ。
トイ.
目に見えて、そうだった。
トイ.
「世界を救うことでしか…」
トイ.
「お前の罪は贖えない!!」
ティモフェイ
「いいや」
ティモフェイ
「きみを救うよ」
ティモフェイ
世界を救うためではなく。
ティモフェイ
自分の罪を贖うためでもなく。
ティモフェイ
ただそのためだけに、ここにいる。
メイド1
*裁判 ラウンド3 アリシア
アリシア
*パス
メイド1
*裁判 ラウンド3 ティモフェイ
トイ.
「オレを救うなら…っ」
ティモフェイ
*補助動作 水パイプを使用 猛毒を解除
*補助動作 渾身 s6 cJを廃棄
*主動作 通打 c8 対象はミラリア
トイ.
「勝つんだよ!」
メイド1
割り込みなし。判定を。

ティモフェイ
2D6+3>=7 猟奇で判定
DiceBot : (2D6+3>=7) > 10[5,5]+3 > 13 > 成功
メイド1
ダメージ算出をどうぞ。
ティモフェイ
1D6+2+1
DiceBot : (1D6+2+1) > 1[1]+2+1 > 4
アリシア
*待ちな
アリシア
*cK を2として防壁だよ
アリシア
いや待てよ
アリシア
防壁……します!!!!!
メイド1
どうぞ。判定を。
アリシア
2d+3>=7
DiceBot : (2D6+3>=7) > 10[4,6]+3 > 13 > 成功

メイド1
*アリシア様のHP0。判決表を。
アリシア
2d+2-1 前科1
DiceBot : (2D6+2-1) > 8[5,3]+2-1 > 9
メイド1
*HP1の状態で立ち上がる。

アリシア
*c9 愛毒!!!!!!!!!
アリシア
2d+3>=7
DiceBot : (2D6+3>=7) > 3[1,2]+3 > 6 > 失敗
アリシア
*逆転!!!!!!!
アリシア
*この出目は6!!!!!!!!!!!!死ねティモフェイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

メイド1
*ティモフェイ様はラウンド3継続の猛毒。

メイド1
*ティモフェイ様の手番終了タイミングにより猛毒が作用。
メイド1
*ティモフェイ様のHP0。判決表を!
ティモフェイ
2D6+2-3 判決表

DiceBot : (2D6+2-3) > 12[6,6]+2-3 > 11

メイド1
*HP1の状態で立ち上がる。
トイ.
雪がふる。
トイ.
雪が降る。

ミラリア
「殺されるべきだった者が!わたしは、わたし達は、お前の真実を知っているぞ……!」
トイ.
「お前がたおれちゃ」
ミラリア
「お前にはただの一人も救えなかった!そして救えない!」
トイ.
「意味がないんだ!」
ティモフェイ
朗々と響く女王の声を聞きながら、
ミラリア
「それが罪だ!無意味に、早く、くたばれッ!」
ティモフェイ
愚かな男は剣を振るう。
ティモフェイ
それしか知らぬように。
ティモフェイ
それ以外に、
ティモフェイ
人を救うすべを知らぬとでもいうように。
ティモフェイ
目の前の女へと斬りかかり、剣を振るう。
トイ.
ひらめく剣。
アリシア
「フフ……ホホホ…………!」
ミラリア
「う──」
トイ.
振るわれる剣。
アリシア
それをただ技もなく、身体で受け止める!
ミラリア
そして。斬撃を防ぐべく這い出た亡霊の手さえも、容易く打ち払われたが。
ミラリア
「……!」
ティモフェイ
高らかな金属音。
アリシア
「まだまだ……!」
アリシア
「鏡は健在でございますよぉぉぉぉ……!!!!」
ティモフェイ
叩きつけるように振るわれた剣が、鏡に当たって止まり。
アリシア
食い下がる。振るわれる指の、輝く爪が致命的な箇所に静かに沈む。
アリシア
「みつけたぞ……おまえの心臓を!」
ティモフェイ
「ああ」
ティモフェイ
血を吐きながら笑みを浮かべて、
ティモフェイ
「分かりやすいだろう」
ティモフェイ
「……ずっと」
ティモフェイ
「それを抉られるのを、待っていたんだ」
ティモフェイ
「俺は」
ティモフェイ
つきりと内側から胸が痛む。
ティモフェイ
それに安らぎをすら得て、笑ってみせる。
アリシア
「それはそれは!
 お気に召して
 いただけましたかぁ~?」
ティモフェイ
「助かったよ」
ティモフェイ
ぐ、と剣を握る腕に力を込めて、
ティモフェイ
「きみたちの観察眼は見事だった」
ティモフェイ
「さすがは真実の鏡と」
ティモフェイ
「真実に固執する、哀れな女王」
ティモフェイ
「俺の心をいとも容易く見透かしてみせて」
ティモフェイ
「そして」
ティモフェイ
鏡を蹴って突き放し、距離を取る。
ティモフェイ
両腕を軽く広げて朗々と、
ティモフェイ
「このざまだ!」
ティモフェイ
「世界に」
ティモフェイ
「この世界に、俺の罪を曝け出してみせた!」
ティモフェイ
「ああ――ああ」
ティモフェイ
「これを望んでいたよ」
ティモフェイ
「これが!」
ティモフェイ
「この末に下る裁きこそが」
ティモフェイ
「きっと、俺のような男には相応しい!」
ミラリア
「──ならば」
ミラリア
「ならば!」
ミラリア
「受けろ、今」
ミラリア
「裁かれろ、この場で!」
ミラリア
「お前の!罪に!罰を!」
トイ.
罪をうたいあげる男の背後、

トイ.
それでもほんの、ひとかけら
トイ.
守らねばならない者を背に隠し。

メイド1
「判決は――下らず! 前科を重ねて裁判続行でございます!」
メイド1
*ラウンド終了。手札を捨ててください。
ティモフェイ
*捨てなしです
トイ.
*h8 破棄
ミラリア
*s3,sJを破棄!
アリシア
*捨てぬ
メイド1
*裁判 ラウンド4
メイド1
*手札の補充を行います。
アリシア
*d10 s8 c8 hJ (cA)
ミラリア
*(s10),s6,s9,sQ,cQ
トイ.
*s5 da(h10 sk ha)
ティモフェイ
*h2 d2 d4 (c10 sA)
メイド1
*裁判 ラウンド4 トイ
トイ.
*水パイプを使用 猛毒を解除
封殺を使用[sk] 対象:アリシア
ティモフェイ
*援護します
メイド1
*トイ様が猛毒から復調しました。



ティモフェイ
*さっき減らしてなかった分です
メイド1
割り込みはなし。判定を。
トイ.
2d6+2+2=>7 判定:才覚 援護
DiceBot : (2D6+2+2>=7) > 9[3,6]+2+2 > 13 > 成功
メイド1
ダメージ算出をどうぞ。
トイ.
1D6+3+2 スート凶器(剣)援護
DiceBot : (1D6+3+2) > 1[1]+3+2 > 6
メイド1
*アリシア様はHP0。判決表を。
アリシア
2d+0 判決表
DiceBot : (2D6+0) > 2[1,1]+0 > 2
トイ.
雪。
トイ.
雪の精。
トイ.
アレクシア。
トイ.
シャルル。
トイ.

<わたしは君の過去を知らん>

<だからわたしは、きみの行いできみを判ずる>

トイ.
<わたしにできることはそれだけで>

<わたしもまた、きみがそうするのを妨げない>
トイ.

凍てつく吹雪が身を包む。
だが、心までは凍らない。

トイ.

<日常だ。>

<自分の今も、アンタのそれも。>

<俺にとっては……>
トイ.
記憶が舞う。
トイ.
吹雪の中で。
トイ.
その真ん中に立った男が叫ぶ。
トイ.
「ティモフェイ!」
トイ.
合図。ふたりで、
ティモフェイ
虹がひかる。
ティモフェイ
救うべきものの声に導かれるように、
トイ.
はさむように、
トイ.
鏡写しに――
ティモフェイ
双剣がひらめく。
トイ.
おなじ剣閃がアリシアの身を砕く!!
ミラリア
「や、め、ろ、ーーーーーッ!」
アリシア
立ちはだかる。逃げられない。
ミラリア
亡霊の手が吹きいでる。紫炎が。鉄靴が。遠くから聞こえる呪いの呟きが。押し留めようとして。
ティモフェイ
そのすべてを、虹の輝きが振り払う。
アリシア
「まだ、一手なら受けられます」
ティモフェイ
まばゆいヒカリ。
ティモフェイ
救世のひかり。
アリシア
「女王様は、次の攻撃に……
 そなえ……」
トイ.
虹の光がアリシアの鏡面いっぱいに…
トイ.
うつされ、まばゆく、
トイ.


 それはそれは うつくしく

ミラリア
手はバラバラに霧散し。紫炎は潰え。鉄靴は硬質な音と共に止められる。呟きは届かない。
ミラリア
「それは」
トイ.
<鏡よ鏡>
ミラリア
「それは、真実──」
トイ.
<世界で一番美しいものは?>
アリシア
その輝きが満ちた時、一瞬、なぜこんな場所に居るのかを鏡は忘れてしまった。
アリシア
…………。
アリシア
判決が下り、焼けた靴の刑に処され、やがて堕落の国へと堕ちた女王。
己は、それに随伴することになったのだ。
アリシア
でも……
アリシア
別にそんなことをする必要はなかった……
アリシア
意味がなかった……
アリシア
価値はなかった……
アリシア
ならばどうして?
アリシア
…………
トイ.
鏡よ鏡。
トイ.
鏡はいった、人の心と未来はわからない。
トイ.
ともすれば、鏡の心が…
トイ.
そんなものがあるとして。
トイ.
わからなかった。
トイ.
トイトロールの声。
トイ.
『オールドメイドゲームに勝ったら
 女王陛下は救われるのか?』
トイ.
…ならばどうして?
アリシア
………………
アリシア
弾け飛ぶ破片が、粉となって、ぱらぱらと消えていく。
アリシア
(ああ…………)
アリシア
(勝ち残りたかった!)
アリシア
(勝ち残って…………)
アリシア
(女王の絶望を! 女王の妄執を!
 その近くで映したかった!
 その苦しみを啜りたかった!)
アリシア
(苦しみこそが真実で、
 裏切りこそが最上の料理だから……)
トイ.
粉となってぱらぱらと、雪に交じってその存在を失っていく
トイ.
『真実の鏡』であった欠片に問う。
トイ.
「鏡よ鏡」
トイ.
「真実を述べろ」
トイ.
「お前の目的を!」
トイ.
この場所――裁判で!
ティモフェイ
狂った男が、
ティモフェイ
真実を問うた男と同じ顔で、鏡を見据える。
ミラリア
「アリ、」
ティモフェイ
鏡写しの二人が、真実の鏡を見つめている。
ミラリア
「アリ、シア?」
アリシア
「それは…………」
アリシア
「鏡の……もくてき は……」
アリシア
 なんて、
アリシア
「 言 っ て や る も ん か よ ォ ! ! !」
トイ.
「問いに答えられない」
トイ.
「お前はやっぱり…『真実の鏡』じゃない!」
ティモフェイ
「鏡よ」
ティモフェイ
「おまえの役割は、どうやらここで終わりのようだ」
アリシア
「残念でしたァ……!
 アリシアは悪魔の鏡!
 人を破滅に導く! 裏切りの鏡!」
ティモフェイ
虹の剣をもたげ、その叫びを聞く。
ミラリア
「待て……待て、待て……わたしの……わたしを置いて、進めるな……」
トイ.
悪魔に惑わされたるは、哀れな女王。
ティモフェイ
救済のために犠牲を積み上げる虹剣が、歪んだ鏡へと映り込み。
ミラリア
「わたしを、何を……」
ティモフェイ
一閃。
ティモフェイ
救世騎士の一撃が、迷いなく振り下ろされる。
アリシア
「無 駄 な 問 い か け ご 苦 労 さ ん
 あ ば よ 、 無 能 ど も ! !」
ミラリア
「や──」
アリシア
「ア ー ッ ハ ッ ハ ハ ハ ハ
 ハ ハ ハ ハ ハ !!!!!!!!」
アリシア

      「は」
トイ.
ティモフェイの作り出す虹が。
トイ.
鏡を砕き、
トイ.
響く悪魔の高笑い。
ティモフェイ
鏡の破片を全身に浴びる。
ティモフェイ
悪魔の叫びが耳に染み入り、心が蝕まれゆくのがわかる。
ティモフェイ
だが、
ティモフェイ
それがなんだ?
ティモフェイ
真実などに価値はない。
ティモフェイ
正しい真実がこの世界にあるのならば、
ティモフェイ
世界が正しくめぐりゆくならば、
ティモフェイ
今この自分が、裁判の場に立てるはずもないのだ。
トイ.
割れた鏡を一つ拾い上げ。
トイ.
ミラリアを振り返る。
トイ.
「女王陛下、あんた騙されたんだ」
ティモフェイ
もはやその必要もないとばかりに、ティモフェイの手からは虹剣が霧散する。
ミラリア
「 」
ミラリア
呆然と。
ミラリア
割れた鏡を。見下ろしている。
トイ.
ミラリアを見るその瞳は、同情。
 
鏡は何も映さない。
ティモフェイ
鏡にも女王にも興味を示さずに。
ティモフェイ
敗者に興味はないとでもいうように、ぼんやりと空を見上げていた。
ティモフェイ
雪が降っている。
メイド8
「判決は死刑!」
メイド1
「これにて閉廷でございます」
ミラリア
「……… ……… ………」
ティモフェイ
冷たい風が吹いている。
ミラリア
「うそだ……」
ミラリア
「偽りだ……」
ミラリア
指先が、大地をかいている。
ミラリア
もはや壊れてしまって、何も意味も、価値もない破片を。
指が切れるのも構わずに、かき集めている。
ミラリア
「アリシア……?」
メイド8
「勝利しましたティモフェイ様は、発狂しておられます」
ミラリア
「わたしを……映せ」
ミラリア
「いつもの、ように」
 
 ……
ミラリア
「わたしには、見ろ、傷一つない……」
ティモフェイ
ぼんやりと立っている。
ミラリア
「それが、真実だ……」
トイ.
地を掻くミラリアを眺めている。
メイド1
「その発狂を、移し替えさせていただきます」
トイ.
ティモフェイに歩み寄り。
トイ.
ハグ。
ミラリア
「う、ううう、ああ、ああ」
メイド1
兎耳のメイドたちは携えた剣を抜き放つ。
ティモフェイ
身体が傾ぐ。
トイ.
一戦目、メイドにそうしたように。
 
 ──だから、女王は救われることはない。
ティモフェイ
血まみれの男が同じ顔をした男に抱きすくめられて、
トイ.
心身ともに衰弱しきった男をやわく抱きしめた。
 
 それが真実だった。
ティモフェイ
ぼんやりとそちらに視線を向けた。
メイド1
1号室のメイドがティモフェイを斬り、8号室のメイドがミラリアを斬る。
メイド1
しかしその切っ先は肉を裂くことはない。
メイド1
ティモフェイの狂気を裂き、
ティモフェイ
痛みはない。
ティモフェイ
どこかふしぎな、
ティモフェイ
なにか、
ティモフェイ
このうえなく大切なものを、
ティモフェイ
引き裂かれたような感覚だけがあった。
ミラリア
他の何も構わずに。最早何も映さないものを、見続けている。
メイド8
ミラリアの心の疵を抉った。
ミラリア
己の内側の衝動のままに動くだけの、愚かな女王。
ティモフェイ
ぱち、とまばたく。
ミラリア
「あ、」
ティモフェイ
すぐ近くの同じ顔と、


ティモフェイ
「……トイ」
ティモフェイ
「トロール……?」
ティモフェイ
トイトロールと目が合った。


トイ.
抱き寄せてメイドの剣先の渦中に共にいたが。
トイ.
自分がきられることはない。
ティモフェイ
虚ろな瞳は虚ろなまま、
トイ.
ただ共にいようとしただけ。
ティモフェイ
けれど焦点がトイトロールに結ばれる。
ティモフェイ
「…………」
ティモフェイ
「俺は」
トイ.
「…………」
ティモフェイ
唇がかすかに動いて、なにごとか言葉をつむごうとして、
ティモフェイ
あきらめたように閉じられる。
ティモフェイ
その膝からがくりと力が抜けた。
ティモフェイ
くずおれる。
トイ.
「ありがとう」
ティモフェイ
「…………」
トイ.
「わっ!」
トイ.
頽れたティモフェイを何とか支える。
ティモフェイ
支えられて、辛うじて倒れずに済み。
ティモフェイ
重い身体。
ティモフェイ
それがなんとか、トイトロールの腕を振り解こうとして、
ティモフェイ
結局叶わずにその腕の中にある。
ティモフェイ
「…………」
ティモフェイ
「……寒い」
トイ.
救世主を支えながら。
ティモフェイ
「寒いな」
ティモフェイ
降りしきる雪を血に染めながら、ぼんやりと呟く。
ミラリア
………
ミラリア
その間に。
ティモフェイ
「きみは」
ティモフェイ
「いつも、こうなのか……」
ミラリア
女王は地面から何かを拾い上げて。
トイ.
「仕方ねーよ」
トイ.
「寒いのは…」
ティモフェイ
わずかな、ほんのわずかな身じろぎ。
ミラリア
「う、うう、あああ、ハハ、ハハハハハ……」
ミラリア
「ハハハハハハハハハハ!!!!」
ティモフェイ
その身を温めるように肌を寄せ、
ティモフェイ
そして狂乱の女王に視線を向ける。
トイ.
女王の嫉妬の焔でも、溶ける事叶わなかった雪。
トイ.
身を寄せ合いながらミラリアを見る。
ミラリア
振り向く。最早身だしなみを整えることもかなわない髪は、乱れきっている。
ミラリア
「──偽り共ッ!!罪人共、屑共、嘘吐き共……!」
ミラリア
「わたしはなあッ!」
ミラリア
「騙されてなどいないッ!」
ティモフェイ
「…………」
ミラリア
「──知らないと、そう思ったのか?
 何百枚もコインを集めておきながら?
 それまでずっと共にいた、あいつのことを?」
ミラリア
「その真実まで知らずにのうのうといる、愚かな女王だと思っていたかァッ!」
ミラリア
「"知っていた"!わたしは、わたしは」
ミラリア
「それでも良かった!」
ミラリア
「わたしを映したものが一番美しくあり続けるなら!」
ミラリア
「わたしはそれで良かったッ!」
ミラリア
「なのに」
ミラリア
「愚かな……」
ミラリア
「わたしの真実まで知らなかった、愚かな鏡……」
ミラリア
「……」
ミラリア
手に、握りしめているのは、
ミラリア
拾い上げた6ペンスコイン。
ミラリア
「うっ、うう、う、う………」
ミラリア
みしり、みしり、
ミラリア
その体が音を立てて、歪んでいく。
ティモフェイ
美しかったおんなの身体の歪みゆくさまを見ている。
ミラリア
「……殺、す……」
トイ.
憐れむようなまなざし。
ティモフェイ
トイトロールはともかく、自分にはもはや抵抗の力が残っていないだろう。
ティモフェイ
一人置いて逃げろと言って、はたしてこれが聞くものか。
ティモフェイ
突き飛ばすだけの力だけでもないものかぼんやりと考える。
トイ.
ミラリアの口が「殺す」とうめいても。
ミラリア
醜く成り果てて、最後に残るのは、ただ一つの意思。
もうどうしようも無くなっても、戦うことをやめない。
──血の道を突き進むだけの、愚かな女王。
ティモフェイ
その呪詛を聞きながら、寄り添う腕に僅かに力を込めた。
トイ.
大丈夫だ。恐れる必要はない。
トイ.
メイドたちの背が、自分たちを守ってくれるものに見えた。
ティモフェイ
そのことも今は頭にないように、どこか身を強張らせて足を踏みしめる。
メイド8
メイド達は剣を抜いたまま、その手に握っている。
トイ.
だれにも救われたことがないと思っていた男に、いまはなぜだが安心感が灯っている。
ミラリア
40枚の6ペンスコインを、固く握りしめて、女王は叫んだ。
ミラリア
「殺してやる!殺してやる殺してやる殺してやる!
 嘘吐きの偽り共、上に立つべき資格無き者共、わたしの鏡を壊した、最悪の者共!
 そうならない内は、死んでも死んでやるものかァッ!」
ミラリア
全霊を込めた、呪詛と同時。
ティモフェイ
トイトロールの腕に抱かれたまま、その背に彼を庇うよう一歩踏み出す。
---
肉が膨れ上がり。巨躯が形成されていく。
---
そこにいるのは、最早、一体の亡者。
 
拾われ切らなかった破片が、響く絶叫にカタカタと揺れて鳴った。
ティモフェイ
だらりと垂れ落ちた手のひらに、虹の光が集まりかけて。
鏡の女王の亡者
「……………」
鏡の女王の亡者
醜く歪んだ、黒い異形の亡者。
鏡の女王の亡者
アイアンメイデンのような鉄のドレス。
トイ.
光の集まりかけたティモフェイの手を引く。
鏡の女王の亡者
自分を傷付けるように蔓延る茨の蔓。
ティモフェイ
はっとしたようにトイトロールを向いた。
トイ.
顔を見合わせ、無言で首を横に振った。
鏡の女王の亡者
魔法の解けて乱れた髪。醜い眼。
メイド8
鋭利な剣を垂直に立てて構える。
鏡の女王の亡者
もはや意思を持たぬそれの目の焦点は、二人の救世主に合わせられる。
メイド1
2人のメイドの立ち姿は対称。鏡像のように。
鏡の女王の亡者
「…………」
鏡の女王の亡者
「 」
鏡の女王の亡者
「■ ■ ■ ■ ! ! ! ! ! ! ! ! ! !」
鏡の女王の亡者
声無き叫びが響く。紫炎が燃え盛る。吹き上がる。全てを、自身さえも焼いて、中庭全域まで届くような焔が轟々と荒れる。
鏡の女王の亡者
燃えゆく茨が、メイドをすり抜けて、二人まで届こうと──
メイド1
突き刺す。
ティモフェイ
トイトロールの肩を抱く。
メイド8
突き刺す。
鏡の女王の亡者
茨が切断される。鎧が裂ける。肉がちぎれる。
トイ.
思わず目を閉じる。
鏡の女王の亡者
それでもまだ攻撃をやめない。
メイド1
突き刺す。
メイド8
突き刺す。
鏡の女王の亡者
「■■■■!■■■■!■■■■……!」
鏡の女王の亡者
切れる。裂ける。千切れる。
鏡の女王の亡者
それでもまだ……
メイド1
突き刺す。
メイド8
突き刺す。
鏡の女王の亡者
「……■、■■■……………」
鏡の女王の亡者
まだ……
メイド1
突き刺す。
 
(カタ……。)
鏡の女王の亡者
「、■………………」
 
(女王様)
 
(あんた、馬鹿だね)
 
(大事なものが、ほかにあるなら)
 
(こんなとこ、来なきゃよかったんだ)
鏡の女王の亡者
死んだ者は、美しさの順位から外れる。故にもはや何一つ、美しくもないそれは、ただただ狂い暴れて。
鏡の女王の亡者
「………」
ティモフェイ
「…………」
メイド8
突き刺す。
鏡の女王の亡者
「──■■、■■…………」
 
(馬鹿な女に、賭けたせいで)
 
(大損だ、大失敗だ)
 
(いいから、早く死ねよ……)
 
(今のあんたが、一番醜いよ)
鏡の女王の亡者
「…………………」
---
(■■、■■………………)

 
 割れて 砕けた 片思い
  誰も 元には 戻せない ……
---
鏡が 割れて 砕けるように
 後には 火花と灰が 残るのみ。
---
それらも きっと そのままでは
 すぐに 雪が さらっていくだろう
嫉妬も 思いも 忘却の彼方に。
GM
館から絹を裂くような悲鳴が聞こえる。
メイド3
その悲鳴は3号室のメイドのもの。
メイド3
漏電によって強い電流が流れたメイドは、鏡のひび割れにも似た模様を浮かべて感電死した。
メイド3
メイドは救世主らと同じ末路を迎えて、その役目を果たす。
メイド3
仮面が外れ、床へと転がり落ちた。
メイド8
灰から6ペンスコインを拾い上げる。
トイ.
悲鳴が細く 途切れた時。
トイ.
ようやく固くつぶっていた目を開く。
ティモフェイ
トイの肩を抱いていた腕から、やっと力が抜ける。
トイ.
信じたとおりに、ふたりに攻撃が届くことはなかった。
メイド8
「こちら、6ペンスコインでございます。お収めください」
トイ.
強く掴まれていた肩が、ゆるむ。
ティモフェイ
「…………」
ティモフェイ
差し出されたコインをぼんやりと見つめ。
ティモフェイ
その向こう側の、焼け焦げた亡骸の跡に視線を向けた。
トイ.
ティモフェイを支えたまま、メイドに手を差し出す。
ティモフェイ
トイトロールに倣うように、遅れて手のひらを差し出した。
ティモフェイ
差し出す動作すら負荷として厳しいのか、その腕はわずかに震えていた。
メイド8
コインを手渡す。
トイ.
メイドの手を取り、握手。
トイ.
「使用人さん」
ティモフェイ
コインを握り込んで、腕を下ろす。
トイ.
「…護ってくれてありがとう」
トイ.
儀式のルールといえど。
メイド8
「どういたしまして。よく戦いましたね」
トイ.
亡者から、ティモフェイとトイを護ってくれた。
トイ.
凍える体に、ほんのすこしあたたかい気持ちがする。
トイ.
「ふふ」
トイ.
「…こっちのやつが大変だよ」
トイ.
よく戦いましたね、という言葉に、少しおどけたように。
トイ.
自分より重症のティモフェイをちょっとゆする。
ティモフェイ
先程の無理が祟ったか、ゆすられるがまま。
メイド1
「お運びいたしましょうか?」
ティモフェイ
トイトロールに体重を預けている。
トイ.
「…うん!」
トイ.
「じつは」
トイ.
「オレも限界!」
ティモフェイ
「……すまない」
トイ.

支えていた力が抜ける。

ふたり同時にくずおれて。
ティモフェイ
ぐしゃ、とつぶれた。
トイ.
「いたーーーっ」
トイ.
「いたたた…」
ティモフェイ
雪降る中庭にどっかりと腰を下ろす。
ティモフェイ
「…………」
ティモフェイ
「……きみたちは」
ティモフェイ
メイドに問う。
ティモフェイ
「きみたちは、この儀式を」
ティモフェイ
「どのように受け止めているんだ……」
メイド1
「この館において、死、捨て去られるものは、一切が祝福でございます」
ティモフェイ
「…………」
メイド8
「どこに辿り着くこともなかった6ペンスコインを薪にして、奇跡へと昇華する」
メイド1
「切り札、捨て札、上がり札」
メイド1
「そのすべてが同じ意味を持つ」
メイド8
「それがオールドメイドゲームでございます」
ティモフェイ
「……殺されるも、勝ち上がるも」
ティモフェイ
「生贄となるも、救世主となるも」
ティモフェイ
「すべてが同じと?」
メイド1
「私どもにとっては、そう」
メイド8
「しかし、客室付きのメイドは祈っています」
ティモフェイ
澱んだ目をメイドに向ける。
メイド1
「自らの仕える救世主が、望んだ結末を手にすることを」
ティモフェイ
「……そうか」
ティモフェイ
深く、息を吐く。
ティモフェイ
同じであれば。
ティモフェイ
自分とトイトロール。
ティモフェイ
同じ顔をして、同じ顔ゆえに、分かたれた人生を歩んだ二人が。
ティモフェイ
真実、同じ意味を持っていたならば、
ティモフェイ
「……いや」
ティモフェイ
「真実など、どうでもいい、か」
トイ.
「?」
ティモフェイ
「いいや」
ティモフェイ
「……休もう」@発狂通常
ティモフェイ
「部屋に戻って」
ティモフェイ
「きみ、本調子ではないだろう」
ティモフェイ
昨日は熱を出していたのだから。
トイ.
「ははは…」
ティモフェイ
自分のぐちゃぐちゃの傷のさまを棚に上げて、そのように言う。
トイ.
「…どの口が言ってんだか!」
メイド1
「これにて3号室、ミラリア様、アリシア様と」
メイド8
「6号室、トイトロール様、ティモフェイ様の裁判は決着いたしました」
メイド8
「勝者、6号室、トイトロール様、ティモフェイ様」
メイド1
「次なる戦いへ向けて、しばらくのご休息をおとりくださいませ」
メイド1
そうしてメイドは深々と頭を下げると、
メイド8
2人は倒れた勝者たちを抱き上げて、館へと運び込んだ。
トイ.
メイドの上にも雪が降る。
GM
――こうして、第二回戦は終わった。
GM
16人の救世主は、今や4人。
GM
手に手をとって、折り重なって、
GM
最後に残るは――。
GM