お茶会-2ラウンド目
メイド3
今日はここまでとなりますが、行動順のダイスを振りましょう。
メイド3
1d99
DiceBot : (1D99) > 31
アリシア
1d99
DiceBot : (1D99) > 17
ティモフェイ
1d99
DiceBot : (1D99) > 30
ミラリア
1d99
DiceBot : (1D99) > 71
トイ.
1d99
DiceBot : (1D99) > 25
メイド3
お茶会第二サイクル ミラリア>ティモフェイ>トイ>アリシア
第1シーン:ミラリア
ミラリア
お茶会は一日に渡って続く。故に、その時が訪れる。
夜。暗闇が窓の向こうを覆い尽くす、静謐の時。
---
十字架の掲げられた、教会の場。救いを祈る場所。祈られていた場所。儀式の行われる、神性な場。
---
あなたは、ティモフェイは呼び出される。突如として。
ティモフェイ
これがどういう理屈であるものかはいまさらのこと、当然、理解しているが。
---
……拘束や、襲撃や、語りかけてくる声。そのようなものは、何もない。
---
重く、質量を持っているような青黒い霧が、礼拝堂の片隅に集まっている。
ティモフェイ
異様な気配に、視線をそちらに向けざるを得ない。
ティモフェイ
喉の奥が不格好に鳴りかけたのを、抑え込む。
ティモフェイ
かつて見つめ続けた白い雪を幻視する。
ティモフェイ
正常な思考が働いていれば、即座に理解できただろう。
ティモフェイ
愛していたはずの者が、今ここにいるはずがない。
ティモフェイ
ただ目の前の、愛したはずの女の、かたちを見取る。
マルタ
変わらない姿。死んだはずのひとり。あなたが殺したはずなのに、確かなかたちでそこにある。
ティモフェイ
頭の中に乱れることばの断片はなにもかも形にならず、
マルタ
立っている。立ったまま。歩み寄ることをしないまま、そこにある。
マルタ
あなたが内心の疑問を発する前に。それはあなたに疑問を向ける。
ティモフェイ
内心の疑問ごと思考が凍りついて、ただ視線だけを返す。
マルタ
「どうして、今も、今度こそなんて、言ってるの」
ティモフェイ
彼女のことは、正しく、殺したはずだった。
ティモフェイ
誰よりも清らかな魂を、神に声を届けられるのは彼女以外になく、
ティモフェイ
そうしてあたためられた世界に訪れた春の息吹に、後悔などなかったはずで。
ティモフェイ
愛していたからこそ、誤ってはならなかった。
ティモフェイ
彼女は死んだ。殺した。殺したはずだ。
ティモフェイ
花のほころぶようなやわらかな微笑み、
ティモフェイ
けれどどうしようもなく、彼女はマルタだった。
ティモフェイ
自分が剣を突き立てて、殺した女だった。
マルタ
思考を、理解を、正しくあるべきものを、凍り付かせるように。あなたを呼ぶ声がする。
マルタ
かつてあったものの等しく喪われた、枯れた冬のような。
ティモフェイ
自分が忌み、彼女を犠牲に振り払ったはずのものを、
ティモフェイ
ああでも明確に疑問を抱いたのはあの時だったのだ。
ティモフェイ
名誉なことだと信じて生贄を捧げていたのに、
ティモフェイ
自分のよく知る、そのやわらかな胸元に、剣を突き立てて。
ティモフェイ
『犠牲の上に成り立つ世界は、果たして正しいものなのか?』
ティモフェイ
愛したはずの女を殺したその瞬間になってやっと、
ティモフェイ
何度も繰り返し、噛み締めてきたことに相違なかったから。
ティモフェイ
「俺は、きみを連れて逃げるべきだったか?」
ティモフェイ
ティモフェイがマルタを生贄に適任と判断し、
ティモフェイ
正しく儀を執り行って、彼女を殺した。
ティモフェイ
「きみがもっとも、求められていたんだ」
ティモフェイ
「だから、別の者を選ぶべきだったのか?」
ティモフェイ
罰を待つ咎人のように、その頭を垂れて。
ティモフェイ
ステンドグラスを模した、虹の儀礼剣が煌めく。
ティモフェイ
彼女を殺した時と同じ輝きだけが美しく、
ティモフェイ
たったひとつ、ただひとつ、望むことができるならば。
ティモフェイ
しかしティモフェイは正しく理解しているのだ、
ティモフェイ
彼女を取り戻すことを、望みはしない。
マルタ
手が伸ばされている。ひどく緩慢に。緩やかに。
マルタ
振り払おうと思えば、簡単に振り払える、速度。
ティモフェイ
降りしきる雪よりもなお緩慢な動作の、
マルタ
冷えきった指先が、あなたの首を撫ぜるように掴む。
ティモフェイ
あの優しい手とは似ても似つかないとも分かっている。
ミラリア
ティモフェイの救世主失格を抉ります。猟奇で判定。
トイ.
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 愛
トイ.
2d6=>7 判定:愛
DiceBot : (2D6>=7) > 6[1,5] > 6 > 失敗
ミラリア
2d6+3>=7
DiceBot : (2D6+3>=7) > 6[1,5]+3 > 9 > 成功
ティモフェイ
繰り返し、引き絞られる喉の隙間から、
ティモフェイ
その腕を裂くように、得物が振り抜かれる。
マルタ
一撃の被害は、かろうじて服が裂けるに留まる。
マルタ
追撃を加えるでもなく、ただその様子を見届ける。
ティモフェイ
「貫き通すことも、できなかった男だけれど」
マルタ
女が歩く。あなたから離れて。礼拝堂の出口へ。茶の髪を揺らし。
ティモフェイ
おんなの心臓を貫いた時の手応えを、思い出していた。
メイド3
いかなる奇跡が叶っても、なかったことには決してならない。
メイド3
雪を払う救世があろうとも、罪を雪ぐ奇跡はない。
第1シーン:ティモフェイ
ティモフェイ
礼拝堂の出来事から夜が明けて、翌朝かな。
ティモフェイ
1d12
DiceBot : (1D12) > 10
ティモフェイ
10 : 温室。光を取り入れるための一面のガラス張りは、砂塵だけの光景だ。
メイド6
先日、散々植木鉢を投げつけられた温室ですが、すっかり綺麗に掃除されています。
ティモフェイ
ではその美しく掃除をされた温室に、今は雪が降っている。
メイド6
日光があまりに不足した堕落の国においては、特になんの役に立たない温室です。
メイド6
気休めに置かれた作り物の鉢植えの頭が、白くなっています。
ティモフェイ
雪が降り、雪が降り、造花を白く彩る温室に、
ティモフェイ
不意に、ミラリアとアリシアは召喚される。
ティモフェイ
目の前には覇気のない顔をした救世主が一人と、
トイ.
昨夜のうちにあったことなどつゆしらず、ぐっすりとねてた男。
ティモフェイ
二人の同じ顔をした救世主が、女王と鏡を出迎える。
ティモフェイ
目の前の男は平常の鉄面皮を取り戻している、
ミラリア
眼前から視線を外さないまま、罠がないか、退路は、と少しの確認をして。
ティモフェイ
「あまりこれを使ってこなかったものだから」ぴらと残った招待状を振り。
トイ.
目をこすりながら、興味の赴くままにアリシアに一歩近づき…
ミラリア
「二人同時なら使うまでもなかったろうにな。まあいい……」
ティモフェイ
「他の救世主に倣って使ってみようと思っただけで、特別の策略などありはしないよ」
ティモフェイ
「女性二人の部屋に踏み込むのも、気が引けた」
ティモフェイ
「この手の裁判の前の、なんというか……」
ティモフェイ
「茶会と呼ばれるたぐいの駆け引きを、基本的には馬鹿馬鹿しく思っているのだが」
アリシア
この鏡で簡単に遊べるとは思わぬことです……
アリシア
「ちなみに鏡は女性ではございませんので、
女性一人の部屋ということになりますね~」
どうでもいい補足。
ティモフェイ
「なおさら悪いな」どうでもいい補足に短く返し。
ティモフェイ
「多少の真似事は、してみせた方がいいかと思った」
ティモフェイ
いまいち要領を得ない前振りを、淡々と並べ立てる。
ミラリア
「ならば、手並みを見せてもらうとするか」
ティモフェイ
「…………」やはりいまいち気乗りがしない、というように顔をしかめたが。
トイ.
鏡になんとか息を吐きかけようとウロウロしてたがよけられている。
ティモフェイ
「この会場に残った、8人の救世主たち」
ティモフェイ
「その中で最も美しい者は、誰になる?」
アリシア
「はい。ティモフェイさま。
ここでは──」
さほどの時をおかずに、鏡が答えを──
ティモフェイ
「きみが最も美しい、という答えが出るのではないかと」
アリシア
「あっ助かります~」
散らばっているのはもはや光を反射しない硬質な破片だ。
ミラリア
そうだ。それ以外の答えが、あるはずがない。
ティモフェイ
せいぜいが上回るとしても、一号室の美丈夫くらいか。
ミラリア
もはや一人殺した。潰した。顔無しの死体が残るだけ。
アリシア
「大丈夫 大丈夫でございます」
カタ…… パチ……
ティモフェイ
それも鏡の美醜の基準次第だから分からなかったが。
ミラリア
他に上回るものなど、何処にもありはしない、それが真実のはずだ。
ティモフェイ
「人を揺さぶるような真似は、得意ではなくてね」
ティモフェイ
「存外に自分の美に、自信がないようだ」
トイ.
ふと顔をあげた瞬間。たまたま目をむけたティモフェイと目が合った。
ティモフェイ
*ミラリアの心の疵『一番美しいのは誰?』を抉ります 猟奇で
トイ.
「オレも女王陛下がいちばんきれいだとおもった」
アリシア
choice[猟奇,愛,才覚]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,愛,才覚]) > 愛
アリシア
2d+3>=7
DiceBot : (2D6+3>=7) > 10[5,5]+3 > 13 > 成功
アリシア
1d6 減少量
DiceBot : (1D6) > 5
ティモフェイ
2D6+3-5>=7 猟奇判定
DiceBot : (2D6+3-5>=7) > 5[4,1]+3-5 > 3 > 失敗
ミラリア
誰よりも真実を頼り、そして信じる愚かな女王。
ミラリア
だが、であるというのに、真実から目を逸らそうとする、ひどく大きな矛盾がそこには存在している。
ティモフェイ
されどその矛盾を暴き立て、疵を抉るだけの度量がこの男にはない。
ティモフェイ
他人の心を理解できない空っぽの救世騎士。
アリシア
「女王様が鏡をお割りあそばせになるのは
日常茶飯事ですからねぇ~!」
アリシア
「ここのところは、大一番で緊張されているのか
割られる回数が減って不安になっていたところでございます」
ミラリア
「コインの枚数が減って自重してやっていたが──」
ミラリア
「脚が動くことぐらい、あろうというもの」
アリシア
「というかですね~
聞かれるとうれしくなってついついなんでも答えちゃうんですが……」
ティモフェイ
ほんとにめちゃめちゃ答えてたもんな……。
アリシア
「鏡は女王様の所有物なので、
ホイホイあなたがたの問いに答えるのはよくないんですよね」
ミラリア
「林檎だの卵だの あの問いの時も割ろうかと思った」
アリシア
「真実(マジ)遺憾(サーセン)でございます」
アリシア
「というわけで、さきほどの問いの答えは……」
アリシア
「女王様を倒し、この鏡の所有権を奪ってから、
ということでご容赦願います」
ティモフェイ
自分自身は美しさなどどうでもいいと言うように、そのように答える。
ミラリア
「ああ、そして、そのような瞬間が来ることはあるまい」
ティモフェイ
「そればかりは、裁きが下されたのちにわかることだ」
ミラリア
「正しい裁きが、真実の罪に、下されるその時……」
トイ.
裁判か。
そうか、いまこれ、お茶会だったか…
トイ.
裁判の時間まで、刻一刻と迫ってはきているのだ。
アリシア
「せいぜい、足掻いてみてくださいねえ~っ」
緊張感のない声。
トイ.
唇を引き結び、ちらりとティモフェイを睨んだ。
メイド6
真実も、罪の行方も今はまだ、白く積もった雪の中。
第3シーン:トイ
トイ.
1号室や7号室のように、猟奇の先に一握の愛を拾うもの。
トイ.
4号室や5号室のように、背を預け互いの強さを信じるもの。
トイ.
2号室や3号室のように、抗い難い習性と、それに綴蓋をするようなもの。
トイ.
8号室のようにここではじめてであって、こけつまろびつ支え合うもの。
トイ.
そこにある、関係性は部屋によって8組8様。
トイ.
それは2人が、
出会った時からずっと
敵対しているということだ。
トイ.
ひとりは恋人を犠牲にした痛みをずっと抱え、
ひとりはこの世に救いを見たことのない痛みを抱え、
別々の人生を、同じ顔で歩んできた。
トイ.
なにか悟ったように、ティモフェイの顔を見る。
ティモフェイ
開きっぱなしの扉に構わず、ティモフェイは6号室に立つ。
ティモフェイ
ぼんやりと虚空に視線を彷徨わせながら、
トイ.
暴力と激情だけで制してきた、これまでの裁判。トイが命令し、ティモフェイはそれに遂行するだけ。
トイ.
ティモフェイがそれを成し遂げられなければ「すまない」と。
トイ.
「通用しないところまで来たんだろうなァ…」
ティモフェイ
考えもしなかったことを言われた、とでもいうような。
ティモフェイ
目をしばたいて、トイトロールの顔を見る。
ティモフェイ
先程女王が言ったとおり、裁判まではあと残り僅かの時間しか残されていない。
ティモフェイ
今から剣の稽古などしても付け焼き刃、
ティモフェイ
そもトイトロールは剣を振るうよりも、その制御できていない心の疵を暴れさせた方が裁判での脅威となる。
ティモフェイ
という結論を、無感情な計算の結果導き出しはしたものの。
ティモフェイ
トイトロールを追いかけて、開け放しのドアを出た。
ティモフェイ
淋しげなその中に立つ、トイトロールの姿を見る。
トイ.
それを真ん中あたりまで歩いて行って、ティモフェイと対峙するように前を向く。
ティモフェイ
背後に降り積もる、雪の白さを思い出す。
トイ.
身に沁みついて、畏怖するようにその虹に目を細め、
トイ.
構えた手の中に、雪が風まき、手の中に氷の剣が象られていく。
ティモフェイ
自分の知らない、トイトロールの新しい武器を。
ティモフェイ
冴え冴えと輝くその刃を瞳に映し込み、
ティモフェイ
振り下ろされたの一閃を、とっさに虹剣で受け止める。
ティモフェイ
そもここでトイトロールごときに切り捨てられるのならばそれまでだと、
ティモフェイ
そのことを、ティモフェイ本人も理解している。
トイ.
しかし、力任せに抑え込まれればその腕はふるえる。
ティモフェイ
僅かに前のめりに、踏み込んだティモフェイの姿勢が崩れる。
トイ.
「力いっぱい暴れても、泣き叫んでも、いつも状況は変わらなかった」
トイ.
「暴れれば暴れただけ、それが現実になる!」
トイ.
せきを切ったようにトイトロールの周りの雪が濃くなる。
ティモフェイ
ティモフェイのめったに動かない頬が凍える。
トイ.
「前までは、怒りや悲しみをぶつけても壊れない世界だったのに」
トイ.
いまや己の機嫌が救世主を殺し、末裔を殺し、村を雪に埋もれさせる。
トイ.
怒りや悲しみは本物だ。殺したいという気持ちも、恐れも本物。
ティモフェイ
あわれなこどものような、目の前の男。
トイ.
心の疵。冬。忘却の国の災害を纏い、それを振るう。
ティモフェイ
その全てが、ティモフェイの心を苛むものだ。
トイ.
だから、この雪が猛威を振るう時、ティモフェイが止めることに意味があった。
ティモフェイ
ティモフェイの過ちと矛盾がそれをのさばらせて、
ティモフェイ
一度たりとも、止めることができずに来た。
ティモフェイ
さりとて他に叶えられることもない、今となっては。
トイ.
「お前が殺せばいいって 死期を待ってるって顔見せるたび」
トイ.
「オレは必死で蓋をした気持ちを呼び起こされる…」
トイ.
「自分の、死んだ方がマシだって気持ちを!!」
ティモフェイ
自分と同じ顔であったばかりに、苦痛を背負わされた彼に。
ティモフェイ
戦いでは軽やかに振るってきたこの儀礼剣が、
ティモフェイ
しかし、ティモフェイにはずっと重かった。
ティモフェイ
足とともに剣を引き、トイトロールのバランスを崩す。
ティモフェイ
バランスを崩してつんのめったトイトロールを見下ろして、
ティモフェイ
それを上から押し潰すように力をかけて。
ティモフェイ
押し返そうとする剣を、力任せに押さえ込み。
ティモフェイ
降り積もる雪では覆い隠せない疵が、今もじくじくと痛んでいる。
トイ.
鍔迫り合いの均衡を一気にくずし、剣の下からのがれる。
ティモフェイ
振り抜かれた剣を、強引に引き戻した刃でぎりぎりに受けて。
ティモフェイ
氷剣の刃にひびが入るほどにしたたかに。
ティモフェイ
戦う理由の、すべてが否定されるだけの、事実を。
ティモフェイ
ティモフェイの存在に人生を覆された男が、
ティモフェイ
今、ティモフェイを覆そうとしている。
ティモフェイ
「選ばれた贄が、救世騎士の館で過ごし」
ティモフェイ
まるでこの館でメイドに仕えられてもてなされる、16人の救世主たちのよう。
ティモフェイ
「名誉なことだと、笑っていたのに……」
ティモフェイ
自らの中の、取り返しのつかないほどに壊れた部分に、気付いてしまっただけ。
ティモフェイ
自分は正しい救世騎士のように振る舞い続けたから。
ティモフェイ
それでも滅びにあらがわんとする民がいたいけな少女を捕まえて、
ティモフェイ
奪い取られた儀礼剣が、彼女を殺すさまを見た。
ティモフェイ
この儀式そのものを、否定するものにほかならない。
トイ.
<マルタ>優しく穏やかな男の声。
春の光の中でほほえみ。
トイ.
<マルタ…>
騎士たちの館で持成され時の迷いの顔。
ティモフェイ
ひび割れた疵に、雪の冷たさがしみる。
トイ.
マルタの記憶。
マルタの目に映った、ティモフェイの記憶。
トイ.
身なりは美しく。髪はとかされ。どちらかというと今ではトイに似た。
ティモフェイ
この記憶は、自分を苛むものでなければならないのに。
ティモフェイ
<きみのようには、それを楽しめないかもしれないが>
トイ.
*ティモフェイの救世主失格を舐めます。猟奇で判定。
アリシア
choice[猟奇,愛,才覚]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,愛,才覚]) > 愛
アリシア
2d+3+2>=7
DiceBot : (2D6+3+2>=7) > 3[2,1]+3+2 > 8 > 成功
アリシア
1d6 減少
DiceBot : (1D6) > 3
トイ.
2d6+2+2-5=>7 判定:猟奇 ティーセット
DiceBot : (2D6+2+2-5>=7) > 10[6,4]+2+2-5 > 9 > 成功
ティモフェイ
虹の剣の輝きが、青い瞳にうつりこむ。
メイド6
――ティモフェイの手には今だ、その剣が握られている。
第4シーン:アリシア
アリシア
それらが一斉に割れてくだけ、
雨となって降り注ぐ。
アリシア
*ティモフェイの「救世主失格」を抉ります。
トイ.
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
トイ.
2d6+2=>7 判定:才覚
DiceBot : (2D6+2>=7) > 8[4,4]+2 > 10 > 成功
トイ.
1d6
DiceBot : (1D6) > 6
アリシア
2d+3+2-6>=7 愛
DiceBot : (2D6+3+2-6>=7) > 8[4,4]+3+2-6 > 7 > 成功
ティモフェイ
血が弾けて、整えられた中庭の芝を汚す。
ティモフェイ
ひきつれた呼気が、悲鳴の代わりにティモフェイの唇を漏れた。
アリシア
「どうして」
「どうして」
「どうして」
アリシア
「楽になれると」
「楽になれると」
「思った?」
アリシア
いまや、痛みを伴う『真実』の雨にとってかわられた。
ティモフェイ
自分には、苦しみの底が似合いだった。
ティモフェイ
ささやく声は、すべて自らを苛むもの。
アリシア
「憎悪こそ」 「妄執こそ」
「妬みこそ」 「絶望こそ」
「痛みこそ」 「苦しみこそ」
アリシア
「われわれの」 「われわれの」
「真実!」
「われわれの」 「われわれの」
ティモフェイ
それが僅かなりとも酌量になるとでも思ったか?
ティモフェイ
誰にも否定できない真実を、この愚かなる男に指し示した鏡よ。
ミラリア
地を踏む音が重く重く響く。大地を揺らすほど。
ミラリア
割れた窓から飛んだ女王は、弾けた火花の舞う中、ゆっくりと身を持ち上げた。
ティモフェイ
膝をついた男が、褪せた色の瞳で、女王を見上げる。
ティモフェイ
針を指で刺した、かつての女王がそうしたように。
アリシア
散らばる大きな破片のいくつかが、ひとりでに組み合わさっていく。
アリシア
「あなたにもまだ、出来ることが残されてございます」
アリシア
「その子と折り重なって、
死んであげることです。」
ミラリア
「哀れなものだな?実に哀れだ、小僧。責め立てられ疵付けられ憎まれるばかりの、罪人よ。もはやお前の逃げ場は、誰も用意してはくれない……」
ティモフェイ
けれど、その膝をゆっくりと伸ばした。
ティモフェイ
なのにどうして、自分はこの場に立っている?