裁判
GM
中庭。
大きな歓声が救世主達を出迎える。
今回の部屋付きのメイドはおらず、6人のメイドが横並びで立つ。
GM
部屋付きのメイドは、今ここに相まみえる救世主達の部屋を掃除している。
窓からその様子がちらほらと見えた。
メイド7
「24時間が経過し、お茶会の時間が終了しました」
GM
開かれた扉から救世主たちが姿を現す。
観客たちのさまざまな歓声のなか。
アレクシア
かつん、と。昨日と全く変わらぬ足取りでヒールが鳴る。
アレクシア
服の下は傷にまみれている。だが、それを感じさせない。寸毫たりと。
シャルル
シャルルの足音は殆どない。
そういうふうに作られている。
シャルル
昨日と同じ機械の手足、されど様相はまるで違う。
シャルル
滑らかで強靭な繊維でおられた布地に、衝撃に強い防具。
シャルル
大きめの銃を二丁かかえ、ハンドガンを数か所に携えて。腰に潜むは爆発物らしきいくつかの玉。
シャルル
「さあ、どうでしょうね。皆さん……ご覧になったでしょうし。」
シャルル
「今更、隠す必要もないんじゃないですか?」
GM
先に5号室の救世主。
そして6号室が後に続く。
トイ
袖。
ここから一歩出れば、観衆の生の視線にさらされる。
トイ
顔を見られる。嫌がおうにも冷や汗がふきでる。
トイ
祈るようなしぐさ。自分を奮い立たせるためのおまじない。
トイ
<あきらめるな。ゆるすな。>
<痛みは瞬く間><戦うんだ>
<生きるんだ!>
トイ
落ち葉が舞い上がり、くるくると回る。踊る人々のように。
トイ
ティモフェイが踊れると知られれば、周りが自分に同じものを教え込ませた。
トイ
「世にもおぞましいこの顔をとくとごらんあれ!」
トイ
トイトロールの担ぐ、ナタのような武器。するりと覆いがはずされる。
ティモフェイ
邪魔な鎖を肩にかけ、遅れてトイトロールの隣へと歩み出で来る。
ティモフェイ
ティモフェイの様子は何ら変わらない。
ティモフェイ
戦いが始まった時のように、今のトイトロールのようにダンスを踊ることもなく。
ティモフェイ
ただ真っ直ぐに、自分と同じ顔をした男の隣へと歩を進める。
ティモフェイ
頬には青あざ、瞼は腫れ上がり、唇の端には血を滲ませ。
ティモフェイ
薄汚れた襤褸のマントを風になびかせて、鎖の繋がれた首輪をつけて、
ティモフェイ
まるで救世主とは思えないようなみすぼらしい格好も変わらぬまま。
ティモフェイ
トイトロールの持つ鏡に七色をうつしこみ、輝いた。
GM
場に揃った救世主たちをメイドが目を細めて見る。
メイド7
「これより裁判となりますが、ご準備はよろしいでしょうか」
メイド8
「ご衣裳、小道具をお持ちの方、ご確認いただきませ」
GM
行動順を決定します。
小道具をお持ちの方は宣言をお願いします。
[ トイ ] ティーセット : 1 → 0
シャルル
1d6+2
DiceBot : (1D6+2) > 2[2]+2 > 4
アレクシア
1d6+1+1 才覚+衣装
DiceBot : (1D6+1+1) > 4[4]+1+1 > 6
ティモフェイ
1D6+1 衣装
DiceBot : (1D6+1) > 2[2]+1 > 3
トイ
1D6+1+1 才覚 衣装
DiceBot : (1D6+1+1) > 1[1]+1+1 > 3
GM
そうですね修正値はそのままで振り直しをお願いします。
ティモフェイ
1D6+1
DiceBot : (1D6+1) > 3[3]+1 > 4
トイ
1D6+1+1 才覚 衣装
DiceBot : (1D6+1+1) > 1[1]+1+1 > 3
GM
イニシアティブに出た目を記載してください。
振り直した方は二回目のものを小数点で。
[ シャルル ] がダイスシンボルを 2 に変更しました。
GM
アレクシア様→シャルル様→ティモフェイ様→トイ様の順番です。
GM
それでは皆様引いたカードを宣言してください。
[ シャルル ] 日刻みの時計 : 1 → 0
*
それでは開始です。アレクシア様から宣言・判定をどうぞ。
ティモフェイ
*遊撃をアレクシアに入れます kQを捨てます
シャルル
*ティモフェイの遊撃に防壁を割り込みます h4
ティモフェイ
2D6+4>=7 猟奇で判定
DiceBot : (2D6+4>=7) > 10[4,6]+4 > 14 > 成功
ティモフェイ
1d6 達成値減少
DiceBot : (1D6) > 3
シャルル
2d6+2+1=>7 判定:愛+万能
DiceBot : (2D6+2+1>=7) > 10[5,5]+2+1 > 13 > 成功
シャルル
*遊撃のダメージに姫君を割り込みます。対象はアレクシア。 c5
GM
対象を編集でも構わないので入れておいてくださいませ。
シャルル
2d6+2=>7 判定:愛
DiceBot : (2D6+2>=7) > 11[6,5]+2 > 13 > 成功
GM
アレクシア様の闇雲へ遊撃が成功して達成値-3ですが、
防壁の割り込みに成功しましたので-3はシャルル様の方へ。
それでも防壁は成功しました。
遊撃のダメージは防壁の成功で軽減され最低値の1点へ。
姫君の成功でアレクシア様の次に与えるダメージが2点増加します。
アレクシア
2d6+2+1+2-3>=7
DiceBot : (2D6+2+1+2-3>=7) > 6[5,1]+2+1+2-3 > 8 > 成功
アレクシア
1d6+2+2+2 凶器、援護、姫君
DiceBot : (1D6+2+2+2) > 2[2]+2+2+2 > 8
[ シャルル ] HP : 17 → 16
GM
編集にて失礼。
闇雲が乗っておりませんので足しておきます。
トイ様は11点ダメージ。
[ トイ ] HP : 15 → 7
ティモフェイ
アレクシアが動くのに先んじて、ティモフェイが地を蹴る。
ティモフェイ
彼女に向けて愚直なまでの一直線に虹を閃かせ、儀礼剣を振るうが。
シャルル
爆発はせず。割れた球から漏れ出るのは煙。
シャルル
蹴り上げ、剣撃を脚から出る刃で受け止める。
ティモフェイ
耳障りな音が高らかに響き、ティモフェイはその場から一歩引く。
シャルル
「おやおや……大事なものは鎖でつなぐんじゃなかったんですか?」
ティモフェイ
煙に目を眇めながら、遠くあるものを見る。
アレクシア
ティモフェイを無視して、シャルルの投げたその煙に紛れるように。カンッ、と音高く杖が地を叩く。
[ トイ ] HP : 7 → 4
アレクシア
トイの足元から、高圧の蒸気。熱が吹き上がる。
トイ
いたくなどない、と誇示するように、わざと動かずにそこに立つ。
GM
シャルル様の手番ですが主動作がありませんね。
ティモフェイ
*補助動作 鋭気を使用 s3を捨てます
*補助動作 渾身を使用 d10を捨て、打点の底上げにsAを捨てます
ティモフェイ
*衝撃をアレクシアに使用 cQを捨てます
ティモフェイ
2D6+4>=7 猟奇+万能
DiceBot : (2D6+4>=7) > 5[1,4]+4 > 9 > 成功
GM
援護も乗ってるので+2ですがいずれにしろ成功。
ティモフェイ
1D6+2+3+1+2 上質な凶器+鋭気+渾身+援護
DiceBot : (1D6+2+3+1+2) > 1[1]+2+3+1+2 > 9
シャルル
*防壁で割り込みます c4
*更に防壁に精確で割り込みます s9
シャルル
1d6
DiceBot : (1D6) > 3
シャルル
2d6+2+1+3=>7 判定:愛+万能
DiceBot : (2D6+2+1+3>=7) > 3[2,1]+2+1+3 > 9 > 成功
GM
防壁が成功しましたので2点軽減されて7点ダメージ。
衣装がありますので6点ダメージ。
[ シャルル ] HP : 16 → 10
ティモフェイ
振り返りざまにアレクシアに踏み込み、力任せに振るった虹剣が。
GM
防壁により衝撃の効果は、アレクシア様からシャルル様へ変更。
捨てるカードを指定して宣言くださいませ。
シャルル
下ろした足を曲げて反動をつけ、低い姿勢から拳で剣を跳ね上げる。
シャルル
腕の付け根が痛む。すこし無茶が過ぎたかもしれない。
ティモフェイ
がぎ、とまた嫌な音とともに、虹のひかり。
ティモフェイ
褪せた色の瞳をした男の周囲を照らして輝く。
ティモフェイ
ただ握りしめた儀礼剣のひかりだけが、いやにまぶしい。
シャルル
流石に連続は厳しい。
しかし……一人で戦っているのではない。
トイ
たった24時間前、はじめて4者が顔を合わせたその瞬間と同じ。
トイ
雪の中、中庭の中央へとゆっくりと歩いていく。
トイ
見世物として振舞い慣れた仕草。興味を引くように。ゆらり、ためて。ゆっくりと顔をあげる。
GM
刹那には誰も割り込みができない!
判定をどうぞ。
トイ
2d6+2+1=>7 判定:猟奇+万能
DiceBot : (2D6+2+1>=7) > 7[3,4]+2+1 > 10 > 成功
トイ
1D6+2+2 威力 看破
DiceBot : (1D6+2+2) > 3[3]+2+2 > 7
[ アレクシア ] HP : 16 → 9
トイ
<神よ どうして我らに犠牲を強いるのですか?>
トイ
つまらない、省みられないいのちの悲願。
雪がひとひら、おちて溶けるたび。凍てついた記憶があふれでる。
トイ
ただ真ん中に立って涙を流している。それだけだ。
トイ
空がわななき、巻き上がった風の行く先から――
つららがアレクシアに降り注ぐ!
GM
7点ダメージです。
減少したのを確認しております。
アレクシア
アレクシアの纏う蒸気は、それを防ぎきれない。凌げない。
アレクシア
今もまた、この中庭で救世主たちは見世物だ。
シャルル
「ち……これだから『魔法』ってやつは……」
GM
ラウンド終了です。
手札を捨てる場合は宣言をお願いいたします。
GM
それでは行動順に手札を補充してくださいませ。
補充後、手札の宣言をお願いいたします。
アレクシア
*c3 Joker(c7 hJ hQ)
GM
よろしいでしょうか?
それでは、アレクシア様の手番です。
アレクシア
*c7の闇雲に、c3で精確を。対象はティモフェイ
アレクシア
1d6
DiceBot : (1D6) > 2
アレクシア
2d6+2+1+2+2-4 万能、精確、援護、補正
DiceBot : (2D6+2+1+2+2-4) > 2[1,1]+2+1+2+2-4 > 5
アレクシア
2d6+2+1+2+2-4
DiceBot : (2D6+2+1+2+2-4) > 10[6,4]+2+1+2+2-4 > 13
アレクシア
1d6+2+2+4+2 凶器、援護、闇雲、看破
DiceBot : (1D6+2+2+4+2) > 3[3]+2+2+4+2 > 13
アレクシア
杖の先が指し示す。雪煙に混じって、それとは真逆の温度がくうを奔る。
ティモフェイ
もとから帯びていた熱がさらに高まって内側からじくじくと傷んで、
ティモフェイ
その傷みを、痛みを、受け入れるようにその場に立つ。
アレクシア
『誰彼構わずたすけてはやれない。きみの言うようには』
アレクシア
だからアレクシアは戦う。たすけたいものを、たすけるために。
[ ティモフェイ ] HP : 16 → 3
ティモフェイ
吹き付ける熱風が喉をとおりぬけて肺腑までを焼き焦がし、
ティモフェイ
からだの奥で芯となって立つようだった。
ティモフェイ
*補助動作 渾身を使用 c8を捨て、打点の底上げにh9,h10を捨てます
ティモフェイ
*刹那をアレクシアに使用 cJを捨てます
GM
刹那は援護が乗りません。
誰も割り込むことができない孤高の技。
ティモフェイ
2D6+3+1>=7 猟奇、万能
DiceBot : (2D6+3+1>=7) > 3[2,1]+3+1 > 7 > 成功
GM
成功ですね。
歪な凶器はトイ様の持ち物でございます。
ティモフェイ
1D6+2+2
DiceBot : (1D6+2+2) > 1[1]+2+2 > 5
トイ
「ティモフェイは救世主なんだ、世界を救ってくれるんだ!」
ティモフェイ
*心の疵『トイトロール』の状態を○から無印に。
ティモフェイ
その責務をついに放り出して、自分は今この場に立っている。
トイ
「うわああ―――――ん
ああああーー…ーーーん…」
ティモフェイ
トイトロールに告げることはできないだろう。
ティモフェイ
トイトロール。伝説を名乗るより道のない男。
ティモフェイ
自分と同じ顔であるがために、人生を歪められた、
ティモフェイ
自分が救世主として立つことができる相手はもはや彼だけで、
ティモフェイ
彼を前にしては、そのように振る舞うしかない。
ティモフェイ
世界を救うためにかたちづくられた儀礼剣を、振り抜いた。
[ アレクシア ] HP : 9 → 0
[ ティモフェイ ] トイトロール トイ : 1 → 0
アレクシア
2d6+1
DiceBot : (2D6+1) > 6[2,4]+1 > 7
アレクシア
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 愛
アレクシア
2d6+1>=7
DiceBot : (2D6+1>=7) > 6[1,5]+1 > 7 > 成功
[ アレクシア ] HP : 0 → 1
[ アレクシア ] 前科 : 0 → 1
ティモフェイ
切っ先はその胸元を大きく切り裂いて。
メイド8
「判決は――下らず! 前科を重ねて裁判続行でございます」
ティモフェイ
血を噴き上げながらも、けれど目の前の女がいまだ立つさまを見ている。
アレクシア
その一閃で、めちゃくちゃの傷跡に、さらに一筋刻まれる傷。
ティモフェイ
自分が殺した恋人とは似ても似つかない、
トイ
<弟を助けるための研究をしていたはずだったのに>
トイ
さまざまな、忘却の国の人間たちの記憶が泣き叫ぶ。
トイ
2d6+2+1=>7 判定:猟奇+万能
DiceBot : (2D6+2+1>=7) > 8[2,6]+2+1 > 11 > 成功
トイ
1d6
DiceBot : (1D6) > 1
GM
ダメージが猟奇点入ります。
割り込みの宣言はございますか?
[ シャルル ] HP : 10 → 8
[ シャルル ] HP : 8 → 9
シャルル
2d6+2+1-1=>7 判定:愛+万能
DiceBot : (2D6+2+1-1>=7) > 7[6,1]+2+1-1 > 9 > 成功
GM
続いてシャルル様の遊撃ですが、精確が入りますので精確のダイスをどうぞ。
シャルル
1d6
DiceBot : (1D6) > 4
シャルル
2d6+1+1+4=>7 判定:猟奇+万能
DiceBot : (2D6+1+1+4>=7) > 11[6,5]+1+1+4 > 17 > 成功
GM
遊撃の判定は成功です。
姫君の+2が乗り、トイ様に3点のダメージ。
シャルル
1d6
DiceBot : (1D6) > 2
[ トイ ] HP : 4 → 1
GM
トイ様の劇毒の判定です。
-2の修正をいれて判定してください。
トイ
2d6+2+1-2=>7 判定:猟奇+万能 -遊撃
DiceBot : (2D6+2+1-2>=7) > 5[3,2]+2+1-2 > 6 > 失敗
GM
逆転。自身で抉る疵の指定と変更するダイスをお願いします。
トイ
* 心の疵『冬』を抉り
劇毒の成功判廷 2→6へ。
GM
猛毒のHP減少タイミングはアレクシア様の手番終了時です。
トイ
しあわせの取り分は、すべて故郷においておかれたはずなのに
トイ
<からだがいたい>
<こころがいたい>
<いえにかえりたい>
<どうしてみんな残酷なんだ?>
トイ
心臓を氷の手で撫でるような、はげしいかなしみ。
トイ
トイトロール、その救世主<アリス>のかなしみが。
[ トイ ] 冬 : 0 → 0
アレクシア
帰らねばならない。帰してやらねばならない。
GM
それでは行動順に手札を補充して、手札の宣言をお願いいたします。
アレクシア
*s2 d5 s7(hQ Joker)
アレクシア
2d6+2+1>=7
DiceBot : (2D6+2+1>=7) > 2[1,1]+2+1 > 5 > 失敗
アレクシア
*では逆転。心の疵『代替品』を悪化させます。1を6へ
[ アレクシア ] 代替品 : 1 → 0
GM
確認いたしました。逆転の効果により成功になります。
アレクシア
1d6+2 威力
DiceBot : (1D6+2) > 2[2]+2 > 4
アレクシア
ゆら、と揺れる。白い蒸気の中に。さらに圧力の高いもの。
アレクシア
蒸気。雪煙。けぶる視界に、それは見えない。
アレクシア
ただ杖の先だけが、その行く先を知っている!
アレクシア
手元に置いて喜ばしいことも、そこで十全に用を果たすことも。
アレクシア
望まれたとおりにあれば、それが『価値』だ。
[ トイ ] HP : 1 → 0
トイ
2d6+1
DiceBot : (2D6+1) > 11[6,5]+1 > 12
[ トイ ] HP : 0 → 1
[ トイ ] 前科 : 0 → 0
メイド7
「判決は無罪! 攻撃を無効とし、前科を重ねて裁判続行でございます」
トイ
ぼろぼろと涙を流してアレクシアを、観客たちを見ている。
GM
アレクシア様に劇毒──凍てつく吹雪のダメージ。
[ アレクシア ] HP : 1 → 0
アレクシア
2d6+1-1
DiceBot : (2D6+1-1) > 11[6,5]+1-1 > 11
[ アレクシア ] HP : 0 → 1
[ アレクシア ] 前科 : 1 → 2
メイド8
「判決は――下らず! 前科を重ねて裁判続行でございます」
ティモフェイ
*刹那をアレクシアに使用 dJを捨てます
ティモフェイ
2D6+3+1>=7 猟奇、万能
DiceBot : (2D6+3+1>=7) > 9[3,6]+3+1 > 13 > 成功
ティモフェイ
1d6+2 ダメージ
DiceBot : (1D6+2) > 2[2]+2 > 4
アレクシア
2d6+1-2
DiceBot : (2D6+1-2) > 12[6,6]+1-2 > 11
[ アレクシア ] 前科 : 2 → 3
メイド7
「判決は――下らず! 前科を重ねて裁判続行でございます」
ティモフェイ
トイトロールの吹雪に背を押されながら、
シャルル
速い、やはり……近接戦では向こうが上手だ。
ティモフェイ
彼女の傷つけられた場所を知っている。
アレクシア
アレクシアは、自分が間違っていることを知っている。
アレクシア
罪なきものを、打ち倒そうとしている今。
シャルル
銃を背に回し、走る。
守る為ではない。共に戦うために。
GM
ないとのことです。
それでは劇毒の判定をどうぞ。
トイ
2d6+1+1=>7 判定:才覚+万能
DiceBot : (2D6+1+1>=7) > 6[3,3]+1+1 > 8 > 成功
GM
成功ですね。シャルル様には猛毒が付与されます。
[ アレクシア ] 猛毒 トイ : 4 → 3
GM
トイ様の手番終了タイミングですのでアレクシア様の猛毒のターン数を減らしてください。
トイ
<不幸だと>
<不幸だとおもいたくない>
<この世界には美しいものがあって>
<きっと、いつかすくわれる>
トイ
ポロポロきらきらと 雪に交じって、記憶と交じって…
トイ
氷のはしらが弾丸をうけとめ、トイの元へと寄せ付けない。
シャルル
フル回転している手足は別として、生身の男をそれは蝕んでいく。
トイ
いつまでもやわらかく、きずつけられつづけるそちらのそれは。
シャルル
「泣けば何とかなるんですから、便利なものですね。」
シャルル
「戦場で相方泣かしといて何言ってんですか?」
ティモフェイ
それだけ言って、あとはもう取り合わない。
GM
手札を捨てるのならばそちらの宣言をお願いします。
アレクシア
*c2 d6 h8(d5 JOKER)
GM
トイ様は切り札:告死が揃いました。
告死を手に入れます。
ティモフェイ
*h9 c10 hK (h3 dQ)
アレクシア
1d6 精確
DiceBot : (1D6) > 1
アレクシア
2d6+2+1+1>=7
DiceBot : (2D6+2+1+1>=7) > 7[2,5]+2+1+1 > 11 > 成功
アレクシア
1d6+2
DiceBot : (1D6+2) > 6[6]+2 > 8
[ トイ ] HP : 1 → 0
トイ
2d6+1
DiceBot : (2D6+1) > 12[6,6]+1 > 13
[ トイ ] HP : 0 → 1
GM
前科があるので-1ですが、それでも6ゾロですね。
メイド7
「判決は無罪! 攻撃を無効とし、前科を重ねて裁判続行でございます」
トイ
そして、空気が凍てつくときになる、高い高い澄んだ音。
トイ
「たすけるに値するなんて、そんなのいやだ!」
アレクシア
「だからわたしは、きみの行いできみを判ずる」
トイ
そう。自分が受けたいたみを、アレクシアにももたらした。
アレクシア
「わたしもまた、きみがそうするのを妨げない」
GM
アレクシア様の手番終了。
猛毒のダメージが入ります。
[ アレクシア ] HP : 1 → 0
アレクシア
2d6+1-3
DiceBot : (2D6+1-3) > 5[1,4]+1-3 > 3
アレクシア
罪なきものに。その無垢に打ち据えられて。
アレクシア
それが、どんな色をし、どんな味をしているか。
アレクシア
撥ね付けられても。いつか、自分の望んだ通りに。
アレクシア
そしてなによりも、己に向けられ、そして己に負うた、祈り。
シャルル
戦場では、判断を誤ったものから倒れていく。
アレクシア
倒れてもまだ、そこにいることを信じている。
[ シャルル ] HP : 9 → 7
ティモフェイ
*補助動作 鋭気を使用 h10を捨てます
ティモフェイ
*補助動作 渾身を使用 h9を捨て、打点の増加にc10を捨てます
ティモフェイ
*主動作 衝撃をシャルルに使用 dQを捨てます
ティモフェイ
2D6+3+1>=7 猟奇+万能
DiceBot : (2D6+3+1>=7) > 8[2,6]+3+1 > 12 > 成功
ティモフェイ
1D6+2+3+1
DiceBot : (1D6+2+3+1) > 3[3]+2+3+1 > 9
シャルル
2d6+2+1=>7 判定:愛+万能
DiceBot : (2D6+2+1>=7) > 7[4,3]+2+1 > 10 > 成功
GM
割り込みの前にダメージが入ったこのタイミングにて衝撃でカードを捨てる効果が発動します。
ティモフェイ
倒れたアレクシアを顧みないシャルルと同じく、
ティモフェイ
*姫君に対して割り込みで遊撃を使用 hKを捨てます
ティモフェイ
2D6+3+1>=7 猟奇+万能
DiceBot : (2D6+3+1>=7) > 5[1,4]+3+1 > 9 > 成功
ティモフェイ
1d6 達成値減少
DiceBot : (1D6) > 2
[ シャルル ] HP : 7 → 1
[ シャルル ] HP : 1 → 0
シャルル
2d6+1 判決表
DiceBot : (2D6+1) > 6[3,3]+1 > 7
シャルル
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
シャルル
2d6+1+1=>7 判定:猟奇+万能
DiceBot : (2D6+1+1>=7) > 8[6,2]+1+1 > 10 > 成功
GM
ランダムな能力値で判定し、成功すればHP1の状態で立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
メイド7
「判決は――下らず! 前科を重ねて裁判続行でございます」
シャルル
銃に手を伸ばしている時間がない、暇がない。
シャルル
一方的な暴力、重い剣撃が全身を打ち付ける。
[ シャルル ] 前科 : 0 → 1
シャルル
腕のグリーンランプはイエローに点滅し、軋む。
トイ
2d6+2+1=>7 判定:猟奇+万能
DiceBot : (2D6+2+1>=7) > 6[4,2]+2+1 > 9 > 成功
トイ
なんとまあ、トイは雪の中に倒れたアレクシアを抱えている。
トイ
アレクシアのことはよく知らない。だから、これは
[ シャルル ] HP : 0 → 0
シャルル
2d6+1-1 判決表
DiceBot : (2D6+1-1) > 10[4,6]+1-1 > 10
[ シャルル ] HP : 0 → 1
[ シャルル ] 前科 : 1 → 2
メイド8
「判決は――下らず! 前科を重ねて裁判続行でございます」
トイ
1d6
DiceBot : (1D6) > 3
シャルル
2d6+2+1-3=>7 判定:愛+万能
DiceBot : (2D6+2+1-3>=7) > 4[3,1]+2+1-3 > 4 > 失敗
トイ
乱反射する光がシルエットを変えるたび、
彫像たちが踊るようで。
トイ
* 補助動作 告死
主動作 乱打を使用[s6] 対象:シャルル
トイ
2d6+2+1=>7 判定:猟奇+万能
DiceBot : (2D6+2+1>=7) > 9[3,6]+2+1 > 12 > 成功
トイ
1D6+2 歪な凶器
DiceBot : (1D6+2) > 6[6]+2 > 8
シャルル
2d6+2+1=>7 判定:愛+万能
DiceBot : (2D6+2+1>=7) > 6[2,4]+2+1 > 9 > 成功
[ シャルル ] HP : 1 → 0
シャルル
2d6+1-2-5 判決表
DiceBot : (2D6+1-2-5) > 9[4,5]+1-2-5 > 3
トイ
幾万の観客席の瞳が、いっせいにシャルルに注がれているのが見える。
シャルル
すっぱりと切断されて……内部回路が小さな爆発を起こす。
ティモフェイ
小爆発に頬を叩かれても、目の前の救世主の表情は変わらず。
ティモフェイ
あいも変わらず面白みのない顔、褪せた色の瞳が、
シャルル
十分な食べ物も飲み水もないが、生きてゆくのは苦ではなかった。
シャルル
それが……こんなところに、落ちてきちまったのが運のつきよ
ティモフェイ
『忘却の国』の空も、似た灰色をしていた。
トイ
老いも若きも。
富めるものも貧しきものも
敗者にも勝者にも
救世主も観客も。
ティモフェイ
ティモフェイの手元からは虹の儀礼剣が最後にひときわ強い光を放って霧散し、
ティモフェイ
救世主は倒れ臥した二人を振り返った。
メイド7
「判決は昏倒! これにて閉廷でございます」
GM
裁判の敗者が両方昏倒した場合──そのすべての処遇は勝者が決定する。
GM
ただ敗者の六ペンスコインだけが勝者の手元に必然的に収まり、その肉体が、心がどうなるかは。
メイド7
「これにて、5号室、エルレンマイヤー卿アレクシア様、シャルル・ベルジール様と」
「6号室、トイ様、ティモフェイ様の裁判は決着いたしました」
メイド8
「勝者、6号室、トイ様、ティモフェイ様」
メイド8
倒れた2人の衣服をごそごそと漁る。
「こちら、6ペンスコインでございます。お収めください」
トイ
コインを受け取って。8号室のメイドの手をやわくにぎる。
ティモフェイ
コインを受け取り、すぐに懐へとそれをしまった。
トイ
グスグスと鼻を鳴らすが、まあ、幾分落ち着いて。
トイ
雪のいきおいのおさまったそのばに、地面から天へとふき上げる風。
トイ
吹き抜ける突風が意識を失ったシャルルとアレクシアの身体を翻弄する。
トイ
―― 半分夢見の意識のなかで、何を思い出す?
シャルル
目を開いて体を起こし、主人を探す。
彼女の元へ。幸いにも足はまだ、動いた。
シャルル
髪をかき上げようとして、両腕のないことに気が付くが、些細な事だった。
アレクシア
帽子はもう無い。どこか、風が運んでいった。
アレクシア
浮かび上がった身体。腕を失ったシャルルの姿に目を留めて。
トイ
ふたりが近づけば、ふたりをひき合わせて。二人で踊る、ワルツのように。
シャルル
「アレクシア。今は……アンタじゃなくてよかったなんて、思ってない。」
シャルル
ここに今、存在しているのはまぎれもなくアレクシアとシャルルで。
この先にも後にも、他のものにとって代わることはない。
シャルル
「まあ、もう書かれたようなものだからさ。」
シャルル
所有者としての証よりも。
隣に立つ誉れよりも。
楽しい未来よりも。
心に刻まれた『愛』が、そこにある。
シャルル
それでも……心は、抱きしめられる。
踊る。この……堕落の国で。
トイ
そらで踊るふたりから。粉雪がほんのりと浮き出る。
トイ
エウリーク…
ベルジール…
アレクシア…
アレク……
ア‥‥…
トイ
紡いだ言葉。
思いうかべた人の顔も。
元の世界の事も。
どんなに大切に想っていたものであっても。
自分の疵がなんだったかも。
自分の名前も。
トイ
「愛してる」といったこと。
「愛してる」といわれたこと。
ふたりはそれを忘れる。
トイ
この半年2人がきずいた記憶。
この館に来てからの時間
すべてを完全に、きれいさっぱり忘れる。
トイ
『おたがいに
目の前の人間が
だれだかわからない』。
トイ
刻まれた『愛』の行き場は忘れた。
刻としてそこに残っている、不思議な穴。
トイ
儀式を発動させたことだって、連れ添ったメイドのことだって。
トイ
ああ、
はてさて、
ここがどこで、
なにをしていたのだったか。
ティモフェイ
白い息を吐きながら、空を見上げている。
ティモフェイ
遅れてティモフェイも、その背中を追う。
ティモフェイ
記憶を失った敗者たちのことは一顧だにもせず。
トイ
「儀式が終わるまで館においてやって。その人ら」
メイド8
裁判を取り仕切るメイドがその処遇を了承する。
GM
重たい両開きの扉が開く。
現れるのは5号室のメイド。
メイド5
兎耳に仮面、しかし剣はもう携えてはいなかった。
彼女は真っ直ぐ中庭へと歩く。
メイド5
「私が仕えますのは、客室5号室の救世主」
「エルレンマイヤー卿アレクシア様、シャルル・ベルジール様」
メイド5
見知らぬ人かもしれないけれども。
メイドは両者に視線を向ける。
メイド5
「ご健闘、ご苦労様でした。それでは部屋へ戻りましょう」
メイド5
この儀式の間。いつもそうしていたように語り掛ける。
メイド5
目を細めて、見る。
恭しく一礼をして、導く。
二人を連れて部屋に戻っていった。