ナナ
ぱきりぱきりと砕ける結晶の音が心地よく、不気味な森を歩いているが足取りは軽い。
ナナ
「うん、コインもかなり多そうだよね。被害にあってるの、末裔だけじゃないし」
グラセ
2d6 (2D6) > 10[5,5] > 10
黒の森シーン表
5:開けた場所。巨大な黒結晶のクラスターがある。長い時間をかけて大きくなったようだ。この辺りが救世主の居住地だろうか?
絶望の森シーン表
5:道に迷う。木々の向こうに人影が見える。あなたを見ているそれは幻? 本物? 一体誰?
GM
あの救世主……スティブナイトの姿を探し、一行は静寂を踏み潰し続ける。
GM
その姿は、しかし、”ナナとメアリの視界にのみ”映っていた。
ナナ
木々の向こうに、なぜかあたしの髪色が見える。
服も、背格好も、何もかも同じような姿。
メアリ
グラセ様は氷を用いて回避が可能だろうが、ナナはひとりでは危ういところがある。
ナナ
足を止めて思慮する前に、そちらへとザクザク歩を進める。
グラセ
辺りを見回していて、だから、ふたりの様子に気づくのに一拍遅れた。
GM
一瞬視界から逸れれば、この森では姿を見失うには十分な時間だ。
グラセ
木立の先に、修道服の切れ端が吸い込まれるのが見えた。
グラセ
概ね、ナナがふらりと何処かへ行ったのだろう。
珍しいことではない。
グラセ
こういったときは、あまり探し回らない方が得策ではあろう。
GM
そう遠くには居ないはずなのに、二人の気配も感じられない。
音も、光も、この森を満たす黒結晶に吸い込まれているかのように。
スティブナイト
「そう思うんなら、そんな不気味な場所に来なければいいのに」
スティブナイト
気配も足音も何もなく、気づけばそこに佇んでいた。
スティブナイト
それが”本物”かどうかはともかく……放つ拒絶の気配も、合わない視線も、先程と同じ。
スティブナイト
「五月蝿い奴らが彷徨いているよりはマシ」
スティブナイト
「さあ。今お前が踏み潰してる結晶と同じくらいかな」
グラセ
「それは失礼。しかし、足の踏み場がないからな」
GM
気づけば周囲の光景も異なっている。
グラセの足元を覆うように散らばっている黒結晶はこれまでよりも密度も多く敷き詰められ、踏み砕かずに歩く事はできそうにない。
GM
そして破片が広がる地帯の中心には、巨大な黒結晶のクラスターが伸びていた。
スティブナイトは、それに凭れ掛かるように立っている。
グラセ
「まあ存外、わたくしの勘は外れないものなのかもしれない」
スティブナイト
「天井の染みが人の顔に見えるタイプ?」
スティブナイト
「その鍛えた想像力で幸せな妄想ができたらいいね」
グラセ
「……。一面に蔓延り、触れれば人を侵すくせ」
スティブナイト
「お前はこの森に占いをしに来たのか?」
スティブナイト
「想像力の鍛えすぎも困りものだね」
スティブナイト
お互いに笑いもしない。
明るくもなく、同意もしない。
グラセ
乾いて、冷ややかであることだけが、共通している。
スティブナイト
「観察して、会話して、俺の事を理解した発言って言いたいの?」
スティブナイト
「だとしたらコミュニケーションの達人だな。さぞ友達も多いんだろう」
グラセ
「さあ。残念だが、わたくしは友達がほとんどいないものでね」
グラセ
「救世主の心の疵は、強力であるが、故に見え過ぎてしまう」
グラセ
*スティブナイトの心の疵「黒結晶」を抉ります。
クエストNo.1に挑戦します。
黒結晶B
2d6+2+2=>7 判定(+脅威度) (2D6+2+2>=7) > 3[2,1]+2+2 > 7 > 成功
[ グラセ ] ティーセット : 1 → 0
グラセ
2d6+4-3+2=>7 判定(+猟奇) (2D6+4-3+2>=7) > 7[1,6]+4-3+2 > 10 > 成功
GM
クエストが達成されたため、PKのデータが公開されます。
[ スティブナイト ] 黒結晶 : 0 → -1
スティブナイト
スティブナイトの背が、巨大な黒結晶から離れる。
スティブナイト
「認めてやるよ。お前の言っている事は正しい」
スティブナイト
「黒結晶は、俺の心の疵から湧いてきたものだ。それが何を意味するかくらい分かるだろう?」
スティブナイト
「だけど、やっぱり想像は想像だよ」
スティブナイト
グラセに向かい、手を差し出して──
スティブナイト
「やっぱり、実際に触ってみないとね」
GM
握られた手から直接湧出した黒結晶が、その肌を刺す。
GM
鋭い痛みと共に襲い来る、氷とは違う種類の冷たい感覚。
GM
諦め、不安、怒り、嘆き、恨み。
寄生虫が肌を突き破り血管に侵入するように、それらの感情が身体の中に侵入しようとするのを感じる。
グラセ
凍り付いた体から鮮血が滴ることはなく、その形の通りに孔が開く。
グラセ
好きにさせてやろう、と思っていたが。
明確な不快感に、これは不味いと直感する。
グラセ
「……急に触れるとは、礼儀がなってないんじゃないか?」
スティブナイト
「身体に触れるのと心に触れるの、どっちのほうが失礼だと思う?」
グラセ
ぱきり、と足元が砕けて、己が退いたのが分かる。
グラセ
「言えているが、救世主とはそういうものだからな」
スティブナイト
「まあでも、これでご理解頂けたかな。これがどういう物体なのか」
スティブナイト
「実感してみれば、お前はとっさ手を放す。それが答えだよ」
GM
黒結晶に蝕まれかけた残滓は、未だ不快感として身体に残っている。
グラセ
「……お前のそれは。触れ続けるには、耐えがたいものだ」
GM
手に残る残滓から感じられるものは、眼の前の景色にすら目を瞑りたくなりそうな、心の疲弊。
視界を動く何もかもが不幸の前触れに感じる諦念。
GM
そして、世界の全ての滅びる様を心の底から願う、恨み。
グラセ
かつても、幾許かだけ、触れたことのある感情だった。
スティブナイト
「心当たりが多すぎて、覚えてられないよ」
スティブナイト
「代わりに、何を望んでいるかは分かっている」
スティブナイト
「触れ続けるには耐え難い物に、一生触れて過ごせば良い」
スティブナイト
「音を出す事に耐えかねて、みんな静かになればいい」
スティブナイト
「痛みに苛まれて、生きることに苦しんで、辛い思いをして欲しい」
GM
もし、この絶望の領域が拡大を続け、堕落の国の覆ったのなら。
グラセ
「……それは、それは。大それたお願い事だな」
グラセ
「スティブナイト。やはり、お前を殺さなければいけないな」
スティブナイト
「最初から、それ以外の選択肢なんてなかっただろ?」
グラセ
結晶が砕けて。結晶を破って、白く濁った棘が現れる。
グラセ
心の疵は心の疵を砕いて、スティブナイトの足元を崩す。
スティブナイト
体勢を崩されたスティブナイトに、その棘が突き刺さる。
スティブナイト
「なあ。さっき、黒結晶で傷をつけたらどうなるか少しでも分かっただろ?」
GM
先程までスティブナイトが背を預けていた巨大な結晶が、何かを映す。
スティブナイト
「あれに身体を貫かれたら、どうなると思う?」
GM
そこに映っていたのは、ここいは居ない二人の仲間の姿。
GM
ナナの胴体が、巨大な黒結晶に貫かれている瞬間。
スティブナイト
「──良い想像が、できると良いな」
1Rグラセ 舞台裏
GM
導かれるままに影を追って、しかしたどり着いた場所には何もない。
ナナ
”今”のあたしの姿をしている。
それはたまたま、偶然似ているだけかもしれない。
GM
人影も、スティブナイトも、「自分のような何か」──あるいは「もう一つの自分」──も、そこにはない。
ナナ
それでも、もしかしてあたしと同じような、あたしのような存在が。
メアリ
どうせあれ──この森の救世主は影など見せやしないだろう。
ナナ
何かに囚われるように森の中を追いかけた先は、森。
ナナ
しかしどこにもその姿はなく、自分の影すらわからない結晶の森の中にたたずんている。
ナナ
急に一人で勝手に動き回ってしまったかもしれないと足を止める。
ナナ
単独行動を諫められて、バツが悪そうにメアリをゆさゆさと揺らす
ナナ
確かに、追いついてどうするつもりだったのか。
何の用事があったのか。
ここは敵地のど真ん中なのに?
メアリ
「ちゃんと考えられるようになるとよりいいですね」
ナナ
メアリの言うことは正しい。
ここは敵地の真ん中で、救世主ははぐれないでなるべく固まっていた方がいい。
メアリ
「あなたが死のうと別にまあ、どうでもいいのですけど」
メアリ
「自分がここにいる以上、先に見た影は幻に違いないのに」
ナナ
お話は終わったはずじゃ。あたしが怒られて、反省して。それでおしまい。
ちがうの?
メアリ
「ひとつ、何となく追いかけてしまった。
これはまあ、野生動物の本能のようなものなのでよろしいでしょう」
ナナ
口から応答を出力するよりも、メアリの踏み込みに言葉が追いつかない。
メアリ
「──ふたつ、“自分を探す明確な理由がある”。
理由は聞きません。ただ、あなたには何らかの事情があり、ここを突かれると不味いという学びを得られる」
ナナ
言葉につまる。開閉する口からは何も生み出されない。
メアリ
「戦力としてあなたを喪いたくないという気持ちからです」
メアリ
「責めているわけではない。事実の確認です」
ナナ
頭のはしではそうだとわかっていたことを。
あたしのなかで求めていたちいさな疵の、さらに端っこにあるようなところが気になって。
ナナ
そんなことないのに追いかけてしまった。
期待しているわけでも、見つけたからって何になるわけでもないのに。
メアリ
「戻りましょう、と言っても帰り道がなかなか……」
ナナ
追いかけられて嬉しかったような惨めだったような、よくわからないぐちゃぐちゃとした気持ちを抱えながら。
メアリ
ぽん、と宙に放れば空高く昇って見えなくなる。
メアリ
「肉眼で追うよりはマシ、程度のものですが」
メアリ
「上空からならグラセ様もそのうち見つかりましょう」
ナナ
「ここあんまりあたたかくないからね。しばらく握ってたらメアリの手で温かくなると思うよ」
ナナ
「返してあげられるのはメアリのだった温度だけど」
メアリ
誰かと過ごすということは、多かれ少なかれ何かを捧げ、奪われ奪うものではある。
メアリ
手を繋ごう、を拒否しなかったということはそれを了承したということ。
ナナ
この世界に来るまで、望まれたことを与えることもできず、誰にもとられることのなかった手。
ナナ
その手が否定されずに繋がることの喜びを、この世界でのみ知る。
ナナ
言葉になっていなくとも、その選択が何かを生み出す。
GM
ナナの動きが止まって、メアリの手が僅かに引っ張られる。
GM
ナナは動く事ができない。
その体を縫い留めるように、地面から生えた巨大な黒結晶が胴体の中心を貫いていた。
メアリ
『戦力としてあなたを喪いたくないという気持ちからです』
ナナ
あたしの足が止まったから、メアリの足が止まったんだ。
ナナ
大きな衝撃が襲ってくるわけでもない。
大げさに血が噴き出すわけでもない。
ナナ
ただ、二人で歩くことはできないといわんばかりに、黒い結晶が胴体を縫い止めている。
GM
メアリの言葉は届かない。
繋いだ手から滲む体温も感じない。
GM
ナナの心はただ一人、暗く冷たい空間に突き落とされていた。
GM
土の上からも、転がる石塊からも、枯れ木の枝の上にも。
GM
二人並んで歩いていればどこかには死角があり、その死角にも、黒結晶はあった。
GM
そしてそこから大きく長く伸び、杭のようになったものが
GM
今、メアリと手をつなぎ歩いていた、ナナの胸を貫いている。
ナナ
警戒をしていなかったわけではない。
でもいま、あたしの胸には黒い結晶が生えている。
ナナ
息が詰まる。声が出ない。
本当はそんなことと関係なくしゃべれるけど、予想外の出来事に体が追いついていない。
ナナ
メアリと繋がっていない方の手を結晶にあてて。
片手間にも見える動きで体から抜こうと。
メアリ
『握り返してもあげられるよ!』と、握られていた手を見ている。
GM
そして、ナナの存在もその場から遠のいていく。
ナナ
体が思うように動かない。
何もない真っ暗な中へ放り出されたような感覚。
ナナ
意識だけが落ちているはずなのに、風を切る音が聞こえる。
ナナ
重力に引っ張られる加速と遠ざかる小さな光が。
見えた気がした。
GM
どこまでも、どこまでも、どこまでも墜ちていく。
GM
それは長かったような気がする、それは遠かったような気がする。
GM
ただ誰かの心配そうな顔も、声も、繋いだ手の感触も届かないほど深く。
ナナ
肉体が落ちたわけではないはずなのに、体に残る落下の感触と浮遊感。
GM
今はそれがない。地に足がついているのも感じる。
だけど身体には傷一つない。
GM
あれが物理的な落下だったのであれば、あり得ない。
GM
そこにある結果が、この空間がどんな場所なのかを示している。
ナナ
こういうことをしてくる相手が初めてというわけではない。
ナナ
よくわからない攻撃をしてくるのは、亡者でも救世主でもたくさんいた。
スティブナイト
「殴りかかってくるような、無駄な事をされなくて安心したよ」
ナナ
「ねぇこんなのつまんないからもっとちゃんと戦ってよ」
スティブナイト
「それに、必要のないことはしない」
スティブナイト
「手間を省くためには、必要なことだけど」
スティブナイト
音もなく、スティブナイトの足元に黒結晶の塊が生成されると──
GM
スティブナイトはそこから動く様子を見せない。
GM
だが生成された黒結晶が僅かに放った暗い輝きが、少しだけ周囲の様子を照らした。
GM
床のリノリウム、機会制御された金属扉、一定間隔で配置されていた非常用アラーム。
ナナ
無機質な壁。
やけに明るく白かった照明は消え、結晶のぼんやりとした暗い灯りで照らされている。
スティブナイト
「出口の場所なら知ってるんだろう?」
スティブナイト
「お前がどこに行こうが、引き止めやしないさ」
ナナ
「し、知らない。あたしここから出たことないし」
ナナ
出たことは、ない。
自分の足で歩いて出たことなんてない。
GM
そう、”人が使う出口”の場所なんて知らない。
GM
だけど、”そうでないものにとっての出口”ならば。
ナナ
脳裏によぎる。
いや、最初から知っている。わかっている。
ナナ
あの場所からの出口で。
”この世界”への入口だったところ。
スティブナイト
「お前はどうやってここから出た?」
ナナ
「……知らない。覚えてない。いつの間にかここにいたんだもん」
ナナ
「……あたしは役に立つから、あんなところ使わない」
ナナ
体が落下する感覚を。
風を切って落ちる音を。
憶えている。
スティブナイト
「知らないなら、ここからは出られない」
スティブナイト
「だけどここは、お前を閉じ込めるための空間じゃないんだ」
ナナ
こんなやつの話なんてまじめに受け止めてなんていられない。
見知った床を、壁に手をつきながら歩き出す。
ナナ
じんわりと照らし出された床と壁が永遠に続きそうな闇の向こうに続いている。
ナナ
部屋から出る時は何かの試験か実験をするときだけ。
ナナ
はじめのうちは毎日のように部屋の外に連れ出されていたのに。
やがて出入りにつきそう人も減り。試験や実験の人数も減り。
ナナ
『不可』
『実用未満』
『期待値を下回る結果』
ナナ
『対費用効果が……』
『予算の無駄遣いだよ』
『使えない』
スティブナイト
そうして壁をなぞって歩くお前の手が、硬質な鉄のプレートに触れる。
スティブナイト
『廃棄処分集積場』と刻印されたそれは、今お前が立つ場所の意味を示す。
ナナ
何なのかわからない、漠然とした恐怖と不安が全身からあふれ出す。
ナナ
なぜかはっきりと見える『廃棄処分集積場』の文字列。
スティブナイト
”出口の場所なら知ってるんだろう?”
スティブナイト
先程伝えられた言葉が、頭の中を反響する。
ナナ
違う。違う。ちがう!
ここはそんな場所じゃなくて。
ナナ
人間でいうところの”本能”のように、そんなもの存在しないはずなのに。
”出口”に背を向け、来た道を引き返す。
ナナ
繋がれた手はゆっくりとあたしをひっぱっていく。
ナナ
足は止まらない。ただぼんやりとしたまま手に引かれて。
ナナ
深く、暗く、いらないものの、失敗作の、行きつく先が広がっている。
ナナ
嫌だ!やだやだやだ!私こんなとこ行きたくない!
怖いよどうなるの教えてよ何をするの。
ナナ
手をひかれる感覚がなくなる。手と手をつなぐ感覚だけがある。
スティブナイト
ゆっくりとした速度で。優しい手付きで。まるで友達のような顔をして。
スティブナイト
風景は変わり、乾き、光に満ちて、荒れ果てた。
スティブナイト
この世界で最初に見た荒野を墜ちていく中で、声が聞こえる。
スティブナイト
「お前はこんな場所に来たかったのか?」
ナナ
わからない。
だって外の世界なんて知らないもん。
スティブナイト
「ここで何が行われているのか知っているのか?」
ナナ
知らない。
だって私は求められたことができなかったもん。
スティブナイト
「殺し合いだよ。最後の一人になるまでの奪い合いだ」
スティブナイト
「そして、最終的に必要になるのはそのコインだけだ」
スティブナイト
「最後の一人に近づけば、近づくほどに、”お前自身”は不要なものになっていく」
スティブナイト
「お前をどこに連れて行くと思う?」
GM
墜ちていく荒野の下で、誰かが戦っているのが見える。
GM
無数の氷と、無数のナイフが激しくぶつかり合っている。
GM
地を裂き山を削るような激しい戦いだ。だけど、そこに3人目の姿は無い。
GM
代わりに、視界の端に、打ち捨てられたものが見える。
GM
鉄くず、ぼろきれ、瓦礫が積み重なった山の中、いらないものの、失敗作の、行きつく先に。
メアリ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
メアリ
2d6+3=>7 判定(+愛) (2D6+3>=7) > 7[6,1]+3 > 10 > 成功
[ スティブナイト ] ティーセット : 2 → 1
[ スティブナイト ] 子山羊皮の手袋 : 2 → 1
スティブナイト
2d6+5+2+2-4=>7 判定(+猟奇)+補正値 (2D6+5+2+2-4>=7) > 7[4,3]+5+2+2-4 > 12 > 成功
[ メアリ ] HP : 21 → 20
GM
何も変わっていない。
時間だって数秒も経っていない。
[ ナナ ] 裁判中毒 : 0 → -1
[ ナナ ] 絶望侵食 : 0 → 1
GM
*ナナは『絶望侵蝕』状態となったため、PKが行動の対象と内容、使用する能力値、使用アイテムを指定する。(クエストには挑戦できる)
スティブナイト
*指定:メアリの心の疵「師の教え」を猟奇で抉る。ティーセットを使用。
グラセ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
グラセ
2d6+4=>7 判定(+猟奇) (2D6+4>=7) > 11[5,6]+4 > 15 > 成功
[ グラセ ] HP : 19 → 18
[ ナナ ] ティーセット : 1 → 0
ナナ
2d6+4+2-5>=7 (2D6+4+2-5>=7) > 4[2,2]+4+2-5 > 5 > 失敗
メアリ
ひとつ、ふたつと銀の煌めくは黒い結晶を砕くことなく地に落ちる。
メアリ
もう終わりだと、助からないと見捨てればいいじゃないか。
メアリ
この先どうなるかすらわからない彼女をここで拾い上げたところで。
メアリ
無駄なことだと分かっているのに、この手は止まりはしなかった。
ナナ
ナナの体は人間のそれとは違う。
液体金属が人の形をかたどった兵器。
ナナ
腕が裂けても。脚を落とされても。
なんてことはない。
それは胸を貫かれても、同じだった。
ナナ
添えていた手に力を込めると、貫いていた結晶はあっさりと折れた。
メアリ
やりたいことと、それに伴うリスク。それを偉そうに説うた女は転がった銀のナイフを踏み砕く。
ナナ
胸に空いた穴には黒い結晶がぎらぎらとわずかな光を反射させていて。
メアリ
「勝手に歩いていくからそうなると申し上げたはず」
ナナ
呑み込まれるように、何もなかったかのように疵が塞がる。
メアリ
「これはアンケート。ご希望に添えるかはさておき」
ナナ
「あたしが森の中勝手にあるき回って怪我しただけでしょ?」
メアリ
「“面倒くさく”なりましたか?と聞いています」
メアリ
あれがもし、あの黒い救世主の力の一部だとして、それを取り込んだとして。
メアリ
“同調”するのではないか、の憶測の答えを探している。
メアリ
先の不意打ちに対応できず、伸ばした手は空を切ったのだから。
ナナ
そうやって驚いて見せて、握りしめていた結晶をその辺に捨てる。
ナナ
「てっきりメアリが繋いでくれてたと思ってたのに」
メアリ
「私が至らなかったから、等と殊勝なことを云っておきましょう」
ナナ
「ふぅーん……メアリが悪いんだ?あたしが森を勝手に歩き回ったのに?」
メアリ
「私があなたのために必死に手を伸ばすとお思いで?」
メアリ
「私があなたのために徒労と理解していながら──何かをすると、お思いで?」
ナナ
「ううん。だって、何もしてくれなかったんでしょ?」
ナナ
「ねっ、助けるわけでも見捨てるわけでもなくって」
ナナ
「ほらやっぱり、メアリっておかしい。変なの」
メアリ
「この世界におかしくない者などいませんよ」
ナナ
「救世主はみなすべからく狂っている。だっけ?」
ナナ
「そうだね、そういうことにしておこっか。メアリは狂ってるから、あたしのことをただじっと見てたんだね」
GM
この森で、そんな歩き方をしているヤツなんて格好の的だ。
GM
黒結晶の1つが伸び、メアリの背中を狙う。
それは”本人からは”見えない位置。
ナナ
小さくそうつぶやきながらメアリの背後から伸びる結晶を――
1Rナナ裏
スティブナイト
それを見せられているし、それを見せている。
グラセ
氷の槍に、確りと、濡れたように黒い鼠を捉えたまま。
スティブナイト
「──」
画面の中でナナを貫いていた結晶が折られ、同じタイミングで僅かに眉が動いた。
グラセ
スティブナイトの形をしたそれに、ずぶりと、棘が深く沈む。
グラセ
「……触れ難いものに触れた時、
最も侵される可能性が高いとするならば」
グラセ
仲間の、日頃と比べれば異様なやりとりを見ても。
スティブナイトに激高するでなく。
グラセ
ただ、増して冷えた温度だけが黒結晶に伝播していく。
スティブナイト
此方も、棘に塗れても苦情を言う他には動かないまま。
スティブナイト
「少しものが良く見えるようになるだけさ」
グラセ
細やかな欠片は、巧妙に、穴の隙間から入り込んで。
グラセ
「考えて、妄想がすぎることも、或いは不幸といえる」
スティブナイト
「じゃあ目を閉じてれば幸せになれるって?」
スティブナイト
「試しに、閉じたままこの森を歩いてみなよ」
スティブナイト
「5秒くらいで幸せになれるかもね」
グラセ
「如何に愚かしく思えても、そういう風にできている」
スティブナイト
「お前が眼を閉じていても、開けていても、何も変わらない」
スティブナイト
「眼を開けても幸せにはならない。眼を閉じても幸せにはならない」
スティブナイト
「お前がどう宣ったところで……ほら」
スティブナイト
「そういう風にできてるだろ?」
黒結晶に映る映像を指差す。
スティブナイト
「俺がやってる事なんて、むしろ親切だと受け取って欲しいね」
スティブナイト
「足元をよく見えるようにしてやれば、ほら」
スティブナイト
「そもそも歩く必要なんてないんだって、気づけるだろ?」
スティブナイト
「もう少し足してやったほうがいいか?」
スティブナイト
その映像の中で、スティブナイトの言葉に呼応するように黒結晶が伸びる。
スティブナイト
後ろを振り向かず歩く者に向け、”よく見えるようになった奴”を増やそうと。
グラセ
「底のない泥濘に産まれ堕ちたと理解したとして」
グラセ
「故に、先を行く必要がないと知ったとして」
グラセ
「お前の語る絶望とは、詰り。そういうことだとして」
グラセ
「都合良く盲目である者が、幸せに近くあるのだとわたくしは思う」
グラセ
「“能く”見える者が、代わりに見通せば良いだけのこと」
グラセ
スティブナイトを凍結させんとするほどの温度の低下は、
ともすれば、周囲にさえ影響を及ぼす。
グラセ
脊椎にまで染み入るような、悪寒にも似た寒気。
グラセ
木立の向こうから、急激に、二人の立つ場所へ流れ込む温度。
グラセ
そうしてそれは、微かばかりであるにせよ。黒結晶を鈍らせる。
メアリ
刺すような刺々しさのない、どこか懐かしい雰囲気を纏っている。
メアリ
それを信頼と呼ぶのだろうが、それを語ったことはない。
ナナ
誰が見ているでもないはずなのに、わぁとでも声の出そうな顔をして。
スティブナイト
氷の砕ける音と共に、伸びていた黒結晶も砕け散った。
スティブナイト
2つ、3つと伸ばすのはそう難しい事じゃない。
スティブナイト
だけど、お前は振り返らないんだろう?
スティブナイト
黒結晶が伸び、冷気で鈍り……しかし今度は止まりはせず、その背を貫く。
ナナ
再び伸び始めた結晶を前に、右手の得物を握る。
ナナ
その黒い結晶がメアリにたどり着くのを見ていた。
スティブナイト
2つ、3つと、続けて黒結晶が伸びて
スティブナイト
その全てが、メアリに向けて冷たいものを流し込む。
スティブナイト
心をかき回し、濁し、沈めていくもの。
1Rナナ裏-2
グラセ
「不幸であるものが、多く在る必要はあるまいよ」
スティブナイト
「話が噛み合わないと思ったら、そこか」
スティブナイト
「多いも少ないもない。この世界に、不幸じゃない奴なんて居ないんだよ」
スティブナイト
「何も見もしない奴の頭が幸せ、って部分だけは同意するけど」
スティブナイト
「そういう奴がどういう奴か分かってる?」
スティブナイト
「幸せでいて、何も見ようとしない。視界が狭くて、不注意で、迂闊」
スティブナイト
「そういうのを、弱さって言うんだよ」
スティブナイト
「暑いのも嫌だけど、寒いのも嫌いだ」
スティブナイト
ばきりと音を立てて、身体に刺さっていた棘が砕ける。
スティブナイト
そこら中で黒結晶がうごめいて、氷を砕いていく。
グラセ
砕かれれば砕ける。それ以上に戒める力はない。
スティブナイト
眼の前に居るのはこの森一体を黒く覆ってしまうような救世主。
スティブナイト
救世主の力が影響を及ぼす範囲の広さは、持つ力の大きさに直結する。
スティブナイト
*お茶会R1 スティブナイト 2シーン目
GM
長い浮遊感の中で、空間のそこかしこから声が聞こえる。
聞き取れないような呻き、囁き、叫び。
GM
身体に纏わりつく重い泥のように不快感に満ちたそれは、心をかき回し、そこにドス黒いものを混ぜ込んでいく。
GM
そして浮遊感が無くなり、足元に地面の感触が戻った頃、それは居た。
スティブナイト
「俺は知らない。だが、お前の知ってるどこかだよ」
GM
一寸先も見えない暗闇は、気づけばうっすらと辺りが見えるくらいに明るんでいる。
メアリ
影がゆらり、ゆらりと木々の向こうを通り過ぎて──こちらに目をくれもしない。
メアリ
『気味の悪い子だ』『この前はまた動物を殺したらしい』、そういう言葉だけがかすかに聞こえる。
スティブナイト
「ずいぶん過ごしやすそうな場所じゃん」
メアリ
見回して、過去の森だと理解した途端──表情が元に戻る。
メアリ
「そうですね。こんなところに連れてきて一体何をするつもりなんでしょうね」
メアリ
視線の先に、この女によく似た少女が蹲っている。
スティブナイト
「俺はお前を唆さないし、嘘を吹き込みもしないし、そもそも何も伝える必要もない」
スティブナイト
「絶望は、与えるまでもなくそこにあるものだからだ」
メアリ
「つまり私の思い出話をしに来たってことですか?わざわざこうして幻を見せてまで……」
スティブナイト
「もう少し見て周りなよ。久しぶりの故郷だろ?」
メアリ
「あれはあなたのいう絶望だったのかもしれません」
スティブナイト
「辛いことはもう乗り越えて、今はもう平気です。過去を振り返らず、上を向いて生きていけてる?」
スティブナイト
「とても、そんな奴の顔には見えないな」
メアリ
「けれど幼い私には、その意味が理解できなかった」
メアリ
「ひとのふたつの目では限界がある、だから目を増やせばいいと思った」
メアリ
「けれどその行為によって“視野が広く”なった感覚は得られなかった」
メアリ
「結局、師は私に何を伝えたかったのだろう、と」
メアリ
「今も分からないまま、惰性で同じ行為を続けている」
メアリ
「ずっと同じ光景の中にいる。
分からなくて──地面を見つめているあの頃と同じ」
スティブナイト
スティブナイトは言葉通り、何もすることがない。
メアリ
「あの頃に殺して貰えればよかったのかもしれませんね」
GM
蹲り、地面を見つめる少女が見える。それは変わらない。
GM
視界の下、自分の口があるべき場所から、先程聞いたものと同じ音が聞こえる。
メアリ
私は動物たちを無差別に殺していたわけではない。
メアリ
“師匠が死んだ原因を知りたくて”体の仕組みを理解したくて。
メアリ
傷付いて死にかけた動物を探しては“そうしていた”だけであったことを。
メアリ
──しかしそのナイフはけして、作業に使うようなナイフや所謂“なめらかに何かを切る”のに適したナイフではなかった。
メアリ
否定をしないから。それを、拒否しないから。
GM
その”眼”から伝わる、痛み、熱、息苦しさまでも。
スティブナイト
その視界には存在しない姿から、声がかかる。
メアリ
血を流す方の視界に、暗闇ではないものが映し出されている。
メアリ
「だって、死んでしまった人が何を考えていたかなんて……もういないのですから、その答えを聞くすべなどない」
メアリ
「最後の機会すら、私は上手く使えなかった」
スティブナイト
「一度初めてしまった習慣もやめられない」
スティブナイト
「悲劇のように始めて、喜劇のように繰り返すだけ」
スティブナイト
「なら前に進む必要なんてあるのか?」
スティブナイト
「だけど、道具くらいは貸してやるよ」
スティブナイト
「お前はそれを手に取るだけでいい」
スティブナイト
「怠惰なお前にも、それくらいはできるだろ?」
スティブナイト
それは、虚しさを解決する手段ではない。
グラセ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
グラセ
2d6+4=>7 判定(+猟奇) (2D6+4>=7) > 7[5,2]+4 > 11 > 成功
[ グラセ ] HP : 18 → 17
スティブナイト
2d6+5-1=>7 判定(+猟奇)-横槍 (2D6+5-1>=7) > 11[6,5]+5-1 > 15 > 成功
[ メアリ ] 師の教え : 0 → -1
GM
状況は、あの闇の中に墜ちた時と何も変わらない。
GM
*メアリは『絶望侵蝕』状態となったため、PKが行動の対象と内容、使用する能力値、使用アイテムを指定する。(クエストには挑戦できる
GM
*指定:ナナの心の疵「裁判中毒」を才覚で抉る。ティーセットを使用。
グラセ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
グラセ
2d6+0=>7 判定(+愛) (2D6+0>=7) > 8[6,2]+0 > 8 > 成功
[ グラセ ] HP : 17 → 16
メアリ
2d6=>7 判定(+才覚)※効果量打消し (2D6>=7) > 10[4,6] > 10 > 成功
[ ナナ ] 裁判中毒 : -1 → -2
ナナ
メアリの背中に刺さった黒結晶をじっと見つめていた。
それは時間にしてもほんのわずかな時間。
メアリ
「どうしたら、私はあなたたちの瞳を手に入れられるんだろう」
メアリ
「普通に当たればきっと──相打ちに近い状態になるでしょう、と」
ナナ
「うんうん、だからあきらめたと思ってたんだけど」
メアリ
『やりたいこととそれに伴うリスク、それを考えられるようになるといいですね』。
メアリ
「たとえ目がついていても、その光景をどうにもしないなら……それに対し働きかけをしないなら」
ナナ
「メアリだって見たくないから振り向かなかったくせに!」
メアリ
その声に嘲るような色も、咎めるような気配もない。
ナナ
「……だ、だって、メアリが自分で言ったじゃん!あたしだってそれを信じたのに……」
メアリ
……今回はもっと、いいものがあったのだった。
ナナ
見ているものも見えているものも。
信じた相手も信じた言葉も。
メアリ
共に過ごしてきた日々に、果たしてどれくらいの価値があったのだろう。
メアリ
“見えないもの”“言葉にはしないこと”を信じられないような、たったそれだけの日々であったなら。
メアリ
絆なんてその程度のものなのだろう、と女は考える。
ナナ
「やだやだやだ!!!それやだ!!やめて!!!」
メアリ
「でもその悲鳴に一体どのくらいの価値があり」
メアリ
「──聞き慣れた悲鳴が、果たして私の脚を止められるものか」
ナナ
「それきらい!!いらない!!あたしはそんなのいらない!!!」
ナナ
ただわめく。救世主とも兵器とも思えないような、子供じみただだのよう。
ナナ
繋いでいたはずの手を遠ざけるように腕を伸ばした。
ナナ
「い゛や゛ぁ!!!!やだぁ゛ぁぁぁぁぁl!!!!」
メアリ
そして抉った目の奥に、暗闇ではない何かが映る。
メアリ
聞いたことのある声が、聴いたことのある言葉を繰り返す。
ナナ
「あああ゛あ゛あ゛っ!!!!とっでぇ゛!!!!!!ごれどってぇ゛!!!!!!」
ナナ
眼なんてあたしにとってはただの表面にすぎなくって。
ナナ
ぐちゃぐちゃと乱れる視界と、どこか他人事のような痛みと。
ナナ
そんな状態でも、抉られた片目を補うように。
体が自然と形作る。
メアリ
だって、そうしないと“教え”を守ることが出来ない。
ナナ
呻く。流れ込む真っ暗な恐怖と、失った。
何かと。
メアリ
「あら、眼の代わりに何かが詰め込まれている」
ナナ
ひた、と片手を当てれば、滑らかな表面ではなく。
黒い結晶が自由に天を突いている。
メアリ
「返して、とは収まるべきところにきちんと空白がある人の言葉ですよ」
メアリ
「何をしても、“いやだ”、“要らない”、“分からない”。」
メアリ
「もういいですか?まだ何か私に言いたいことがありますか?」
ナナ
「ぢがうも゛ん!ナナの゛!がえじでよぉ゛!!」
メアリ
「それをすることで、私に利がありますか?」
ナナ
空けたはずの眼窩には黒結晶が輝きを失った瞳のように。
ナナ
あるべき場所はもうないということを、ナナ以外にはっきりと示している。
GM
進む事もできなくて、帰り方もわからないなら。
1Rメアリ裏
グラセ
今しがた女が力を振るい、穿ち砕いたと思われたのは、
スティブナイトの形をした黒結晶。
グラセ
或いはそのものを砕いていようとも、偽物には代わりがなかったかもしれない。
グラセ
何れであっても違わないのは、止められなかったこと。
スティブナイト
「誰かを信じる、信じて任せる──そう言っておけば、自分はなにもしないでいられる」
スティブナイト
「ダメだったら、信じてたのに裏切られたって事で、責任も回避できる」
スティブナイト
結晶の向こうで、刃が振るわれている。
グラセ
「どうあろうとも、わたくしが成すことは変わらない」
グラセ
「目を背けて、自らの眼で認めずにいること」
グラセ
「それをしあわせや、“しんじること”と言うのであれば」
スティブナイト
「”そう”させた一因に、お前があるんなら」
グラセ
メアリは。出会って間もなくは。
少なくともあのように、敵地で背を晒すような真似はしなかっただろう。
グラセ
ナナは。臆した振る舞いで。
今ほどに、進んで危険に身を晒すことはなかった。
スティブナイト
「頼りになる仲間であろうとしたか?」
グラセ
生温い、快いばかりの温室にさらされれば、人は変わる。
スティブナイト
「それとも、手駒として保護して、管理しようとした?」
グラセ
ナナの有り様を認めてなお、そのように振舞っている。
スティブナイト
「あいつらこの後、どうするだろうね」
スティブナイト
「また手を取り合って歩けると思う?」
グラセ
「そうだとすれば。それこそ、真に気が触れているだろうな」
スティブナイト
それは、目の前の相手に向けた言葉ではない。
より広く、より遠く、恐らくは、自分以外の全てに向けた言葉。
スティブナイト
その身に纏わりついていた結晶も、映像も、朧のように。
[ 黒結晶B ] HP : 19 → 0
[ ナナ ] 前科 : 0 → 5
[ ナナ ] 絶望 : -1 → -2
GM
*お茶会第1ラウンドの、全てのPC手番が終了しました。
GM
MOD「勇断」の効果により、全てのPCの合意があれば、この時点でお茶会を終了して裁判に突入することができます。
ナナ
*グラセが助けてくれるかもしれないから続行しま~す
GM
全員の合意が得られていないため、お茶会を続行します。