Dead or AliCe『16JAcks』

お茶会-第2ラウンド

GM
これにてお茶会第1ラウンドが終了いたしました。
これからお茶会第2ラウンドに移ってまいります。
GM
改めまして、行動順の決定を1D99で行っていただきます。
GM
出目の大きい方から手番となります。
つぐみ
1d99  (1D99) > 91
イカロス
1D99 行動順 (1D99) > 14
キュー
1D99 (1D99) > 76
スペードの56
1d99 (1D99) > 16
GM
第2ラウンド行動順
つぐみ > キュー > スペードの56 > イカロス

第2ラウンド:徒ヶ瀬つぐみ

つぐみ
*イカロスの『傲慢な蒼空』を才覚で抉ります 
つぐみ
「ねぇ」
つぐみ
サイスへと。
106号室のホテルマン
「はい、何かご用命ですか?」
つぐみ
「このホテルには色んな薬剤があるって聞いたのだけれど……催眠ガスはあるのかしら?」
106号室のホテルマン
「もちろん、お望みであればご用意できますとも」
つぐみ
「そう。それじゃあ用意をして頂戴。どこか頑丈な部屋を密封して、そこに充満させておいて欲しいの」
106号室のホテルマン
「では、展示室をご用意しましょう」
つぐみ
「ああ、あの”石炭”室ね。良いわ。とても素敵。そこにして頂戴」
106号室のホテルマン
恭しく礼をとって下がっていく。
GM
そしてしばし。
GM
4 展示室。 救世主や亡者を象った精巧過ぎる石像が展示されている。石像はどれも苦悶や絶望の表情を浮かべており、ここで寛ぐ事ができるならば相当に趣味が良い。
GM
部屋の明かりは落ちている。
ただ、ところどころ、石像を照らすライトだけが点る。
GM
空調は程よい温度。
106号室のホテルマン
「ご用意させていただきました」
106号室のホテルマン
戻ってきたサイスがつぐみにそう告げる。
つぐみ
「ありがとう。助かるわ」
つぐみ
そうして、傍らの配下へと。
つぐみ
「キュー、理解っているわね?」
キュー
「ピエ!」
つぐみ
眠り鼠の力。夢の世界に近い存在が持つ、特別な力。
つぐみ
夢へと”干渉”をする唯一無二の能力。
キュー
「も、もちろんでちよぉ~。つぐみさまのお役にたつでち!」
つぐみ
「ええ、期待をしてる。その力は私も目をかけているもの」
キュー
期待を……されてるでち!
つぐみ
「それで、貴女がやる?それとも…私の夢を彼に繋げてみる?」
つぐみ
「私はどちらでも良いわ。きっと、結果は同じになるもの」
キュー
「うーんうーん……」
キュー
「つぐみさまにおねがいしたいでち。そのほうが、きっとキューは集中できるでち」
つぐみ
「そう。それじゃあ行ってくるわね」
つぐみ
答えを聞けば、サイスに用意をさせたガスの小瓶をベッドの上で一息吸う。
つぐみ
傍らにはイカロスの名が記された招待状が一つ。展示室への行き先が書かれ、破られている。
キュー
- knock knock knock! -
キュー
眠り鼠の末裔のちから。
つぐみさまを夢へと導きます。
つぐみ
夢の世界へとふわりと降り立つ。眠り鼠の力によって促されたその場所はどこか小さな子供の一室のよう。
つぐみ
「彼は、来ているかしら」
つぐみ
キューには自分と同じように彼を促すように指示している。
イカロス
夢の中に、もう一人の気配が現れる。 
つぐみ
「あら、いらっしゃい。意識はしっかりとしているかしら?」
つぐみ
現れた人物へと笑顔を向けて。
イカロス
「…ッ」朦朧とする頭を抑え、周囲を見る。
あきらかにホテルの中ではない。見覚えのない空間。
イカロス
舌打ちをひとつ。
つぐみ
その姿を目を細めて眺めている。
イカロス
顔を上げ、声の主の方を向く。
イカロス
「……眠り鼠の力か。」お茶会で受けた力……おおよそ、検討はつく。
つぐみ
「ええ、ご明察。そういった察しはいいのね。勝負勘ってやつかしら?」
つぐみ
「今の貴方は私が招いた夢の中。どう?この部屋、可愛らしくて素敵でしょう?」
イカロス
「私の趣味ではないな。」
つぐみ
「あら、どんなものが好きなのかしら?夢の世界なのだから、そのようにも出来るわよ」
つぐみ
言いながらロケットのおもちゃだとか、サッカーボールだとか、”男子”が好きそうなものを出していく。
イカロス
「注文ができるなら、今すぐここから出してもらいたいものだがな。」肩をすくめ
つぐみ
「それはどうしようかしら?」
つぐみ
「…このまま2人で眠ったままでいたら、”両者棄権”…なんてことにもなるかもしれないわね」 
つぐみ
「それが嫌なら、どうにかして出る方法を見つけなくてはね。貴方に見つかるかしら?」
つぐみ
そう告げて、扉を開いて姿を消す。
イカロス
「……」棄権、というのはあくまでこちらへの煽りだろう。それを選ぶような相手ではない。
イカロス
自力でここから抜け出す方法を見つけるか、フィクスが自分を見つけるか……
イカロス
……ここは敵の用意した空間、罠があることは想像に難くない。が。
イカロス
「やれる限りは、抗うか……」歩を進める。
つぐみ
そうして扉を開いたのなら、歪んだ廊下にいくつもの部屋。今の堕落の国よりもワンダーランドな”歪な世界”。
つぐみ
部屋を開ければまた同じような光景で。その視界の端に女王の髪の毛がひらりと舞う。
つぐみ
貴方は追いかけなければならない。探さなければならない。
イカロス
意識ははっきりと夢を認識しながら、それでも覚めることは無い。
まるで仮想現実のように、不思議の夢を歩く。
つぐみ
貴方が歩くその視界の端々には、”貴方の今までの人生の軌跡が混じる”。
つぐみ
探せば探すほどに貴方の記憶が夢へと混じっていく。
つぐみ
”夢は記憶の整理と定着をするために生じている。”
つぐみ
”その夢の中で探すという行為をしたのなら”
つぐみ
一つ、扉を開けた先に”蒼空”が広がる。
実況
「さぁ!!!!!」
実況
「今日この日を!!一体誰が待たずに居られただろうか!!」
実況
「この場にいる誰もが忘れもしないでしょう…!蒼空の覇者が世界をまた魅了すると誰もが信じたその日!」
実況
「あの日に起きた悲劇!!!王者は堕ち、我らは蒼空に輝きを失った!!!!」
実況
「……し・か・しぃぃいいいいい……!!!!!」
実況
「王者!!!!!」
実況
「我らが王者!!!!I-Carusは帰ってきた!!!!!」
実況
「蒼き髪を棚引かせ!!!!迅雷がごとき翔りを魅せる我らが王者……!!!!!」
実況
「蒼空の覇者I-Caru-----s!!!!!!!!!誰もが不可能と思われた復帰を果たしての、待望のご帰還だぁあああああああ!!!!!!!!!!」
実況
扉を開いたイカロスの目の前には。
つぐみ
あの日見た栄光。何を捧げてでも戻ろうとした夢の続き。
つぐみ
歓声が沸き立つ。自分の姿を見て、誰もが声を上げる。
つぐみ
その場所に、帰ってきた。
イカロス
ーー目の前に開けた蒼。
イカロス
空中に浮かぶサーキット。天を貫くように伸びる観客席。
イカロス
飛行ユニットをつけた選手たちが、一堂に会する。
イカロス
忘れるはずもない、栄光の舞台。スカイ・スクランブル!
イカロス
目を見開く。 
イカロス
ーーこれは、夢だ。
イカロス
己は堕ちた。ここにあるはずのない光景。過去の記憶が見せる夢。
イカロス
同時に、己がそうでありたいと願ったーー夢。
イカロス
気付けば、地面の感覚は消えている。
自分は今、空にいる。
イカロス
王者として、舞台に立っている。
イカロス
「……そうだ、I-Carus。」
イカロス
「私はーー王者I-Carus!」
つぐみ
*改めまして、『傲慢な蒼空』を才覚で抉ります。抉られてください。
GM
横槍はございますか?
スペードの56
*横槍します
GM
では、能力値チョイスをどうぞ。
スペードの56
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
スペードの56
素振りで行きまーす
スペードの56
2d+3>=7 (2D6+3>=7) > 7[1,6]+3 > 10 > 成功
GM
成功。効果量を。
スペードの56
1d6 (1D6) > 2
つぐみ
*所持小道具をティーセット、水パイプのみの状態にした上でティーセットを使用します
実況
さぁああ!!!!果たして判定は……成功をするのか……!!!!!!
実況
スゥーーーー………運命の…祈りです!!!!
つぐみ
2d6+3+2-2=>7 判定(+才覚) (2D6+3+2-2>=7) > 6[5,1]+3+2-2 > 9 > 成功
GM
成功!
[ イカロス ] 傲慢な蒼空 : 0 → -1
[ スペードの56 ] HP : 19 → 18
[ つぐみ ] ティーセット : 1 → 0
選手
そう高らかに宣言をして、あの日駆けたフィールドへと躍り出れば立ちはだかるは有象無象。復帰を果たしたI-Carusの敵などではない!!
選手
蒼き軌跡を描きながら抜き去り、打倒し飛翔をするその先に…
つぐみ
「…………」
探していた女が、居る。
つぐみ
けれど、そのような相手問題はないだろう。
何故なら自分は王者なのだから。
つぐみ
誰もが不可能とした復帰を果たした。
その自分に打ち倒せぬものがあるだろうか?
つぐみ
貴方はかつてのように一閃を放つ。全てを溶かす灼熱の閃撃。
イカロス
誰も己に追いつくことは無かった。
遥か高みを、己は翔けていた。
イカロス
より速く、より高く
イカロス
そう、いつものように。
目の前に立ちふさがる敵を、打倒しーー
つぐみ
その一撃は、目の前の足を両断する。
つぐみ
閃光が瞬き、黒煙を上げて。
つぐみ
足を失ったそれは。
つぐみ
その姿は。
つぐみ
蒼空を駆けていた、堕ちた王者。
つぐみ
気がつけば貴方は堕ちている。
つぐみ
確かに打倒した筈の女はどこにも居ない。
つぐみ
堕ちたのは貴方だけだ。
つぐみ
奇跡の復活を遂げた王者など居はしない。この空にも、現実にも、どこにも。
つぐみ
貴方はその事実に打ちひしがれながら落下をし、激突とともに目を覚ますだろう。
イカロス
墜ちていく、王者の姿。
過去の追憶。忌まわしい記憶。
イカロス
それは、翼から黒煙を噴き上げて。
制御を失った身体でもがいて。
イカロス
ーーそうだ、これは夢だ。
願い、叶え、そしてーー失った夢。
イカロス
ーー墜ちる、落ちる、墜ちる。
  ”down down down”
イカロス
伸ばした手は、空へと届かない。
イカロス
堕落の国へ、堕ちていく。
イカロス
そうして、激突音と共に、目が覚める。
GM
目覚めれば、蒼空とはかけ離れた薄暗い室内。
GM
周囲には熱気あふれる観客ではなく、冷えた絶望を留めた石の像たちだけ。
イカロス
冷え切った空間。何も音は聞こえない。
イカロス
「――……」体が地面に叩きつけられる、あの忌まわしい感覚がまだ残っている。
イカロス
忘れようと、頭を振り。
イカロス
己の手に視線を落とす。
イカロス
ーー融け落ちた装甲、その下に隠された、機械の身体。
イカロス
事故で動かなくなった身体を、それでも、もう一度飛びたいと願い。
イカロス
そうして、鍍金の王者が出来上がった。
イカロス
「…………」
イカロス
疵の力の制御を失った肉体が、融けていくのを感じる。
王者である為の、己を保っている力が。
イカロス
イカロス
ーー鍍金の下の堕ちた王者の姿が、顕わになる。 
イカロス
この肉体こそが。己の疵。
イカロス
この姿こそが、己の現実。
イカロス
どんなに夢を見ても。二度とそれは帰らない。
GM
周囲に佇む数多の石像。
GM
今はぬくもりを失くしたそのその瞳も、いつかの日にはきっと、あなたの紛い物の目と同じものを知っていた。
GM
望みが絶えるときの、その痛苦を。
GM
第2ラウンド:徒ヶ瀬つぐみ シーン裏
スペードの56
*第2サイクル:つぐみ 一方その頃
スペードの56
ダンナ様が消えた。周囲確認。こっちは特に何もない。つまり
スペードの56
「……え~~~~、ということでですね」
スペードの56
「どうもまた狙われたらしいですね、あの人」カメラに向かって
スペードの56
「ふうむ、少し考えましょう。一体どこに?」腕を組み、ふーと一息
スペードの56
「単純に囲んで殴るなら、あちらの自室か、展示室か、倉庫か。それはそれとして冷凍室に入れられても大変なのは先の通り……」
スペードの56
「ワタシが呼ぶなり来るなりする前にカタを付けたいと思うなら、手段としては短いものを選びたいでしょうが」
スペードの56
「分かりました」
スペードの56
「別にどこでも出来そうですね」
スペードの56
「どうしよっかな」
スペードの56
~ここから横槍がどうなるかまでどうしよっかなタイムが続きます~

第2ラウンド:キュー

キュー
*お茶会2R目 つぐみさまの疵を舐めます
つぐみ
「ん…」
つぐみ
コトが済んだのを見届けると、小さく伸びをして起き上がる。
キュー
「……ホワァ……」
つぐみ
「おはよう、キュー。いい寝心地だったわ」 
キュー
「つぐみさま、おはようございます~。ご無事でなによりでち……」
キュー
無事にめざめた姿にほっとして、ぺたりとすわりこんだ。
つぐみ
「ふふっ。ただの追いかけっこで何も事故なんて起きるわけがないじゃない」
つぐみ
「どこかの”王者”でもあるまいし」
つぐみ
「でも、少し喉が乾いてしまったわね。一緒にお茶でも飲みましょう?」
つぐみ
今は、許すわ。と上機嫌に。
キュー
「はいでち!……あ」
キュー
「つぐみさま~、御髪が乱れてしまっているでち……」
つぐみ
「あら…」
キュー
ベッドに横たわっていたから、いつもは整っている髪が乱れてしまっていた。
つぐみ
「そう。じゃあお願い」 
つぐみ
”いつものように”、後ろを向けて。髪を整えさせる。
つぐみ
ピィがつぐみに行ったもの。それを、キューが引き継いだもの。
キュー
髪をほどく。絹のようになめらかな髪に、櫛を通す。
キュー
その身支度は、毎朝の儀式。……ピィがいなくなった、今でも。
キュー
ピィとキューは、双子の眠り鼠。
キュー
瞳の色も、性格も、まったくの正反対。
キュー
背中を向けて、髪を結うあいだは、顔はみえないけれど。
キュー
それでも手先の器用さはやっぱりピィのが上だ。
つぐみ
こうして結われれば違いが分かる。この子はピィとは違う。けれど、すっかりこの結われ方をする方が多くなってしまった。
キュー
「つぐみさま……いたくないでちか~?」
つぐみ
「大丈夫よ」
つぐみ
短な答え。その声色に不快感はなく、落ち着いている。
キュー
「つぐみさまは、すぐ無理をするでちから……」
キュー
自分は、ピィの代わりだ。
キュー
ピィがいなくなって、そのかわりにつぐみさまの従者となった。
キュー
それでも。
つぐみ
「だって。そうでもしなければ一番は掴めないわ」
つぐみ
「日和って。立ち竦んで。そうしていては手に入れられるものも失ってしまう」
つぐみ
髪を梳かれながら。結われながら、答える。
キュー
「……それなら、せめて、ちゃんと休んでくださいでち」
キュー
「一番をめざすつぐみさまはすてきでち。でも、こうして、髪を結ってる間くらいは」
つぐみ
「…………」
つぐみ
「……そうね」
つぐみ
「いつもならお仕置きをするところだけれど、この”状況下”で」
つぐみ
死と隣合わせの状況で。
つぐみ
臆病な貴女が。
つぐみ
「私にそう言えたことを評価して」
つぐみ
「いいわよ。休んであげる。この時間だけ。この一時だけだけれど」 
キュー
ほわ……
キュー
*つぐみさまの疵「愚かな人たち」を舐めます。愛で!
GM
横槍はございますか?
スペードの56
*では横槍します
GM
OK!能力値のチョイスからです。
スペードの56
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
スペードの56
ん~、ティーセットは使いません
スペードの56
2d6>=7 (2D6>=7) > 5[4,1] > 5 > 失敗
GM
失敗です。
GM
では、改めて舐めの判定を。
キュー
2d6+3=>7 判定(+愛) (2D6+3>=7) > 10[5,5]+3 > 13 > 成功
GM
成功!
GM
ジャックであるキューから、エースであるつぐみへの干渉が成功いたしました。
キューの前科が1上昇します。
[ スペードの56 ] HP : 18 → 17
[ つぐみ ] 愚かな人たち : 0 → 1
[ キュー ] 前科 : 1 → 2
キュー
「…はいでち!」
キュー
そう言うが早いが、じぶんの膝をぽんぽんと。
つぐみ
「…………」
つぐみ
「……それは、どういうつもりかしら…?」
つぐみ
理解っている。その動作が示す意味は。
キュー
「ひざまくらでち!!!」
つぐみ
理解っている。理解っている。
つぐみ
自分が直前に何を言ったのかも。
つぐみ
「……………」
つぐみ
言葉を簡単に覆すのは、それは一番らしくない。だから…
つぐみ
「……仕方がないわね」
つぐみ
その頭を、小さな膝の上へと。
つぐみ
目を閉じる。
キュー
「えへへ……」
つぐみ
「こんなの、特別よ」
つぐみ
「この国で。私が前に居た世界だって」
つぐみ
「誰も、私にこんなことをさせられた者は居ないわ」
つぐみ
「…それを、噛み締めなさい」
キュー
「ピィもしたことない……でちか?」
つぐみ
「………ええ」
つぐみ
「…貴女が、初めて」
つぐみ
「ピィも……こんなことはしたことがなかったわね」
キュー
「そう……でちか」
キュー
「ピィもしたことない……。えへへ」
キュー
なでなで。ひざのうえのぬくもりの、頭を撫でて。
キュー
「つぐみさま。ゆっくりおやすみください、でち」
つぐみ
撫でられる。温かなぬくもり。いつかはピィが最初に与えてくれたもの。
つぐみ
今は、キューがそれを自分に捧げる。
つぐみ
そのぬくもりに身を委ねて、僅か。ほんの僅かな時間だけ。
つぐみ
女王はその責の全てをぬくもりに預けて、柔らかな夢の世界に浸る。
キュー
その夢の世界を、守る。
キュー
いま、このときだけでも。
つぐみ
その夢の世界では。
つぐみ
キューとピィと三人で。他愛もないやり取りをしながら過ごしていた。
つぐみ
末裔に傷つけられた堕落の国で、僅かに出会えた優しい一時。それを夢見て女王は眠る。
GM

第2ラウンド:スペードの56

スペードの56
*イカロスの「傲慢な蒼空」を舐めます
スペードの56
場所は我々の自室。まずは石像に囲まれてダンナ様が目覚めてすぐ、辺りのタイミングから
スペードの56
「このような感じで、いいんですよね」と、エイトさんに。やってることとしては……まずは招待状を用い、ダンナ様をベッドの上に呼び出すことにしました
スペードの56
なんか招待状三枚余っててここまでワタシ使ってませんからね、ちゃんと使い方を確認してました
108号室のホテルマン
「はい、それでは」
108号室のホテルマン
フィクスの手から招待状を受け取る。
GM
そして、イカロスが要望通りにこの場へと招かれる。
スペードの56
さて……呼び出されれば、先の通り、ダンナ様は酷いことになっているわけですね
イカロス
呼ばれた姿は……両手の先のみならず、顔の片側までもが融け落ち、機械の肌が露出している。
スペードの56
「これはこれは、思いの外展開が早い。あのキューさんの力によるものでしょうか?」
スペードの56
「ともあれ」改めてそのザマを眺めてから、椅子を持ってきて傍に座ります
スペードの56
「酷く無様ですね、ダンナ様」
イカロス
黙ったまま。
スペードの56
「コインの力があるとはいえ、自分より小さな女の子たちに一方的にいじめられて……」
スペードの56
「情けないと思わないんですか?うーん、思ってるかな。半々ですね」
スペードの56
「あれで、入場で稼いだファンも大分離れたでしょうねぇ。惨めな姿ですよ」
スペードの56
顔を近づけます。耳元まで
スペードの56
「はっきり申し上げて、今のダンナ様を見て王者だと思うものが、このホテルのどこにいるでしょうか」
スペードの56
「いえ、ホテルどころでなく、この堕落の国広しと言えども――」
スペードの56
「ワタシくらいのものでしょう。哀れですね、ダンナ様」
スペードの56
こんな感じで
スペードの56
そのまま数時間虐め続けます
スペードの56
時間軸としては、あちらの二人がお休みから目覚めるまで
スペードの56
つまり、多分朝までこれ言います
スペードの56
夜までかな?結構な時間言っていきます。お前に休憩時間なんて与えねえよダンナ様!!
イカロス
それに反論もしないまま、聞き続ける。
眠ることも無く。
スペードの56
~時間経過~
スペードの56
「……さて……もう結構な時間言い続けて、ワタシも喉が疲れてきましたが……まだまだ言えますよ」
スペードの56
「あなたはこれまでの人生、何度負けてきたのですか?そもそも、どこから始まったのですか?」
スペードの56
「常勝の人生ではなかったでしょう。なのに」
スペードの56
「今は、ただ二人きりの女の子に虐められてこのザマ」
スペードの56
「堕落の国に来てからのあなたは、雑魚狩りばかりし過ぎて、その身に似合わぬ矮小な精神を身に着けてしまったのかもしれません」
スペードの56
「――どうですか?そろそろ何とか言えますか?」
スペードの56
顔を上げ、煙を吐きます。流石に顔には吐きません
スペードの56
*改めて宣言。イカロスの「傲慢な蒼空」を愛で舐めます
GM
横槍はございますか?
キュー
*横槍します!
GM
では、能力値のチョイスからどうぞ。
キュー
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
キュー
猟奇……っっ
キュー
2d6=>7 (2D6>=7) > 9[4,5] > 9 > 成功
GM
効果量を。
キュー
1d6 (1D6) > 4
キュー
*ヤリイカを使用します!
GM
では、計-6です。
スペードの56
*ティーセットを使います
イカロス
1個受け渡しだね
GM
OKです。判定をどうぞ
スペードの56
2d+3+2-4-2>=7 (2D6+3+2-4-2>=7) > 5[1,4]+3+2-4-2 > 4 > 失敗
スペードの56
*逆転します。「スペードの56」を抉ります
GM
では、逆転により成功。
スペードの56
この1は6だァ!!
[ イカロス ] 傲慢な蒼空 : -1 → 0
[ スペードの56 ] スペードの56 : 0 → -1
[ キュー ] HP : 19 → 18
[ イカロス ] ティーセット : 2 → 1
[ キュー ] ヤリイカ : 1 → 0
GM
ジャックであるスペードの56から、エースであるイカロスへの干渉が成功いたしました。
スペードの56の前科が1上昇します。
[ スペードの56 ] 前科 : 1 → 2
スペードの56
では、続けます
スペードの56
そのままダンナ様の様子を見てますよ
イカロス
「…………”僕”は」
イカロス
「……堕ちた。」小さな呟き。
スペードの56
「ええ」短い返し。待ちます
イカロス
広がるのは曇天。太陽も見えぬ暗い空。
イカロス
自分は、堕ちた。
空も見えぬ地の底へ。
イカロス
……かつて。
イカロス
堕落の世界に堕ちる前。己が生きていた場所。
世界は2層に分かれていた。
イカロス
地表を分割点として、空高く伸びてゆく上層と、地の下へ沈んでゆく下層。
下層で生まれた者は、日の光も空の蒼も無い地下都市で生きる。
イカロス
”僕”は、下層の人間だった。
イカロス
……暗い地の底で、ある時見たそれは、眩い蒼の中を翔ける人々の映像。
生まれて初めて目にしたそれが、瞳に強く焼き付いた。
イカロス
ーー蒼空は、憧れだ。求めて止まないものだ。
イカロス
より速く、より強く、より高く。
目も眩むような蒼色を追い続けて。上へ、上へ。
イカロス
そうだーー僕は。
イカロス
地の底から這いあがってきた。
上を目指したその果てに、王者の座を手に入れた。
イカロス
ーーフ、と笑う。
イカロス
ああ、全くなんてザマだ。
夢は手から離れ、脆く崩れかけのプライドは剥がれた鍍金で形を保っている。
イカロス
「だが……まだ、飛べる。」
スペードの56
「……そう。あなたに出来るのは、飛ぶことだけ」
イカロス
「ああ。けれど、それで十分だ。」
イカロス
「そうだろう。”私”達が目指すのは、遥か高み。」
イカロス
「……夢は浸るものではない、追いかけ掴むものだ。」 
スペードの56
「……ふむ」
スペードの56
その目を真っ直ぐ見返す。これまでの高慢や自尊心、虚栄心に満ちたそれとは違う……ギラギラとした、燃えるような熱意の瞳
スペードの56
雲に阻まれた天上を、されど見上げる者の持つ瞳
スペードの56
「良い答えです。ダンナ様」
スペードの56
「今のアナタは堕ちた王者、地に落ちた人間。……ならば、見据えるのは今や過去ではなく、未来」
スペードの56
……そこに周りを顧みる必要など、ない。全てを利用し、高みを目指すのです。今のアナタのその瞳なら、出来るでしょう
スペードの56
――たとえそれが、いつかワタシを振り落とした先の景色だとしても
スペードの56
最後は口に出さず、ひっそりと心の疵に触れました
イカロス
応えるように、顔を上げる。
野心に溢れた瞳が、天を見つめる。
イカロス
ーーもう一度、もう一度這い上がる。
太陽も蒼空も見えぬこの地から。
イカロス
一度は掴んだ夢を、もう一度取り戻すのだ。
GM
常勝無敗の王ではなかった。
GM
だからこそ、もう一度。
GM
地の底からでも立ち上がる方法を、知っている。
GM

第2ラウンド:イカロス

イカロス
*フィクスの疵『塗られた笑顔』を舐めます
イカロス
シーンはこの続きからで…
イカロス
「……ハ、まったく……試合前のコンディションとしては最悪だ。」
スペードの56
「色々ドロドロですしね。一睡もしてませんし」
イカロス
……イカロスの疵の力は、己が王者たるための自己強化。
堕落の国に置いて、高等技術のサイバネを維持できるのも、その為であるが……
イカロス
今の不安定な疵の力では、融けた身体を直すことは難しい。
イカロス
「……ここまでの姿も、中々見せたことは無いだろうな。」
スペードの56
「初めて見たほどのボコボコでしたからねぇ」
イカロス
「……フ、ハハハハ……」静かに、笑い
イカロス
「……どうだ?今なら寝首を掻けるやもしれんぞ?」
スペードの56
「……ふふふ」ふふふと言ってはいますが真顔です
スペードの56
「最初につぐみさんに言われたことを掘り返してきましたか。いえ――掘り返す、ということならもっと昔のものですが……」
スペードの56
軽く視線を逸らし、天井を見上げる
スペードの56
「いえいえ、今のワタシはダンナ様に忠実な道化。そのような考えなど微塵も……」
イカロス
無言でベッドから立ち上がる。フィクスの方に向き合って。
イカロス
*あらためて、フィクスの『塗られた笑顔』を猟奇で舐めます。
 水パイプと時計は預けてティーセットのみで。
GM
小道具の移動に関してOKです。
GM
横槍はございますか?
つぐみ
*横槍をします
GM
では、能力値のチョイスを。
つぐみ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
つぐみ
*日刻みの時計をキューちゃんに預けます
GM
OK では判定を。
つぐみ
2d6=>7 (2D6>=7) > 12[6,6] > 12 > 成功
GM
スペシャル!
GM
PCがお茶会中の判定でスペシャルを起こした場合〔自身の所有する六ペンス/2〕までの価値の小道具を1つ入手します。
つぐみ
何を得るか相談します
つぐみ
*決まりました。免罪符を取得します。
GM
OK!
つぐみ
*キューちゃんに渡しましょう
[ キュー ] 免罪符 : 0 → 1
GM
では改めて、横槍の効果量を。
つぐみ
1d6 (1D6) > 6
GM
では、-6の補正をつけて舐めの判定をどうぞ。
イカロス
*ティーセット使います
イカロス
2d6+3+2-6=>7 判定(+猟奇) (2D6+3+2-6>=7) > 8[3,5]+3+2-6 > 7 > 成功
イカロス
よし
GM
成功!
[ スペードの56 ] 塗られた笑顔 : 0 → 1
[ つぐみ ] HP : 15 → 14
[ つぐみ ] HP : 14 → 13
[ つぐみ ] HP : 13 → 14
[ イカロス ] ティーセット : 1 → 0
スペードの56
では……ダンナ様が立ち上がってこちらを向いたところで
スペードの56
言葉を軽く続けながら、ぽりぽりと頬を掻いて……
スペードの56
――瞬間、左足が床を蹴る。右脚の紅が、イカロスとの間に振り上げられる
スペードの56
が、それはフェイク。脚の一閃に紛れるように、宙に浮いた体勢から右手がうなりを上げ、イカロスの首へ向かっていた
イカロス
脚が振り上げられると同時にーー姿勢をかがめる。一歩引いた片足に体重をかけ、体をねじる。
イカロス
勢いを乗せ、もう片足を振り上げる。鋭い弧を描き、脚の刃がフィクスの首元へと向かう。
スペードの56
交錯する腕と脚。その結果は――
スペードの56
フィクスの指が、イカロスの首元に突き付けられ
イカロス
イカロスの刃が、フィクスの首元に突きつけられた。 
スペードの56
「……懐かしい状況ですね」
スペードの56
突き付けたまま微動だに動かず、パイプの隙間から煙を吐く
イカロス
「私とお前が初めて出会った時…だな。」
スペードの56
「そう。あの時言いましたね、『コインの力があればもっと面白いものを見せられますよ』、と」
スペードの56
「しかし、これはこれは」
スペードの56
「コインの力があって、同じ状況で――けれど面白いものを見せられたのは、ワタシの方ですね」
スペードの56
「……やはり、あなたは面白い。ワタシのペイントを少しだけ剥がせます」
イカロス
「ーーハ、道化にそう言われるとはな。」
イカロス
「言っただろう。私は王者、天をも掴む者。」
イカロス
「お前にとって最も面白い”蒼空”を見せてやる。」
イカロス
「故にーーつまらん働きはするな。
最上の王者にふさわしい道化であれ。」
スペードの56
手を降ろし、一礼
スペードの56
「指を向けた非礼、お許しください。この道化者、あなたの為に全力で――」
スペードの56
「このふざけた世界へ、ふざけ返して差し上げましょう」
イカロス
ーー笑う。
イカロス
王者の為に、道化がいる。
道化の為に、王者がいる。
イカロス
王を持ち上げ、戒め、笑わせる。
やはりーーこの道化は、面白い!
GM
時が過ぎても剥がれない。
GM
出会っただけでも剥がれなかっただろう。
GM
今、この二人、この関係によってだけ。
GM
垣間見えるものがある。
GM
GM
これにてお茶会の全手番が終了となります。
GM
裁判開廷前、このタイミングでお手持ちの小道具を整理して構いません。
GM
各部屋、小道具の割り振りを宣言してください。
スペードの56
*日刻みの時計、水パイプ、両方ともワタシが持ちます
[ イカロス ] 水パイプ : 1 → 0
[ イカロス ] 日刻みの時計 : 1 → 0
[ スペードの56 ] 水パイプ : 0 → 1
[ スペードの56 ] 日刻みの時計 : 0 → 1
つぐみ
*水パイプをキューちゃんに渡します
[ つぐみ ] 水パイプ : 1 → 0
[ キュー ] 水パイプ : 0 → 1