わく₂☆ミプロフちょ→かけひき♡
*プロフ帳かけひき ……の、ちょっとだけ前の話
*
救世主には「依頼斡旋所」と呼ばれているその建物は、そこらの村の建物よりいくらか整っており、清潔だ。
*
公爵家に認められ、何らかの取引をしている救世主たちにはロビーが広く貸し出されていて、出入り自由になっている。
*
いくつかの大きなテーブル。手間のかかったソファ。頼めばティーセットと紅茶すら出してくれる……まぁ、その濃さや量は実績次第ではあるが。
*
そしてその奥にもいくつか部屋があって、末裔達が働いている。そのどれもがこの国の標準と比べたら秀麗で、服の乱れもない。
*
他にもこの場には数人の救世主がいるが、よく目立つのはその3人であった。
*
まず大きなテーブルを貸し出されている点。次に、珍しく、他の救世主達より疲れた顔をしていない点。
*
そして、コインの枚数を見るまでもなく、纏う力が他の救世主グループとは違った。
*
声をかけたならば(この世界ではそんなことをするのは愚策かもしれないが)、きっと正直に答えてくれるだろう。「50枚」と。
*
公爵家が囲っている救世主はいくらかいる。公爵家は多数の救世主と取引をしている。
しかし、公爵家の依頼を継続して受けられるようなまともな救世主は少ない。それが高脅威度ともなれば、なおさら。
*
この拠点に出入りするような公爵家と親交がある救世主の中で、コインが50枚あるものは……本当に数少ない。
*
その力とはやや離れた印象か……あるいは逆に、その力を示すようにか。いずれにしても。
*
その3人がする会話は、至って「まとも」だ。この堕落の国では、あり得ないくらいに。
美希
「は~~~~、おなかぺこぺこ~。まぢありえんてぃ~」
コサギ
「この会議終わったらなんかごはん出してもらお~。調査は終わったし。終わったよね?」
美希
「どぉやっても外からじゃアレ以上はむりむりまぢ無理っていうか~……」
コサギ
「っていうか僕より美希のが情報収集うまいし、僕はどっちかってーと集められた情報から推測する担当じゃん」
コサギ
「そもそも情報がない場合……ないので……ないんですよね~……」
ヌスク
「アタシがダッシュして5、6時間ってとこだから、そんなにあの森、広くはないんだけど」
コサギ
「おんなじ方向に歩き続けたら出られるじゃん、普通に」
ヌスク
「森の外周は数時間でも、森の中だけクソでかくなってたりとか?」
コサギ
「巨大化は万人に実装されてる技能じゃないぞ」
コサギ
「あ~、まぁ、そう、中のことはわかんない」
コサギ
「森の中の空間がなんか変になってる可能性はある」
美希
「もうちょっと突き止められたらよかったんだけどね~」
美希
「ギリギリ出てこられた救世主とか、ちょっとだけ森に踏み込んだだけの末裔とかも、ほとんど会話にならなかったし」
美希
「プロフ帳渡したんだけど、な~んか全然ダメで」
美希
「こんなに福利厚生が整ったプロフ帳なのに……」
ヌスク
「文字が書けない人でも書けるようになったときは驚いたが」
コサギ
「今マジですごいもんね。何から書けばいいかわかんなくなったらヒント出てくるからね」
コサギ
「イルカが出てきたときはビビった。それ100年前とかの古代文明だよね」
美希
「カルチャーショックがショッキングピーポーマックスだからやめてほしぃ」
コサギ
「100年だとさすがにカルチャーショックってレベルじゃないだろ……」
ヌスク
「ってかよ、美希のはさ、それが心の疵で、コインが50枚あるわけだぜ」
ヌスク
「格上か、あるいは、亡者化よりひでー『何か』になってんじゃん?」
美希
「っていうか、殴らなくても死んでっちゃうんだよねえ」
美希
「死なない人は、なんか操られてるみたいでさ」
美希
「今仮のコードネームで『スティブナイト』ってついてるけどさあ」
コサギ
「僕はじゃあ、『なんでこんなことしてるのか』でいきます」
美希
「どうやってもこれ以上は森の中に入らないとダメだろうなあ」
コサギ
「で、今日公爵家からされるのもその話だろうな」
公爵家
その言葉と同時に、公爵家が3人の救世主に近づいてきて、深々と頭を下げる。
*
その公爵家に連れられて、3人は別室へ移動していく。
美希
「それもそう。どうせ死ぬまで添い遂げんだから」
美希
シリング銀貨……ではない、あまり見ないような金貨がぎゅうぎゅうに詰めこまれていて、袋の口から見えている、それを渡す。
美希
渡す途中で1枚落として、重い金属の音を立てた。
美希
その滅多に聞かない音に、食堂にいた誰もが振り返って。
注目を浴びた美希が、えへへ、と照れくさそうに笑う。
ヌスク
自分の分と合わせてふたりぶんの硬貨を適当に服の中に突っ込むこちらはあまり周囲の様子に構うことはないが、かといって圧をかける様子もなさそうだった。
コサギ
「去年ちょっと話題になってたときに行ってたらこんなクソ大事にならずに済んでたのかなぁ」
ヌスク
「……が、まぁ一理はある。あの1年で相当脅威度が増してるらしいよな」
美希
「どっちかというと選んで戦ってる戦闘狂ってよりは、災害」
コサギ
「まぁ、だから救世主そのものってより、『絶望の森』って名前の方が知名度高いんだろうな」
公爵家
シェフが料理を運んでくる。前菜に、カボチャの亡者の幼体(成長すると馬車になり人をものすごい速さで拉致するのでこの畑は徹底的な管理がなされている)の最高のバター焼き。
ヌスク
それを真っ先に食べ終えて、うまいな~! とニコニコ笑っている。
美希
「贅沢なやつだってことがもうこの匂いだけでも確定的に明らか……」
コサギ
「……どんだけヤバいんだろうね、その救世主」
美希
「まぁ、ぁたしのこの情報収集力でほとんど情報が集まってないってのがまずマヂヤバなんでしょ」
美希
「うわ~……まぢ美味しい~……やばぁ~……写メれないの……?」
コサギ
「そういう細かい記録に助けられてんだよな~、僕たち」
コサギ
「ちょっとの情報でも集めとくとあとで精査する時便利」
ヌスク
「アタシが遠出して力仕事やって、美希が細かいとこ見て、コサギが分析する」
コサギ
「ヌスク、最初よりずっと……力以外の仕事もできるようになったっていうか」
コサギ
「ぶっちゃけ賢くなったっていうか、わりと変化に気付くようになった」
公爵家
それについて咎めるものも、嫌な顔をするものもこの場にはいない。
公爵家
「それだけの依頼が待っている」とわかるから。
美希
「あ~、ほらヌスク©、ネックレス汚さないの」
コサギ
「でもマシにはなってる。前まで我々でいうとこの2歳児レベルだった」
ヌスク
「お前らがいたとこどんだけ教育が良かったんだよ」
美希
「ここ来ると常識がめちゃx2になっちゃうよねぇ」
美希
「ぁたしもまさかズッ友が死語だとは思わなかっ……いや、思ってました。はい。ぁたし以外で使ってる人はいませんでした別に」
美希
言えば布なんか公爵家が持ってきてくれるだろうけど、それをするのも気がひけるよなあ、となったので。
美希
別になくしてもまた生み出せばいいけど。それくらいのコインはあるけど。
美希
世話焼きっていうか、なんか、愛着が出ちゃうんだよね、って思う。
美希
結局ネックレスを渡されて、細かいところを拭いたりなどしていた。
コサギ
「どんだけのやつと戦わされるんだかわかんないのが嫌だな」
ヌスク
「コイン30枚のやつが帰ってきたって言われてもな」
ヌスク
「少なくとも同格か格上なのはこっちでも調査済みだし」
コサギ
「逃げると悪化しそうだしな~、てか後回しにして1年でクソ悪化したのがこれっしょ~?」
*
3人が席を立ち、公爵家に守られながら移動する。
*
そのさまを見ていた救世主や末裔は少なくない(別に多くもないが)。耳がよければ、あるいは情報収集能力に長けていれば、この一連の話は知ることができていたかもしれない。
*
それから1週間後、救世主3人が「黒の森」に行ったという報告や、噂なんかがあって。
*
さらにそこから1週間の間、彼女達の姿を見たものは誰一人いない。
*
それについて、とある有力な救世主パーティーに連絡と捜索依頼がなされるのは、もうすぐ。
イーデン
目深に被ったフードの奥から周囲に視線を巡らしている。
GM
山賊たちもさすがにあなたがたに怯えて出て来ないので、シンプルに捜索、って感じです。
GM
まあ、どういう状況かは、お察しの通りかと思います。
GM
公爵家と関係があり、さらにセラくんなんかはよく公爵家と話して状況を聞いていたなど、情報収集力にも長けているあなたがたパーティ。
GM
昨日公爵家から呼び出されたとき、何を話されるか、おおよそ見当はついていたことでしょう。
GM
末裔などから、あのいつもいる救世主3人組いないんだけど……などの噂を聞いたりもしていて。
GM
あちらは情報収集メインで、あなたがたに戦闘を任せることが多かったので、1年で追いついちゃいましたね。
イーデン
効率の良い(含意)依頼を回して頂いておりまして。
セシリア
同格程度の相手と戦うことも多かったですね。
GM
この脅威度帯にしてはたいへん珍しいことです。
GM
とはいえ、先輩後輩の仲として結構色々会話などをしていたと思います。
セシリア
戦闘能力が鈍る、というほどのことはなかったはずです。
GM
だから情報収集メインとはいえ、それなりに戦えていたような気もするんですが……
セシリア
実力はコインの枚数通りのはずですから、非常に……
セシリア
……憂慮すべき事態、というのでしょうか。
GM
その救世主がいなくなれば、公爵家はもう大慌て。
GM
救世主がいなくなったときや問題が起こった時に真っ先に頼っていたパーティがいなくなってしまったので、もう本当に大変です。
GM
……という話が公爵家からなされたのが昨日のこと。
GM
そして準備をする期間もなく、翌日にあなたがたは捜索のため、街を出ています。
イーデン
この有事に至って、彼らのいた椅子に自分たちを座らせようとしている気配は当然感じ取っていたが。
イーデン
好機とも別に思わない。面倒事が増えるな、という感情のほうが強い。
GM
この近辺には「黒の森」というなんだか恐ろしい森があり、そこには近付くな、しかしそのあたりで何かが起こっていそうだからなんとかしてくれ、と。
セシリア
実際問題、彼らに何かあって、あるいは何か彼らに意図があって行方不明になったら、
セシリア
対応できる救世主は、公爵家のいまの手持ちでは、我々ぐらいなのでしょう。
GM
あなたがたの力は素晴らしいですから、と公爵家は嘘偽りなく言います。
イーデン
正直、失踪の噂をセラが聞きつけてきた頃から予想はついていた。
セラ
寄り道している、と言うにはのんびりしすぎています。
イーデン
人影を認め、フードの奥で僅かに眉を寄せる。
美希
その身体には黒い……結晶のようなものが突き刺さっていて。
セラ
言葉はかけるが、イーデンの静止をふりきろうとはしない。
イーデン
もう十分と見てセラの手を放し、美希の様子を検めている。
イーデン
まともな答えが返ってくることを期待してはいないが。
イーデン
この状況でも搾り取れるものを搾り取るしかない。
セシリア
亡者化するかもしれない、と身構えていたところに。
美希
それをノートで隠して、あなたがたにプロフ帳の紙とラメペンが手渡される。
セラ
グラデーションのかかった夢のようにきれいな紙と、きらきらに輝くラメのペンを受け取る。
イーデン
結晶に触れることだけはないように、慎重に紙とペンを受け取る。
美希
「それ」が何を示すのか、1年付き合ったあなたがたにはわかる。
美希
・情緒が3になってもかけひきが終了しません。
・その代わりに、何らかの効果でPCの情緒が1上昇するたびに、PKは1回判決表を使用します。
美希
・その結果PKが〈昏倒〉または〈死亡〉したとき、かけひきを終了します。
美希
・また、手番のPCが『アピール』するとき、GMは1D20を振って番号を決め(または相談や任意の選択により)プロフ帳の質問から1つを指定します。PCはそれぞれ、この質問への回答を読み上げます。
イーデン
1D6+3 才覚3 (1D6+3) > 1[1]+3 > 4
セラ
1d6+4 (1D6+4) > 2[2]+4 > 6
イーデン
*距離も測れませんし、アピールもなく、パスです
セラ
このラメのペンを手に取ったのは初めてではない。 美希と出会ったばかりの頃に、親愛の証として書いた覚えがある。
セラ
もっとも、その時書いたものは別の紙だったが……。
セシリア
恐らく公爵家と相談して決めたような、最低限の信頼度を掴むためのものだったのだろう。
イーデン
事情聴取を柔らかく取り繕ったようなそれに比べると……
セラ
美希の、おそらく最後の望みだ。 叶えてやらねば。
イーデン
ペンを取って、きらびやかな紙に向き合う。
美希
知らない言葉で書かれているが、なぜかあなたがたには意味がわかる。
イーデン
異国の文字で書かれたそれの意味が何故か理解できる……というのは、彼女の心の疵の力なのだろうが。
イーデン
ペンを滑らせるたびに装飾が揺れて鬱陶しい。
美希
なんか端の方にイルカがいて、「何について調べますか?」という吹き出しが現れたりする。
セラ
ペンが揺れる度に、ヒヨコがペンをつつきます。
イーデン
ふと渡された紙の下の方に、なにか書き込まれているのを発見した。
イーデン
と、ピンクのラメペンで書き込まれている。
セラ
何か重大な問題が起こったのだろうかと心配している。
セラ
訝しげな表情を浮かべながらも、問題がなく、言いたくないならいいか……となりました。
セラ
イーデンが共有すべき情報を共有しないということはないだろうし……。
セシリア
2d6+5+1=>7 (2D6+5+1>=7) > 11[6,5]+5+1 > 17 > 成功
イーデン
2D6+5>=17 (2D6+5>=17) > 4[2,2]+5 > 9 > 失敗
イーデン
Choice[セラ,イーデン,セシリア] (choice[セラ,イーデン,セシリア]) > イーデン
[ イーデン ] 情緒 : 0 → 1
[ イーデン ] 情緒 : 1 → 2
セラ
2d6+5+1=>7 (2D6+5+1>=7) > 8[3,5]+5+1 > 14 > 成功
[ イーデン ] 情緒 : 2 → 3
美希
2d6+5-0+4 判決表 (2D6+5-0+4) > 7[1,6]+5-0+4 > 16
[ 美希 ] 前科 : 0 → 1
美希
2d6+5-1+4 判決表 (2D6+5-1+4) > 11[6,5]+5-1+4 > 19
[ 美希 ] 前科 : 1 → 2
美希
2d6+5-2+4 判決表 (2D6+5-2+4) > 5[1,4]+5-2+4 > 12
[ 美希 ] 前科 : 2 → 3
美希
なんか……光っています。プロフ帳の、特定の欄が。
セラ
「そう、ですね。 えーと」
ちょっと言いにくそうにしている。
美希
前も読まされたのでおおよそのルールはわかると思うんですが、光ったりするのは初めてだと思います。強制力があるというか。
美希
全員に対して、こう……背後から何かが迫ってくるような、圧。
セシリア
「セラの意外なところは……冷めている、というか」
セシリア
「一歩引いている、というか、高い視点があるところですね」
セシリア
「天使なのですから、当然と言えば当然なのかもしれませんが……」
セシリア
「最初はほら、今とは全然違いましたから」
セシリア
答えあぐねているが、言いづらい、という風ではない。
セシリア
「その、すいません。ちょっと、思いつかなくて」
セラ
「セシリアは、芯が強いとか、ここぞというときで度胸があるとか、そういうのは逆に普通になってしまいましたので……」
セラ
「一周して、乙女なところが残っている、とかでしょうか」
セラ
「こういうときに、そうなってしまうところ、でしょうか」
セラ
ほっというか……、なんか……心配な人が残っていますが……
美希
ふわふわと浮いたプロフ帳やかわいいデコレーションがじりじりと寄ってきます。
イーデン
目の前の紙がなんかやたら光っているな……
セラ
「言っておきますが、僕は最初からずっと仲間意識が欲しくて欲しくて、ずっといいとこ探ししてましたからね」
セシリア
「そうですよ。いいところを探してくれていましたよ」
セラ
「出会ったばかりの頃は心配でしたが、仲間意識が持ててよかったです」
美希
美希の顔が僅かにほころんでいるような気がします。この調子です。
イーデン
2D6+5>=7 (2D6+5>=7) > 8[4,4]+5 > 13 > 成功
美希
4 何気ない所作にドキッ!ランダムな対象1人の情緒+1。
イーデン
Choice[セラ,イーデン,セシリア] (choice[セラ,イーデン,セシリア]) > イーデン
[ イーデン ] 情緒 : 3 → 4
セシリア
2d6+5+1=>13 (2D6+5+1>=13) > 4[2,2]+5+1 > 10 > 失敗
美希
1 情緒が入り乱れる!自身と自身以外のランダムな対象1人の情緒が入れ替わる。
セシリア
Choice[セラ,イーデン,セシリア] (choice[セラ,イーデン,セシリア]) > セシリア
セシリア
Choice[セラ,イーデン] (choice[セラ,イーデン]) > セラ
[ セシリア ] 情緒 : 0 → 1
美希
2d6+5-3+4 判決表 (2D6+5-3+4) > 5[2,3]+5-3+4 > 11
[ 美希 ] 前科 : 3 → 4
美希
2d6+5-4+4 判決表 (2D6+5-4+4) > 10[5,5]+5-4+4 > 15
[ 美希 ] 前科 : 4 → 5
セラ
「ミキは……僕達の戦い方は知っているはずです」
セラ
「最近自分の中で盛り上がっていることですよね」
セシリア
自分で書いたプロフ帳の欄を見て、あ、と言っている。
セラ
「僕はミサ……、というか、集会をよく行っていますね」
セラ
「末裔や、興味のあるという救世主を集めてお話をしています」
イーデン
「上位の救世主の話を聞きたがる奴は多いからな」
セラ
「色々な情報も得られるので、お互いにいいことばかりですよ」
イーデン
本能的に満たされるんだろうな、ああいうの。
美希
いやわかる。記録してる。人の身体データとか……え、そうじゃなくて?
美希
多分ぁたし公爵家関係まつげTier表とか作れる。
イーデン
「俺の基準で考えると面倒が起こるだろうが……」
セラ
マイブームというと、なんか軽いニュアンスになる気がしますが……
イーデン
勿論必要な場面で取捨選択はしているが……
イーデン
マイブームという概念がわからなさすぎて……
セラ
「もしかして、イーデンって僕のこと大好きですか?」
セシリア
そんなに盛り上がってることだったのですね。イーデンの中で。
イーデン
比較的最近積極的に取り組んでいること、というような解釈になりました。
セラ
「イーデンがそういう言い方するなら、そうなのかも……」
セシリア
「セラのほうが、より客観的ですし、イーデンも自分を大切にできるという意味で」
セラ
「こんな状況ですが……、どうしても、嬉しいと思ってしまいますね」
イーデン
2D6+5>=7 誘い受け (2D6+5>=7) > 8[3,5]+5 > 13 > 成功
セラ
2d6+5+1=>14 (2D6+5+1>=14) > 6[3,3]+5+1 > 12 > 失敗
美希
3 なんだか気持ちが昂ぶってきた。自身の情緒+1。
[ セラ ] 情緒 : 0 → 2
美希
2d6+5-5+4 判決表 (2D6+5-5+4) > 4[2,2]+5-5+4 > 8
美希
>美希 - 今日 22:40
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
美希 - 今日 22:40
2d6+0+1=>7 判定(+才覚)+万能 (2D6+0+1>=7) > 6[3,3]+0+1 > 7 > 成功
[ 美希 ] 前科 : 5 → 6
美希
2d6+5-6+4 判決表 (2D6+5-6+4) > 6[1,5]+5-6+4 > 9
[ 美希 ] 前科 : 6 → 7
セラ
治安が悪そうな男と……付き従う女だったから……
セシリア
イーデンは賊に見えるかしらという曇った目を持っています。
セシリア
曇っているような気がしたので、言いません。
セラ
「純粋で素直な男と、頼りになる女性でしょうか」
セラ
セシリアは女傑とか豪傑と言おうかと思いましたが、ちょっと印象が先走りすぎているなと思ったのでマイルド表現になっています。
セシリア
「頼りにしていただいてありがとうございます」
美希
デコられたエフェクトがもにゅ……って動きをしました。
セラ
「えーと、セシリアの印象はもうちょっと強いかも」
セラ
「イーデンの守護者みたいな感じではないですか?」
イーデン
「自然、そうなるものではあるからな……」
セシリア
「セラのことも、もちろん、護りたいと思っています」
セラ
「ちなみに僕の言う守護者というのは、街の守護者みたいな重みのある言葉だと思って頂ければ……」
イーデン
そういう話ではないのは分かるので口には出しません。
セシリア
私にとっては街よりも重みのある存在ではあります。
セラ
「岩を持ち上げて洪水から守るような力強さを感じています」
セシリア
実際もそれぐらい強くなれたらいいですねと思っています。
セシリア
「今は、私たちの中で最も社交的な、頼りになる才覚型だと思っています」
セシリア
「セラがいなければ、私たちは今生きていませんから」
イーデン
セラは素直だ。才覚型救世主にしては珍しいほどに。
セラ
「もっとありがたく思ってもいいですからね!」
イーデン
だから御しやすい、とは決して思わないが。
セシリア
「これからもよろしくお願いいたしますね」
セシリア
「亡者と相討ちになって、倒れているところを」
セシリア
「だから、あの時は、どうにかして助けないと、と、必死で……」
セシリア
「今も、思い出すと、倒れている姿が思い浮かぶほどで」
セシリア
「生きていてくれてよかった、と思いました」
セシリア
「あの頃より、ずいぶん元気になりましたね」
イーデン
セラが助勢に加わると意味合いが変わってくるんだが。
セシリア
「まあ、単純に怪我や体調の問題というよりは」
セシリア
「セラを判断基準にしてくれていることもそうですし」
セラ
「以前より落ち着きが出たというか、穏やかになりましたよね」
イーデン
「末裔どもを見ていても分かることだろう」
セシリア
「そういうあなたでも、私はもちろんついていきますが」
セシリア
「そうではない瞬間もあったほうが、いいですから」
イーデン
「そんなわけで、セシリアの第一印象はお人好しの一言だ」
イーデン
「この堕落の国で、長生きできるような女じゃあない」
イーデン
「そう思ったし、当時のお前に抱いた認識が間違っていたとも思わない」
セシリア
「セラも、すぐにイーデンのいいところを見つけたと」
イーデン
「……先程セシリアが言わなかったことだが」
と、セラに補足。
イーデン
「俺はこの女を殺す寸前まで行ったからな」
イーデン
定規で線を引かれた、もう一方を指で触れた。
セラ
「あんなにパーフェクトプリティーエンジェルだったのに!?!?」
セシリア
「堕落の国では、かわいい見た目の救世主も油断はできませんから……」
セラ
「それはそうですが……、仮に営業だったとしても、僕のかわいさで目が節穴になっていても仕方がないレベルのはずだったのに……」
イーデン
「今はなるほど天使であるなと、そう納得している」
イーデン
「いつ濁って堕ちることやらと思っていたんだが……」
イーデン
「ここまで来てそう在れるんなら、まあ、そういうものとしては」
セシリア
イーデンらしい言い方だなと思っています。
セラ
「僕は愛と希望と才覚に満ちた天使ですからね」
セシリア
往来で……大声であんなことを叫んだり……
セシリア
語彙が、想像される天使のものよりもやや下品というか……
イーデン
2d6+5>=7 対抗ないらしいので判定 (2D6+5>=7) > 11[6,5]+5 > 16 > 成功
[ セラ ] 情緒 : 2 → 3
美希
2d6+5-7+4 判決表 (2D6+5-7+4) > 10[4,6]+5-7+4 > 12
[ 美希 ] 前科 : 7 → 8
美希
公爵家って大体その場の実力のほうを重視するほうで……
イーデン
身の上話に花を咲かせるタイプの仲でもなく。
セシリア
「私の場合は、なんというか、通じるかどうかが分からなかったので……」
イーデン
世界に通じる通じないとかあるんだな。あるか。
セシリア
「宇宙がどうとか、地球がどうとか言っても……」
セラ
難しい顔をしています。 色々な説があったりしたので……
イーデン
「公爵家だとか大学だとかが好みそうな話題だな……」
イーデン
この世界に堕ちてからそういう概念を獲得した側です。
セシリア
「堕落の国では星も見えませんから、たとえ話もしづらいんですよね」
セシリア
「えーと、外宇宙への入植がはじまってしばらく経った世界から来ました」
美希
ぁたしはわかる。……コサギもわかるほうだった。
セラ
想像はできますが、ちょっと色々が……不敬じゃない? いいのか?みたいな気持ちが出てきたりしています。
セシリア
「そういう感じですね。星々を飛び回り、空に構造物を建築したりして」
イーデン
宗教的にはセンシティブになるらしいことはわからないでもない。
セシリア
「人が住みやすい環境に作り替えて住む、というほど……」
イーデン
そう思えば卑近に感じられるような、尚更異世界に思えるような。
セシリア
「私の世界はそういう感じですね。私も、地球には行ったことがありません」
セシリア
「ええ、ですが、神は信じられていますし、教会も色々な場所にあります」
セラ
バベルの塔ですらあんな大変なことになったのに!!
セシリア
……まあ、信じられているのは、そういう神ばかりではないですが……
セシリア
セラがポジティブに受け取ってくれていいことだなあ。
イーデン
いや、まあ、一般的に地球って自分たちが暮らしている星をさすことが多いわけで……
イーデン
ちょっと世界が違いすぎて処理しつつ考え込んでいます。
イーデン
あまり地球で生きている、というような実感がなかった人間です。
セラ
「僕の故郷は、外の世界からは信仰の世界『アギス・ライオ』と呼ばれていました」
イーデン
「既に外の世界とかいう概念があったのか……」
セシリア
「逆に、そういう異世界、というのでしょうか。そういうのは観測されていなかったですね。私たちの世界では」
イーデン
されていたのかもしれないが……されていたとは思えないな。
セラ
「多分、星と呼ぶか、世界と呼ぶかくらいの違いだと思いますよ」
イーデン
結構この話題に関してはどうしようもない次元にいるので、あまり喋りません。
セラ
「あるいは、国とか、領地かもしれませんが……」
セシリア
と言っておきます。少し違うような気もしますが。
セラ
「外の世界との大きな違いは、信じる気持ちに力が宿ることです」
セシリア
セラの信仰を得て力を発揮する、というのが、まさしくそうですものね。
セラ
「なので、神や悪魔や天使が死ぬほどいるんですよ」
セシリア
「……えっ、神もたくさんいるんですか?」
イーデン
まあ、神も悪魔も天使も、神話の中で死んだり死ななかったりするが。
イーデン
自称神も堕落の国では見かけることがあるし。
セラ
「例えば、少年がオリジナルの神を考えて絵を描いたとするじゃないですか」
セラ
「僕は故郷なので、大変さがわかりませんが……」
イーデン
パンディオンの言いなりになってセラのしていたあれやこれやの仕事を思い出しています。
イーデン
なるほどそうなるわけだ、という納得がある。
イーデン
少年によって紙に描かれた神がそのまま神として生まれるよりはまだ現実味を感じられるまである。
セラ
「人気のある神はものすごく強いですが、少年が描いたような神はすぐ死んでしまったりしますね」
セシリア
少年が描いた神がすぐ死ぬところを想像して物悲しい気持ちになりました。
イーデン
この世界で実際大事なのは信仰よりも6ペンスの枚数なのだが……
セラ
「誰からも忘れられてしまった神魔は、存在すら消えてしまいますから……」
セラ
「だから、今たくさんの人と知り合えて、とても嬉しいんですよ」
セシリア
セラ自身が、信望を集められなければいなくなってしまう、と固く信じているのなら、
セシリア
それは心の疵として事実ともなりうるだろう。
セラ
「二人がいなければ、こう上手くはいかなかったでしょう。 改めて、ありがとうございます」
セシリア
イーデンらしい言い方だなと思っています(2回目)
セラ
「僕は、僕を信じてくれない人とずっと一緒にいることはできないと思っていたんです」
イーデン
どちらの見込みが外れたかどうかに関しては言及をしない。
イーデン
「特に語れることはないな。文明レベルでは堕落の国と大差なかったんじゃないか」
イーデン
「まあ、流石にここまで荒廃した世界ではなかったが……」
イーデン
「そういったものに興味を持つこともなかった」
イーデン
「だから、俺の生まれた世界というのは……」
イーデン
「一番伝わりやすいのは、公爵家のあるような街の」
セシリア
掘っ立てのバラックが立ち並んだような並びを思い出しています。
セシリア
この世界に来るまで、書物の中でしか知らなかったような場所。
イーデン
それでも堕落の国平均では相当にマシな方なのだが。
イーデン
破落戸だとか、脚を切られた物乞いだとか、娼婦だとかがうろついているような通り。
イーデン
風に吹かれて運ばれたゴミですら、そこで暮らす者にとっては恩恵になる。
イーデン
それを拾い集めて、ガラクタの中から辛うじて使い得るものを見つけ出して、売値がつく時もあれば、結局駄目で自分で使おうとして、そのせいで意味のない怪我をしたり。
イーデン
無為に無為を重ねる中に、辛うじて生を繋ぐやり方を覚えた。
イーデン
「堕落の国に堕ちても、比較的適応は早く済んだ」
セシリア
「……私が、堕落の国を最初に生き延びられたのも」
セシリア
「あなたに会えたことが大きいと思いますから」
セシリア
「その恩恵を、私も受けていると言うことになりますね」
セシリア
とは言え、……という言葉を飲み込んでいる。
セシリア
育ちがよく、不自由のない環境で育ったセシリアにとって
セシリア
こうした話は口を思わず重くさせる力があった。
セラ
「なるほど、だから一旦膜を破っておこうみたいな発想が出てきたのですね」
セシリア
だからこそこうして口を慎まないセラが頼もしいのであった。
イーデン
「そういった行為が常態的に行われている場所で育った」
セラ
「あの後結局一度も犯されてないから、無駄になりましたが……」
セシリア
「アレのおかげでそういう目に遭わなかった、とポジティブに考えるようにしています」
セラ
「まぁ、イーデンがセシリアをあらゆる手段で守ったと考えると、褒めてもいいことかもしれません」
セシリア
「イーデンのおかげで生き延びられてきた、というのは本当のことですから」
セラ
「守ったことは偉いですよ! 膜を他人に破らせたことは偉くないです!」
セシリア
「空振りに感じても、それはそれで、試行錯誤の結果で……」
セラ
「そうですね、考えられる対策を全て行うのはいいことですね」
イーデン
どうにもやぶ蛇をつつく気しかせず黙っている……
セラ
「聞いていますかイーデン! 褒めていますよ!」
イーデン
セラの体格が育ったのでこういうことも容易にされるようになりました。
イーデン
「別に褒めなくともいい、とも言ったが……」
セラ
「あなたの行動を評価しているのは事実ですからね」
セラ
「でも膜を他人に破らせるのはよくないですからね! ね!セシリア!」
イーデン
その行為への代案を考えたくないので黙しています。
セラ
代案を口出ししてもいいんですが、さすがに後にしようと思いました。
セラ
* アピール c5 対象~はセシリアにも振ってみるか
セラ
2d6+5=>7 (2D6+5>=7) > 7[6,1]+5 > 12 > 成功
セシリア
2d6+5+1=>13 (2D6+5+1>=13) > 4[1,3]+5+1 > 10 > 失敗
[ セシリア ] 情緒 : 1 → 2
セラ
2d6+5=>7 (2D6+5>=7) > 8[4,4]+5 > 13 > 成功
美希
1 情緒が入り乱れる!自身と自身以外のランダムな対象1人の情緒が入れ替わる。
セラ
Choice[イーデン,セシリア] (choice[イーデン,セシリア]) > セシリア
[ セシリア ] 情緒 : 2 → 3
[ セシリア ] 情緒 : 3 → 4
[ セラ ] 情緒 : 3 → 2
美希
2d6+5-8+4 判決表 (2D6+5-8+4) > 8[4,4]+5-8+4 > 9
[ 美希 ] 前科 : 8 → 9
美希
2d6+5-9+4 判決表 (2D6+5-9+4) > 6[4,2]+5-9+4 > 6
美希
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
美希
2d6+2+1=>7 判定(+愛)+万能 (2D6+2+1>=7) > 9[4,5]+2+1 > 12 > 成功
[ 美希 ] 前科 : 9 → 10
美希
19.パーティメンバーとの思い出をひとつ教えて!
イーデン
二人に挟まれてやいのやいのされていたら、プロフ帳が光りました。
イーデン
確実に引っ張られて書いたな……というのを自覚しています。
セシリア
怒った、という言葉から思い出して、思い当たるものと言えば。
イーデン
なんか……かなり何も考えたくなくなってきていたから……
イーデン
「思い出を一つとか言われたところで……」
セシリア
「ストレナエと戦った時のことが、やはり思い出深いです」
セシリア
「思い出深い、という言い方をするのは、どうかとも思いますが……」
イーデン
真っ先に昏倒したので、その後の二人の奮闘は見ていないが……
イーデン
それよりも醜態のことを思うべきかもしれん。
セシリア
「……あれを経て、無事でいられたことが、今の私たちの扱いにも繋がっていますし」
セシリア
「ミキたちと出会ったのも、あの時がはじめてですから」
イーデン
「あれで公爵家とのパイプができたからな」
イーデン
イーデン個人のパイプはまだあったが、大したものではなく……
イーデン
一度コインを全て失った救世主に公爵家が目をかけてくれるかと言えば、全くそんなことはないため。
セシリア
直に依頼を受けることになれたのは、ストレナエを倒したおかげでしょう。
イーデン
個人的に好事家を引っ張ってくるのが精一杯だった。イーデン個人では。
セシリア
物資を都合してもらえると言うのも、もちろん大きい恩恵ではあったわけですが。
セラ
「初めてセシリアが僕を頼ってくれましたし……」
セラ
「イーデンが眉間にしわを寄せずにすやすや寝ていたところを見たのも初めてでした」
セシリア
それまでも、頼っていた……つもりではあったのだが。
セシリア
確かに、表立って乞い願うことはしていなかったかもしれない。
セシリア
そういう危機がなかったと言えばそれまでだけれど……
セラ
セシリアの愛を信じる、と決めたのもあの時でした。
イーデン
イーデンのやり方に従っていれば、セラからの印象は悪いだろう。自然そうなる。
イーデン
セラへの信望を示すやり方は、少なくともイーデンの教える中にはない。
セシリア
「……私たちにとって、大きな一件でしたね」
セシリア
「セラが、私たちと一緒にい続けてくれると、そう決めてくれたこと」
セシリア
2d6+5=>7 (2D6+5>=7) > 7[5,2]+5 > 12 > 成功
[ セラ ] 情緒 : 2 → 3
美希
2d6+5-10+4 判決表 (2D6+5-10+4) > 7[1,6]+5-10+4 > 6
美希
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
美希
2d6+0+1=>7 判定(+才覚)+万能 (2D6+0+1>=7) > 7[1,6]+0+1 > 8 > 成功
[ 美希 ] 前科 : 10 → 11
セシリア
「計算が得意で、事務能力があるところでしょうか」
イーデン
俺は俺でこの脅威度まで至った3人の中で言うにはいまいち弱いが。
イーデン
ここまで言い切れる存在といることでバランスが取れているのか? まあここまで違うと逆に何も気にならないからな……
イーデン
「ここまで生き延びてきたことへの自負のつもりだが……」
[ セシリア ] 情緒 : 4 → 5
[ イーデン ] 情緒 : 4 → 5
イーデン
2d6+5>=7 (2D6+5>=7) > 9[5,4]+5 > 14 > 成功
[ セラ ] 情緒 : 3 → 4
美希
2d6+5-11+4 判決表 (2D6+5-11+4) > 8[6,2]+5-11+4 > 6
美希
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
美希
2d6+0+1=>7 判定(+才覚)+万能 (2D6+0+1>=7) > 6[2,4]+0+1 > 7 > 成功
[ 美希 ] 前科 : 11 → 12
美希
2d6+5-12+4 判決表 (2D6+5-12+4) > 7[3,4]+5-12+4 > 4
美希
どっちにしても昏倒にするつもりだけど、せっかくアピールしてくれたのでおまけで振ってみます
美希
2d6+5-12+4 判決表 (2D6+5-12+4) > 9[4,5]+5-12+4 > 6
美希
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
美希
2d6+2+1=>7 判定(+愛)+万能 (2D6+2+1>=7) > 4[3,1]+2+1 > 7 > 成功
美希
すべてがめちゃくちゃになり、なんかランダムにめっちゃ光り始めました。
美希
めちゃめちゃプロフカードが首を斬ろうとしてきます。
イーデン
プロフカードをいなしながら、見られています。
セラ
「えーと好きな人のタイプは、僕を信頼してくれる人!」
美希
これはちょっと他の二人の持ってる紙を見ただけでわかります。全員光っているところが違います。
セラ
「ここだけの秘密……えーとえーと、これどういう秘密言えばいいんですか???」
セシリア
「全員ばらばらでめちゃめちゃ光ってますね……」
セラ
「秘密……秘密? えーっと僕は純潔ではないです!」
セシリア
え? パンディオンの顔が頭に浮かんでいます。
イーデン
それを暴露する羽目になった心中は察するに余りあるが……
セラ
「僕は、パンディオンの望むことなら何でもしました。 何でも……です」
セラ
パンディオンのことは、ミキにも話したことがあります。
美希
知ってる人と知ってる人がそういうことしてるの、想像するとちょっとあれなような、でも気になるような……いや……嬉しいです。嬉しい。
セシリア
「そうですね、もっとこの世界をよくすることです」
セシリア
「……イーデンが、もっと前向きに生きていけるように」
セシリア
「……少しでも、前に進んでいると信じなければ」
セシリア
「希望を持たなければ、堕落の国ではやっていかれませんから」
イーデン
「最初からそのように、言って聞かせたはずだが」
セラ
「あらゆる存在は、生きていくために希望が必要です」
セラ
「それはセシリアも、僕も同じことだし、もちろん、あなたも」
美希
光がだんだん消えていきます。あとひとつ光っています。
イーデン
二人の答えに比べると、どうにも卑近で、締まらない質問に思えたのだが。
イーデン
訝しむように問うてから、頷かれて肩を竦め。
美希
でも……これ……言わせるの……大事じゃないですか?
イーデン
「美的感覚で測ったほうがいくぶんかマシだ」
イーデン
他人を見る目だとか、他人を信じるだとか。
イーデン
他人の内面や振る舞いに対して、自分の尺度で測って、
イーデン
それに愛おしさを感じるだとか、好ましく感じるだとか。
イーデン
であればこの項目に対しては、単純な美醜でもって答えるのがもっともよい。
イーデン
自分と共に歩くには釣り合わないほどには。
美希
顔がいいってことを「かっこいいところ」じゃなくて「かわいいところ」に書いてるって……すごくないですか?
セラ
「イーデンも顔いいですよね」 とセシリアへ。
セシリア
「はい…………そう思います………………」
美希
でも、本人がそう思ってるかどうかって、ねぇ?
イーデン
「そりゃこんなキラキラしたのが二人もいたらな……」
セラ
「イーデンは僕とセシリアの顔をかわいいと思っていると?」
セラ
「セシリア! イーデンにかわいいって言われましたよ!」
イーデン
そもそもこの項目自体は全員書いてるんじゃないのか?
セラ
「僕は、イーデンのかわいいところはすぐよくない言い方しちゃうとこだと思います!」
セラ
「セシリアは、イーデンが絡んでないときは大体かわいいですよ!」
セシリア
「セラは、元気で無邪気なところがかわいいです」
イーデン
救世主を支える心の疵の力が、絶えゆくさまを見ている。
イーデン
どうせ自分たちも森に派遣される。それを拒むつもりもない。
イーデン
危うきを避けてばかりでは、救世主は生き残れない。
美希
限界を超えて、ふにゃりと笑った顔は次第に苦痛にゆがむ。
イーデン
心の疵を鍛えるため。自らの武器を正しく研いでいくために。
セシリア
彼女たちを、ここまで崩壊せしめたなにかと。
イーデン
死地と知った上で、そこに乗り込まなければならない時がある。
イーデン
フードを目深に被り、散らばった美希の遺品を集める。
セシリア
同じように、イーデンから遠い場所の遺品をいくつか集め。
イーデン
彼女の助からないこと、自分らに迫る危険を正しく理解し、示された通りの最適行動を取る。
セシリア
同じように、彼女の胸元の首飾りに目をやるが。
セラ
今際の際に、自分の身を案ずる少女の手すら取ってやれない。
イーデン
殿はこの手の汚染への耐性の強いセシリアに任せる。
セシリア
堕落の国をよりよくしたいと願い、前に進んでいると信じようとしても。
イーデン
その気になればセラがより速く駆けられることを知っている。
セラ
こんなことをする救世主を、野放しにしておいてはいけない。
イーデン
自分の耐久性の低さを、よくよく熟知している。
イーデン
自分たちを守ることは、今は、何よりも最優先すべき事項だ。
美希
速く、あなたたちより速く伸びて、追いつき、捕まえようとした瞬間、
GM
結晶が生命力を吸い付くして、その成長を止めたことを、あなたがたはうっすらと感じる。
イーデン
速度は緩めないが、視線を僅かに後方へと向ける。
GM
全身が結晶に覆い尽くされた人形から、あなたがたは随分と離れた。
イーデン
ある程度走ったところで結晶の拡大止まったことを理解し、足を止める。
GM
枝のように結晶が伸び、そのうちの太い1本があなたがたに向かっていたのが、途中で途切れている。
セシリア
いちばん結晶の近く、数歩さらに後ろに下がりながら、その一本を見つめる。
GM
この件は……何も解決していませんが、少なくとも行方不明になった救世主3人がどうであったか、という点についてのみは、一旦これで解決、となりました。
GM
改めて、「黒の森」の調査依頼、並びに救世主「スティブナイト」の討伐依頼が出されるまで、あと少し。
みんなのプロフちょ→☆