お茶会-第1ラウンド
プルネウマ
1d99 お茶会手番 (1D99) > 7
GM
イスタ>イカロス>スペードの56>プルネウマ
第1ラウンド:イスタ
GM
10 大広間。 或いは宴会場。どんなパーティだって開ける広い空間は孤独を感じるにはうってつけ。
イスタ
大広間の広い空間に、風が渦を巻いて吹いている。
プルネウマ
三月兎の末裔の傍らには、救世主が立っている。
スペードの56
(引き離された……わけではないか)軽く様子だけ伺います
イカロス
呼び出しにも慣れたものだ、周囲の様子をすばやく確認し。
イスタ
状況を確認したあなたがたは、まず最初に聞く。
プルネウマ
「このまま歓声に抱かれて夢見心地で寝るもよし!」
ハリネズミの姿。
プルネウマ
「偽りの戦いで闘志を燃やすのも全然ありだぜ」
魔法少女のような姿。
プルネウマ
「ああ、マジでお茶会するっていうなら用意はするよ」
「なんなら、部屋だって用意してもいい」
プルネウマ
「あ~でも、即キルだけはよろしくないかな」
「時間稼ぎを頼まれてるもんでね」
イカロス
瞳が追う。蒼空を、その中に佇む救世主を。
末裔の姿はー無い。
イカロス
「時間稼ぎにわざわざ乗るほど、私は悠長な性格でも無いものでね。」
プルネウマ
「これを猿真似っていっちゃ猿に失礼だよ」
「真似じゃなくて、『風』だからね」
「それっぽいだけさ」
プルネウマ
「いやあしかし、時間稼ぎには乗ってくれないと困るね」
「いくら相手のエース様と言えど!」
プルネウマ
そして、足元を狙うように這い上がってくる。
プルネウマ
バッタを模した様な姿のそれが、上方から急降下し、イカロスの体を後ろから拘束しようと突撃し。
プルネウマ
獣の姿のそれが、その足を砕かんと下方に鎌を振るう!
イカロス
ぐるりと、無機質な動きで瞳が動く。
天から、地から己を狙う災厄。
イカロス
地を蹴る。鎌の軌跡から逃れるように大きく後方に体を逸らし、回転。
イカロス
地についた手を支点に、両の脚先が弧を描く。拘束を跳ねのける動き。
プルネウマ
勝手に爆ぜたとかしか思えない派手な血しぶき。
まるで映画。
プルネウマ
「容赦なさすぎでしょお」
「それともなに?そんなにそっちのジャックと離れ離れになるのが辛いとか?」
プルネウマ
「ま、ここまでは想定内としてえ、もう少し時間を取らせてくれよ」
「なあ、『一度も相手を殺さなかった、優しい優しい王者様』!」
プルネウマ
2人のそれっぽいなにかでだめなら、次に何をやるかなんて決まってる。
プルネウマ
縄が、衣が、銃が、蹴りが、4方向から襲いかかる!
イカロス
「離れ離れになるのがつらいのは、どちらだろうよ。」
イカロス
上体を起こし、勢いづいた片脚が円を描く。
イカロス
「……四面楚歌など、争いの中の常。頂点に立つ者は尚更よ。」
イカロス
刃が回る。薙ぎ、裂き、立ち向かう者すべてを打ち倒さんと。
プルネウマ
更に血しぶき。
4人分とは考えられない量の、それこそあのプール一杯分にはなりそうな。
プルネウマ
「ヒューッ!倍でもだめならもう拍手するしかないなあ!」
ぱちぱち。
プルネウマ
「仕方ないことだけどね。それっぽいものが束になったとしても、本物にはとても敵わない」
プルネウマ
「一番勝率が高い『風』の姿をしてもいいけど、あれをすぐに使うのは『風の神霊』のキャラじゃないんでね」
プルネウマ
「だから、二番目に勝率が高そうな『風』の姿をして、こうやって『夢』っぽいどっかで時間稼ぎしなきゃならなくなったわけだけども」
プルネウマ
「いやあ、やりづらいな、『風』とはいえ!」
「普段夢なんか見ちゃいないもんでね…………」
プルネウマ
そう言うと、魔法少女風のそれが一歩踏み込み。
プルネウマ
「あの『おひめさま』のそこだけは」
「理解できなかったなあ!」
凄まじいスピードで、イカロスへと飛びかかる。
イカロス
「本質を理解しないものの模倣ほど、滑稽なものも無かろうよ。」
イカロス
「そろそろ、つまらん見世物は終わりと願いたい。」
イカロス
同時に、翔ける。蒼い光となって風に向かう。
プルネウマ
飛びかかってきたそれは、王者に触れることもなく、眼前で赤く、弾ける。
プルネウマ
「楽しんでくれなかったようでなにより!」
プルネウマ
「エンタメは得意分野じゃないんだよ」
「なにしろ主役になったことがないからさ」
プルネウマ
「君は幾度となく勝ち上がってきたんだろう」
「たとえどこかで負けたとしても、『勝った』という事実がなくなるわけじゃない」
プルネウマ
「だから無理を承知で頼んでみようかな」
プルネウマ
「一回くらい、主役にはなれなそうな私たちに、勝ちっていうトロフィーを譲ってくれない?」
プルネウマ
一匹残ったハリネズミはなにもしない。ただ、そこに佇んでいる。
イカロス
「ーー繰り返された問いだ。答えは決まってる。」
イカロス
「勝利が欲しいのならば、実力で奪い取れ。」
プルネウマ
「それじゃあ答えてもらったお礼に~~~」
プルネウマ
「記念品をプレゼント!」
夢が、裂ける。
イスタ
*イカロスの「傲慢な王者」を猟奇で抉ります。
スペードの56
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
スペードの56
2d>=7 (2D6>=7) > 7[3,4] > 7 > 成功
[ イスタ ] ティーセット : 2 → 1
イスタ
2d6+5+2-6=>7 判定(+猟奇) (2D6+5+2-6>=7) > 10[4,6]+5+2-6 > 11 > 成功
[ スペードの56 ] HP : 28 → 27
[ イカロス ] 傲慢な王者 : 0 → -1
第1ラウンド:イスタ シーン裏
スペードの56
「ふ……む」再び風を受け、今回も前に出した手をゆっくりと降ろす
スペードの56
「なんというか、特別な個室が出来上がりましたね」
イスタ
「コイン60枚も持つと、すっごいんだねえ」
スペードの56
「そうですねぇ。ワタシはこういう能力は発現しないようで、少し羨ましくもありますよ」
スペードの56
軽く手を叩きます、が、これだけ吹き荒れていれば微かな音になるでしょうか
スペードの56
「……っ」回避――間に合わない。受け身だけ取りつつ、倒されます
スペードの56
身体能力に特化したはずの自分でも回避出来ないのは、この状況のせいか。ここはいわばアウェー。取り込まれた時点で主導権は相手にある
イスタ
この末裔は誰よりも猟奇性がある。だから、そう望めば、誰よりもはやく。
スペードの56
「あまりに距離が近いことに一言出しておきたかったのですが」
スペードの56
言いつつ、いつでも腕は動かせるようにしておきましょう。気まぐれで物理的に抉られても嫌ですしね
イスタ
その場に縛り付けるような動きではなく、ただ。
スペードの56
……先手を取られましたね。払うのも無粋ですし、では肌をいつでも固められるように切り替えて……
スペードの56
「少しくすぐったいですが、聞きましょう」
スペードの56
くすぐったいのは変わらず、だからといってそれで跳ね上がるような軟な構造ではありません。静かに……
スペードの56
「ざっくり答えるなら、この世界の腐敗の進行と、三十日のルールと、救世主への勝手な招待を無くす……」
スペードの56
「という感じですね。後は場面場面で」
スペードの56
「そうですね。そもそも、亡者が発生しない世界になれば良いかと」
スペードの56
軽く手を添え返しましょう。反撃ではないのを示すように、そっと。一応、対応できるようにね
イスタ
その頬をくすぐる。鱗を撫でて、軽くひっかいて。
スペードの56
よく動く関係で顔にかかったイスタの髪のひとすじを、軽く横に
スペードの56
「主題としては亡者という存在が哀れだから、ですけれど……」
スペードの56
「一面では、それもあるでしょう。なのでそうだ、と答えれば?」
スペードの56
「……ゴムが珍しいんですかね。あまり無いものですし」
スペードの56
他人の体が己に触れる、他人の温かみを感じる、というのは実は嫌いではないのですけれど――
スペードの56
「……若干センシティブな雰囲気になってきましたね」恐らく分からないワードを独り言のように挟んで
スペードの56
「服の話だったら手を置く場所がちょっと違いませんか?」
スペードの56
「……む……」……感覚を少し上体の方に集中させておきます
スペードの56
「そうですね。名前の上では、今もいるところなのですが」
スペードの56
「多分、何も変わってないと思いますよ」
スペードの56
考える声に、さほどの感慨はない。だが、そこの命が第一でなくとも、そこに帰るつもりがなくとも。少なくとも、今も故郷であることは変わらない
イスタ
「おれの故郷はねえ、プルネウマが壊しちゃったんだ」
スペードの56
そうですね……強引に剥がれると挟んでいたサスペンダーが弾けて……
スペードの56
「あっすみません、ジョッキーくんの目が明後日の方に行ったんですけど」
スペードの56
脱がされても平然としています。あるいは、そういう風に見せています
スペードの56
「……む……っ」小さく呻く。不意に来る痛みへの反射だ
スペードの56
「……言いたくなければ構いませんが……こう、とは」
スペードの56
「ワタシの目には、亡者のあれは本能と思えません」
スペードの56
「道具が決められた物事に従って同じ動作を繰り返しているのと同じ。ある意味では、本能の正反対だとワタシは思っています。だから……」
スペードの56
じ、とその目を見ます。どこか暗い瞳を
スペードの56
……まだ問われているだけですし、別に力は返しませんよ
スペードの56
「ワタシから見てでいいなら、簡単ですよ」
スペードの56
「制約がなければ楽しいことだけをして生きていたいのが、こどもでしょう。ただ、力を得ただけの」
スペードの56
――そんな事を言って、少しだけ昔のことを思い出す
スペードの56
そういえば、イカロスにもそんな風に言った。彼もまた、全てが自由に行かなくて憤っているこどもだった
スペードの56
「……逆に言えば、亡者はそんなことしないでしょう?」
スペードの56
「……いや、行為的にはするかもしれませんが、そこにそんな、深い考えはありませんよ」
スペードの56
「そして」一度、言葉を切る。もう一度、深く深く吐いて
スペードの56
「こどもってどんな風にも染まるから、どんな風にもなってしまうんですよ」
イスタ
あなたの体は、このおさない"こども"の、好きなようにされる。
スペードの56
それを、特に拒むでもなく、腕を広げてされるがままにしています。変わらず見据えながら
プルネウマ
「…………」
いつの間にか元の姿に戻っている。
プルネウマ
「ご感想をどうぞ?」
誰かへ向けた言葉。
イカロス
現れた、末裔たち。エースに組み敷かれるジャックの姿。
イカロス
暴力の痕はない、だが、振るわれているものはある。見ただけで分かる。
イカロス
瞬くよりも速く、その姿が末裔たちの元へ。
三月兎へ、強い衝撃を伴って。
イスタ
風がすこしやわらいで、倒れた姿がまた露わになる。
スペードの56
呼吸を整えて、一瞬待ってから上体を起こします
スペードの56
「いえ。特に拒む理由が無かっただけです」
スペードの56
「どちらかというと……」周囲の破壊の跡、つまりは戦闘の痕跡を見ます。
スペードの56
「そちらが大変な頃に動けなかった、という点としては、申し訳ありませんでしたね」
イスタ
あらしの中でひびいて、小さな声のはずなのにホールの中、はっきりときこえる。
イカロス
それだけ言い捨て、フィクスの方へと向き直り。
イカロス
「……拒む理由はあっただろう。我々は分断されていた。」
イカロス
「その程度の判断力すら持ち合わせていない者を、配下にした覚えはない。」
スペードの56
「あそこでイスタさんと戦ったところで、分断はプルネウマさんによるものでしょう」多分。違ったらすみません
スペードの56
「危害を加える様子も無く、そしてそちらも一対一なら遅れはとるまい、と。ならば下手に荒げるよりも収まるまで待った方が利口という判断です。――が」
スペードの56
「状況を見ればお怒りはごもっともです。重ねて申し訳ありません」
イカロス
「過ぎた失態を取り戻すものは、それ以上の働き。」
イカロス
「私の道化であるなら、この醜態は必ず塗り返せ。」
スペードの56
「ええ。必ずや」軽く服を払って、ちらと嵐を見る。立ち去らせてくれるなら、そのまま行きましょう
イスタ
嵐が揺らいで、風の切れ間ができたから、あなたがたを阻むものはなにもない。
スペードの56
では……ゆっくりと視線を外し、行きましょうか
イカロス
阻むことも無いのなら、対峙する2人には目もくれず。そのまま立ち去る。
GM
立ち去っていくその帰り道にだって、これから殺し合う敵との間にだって。
GM
なにもないのだから、手をのばす事だってできる。
それは誰にだってできる。
GM
隣を歩む道化にだって、手をのばす事はできるのに。
第1ラウンド:イカロス
GM
6 ラウンジ。 並べられた多数のソファとテーブルは、待ち合わせに向いている。待ち合わせるに値するような者がここに存在するのかはさておいて。
イカロス
風が舞うラウンジの中、多数の席がありながらも、そこに佇むものは2人。
イカロス
戦闘の後、王者は1人で部屋を出た。道化を客室に置き、今はラウンジで自室のホテルマンを呼び出している。
イカロス
「……嵐の中でも働かねばならんとは、ホテルマンというのも難儀なものよな。」
イカロス
傍らにいるホテルマンにそうぼやき、招待状を手渡す。
108号室のホテルマン
「槍や子豚が降る時に比べれば、働きやすい天候でございますよ」
イスタ
「フィクス、おれとあんたどっちが気持ちいいって?」
イスタ
「じゃああんたは、フィクスをそのままにして出てきたんだ」
イカロス
「存在するのは、私が力を与えてやったという事実だけだ。」
イカロス
刃は止まらず、歩くのと同じように、剣劇が閃く。
イスタ
血がしぶく。それが赤く赤く、りんごの色になる。
イスタ
「じゃ、あんたが答えられる質問にしてあげる」
イスタ
「あんたはさあ、なんでフィクスに力を与えたの?」
イカロス
「コインも持たずに救世主に向かう末裔など、そういるものでは無い。
力を与える価値がある。」
イカロス
言葉と同時に、ひたすらに、風を裂くように。
イスタ
灰色。黄色。それを割く蒼。そうして赤が混ざる。
イスタ
とろけるような笑顔。わざわいの瞳。こどもの顔。
イスタ
「あんたがフィクスを選んだ理由が、あんたが王者でありつづけるためなら」
イスタ
「あんたが王者じゃなくなるのが嫌なら、こんな堕落の国なんか来ない方がよかったね」
イスタ
「元の世界に帰って、フィクスのこと覚えていられる?」
イカロス
「価値が無いなら、その役目は必要ない。
ーーだが、この高さまで上がってきた。それだけの価値があった。」
イカロス
「……夢が都合がいいというのなら、そう見えてるだけだろう。」
イカロス
「夢ほど、残酷で、思い通りにならぬものはない。」
イカロス
「頭上で眩く輝き、しかして手を伸ばすのならばその光が身を焼かんとする。」
イカロス
「……堕落の国など、好き好んで堕ちはしないだろうが。」
イカロス
「地の底で、追いかける夢がある。叶うかもわからない可能性を追い求める。」
イカロス
「私にとってはそれそのものが生きる意味で、価値がある。」
イカロス
*イスタの疵、たのしいまねごとを猟奇で抉ります!!!!!!!!!!!!!!
プルネウマ
*横槍!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プルネウマ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
プルネウマ
2d6+0=>7 判定(+愛) (2D6+0>=7) > 4[3,1]+0 > 4 > 失敗
[ プルネウマ ] HP : 26 → 25
イカロス
2d6+4=>7 抉り判定(+猟奇) (2D6+4>=7) > 4[2,2]+4 > 8 > 成功
イスタ
かみさまになったおれのことを忘れて目の前の人間を好きになって生きるのは。
イスタ
プルネウマがこのさき生きる事を、おれはのぞめない。
イスタ
どんなに"真似事"をしたって、あんたの望む人間にはさせてあげられない。
[ イスタ ] たのしいまねごと : 0 → -1
イスタ
あんたが生きることより、あんたが叶うかわからない夢を叶える手伝いをするより。
イスタ
つよく、つよく、吹いて。血の雨が地面を叩く。
イスタ
それが晴れれば、もうこどもの姿はどこにもない。
イカロス
風が、猛り狂おうとも。
雨が、全てを溺れ漂わせようとも。
雷が、地平に広がる全てを叩き平たく潰さんとしても。
イカロス
天空を荒れすさぶ神々の奴隷になど、なりはしない。
イカロス
傷んだ心を慰める道化が隣にいなくても。
見据えるべきものは変わりはしない。
第1ラウンド:スペードの56
GM
8 倉庫。 ロープや工具等、様々なものが収められている暗い倉庫。当然、様々な用途に使える。
スペードの56
ダンナ様に部屋で待ってろと言われたので暫く待っていましたが……
スペードの56
「……そろそろ戻ってくるでしょうし、その前に仕事しておきますか」
スペードの56
そうして倉庫に向かいます。招待状を取り出して……
スペードの56
「ワタシには分かりませんが、多分ダンナ様が呼びつけてるんじゃないでしょうか」
スペードの56
「こちらの用件は、特に回りくどいのもあれですね。見た感じ話すの大変そうですし」
スペードの56
「この辺で裁判前に弱っておいてもらいます」
スペードの56
「お嫌でなければ、そういう名目でいいですか?」
スペードの56
「それで構いません。そう思うのなら、そうでいいですよ」
プルネウマ
身構えることもなく。そこに立っている。
スペードの56
そのまま……そうだな、胸の辺りに正面から右拳で一撃を狙いますよ
プルネウマ
迫りくる拳。そのまま受け身を取るかと思いきや…………
スペードの56
「おやっ」ではそのまま貫通した個所から払うように右に薙ぎますが……
プルネウマ
それも通過させる。まるで消しゴムでその部分だけ消したように。
プルネウマ
「演技力が必要だから」
「あんまり向いてなくって」
プルネウマ
「えーっと…………どうだっけ…………」
プルネウマ
「こうだっけ…………?たしか殴られまくるとこうだった気がするなあ…………」
スペードの56
「いえ……なんか無理させるのも悪いんで、じゃあ別の方法考えます」
スペードの56
「あっ、でもあれですよ、良ければ演技なくていいので貫通だけさせててくれませんか?」
スペードの56
「なんかワタシが戦ってる雰囲気だけ出させてください」
スペードの56
ぶーんぶーん、拳をずっと振り回します。特に不思議がこもってるわけでもないので、全部貫通してます
プルネウマ
「イスタはどこ?どこに連れて行かれたと思う?」
スペードの56
「んー、そうですねぇ」殴る動作をしつつ少し考えて
スペードの56
「多分どこか、広い所じゃないでしょうか?その方が戦いやすいでしょうし」
プルネウマ
「じゃあ、そっちに行きたいな」
「この『用事』をとっとと終わらせてさあ」
スペードの56
「そうでしょうねぇ。でも、うちのダンナ様もさっきは似たような感じだったと思うので、もうちょっと付き合ってもらうことにしまして」
スペードの56
「そうだなぁ、話すの大変って言った手前あれですけど、ちょっと聞いておきましょうか」
スペードの56
「あなたって、あなたの視点だと人間じゃないんですか?」
スペードの56
「ワタシにはその辺、なんかよくわからなくて……」
プルネウマ
「、」
貫通していたはずのところに実体ができる。
プルネウマ
「…………それは、まあ、そうだねえ…………」
プルネウマ
「まず、私の言う人間ってのは、生物学的な種族じゃなくて」
「『好み』なんだよね」
プルネウマ
「人間になりたいだとか、人間じゃないと思ってるのは」
「つまり、好きじゃないってことだよ」
「自分のことが」
スペードの56
「あ……なるほど」こくこく頷きます
スペードの56
「つまり……えっと、不躾ですけど……まことの愛があれば自分の事を好きになれるかもっていうことだったんですね。なるほど」
プルネウマ
「そう」
「だって、愛って、すてきじゃん」
スペードの56
「すてきなことが出来る自分はすてきだと……」
スペードの56
「そうなるとあれですね、ワタシもそんな感じなんですね。もう自分のこと好きですけど……いや、自分語りはいいや」
スペードの56
「えっとそれで……あなたがイスタさんに向けて、あと向けられてるのって、その定義だとどっちも愛じゃないんですか?」
スペードの56
*プルネウマの「滅びは此処にあり」を愛で抉ります
イスタ
*よこやり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イスタ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
イスタ
2d6+5=>7 判定(+猟奇) (2D6+5>=7) > 5[1,4]+5 > 10 > 成功
スペードの56
*ティーセットだけ使用。後はイカロスへ預けます
スペードの56
2d+5-2+2>=7 (2D6+5-2+2>=7) > 8[2,6]+5-2+2 > 13 > 成功
[ スペードの56 ] ティーセット : 1 → 0
[ プルネウマ ] 滅びは此処にあり : 0 → -1
[ イスタ ] HP : 26 → 25
スペードの56
「……そうですね。始まりが”そう”なのだから、自分がどう思うかっていうのが、結局それに関しては一番大事ですから」
スペードの56
「じゃあ、そうですねぇ……例えばですけど。
あ、出来るかどうかではありませんよ?したいかどうかで……」
スペードの56
「もらうのはまた相手視点だからどうなるか分かりませんけど、あなたは。
イスタさんに愛をあげたいと思ってます?」
プルネウマ
「あげる資格がない」「あげ方がわからない」
スペードの56
「それは、”出来ない”ですよ。そんな風に考えるってことは、したい、って思ってることだと思うのですけれど、だとすれば――」
スペードの56
「したいけど、しかたが分からない。……全体はともかく。その部分、少なくともそれだけは」
スペードの56
「あくまでそれは、ワタシの視点ですけど」
スペードの56
「で……人間じゃないのかって聞いたの、そういう意味なんですよね」
スペードの56
「だって、それ、ワタシ視点だとすごく人間らしくて。分からなかったんですよ。さっきの答えで納得したから、”ちがう”、なんて言いませんけど」
プルネウマ
「愛したいから愛せるやつの発言で」
「救いたいから救うやつの発言で」
「勝ちたいから勝てるやつの発言だ」
プルネウマ
「もっと、そう、」
「愛そうと思って愛せるし、救おうと思って救えるし、勝とうと決意して勝って」
「そうやって歩んでいくことができるはずなんだ」
プルネウマ
「その結果、愛せなかったとしても、愛した痕跡を残せるし」
「救えなくても、その存在は誰かを動かせるし」
「負けても勝とうと立ち上がるんだ」
プルネウマ
「なんでっ、よりにもよってお前が!」
「末裔ごときが!」
プルネウマ
「『できる』方の立場でそれを言うんだ!」
スペードの56
「だってワタシにとって、末裔って人間ですから」
プルネウマ
風は一つも吹いていないのに、大きな音がして、プルネウマの姿がかき消える。
スペードの56
イスタさんの所に行ったのかな。言いたいことは言えたし、いいか、と。ワタシも背を向けて扉を開けましょう
スペードの56
「6000年……それだけあると……」
スペードの56
「きっと、綺麗な人間を見過ぎたんでしょうね」
スペードの56
あるいは同じかそれ以上に、汚い人間も見てはいるだろうけど
スペードの56
だけど一番目に映るのは、求めるもの。夢って、そういうものでしょう?
GM
カタツムリが言われたところ
おまえもダンスに入らんか?
GM
入る、入らん、入る、入らん、我らのダンスに入らんか?
GM
「遠すぎ、遠すぎ」とカタツムリ
感謝はするけど入らない
GM
入らん、入れん、入らん、入れん、入れはしないよダンスには。
GM
「遠いからって何だというの」鱗の友はそう言った
GM
世界は浜辺に満ちている ここじゃ無ければ向こうにも
イギリス浜から離れれば フランス浜に近くなる
GM
入る、入らん、入る、入らん、入れよ我らがダンスの中に……
GM
──始祖の代用ウミガメが最初のアリスの前で披露したとされる歌
第1ラウンド:プルネウマ
プルネウマ
ふらふらと部屋の中を探す。子供のように。
プルネウマ
「---、---」
声ではない音が、いくつか鳴って。
プルネウマ
「でも、よくないなりに、よく考えたんだよ」
「長い、長い間」
プルネウマ
「考えすぎて(なりふり構わずして)、選んで(放棄して)、決めて(諦めて)」
プルネウマ
「ようやくここにきて、ああもう、しなくていいんだなって」
プルネウマ
実体ができ、中に触れている部分が肉を伴い、血があふれる。
プルネウマ
「…………はあ」
横を向いて、またため息。
プルネウマ
「…………」
そのまま、じっと身を丸めて。やり過ごそうと相手の体にしがみつく。
イスタ
ほんのちょっと前まで、コインなんて持ってなかった末裔が。
イスタ
十回、百回、それ以上の裁判をして勝ち取るだけのコインを手にしたらどうなるか。
プルネウマ
もちろん、この体も同じように、食事を必要としない。
プルネウマ
それでも食事はすきだった。人間らしい行為だから。
プルネウマ
「作ってあげるねって言ったやつ、今、作っていい?」
プルネウマ
そして、『人間らしい行為』だからこそ、今する意味がある。
プルネウマ
歩くのではなく、浮いて。風船のように。
プルネウマ
あるのは、一般的なキッチン。ひどく、現代的な。
プルネウマ
「となりにいて」
座って待ってて、ではなく。調理中も一緒に。
プルネウマ
手際よく、材料を並べ、道具を使い、調理を進める。
プルネウマ
こういった技術に関して、料理だけではなく、他のものでも器用にこなす。
プルネウマ
人間らしく救世主をやろうと思えばいくらだってできたのに。
そうじゃないと思って、それをやめた。
プルネウマ
心の疵は、『多様な技術』でも『6000年の積み上げ』でもなく。
『風』と『■』だ。
プルネウマ
流れるような作業。
そこに風の力の気配は一切なく、普通の人間が、普通に調理をしている。
プルネウマ
コンソメをベースに、ミルクと野菜、そして潰した小麦の入った、なめらかなスープ。
イスタ
あんまりお行儀がいいとはいえない、スプーンの握り方。
プルネウマ
きっと、『やさしい』味、と。人間なら評価するのだろうけれど。
プルネウマ
それは愛のある人間しか、言えないのだ。
プルネウマ
残すものは何も。
つみあげてきたものは、すべてなくなる。
コインも、虚無も、そうでないものも。
プルネウマ
『あんたはおれの知らないもの、いっぱい作れるんだろうな』
『何味でもいいけど』『あんたがつくったスープがいい』
プルネウマ
それでも。
知らないことをひとつ。教えてあげたのだ。この子に。
プルネウマ
「ねえ、イスタ」
祈る。手をのばす。胸に触れる。
プルネウマ
*小道具調達 聖遺物取得 ゆびぬき 猟奇で判定
スペードの56
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
スペードの56
2d+2>=7 (2D6+2>=7) > 5[2,3]+2 > 7 > 成功
[ プルネウマ ] ティーセット : 1 → 0
[ イスタ ] 子山羊皮の手袋 : 1 → 0
[ スペードの56 ] ヤリイカ : 1 → 0
[ イカロス ] ティーセット : 2 → 1
[ スペードの56 ] HP : 27 → 26
プルネウマ
2d6+5-8+4=>7 判定(+猟奇) (2D6+5-8+4>=7) > 9[6,3]+5-8+4 > 10 > 成功
[ プルネウマ ] アリスのゆびぬき : 0 → 1
プルネウマ
熱くて、柔らかくて、触れてはいけない場所。
プルネウマ
別に、なにかをしようとしたわけではない。
プルネウマ
それが、堕落の国では『できてしまう』というだけ。
プルネウマ
それは見えることがない、思い。まるで愛のようで、愛ではないもの。
プルネウマ
なにもかもをなかったことにする破滅の願い。
プルネウマ
けれど、勝ったら、賞品をもらわなきゃ。優勝なら尚更。
プルネウマ
アリス(救世主)から末裔へ。末裔からアリス(救世主)へ。
プルネウマ
それはひとつだけの呪い。それは待ち望む死。
それは全てをなかったことにするもの。それは優勝賞品。
プルネウマ
「イスタは、楽しいって笑ってくれるのかな…………」
イスタ
いっしょにすりぬけて、じぶんのやわらかいそれに、触れて。
イスタ
境目が滲んで、あなたのうちがわのおんなじ位置に、その金色の輪が触れた。
プルネウマ
背中に回した手で、うしろの衣服をつまむ。
イスタ
鼻と鼻が触れ合うくらいの距離で、向き合って。
プルネウマ
「私を最後に連れてってくれる約束をして」
プルネウマ
意味のないやりとり。残らないもの。
どんなものも、きっと、人間のように残せない。
イスタ
この堕落の国で、育った場所で。よく食べた料理だったから。
GM
『いただきます』
なんて丁寧な言葉でしょう、とだれかが言った
GM
『さようなら』
なんて素敵な言葉でしょう、とだれかが言った
GM
『また明日』
そんな残酷な言葉、誰が言ったのでしょう。
GM
明日死ぬということと、今日を生きるということに。