お茶会-第2ラウンド
GM
再度1d99で行動順を決定。ダイスを振ってください。
GM
ペペル > ジャン > イカロス > フィクス
第2ラウンド:ペペル
ペペル
あれから、裁判に探せそうなものがないかジャンと物色をしていました。
ジャン
ジャンはすっかり意気消沈しており、たまにペペルが壺を割る背を見ています。
ジャン
思い出したようにあたりを見回しますが、探すのははかどっていない様子。
ペペル
「ボクがいたところでは誰も使わなくなった壺にモンスター……亡者的なものが棲み着いてることがあって」
ペペル
「そういうのがいそうな壺を見つけたら割ってもいいことになってるんだ」
ペペル
言いながらいいかんじの壺をまた一つ割った。
ジャン
「……そうですね、一対一だとけっこう、負けてもしょうがないかなと思ってる自分がいて……」
ジャン
「その通りに負けて、……でも、俺は優勝して、救世主になって、一人になるじゃないですか」
ジャン
「この期に及んで、自分のできなさに愕然としてるというか……」
ペペル
「できる奴を選んでたら、ジャンは多分連れてこなかったと思うしな。こんなとこには」
ペペル
「でもボクは、できる奴は選びたくなかったな」
ペペル
「そういう奴は、多分ボクとはうまく行かないと思うんだよね」
ペペル
「さっきさあ、フィクスのことを勇者って言って、否定されたじゃない」
ペペル
「勇気があるわけじゃなくて傲慢なだけだとかなんとか……」
ペペル
「でも、自分が傲慢だってことに気づいていて、
それを貫くのは、やっぱり勇気なんだよ」
ジャン
それは恐らく、動揺のせいだった。目の前に、敗北の光景が浮かぶ。
ジャン
「俺は……その勇気を、たぶん、貫くためにここに来てて」
ジャン
「でもそれは、みんなが納得するような、いい方法じゃないんです」
ジャン
「フィクスさんも、ほかの参加者も、みんなそれを分かってるから……」
ジャン
「たぶん、そういう言葉遣いができない……」
ジャン
「……でも俺は、ペペルさんが勇気と言うことが、嬉しいです」
ペペル
「でも……誰もが納得する方法って、あるのかな?」
ジャン
そんな方法があったら、きっととっくにだれかがやっている。
ペペル
「あの子たちだって、きっとそう言っただろう」
ペペル
周囲には様々な衣裳が納められている。ここはドレスルームと呼ばれる場所だ。
ペペル
そこには一回戦のときにはなかった衣裳がしまわれていた。
ペペル
「勇者なんてものは、どこにも存在しないってことを」
ペペル
「勇者というのは、絶対の正義を振るうものだよ」
ジャン
その言葉よりは、ペペルが続けた言葉は簡単だ。
ジャン
絶対の正義などない。だから、勇者はどこにもいない。
ジャン
ペペルの言葉に頷くことも、首を振ることもできない。
ペペル
「ボクには、それを見つけることはできなかった」
ジャン
その意匠は、いやでも思い出させる。一回戦で相対した二人のことを。
ペペル
ドレスを自分の前に合わせて、冒涜的に微笑んだ。
ペペル
「ボクとは違う答えを見つけられるんじゃないか、ってね」
イカロス
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
イカロス
2d6=>7 判定(+愛) (2D6>=7) > 7[5,2] > 7 > 成功
[ ペペル ] ティーセット : 2 → 1
[ イカロス ] HP : 17 → 16
ペペル
2d6+4-6+2=>7 判定(+猟奇) (2D6+4-6+2>=7) > 5[4,1]+4-6+2 > 5 > 失敗
[ ペペル ] 疵:救世主 : 0 → -1
[ ジャン ] 救世主妄想 : -1 → 0
ジャン
……ペペルと出会って、旅への同行を申し出て。
*
「それに、
案外世界を救うのは……
キミのようなやつだったりしてね」
ジャン
でも、自分が本当にそんな方法を見つけられるような存在だったとしたら。
ジャン
白い招待状を携えて、こんなホテルには来ていない。
ジャン
ペペルが、分かっているはずだけれど、こう言うのも、やはり分かっている。
ジャン
そして、それが分かったうえで、自分はペペルとここに来た。
ジャン
「……ペペルさんの期待に添えるかは、わかりません」
ジャン
「でも……ありがとうございます、ペペルさん」
ジャン
不安がっている場合ではないのだ。恐れている場合ではない。
ジャン
ここで負けたらすべての努力と犠牲が嘘になるのだから。
ペペル
別に、見つけてくれなくたってボクは構わないよ。
ペペル
そう返事をするかわりに、手にしていたドレスを粗雑にぽいと放り投げた。
第2ラウンド:ジャン
ジャン
10 大広間。 或いは宴会場。どんなパーティだって開ける広い空間は孤独を感じるにはうってつけ。
ジャン
ホテルマンさんにお願いして、フィクスさんを呼び出します。
103号室のホテルマン
ジャンの手から招待状を受け取る。
スペードの56
お互い合わせて三度目の招待状……そろそろ慣れてきましたね
ジャン
「あれは一回限りの不意打ち、もう一度やれば負けない…………」
スペードの56
こちらとしては内心そうなる可能性も考えていますが、黙っています
ジャン
「あの一回で負けっぱなしだと、なんというか」
ジャン
「どっちが勝っても負けても、俺がフィクスさんに一対一で負けたな、っていうのはなくならないじゃないすか」
ジャン
「だから、せめて引き分けになっておきたい」
ジャン
「このホテルの戦いで優勝して、救世主の力を得たら、俺はひとりで……」
ジャン
「この国を救うことになる。救わなきゃいけない」
ジャン
「そうじゃないと、勝ち上がった意味も、ペペルさんを元の世界に返す意味も、何にもなくなる」
スペードの56
「正直に申し上げると、こちらの狙いとしては避けるべき流れなのですが」
スペードの56
「先に仕掛けた以上、避けるのも道理に反しますし」
スペードの56
「……この速度で立ち直られるのは予想外でした。決戦前に再び勝っておけば、こちらとしても有利に進むでしょう」
ジャン
「あの人が勇者じゃなくてもよくなることを」
ジャン
*フィクスの『塗られた笑顔』を才覚で抉ります。
イカロス
*横やりします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イカロス
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
イカロス
*ティーセットはなし ヤリイカのみ持って他はフィクスに預けます
イカロス
2d6+4=>7 判定(+猟奇) (2D6+4>=7) > 7[5,2]+4 > 11 > 成功
[ イカロス ] HP : 16 → 15
ジャン
*ペペルさんからティーセットを借り受けて、他をペペルさんに渡しときます
[ ペペル ] ティーセット : 1 → 0
ジャン
2d6+4+2-3=>7 判定(+才覚) (2D6+4+2-3>=7) > 8[3,5]+4+2-3 > 11 > 成功
[ スペードの56 ] 塗られた笑顔 : 0 → -1
スペードの56
「……あなたは本当に人が良いですね」再び息を吐く
スペードの56
「ならばいいでしょう。……勝負です」
ジャン
「本当に人がいいのは、フィクスさんの方だと思いますよ」
スペードの56
「まさか」一言。本気の速度で来られれば、それ以上に言葉も策も挟む余地はない
スペードの56
構えを取って、迫る拳を弾くために右腕を回す
ジャン
──救世主同士、コインを持つ者同士の戦いならばほとんど考えに入れられることがない、ジャンとフィクスの大きな差がひとつある。
ジャン
動きを捉えることにかけてはジャンが有利になる。
ジャン
そして、そもそもフィクスは攻撃を受けていなす戦い方をする。
ジャン
コインの力で、多少の攻撃ならば弾くはずのフィクスの身体──
スペードの56
ジャンの読みは適確だったと言える。フィクスはその体躯の不利を、最小限の動きでいなす防御で補っていた。普段ならば大げさな動きや奇策を交えるところだが、先手でそこを潰されれば、もはやギリギリの受けに頼るほかない
スペードの56
故に、耐久性を徹底したその肉体は、トカゲの末裔であることもあり、そう簡単に沈むことはないのだが――
ジャン
イモムシの毒は、それを『うまく』かいくぐる。
ジャン
動きが鈍るのは一瞬、そして、通ったところで追撃がフィクスにとって致命的なものではないことは分かっている。
ジャン
だが、フィクスが最初の奇策でジャンを害したりしなかったように、ジャンにとってもそれでよかった。
ジャン
重要なのは相手の体を傷つけることではない。
ジャン
そのまま、思い切り体重をかけて、フィクスにタックルをかけ、突き飛ばす!
スペードの56
一瞬の思考。動きが鈍った。防御は間に合わない。回避も間に合わない。ならば取れる手は、衝撃を吸収する受け身のみ!だが――
ジャン
ここでも、ふたりの体格・体重の差は歴然としている。
スペードの56
息が漏れる。衝撃こそ和らげることが出来ようと、体が大きく飛ばされ、無様を演じることは避けられない。そして、先の一戦でフィクスがしたように、この場においては――
ジャン
そして倒れたフィクスの眼前に、銃の形をとった指先が突き付けられた。
スペードの56
「……これは、受け入れざるを得ませんね」
スペードの56
深く深く、息を吐く。まさに、やられた、といった状況だ
スペードの56
「お互い様ですよ」床に手をつき、立ち上がりましょう
ジャン
「……本当なら俺は、頭を下げてでも、負けてくれるよう頼みたいぐらいなんですけど」
ジャン
「ペペルさんに、万一にでもそんなところ見られるわけにはいかないので」
スペードの56
「意地を通すのは良いことですよ。我々、そういうお年頃ですからね」
スペードの56
「しかし、やれやれ。こうなってはやはり認めざるを得ませんね」
スペードの56
「ワタシという個人の今後にとっては、ペペルさんやダンナ様よりあなたの方がよほど大きな障壁なようです」
ジャン
「フィクスさんのことも……できれば、救いたいとは思っています」
ジャン
「…………俺にとってはそっちの方が、ペペルさんよりもずっと、手の届く範囲だから」
ジャン
言って、イモムシの末裔はあなたに背を向ける。
スペードの56
……ではその去る背が、聞こえるか聞こえないかくらいになった頃に
スペードの56
「……やはり、そんな傲慢は、勝つまで残しておいた方が良いですよ。お互いに、ね」
スペードの56
そうぽつりと残して、こちらも去りましょう
GM
積み重ねた鍛錬の成果も、塗り重ねた化粧の余裕も。
GM
真摯に触れる手が、痛まないというわけでも、ない。
第2ラウンド:イカロス
[ イカロス ] ヤリイカ : 1 → 0
イカロス
「……負けたか。」そう声をかけ、自分らの部屋の方へ歩いていく。
スペードの56
「はい。やはり再起した人間というものは恐ろしいものです」後に続きましょう
イカロス
「ああ、人は落ちようとも、もう一度這い上がれる。その力の強さはよく知っているとも。」
イカロス
……今のフィクスの場合、再起のみが敵ではなかろうが……
イカロス
「かといって、敵わぬ相手とするのは愚の極み。」室内へ戻り、腰かける。
イカロス
「相手が相応しい力を身に付けたのなら、こちらも相応しい力をもって打倒する。」
イカロス
「……お前は2度の決闘を経た。敗北から何も得られんほど愚かではあるまい。」
スペードの56
「無論。してやられたのは確かですが」
スペードの56
「衝動交じりの行動と言えど、最初に叩いたのも今敗北したのも、意味があったとこじつけてみせましょう」
イカロス
「失態を演じたのであれば、それを補い、消し去るほどの動きを見せ、塗り替えていく。」
イカロス
*フィクスの塗られた笑顔を猟奇で舐めます
[ ペペル ] HP : 17 → 16
ペペル
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
ペペル
2d6+4=>7 判定(+猟奇) (2D6+4>=7) > 6[4,2]+4 > 10 > 成功
[ ジャン ] ヤリイカエリート : 1 → 0
イカロス
*ティーセット使用 後の小道具はフィクスに預けます
イカロス
2d6+4-4+2=>7 判定(+猟奇) (2D6+4-4+2>=7) > 7[1,6]+4-4+2 > 9 > 成功
[ イカロス ] ティーセット : 2 → 1
[ スペードの56 ] 塗られた笑顔 : -1 → 0
スペードの56
「ダンナ様の信頼にはお応えしましょう。無論、ワタシの為に。何せワタシは……」
第2ラウンド:フィクス
スペードの56
「さて。その優秀なワタシからの所感を挙げつつ、勝負前の作戦会議と行きましょう」
スペードの56
「まず前提として、あちらも末裔がサポートに回り、救世主がアタックを行う。ある種の王道というか、我々と近しいスタイルですよね」
スペードの56
「その中でも決闘して直に感じたことですが、やはりジャンさんの行動・判断の速度はワタシでも基本的には対処できません。速度のレースならともかく、裁判の場においてはダンナ様の行動を阻害することも、あちらとしては容易に可能でしょうとも」
スペードの56
「反面、ペペルさんの今回の行動はワタシにはある程度未知数な部分もありますが……ダンナ様は刃を合わせてみて如何でしょう。先は取れそうですか?」
イカロス
「……互角、といったところか。あの雷の能力が厄介だな。
範囲を取られれば動きづらくなるのはこちらの方。」
イカロス
「こちらの手が知れているのはあちらも同様。こちらの速度に合わせる為の手段は考えてあるだろうよ。」
スペードの56
「ふうむ。であらば、速度勝負では末裔の差であちら有利となりますか」
スペードの56
「ダンナ様は自慢の速度を抑えられ、ワタシは対応力を上から抑えられる。やり辛い状況ですが」
スペードの56
「ふむ、決まりました。打開の一手が」
スペードの56
「この場合、我らが取るべき手段は――」
スペードの56
*小道具の調達。聖遺物を指定します
ジャン
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
[ ジャン ] HP : 19 → 18
ジャン
2d6+0=>7 判定(+猟奇) (2D6+0>=7) > 8[5,3]+0 > 8 > 成功
スペードの56
*ティーセットと子山羊皮の手袋を使用。免罪符をイカロスに預けます
[ イカロス ] 子山羊皮の手袋 : 1 → 0
[ イカロス ] ティーセット : 1 → 0
スペードの56
2d+4-2-1+2+2>=7 (2D6+4-2-1+2+2>=7) > 4[3,1]+4-2-1+2+2 > 9 > 成功
スペードの56
「前進制圧。もっと速度を増すことです」
[ スペードの56 ] アリスのくつ : 0 → 1
スペードの56
「そのためにまずどうするか。ダンナ様、一戦目に殴り飛ばしたことは覚えておいでですね?」
イカロス
「覚えているとも。飛ぶための手を止めず、より加速する為の動きだ。」
スペードの56
「左様ですとも。そして、あちらが個々の力で我らを上回り、抑える連携を見せるならば」
スペードの56
「こちらは一点に集中し、突き抜けるのみ」
スペードの56
「対策するというのはそれだけ脅威であること。時に小細工を弄するよりも、正面突破でねじ伏せる方がより、相手にとって悪辣となる場合があります」
スペードの56
「ゆえに、再び殴ります。よろしくお願いしますね」
イカロス
「よかろう。試合で肝心なのはスタートダッシュの時。出遅れては全てが後手。」
イカロス
「単純明快な作戦だ。難を言うならば、実現が実力頼みな点だろうが。」
イカロス
「……速度こそがサーキットの全て。王者の飛翔を見せる時よ。
故に、道化という推進力が必要。」
スペードの56
「その点は期待しておいて頂きましょう。この作戦は二人で一体になる以上、ワタシの負担も大きいものですからね」
スペードの56
「……さて、会議はこの程度で。”今回は”戦いまでにきっちり休息を取っておきましょうか」
GM
これにて、お茶会の全手番が終了いたしました。
GM
各々、所持している小道具の最終位置を宣言してください。
あちらに預けこちらに預けしていますからね。
ジャン
*この日刻みの時計はジャンが所持しています
スペードの56
*免罪符はイカロスに渡します。くつはそのまま
[ スペードの56 ] 免罪符 : 1 → 0
[ イカロス ] 免罪符 : 0 → 1
GM
では、小道具の移動を終了。ここから裁判に向かっていきましょう。