Dead or AliCe『16JAcks』

裁判

GM
中央エレベーター。
GM
中心から大きく2つに分かたれたこの巨大な空間は、この後片方が昇り、片方が降る。
GM
それはこれから行われる決闘次第。
GM
それは繰り返されてきた儀式。
GM
それは運命の分かれ道。
GM
中継された1階の歓声が天井近くのスピーカーから届く中。
GM
エレベーターの境目で、ホテルマンが虚空へと一礼。
105号室のホテルマン
「24時間が経過致しました」
105号室のホテルマン
「これにてお茶会の時間は終了。裁判の時間と相成ります」
105号室のホテルマン
「マナー、チップ、ドレスコード、どうか御確認の上……ご準備の程を」
ミムジィ
「ばっちりです」
スバル
ただ普通に頷く。
ミムジィ
「……あの二人は?」
105号室のホテルマン
「……そろそろ到着なされるようですが」
GM
その言葉から間もなく。
GM
エレベーターの向かいの扉が開く。
104号室のホテルマン
ホテルマンが一礼。
GM
そして、それに続く形で……
 
風が吹く。
 
それは、場全体を荒らすようなものではなく。
 
けれど、確かに、力を感じさせる規模の。
 
嵐がやって来る。
 
――現れたのは、『嵐』を纏う、三月兎。
プルネウマ
「や~あ、おまたせ」
入場のときよりも、荒々しさを感じさせる声。
プルネウマ
「始めようか、殺し合い」
ミムジィ
「だねえ」
イスタ
その瞳はまっすぐに向かい合う相手を見つめ。
スバル
その視線を受け止める、平らかな表情。
104号室のホテルマン
「これにてお茶会の時間は終了。裁判の時間と相成ります」
104号室のホテルマン
「マナー、チップ、ドレスコード、どうか御確認の上で……ご準備はよろしいですよね?」
プルネウマ
「もっちろ~ん」
イスタ
応えない。
104号室のホテルマン
「──はぁい、宜しいようで」
104号室のホテルマン
「それではヴァンテアン・ゲーム。これより第1回戦」
104号室のホテルマン
「裁判を、開廷致します」
GM
その合図と共に、エース(救世主)とジャック(末裔)。
GM
お茶会の間シャッフルされていた領分は本来の姿に戻る。
GM
けれどどうか、御注意を。
GM
エースがジャックに手を差し伸べれば、最適解には届かない。
GM
ジャックがエースに手を伸ばせば、待っているのは身の破滅。
GM
目指すべき姿は21"ヴァンテアン"。それこそが世界に定義されし解答。
GM
さて、答え合わせの結果は如何────
GM
*裁判開廷
GM
*アイテム移動の確認
GM
それぞれ所持アイテムを事前に移動しておきたい場合は、このタイミングで宣言を。
イスタ
*アリスの証言をプルネウマに移動。
[ プルネウマ ] アリスの証言 : 0 → 1
[ イスタ ] アリスの証言 : 1 → 0
GM
*一部技能や小道具の使用
プルネウマ
*仕込 水パイプを取得
[ プルネウマ ] 水パイプ : 0 → 1
スバル
*日刻みの時計を使用。
イスタ
*日刻みの時計を使用
[ スバル ] 日刻みの時計 : 1 → 0
[ イスタ ] 日刻みの時計 : 1 → 0
GM
*行動順の決定
ミムジィ
1d6 (1D6) > 6
スバル
1d6+3+1+2 才覚・衣装・時計 (1D6+3+1+2) > 2[2]+3+1+2 > 8
イスタ
1d6+2 (1D6+2) > 2[2]+2 > 4
プルネウマ
1D6 (1D6) > 6
ミムジィ
1d6 (1D6) > 2
プルネウマ
1D6 (1D6) > 3
GM
*第1ラウンド 手札補充タイミング
スバル
*s3 h9 hJ sQ sK
イスタ
*d2,c7,d5,h6,dA
ミムジィ
*h2 c4 d7 c8 dJ
プルネウマ
*h8 c2 s6 s8 Joker

第1ラウンド:スバル

スバル
*奪取sK 対象プルネウマ
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 11[5,6]+3+1+1 > 16 > 成功
スバル
*Jokerを貰います。
スバル
風を纏う仔兎に、すらりと寄る翼。
スバル
「あんまり派手なことばっかするなよ」
スバル
「見た目ばっか派手でつまんねえから」
イスタ
一瞬だけ、目が合う。
スバル
そのまますり抜けるように、さらりと離れる。何かをかすかに乱して。
プルネウマ
「おっと」
見えない何かがかき乱される。
プルネウマ
「いきなり派手に終わってくれそうにないねえ」
「つまんないの」

第1ラウンド:プルネウマ

プルネウマ
*鋭気c2 使用
プルネウマ
*通打h8 使用 対象:ミムジィ
プルネウマ
*渾身s6 使用 s8捨て
スバル
*h9妨害 s3精確を割り込み
スバル
1d6 精確 (1D6) > 4
スバル
2d6+3+1+1+4=>7 判定(+才覚+凶器+万能+精確) (2D6+3+1+1+4>=7) > 7[3,4]+3+1+1+4 > 16 > 成功
プルネウマ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 7[1,6]+3 > 10 > 成功
プルネウマ
相手の末裔が離れたのを見て、救世主の元へ手をのばす。
プルネウマ
「さあ、初手で死んでくれるなよ?」
風が吹き荒れ――
プルネウマ
破片がミムジィの元へ飛んでいく。
ミムジィ
突風。剣を翳すも、切れては音が鳴るばかり。
スバル
飛ぶ破片たちの背後から、猛禽の翼がさらに追い風を吹かせる。
スバル
飛ぶ破片の方向を、散らして乱す。
スバル
神霊だろうとなんだろうと、今この瞬間、起こせる風はコイン10枚分。
ミムジィ
「サンキュースバル!」
スバル
「ん」

第1ラウンド:ミムジィ

ミムジィ
*c8 鋭気
ミムジィ
*d7 闇雲 対象プルネウマ
ミムジィ
*h2 精確で割り込み
ミムジィ
1d6 精確修正 (1D6) > 3
スバル
*援護 技能強化
ミムジィ
*闇雲の修正は4
ミムジィ
2d6+3+1=>7 判定(+猟奇+万能+精確+) (2D6+3+1>=7) > 7[3,4]+3+1 > 11 > 成功
ミムジィ
全然修正途中でめちゃめちゃですが、大丈夫です。
ミムジィ
1d6+2+4+3+2 (1D6+2+4+3+2) > 2[2]+2+4+3+2 > 13
イスタ
*援護 ダメージ軽減→プルネウマ
[ プルネウマ ] HP : 14 → 3
ミムジィ
吹きすさぶ風に加速して、エレベーターを駆ける。
ミムジィ
先端が床をかすめて火花が散る。
ミムジィ
プルネウマに振るわれる一撃はただただシンプルな斬撃。
ミムジィ
純然たる暴力。
イスタ
高く飛ぶ。
イスタ
吹きすさぶ嵐の中から瓦礫を掴んで、
イスタ
遮る。
ミムジィ
斬撃に瓦礫を打つ音が交じる。陶片が辺りに散らばる。
プルネウマ
血が跳ねる。
プルネウマ
斬撃は確かに、精霊を捕らえている。
プルネウマ
「あーっ、と」
プルネウマ
頭部からの出血。
ミムジィ
剣が血で濡れる。
プルネウマ
「まだ手加減してる?殺せてないじゃない」
ミムジィ
「届くと思ったんだけどね~!」
ミムジィ
「次は殺す」
プルネウマ
「あははっ」
風に血が混じっていく。
ミムジィ
吹きすさぶ風のなか、目を細めて片目で睨む。

第1ラウンド:イスタ

イスタ
*d2 鋭気
イスタ
*c7 麦藁の冠→ミムジィ
[ イスタ ] 退屈嫌い : 0 → -1
イスタ
1d6+2+3+3  ダメージ +鋭気 +逆鱗 (1D6+2+3+3) > 3[3]+2+3+3 > 11
イスタ
*dA 予知
イスタ
*s8を獲得
イスタ
*s8 通打→ミムジィ
[ ミムジィ ] HP : 15 → 4
スバル
*Joker 妨害
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 7[3,4]+3+1+1 > 12 > 成功
イスタ
2d6+3=>12 判定(+猟奇) (2D6+3>=12) > 3[2,1]+3 > 6 > 失敗
イスタ
飛んで、そのまま、ミムジィの背後から。
イスタ
後頭部を殴りつける。
ミムジィ
目が追いつかず、まともに受ける。
ミムジィ
「うっ、ぐ……っ!」
ミムジィ
剣で杖をつくように転倒を凌ぐ。
イスタ
そのまま着地。
イスタ
勢いを殺さずに、もう一発殴りかかる。
ミムジィ
まともに重たい一撃を受けた。続く攻撃も避けられない。
スバル
「っ!」
スバル
初撃に追いつかないスバルが、二撃目には追いついてくる。
スバル
剣先が走る。
イスタ
「!」
スバル
牽制。
イスタ
避ける。直撃は免れるが、ミムジィから遠ざかる。
イスタ
着地して、それから。
イスタ
わらう!
ミムジィ
機は一瞬で十分。弾け飛ぶようにミムジィも引く。
イスタ
狂った子兎は目を輝かせて、その血を見ている!
GM
*第1ラウンド終了 手札破棄
スバル
*sQ廃棄
イスタ
*ぜんぶすてる!
プルネウマ
*破棄なし
ミムジィ
*捨てなし。
GM
*第2ラウンド 手札補充
スバル
*c3 c6 d8 cQ(hJ)
イスタ
*s7,d19,d10,sJ,cK
ミムジィ
*h3 s4 cA (c4 dJ)
プルネウマ
*h7 dk c10 sA s2

第2ラウンド:スバル

スバル
*hJ封殺 対象イスタ
イスタ
*遊撃 cK
イスタ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 3[1,2]+3 > 6 > 失敗
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 6[5,1]+3+1+1 > 11 > 成功
スバル
C(3+2+1+3) 威力+看破+発狂+逆鱗 c(3+2+1+3) > 9
[ イスタ ] HP : 18 → 9
スバル
跳び下がって目を輝かせた仔兎に、こちらもそのまま肉薄する。
スバル
「楽しそうで何より」
スバル
すらりと剣先が肌を撫でる。
イスタ
その剣に向かって走る。
イスタ
自ら深く刺さりにいくように。
イスタ
嵐が吹いて、血がそれに流されていく。
スバル
撫でた軌跡がそのまま血の道になる。
イスタ
バランスを崩して、転がる。
イスタ
わらう。わらっている。
[ イスタ ] 封印@R2スバル : 0 → 2
スバル
深追いはしない。そのまま離れる。挙動を制限するような痛みだけを残して。

第2ラウンド:プルネウマ

プルネウマ
*sA終幕 対象:ミムジィ
プルネウマ
*h7渾身 c10,dk捨て
イスタ
*援護!
スバル
*妨害d8 精確c3
スバル
1d6 精確 (1D6) > 4
スバル
2d6+3+1+1+4=>7 判定(+才覚+凶器+万能+精確) (2D6+3+1+1+4>=7) > 9[6,3]+3+1+1+4 > 18 > 成功
プルネウマ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 6[4,2]+3 > 9 > 成功
プルネウマ
*逆転します 心の疵:風を2回抉ります
GM
*スペシャル!
プルネウマ
1d6 回復 (1D6) > 1
[ プルネウマ ] HP : 3 → 4
[ プルネウマ ] 風 : 1 → -1
プルネウマ
1D6+2+1d6+2+2+2  ダメージ+終末追加ダメージ+渾身+看破+援護
 (1D6+2+1D6+2+2+2) > 2[2]+2+1[1]+2+2+2 > 11
[ ミムジィ ] HP : 4 → 0
GM
*ミムジィのHPが0に。判決表!
ミムジィ
2d6+1-0-2 判決表 (2D6+1-0-2) > 7[3,4]+1-0-2 > 6
GM
6~8 ランダムな能力値で判定し、成功すればHPを1点回復して立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
ミムジィ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
ミムジィ
2d6+0+1=>7 判定(+愛+万能) (2D6+0+1>=7) > 7[3,4]+0+1 > 8 > 成功
[ ミムジィ ] 前科 : 0 → 1
[ ミムジィ ] HP : 0 → 1
プルネウマ
嵐の目が、ミムジィを見つめる。
プルネウマ
瞬間、場が赤く染まる。
プルネウマ
血、肉、骨、内蔵、人間を構成するものが、破片となって救世主を襲う。
プルネウマ
それはもう、人のなせる技ではなく。人外の所業。
プルネウマ
だが、逆に。
人間を構成しているものを飛ばしているということは、『それ』しか飛ばせるものがないというわけで。
プルネウマ
砂も雪も雨も熱もそこにはない。
災害ではなく、規模が大きいだけの自傷行為!
ミムジィ
嵐に飲まれる。
プルネウマ
それでいい、それでいい。
神霊からは程遠く、人間からも離れていく、終わりの攻撃。
スバル
割り込んでいくが、人の手になる技であれば間に合うはずのそれも間に合わない。
イスタ
飛びかかる。それと一緒になって!
ミムジィ
血は目と口を塞ぐ。前後不覚、息を吸うことも敵わない。
ミムジィ
肉は肉をしたたかにうち、弾かれた先でまた弾かれる。
ミムジィ
骨は槍となり至るところを貫き、歯が表面を奪っていく。
ミムジィ
内臓は、今はもうただの質量として降り注ぎ押しつぶす。
ミムジィ
旅人はただただ待って凌ぐ。嵐が去るのを。
プルネウマ
血の嵐の中、こどもが微笑んでいる。
プルネウマ
こども。薄い人間のガワを纏った、なにか。
プルネウマ
もう元の世界で信仰されることもない、認識されることもない、なにか。
プルネウマ
わらう、わらう。これが笑わずにいられるか!
ここで殺せば、殺し尽くせば、いつか救ってもらえるのだから!
イスタ
血と混ざって、子兎がわらう。
イスタ
嵐のなか、嵐になって。
ミムジィ
嵐に嵐が重なる。防ぐ手立てはない。
プルネウマ
「断末魔が聞こえてこないなあ!」
「いつのまにか死んじゃったかな?」
ミムジィ
叫ぶこともできない。混沌の中、まともに聞こえるかも定かではない。
ミムジィ
生きているのか、死んでいるのかもわからない。
ミムジィ
押し寄せる、身を砕く、そのすべては――暴力。
ミムジィ
知っている。
プルネウマ
ふと、血の嵐が止む。
プルネウマ
ばらばらになっていた人間の構成物が、地面に叩きつけられる。
ミムジィ
血だまりの中、赤く塗りつぶされきった、一つのヒトガタ。
ミムジィ
生きていける? まだわからない。
ミムジィ
どうして生きている? わからない。
ミムジィ
でも、まだ生きている。
ミムジィ
剣をついて立ち上がる。
プルネウマ
「おお」「おお」
「勇敢なるもの」「愚かなるもの」
「これで生きながらえるとは」「どこまで醜い魂を持っているのだろう!」
プルネウマ
目の前に立つこどもに傷はない。
だが、確かに、疵を負い、魂が削れている。
プルネウマ
「かわいいまま死んでいくのが一番いいのに」
「醜いまま生きながらえて、そんなに元の世界に帰りたいのかな?」
ミムジィ
「魂が醜いなんて、知ってるよ」
ミムジィ
「死んだほうが一番いいんだって、わかってる」
ミムジィ
「帰りたいところだって、ないよ」
ミムジィ
「でも、お前を殺す」
ミムジィ
この手には殺すためだけの力だけがある。
プルネウマ
「おこがましいねえ」
プルネウマ
魂の擦れきったなにかが、救世主を見下げている。
ミムジィ
「おこがましい……?」
ミムジィ
「救世主は救世主を殺すものでしょ」
ミムジィ
「それをするだけだよ」

第2ラウンド:ミムジィ

ミムジィ
*cA 予知 s6を回収
ミムジィ
*s6 闇雲 対象はプルネウマ
ミムジィ
*h3 精確
ミムジィ
1d6 (1D6) > 4
スバル
*援護 技能強化
ミムジィ
2d6+3+1+4+2=>7 判定(+猟奇) (2D6+3+1+4+2>=7) > 5[2,3]+3+1+4+2 > 15 > 成功
ミムジィ
1d6+2+2 (1D6+2+2) > 6[6]+2+2 > 10
[ プルネウマ ] HP : 4 → 0
GM
*プルネウマのHPが0に。判決!
プルネウマ
2d6+1-0 判決表 (2D6+1-0) > 12[6,6]+1-0 > 13
GM
12~ 無罪!HPが0となる際に受けた不利な効果を無効とし、HPは0になる前の値に戻す。前科は増える。
[ プルネウマ ] HP : 0 → 4
[ プルネウマ ] 前科 : 0 → 1
ミムジィ
心が『救世主』を手放そうとも。
ミムジィ
救世主であることからは逃げられない。
ミムジィ
暴力に、暴力を。
ミムジィ
真っ直ぐ駆けて、その胸を貫く。
ミムジィ
「死ね!! プルネウマッ!!」
プルネウマ
「――」
こどもの目が、駆け抜けてくるものを捉える。
プルネウマ
そのまま、受け入れる。
プルネウマ
手応えは、ない。
ミムジィ
「ッ!」
プルネウマ
刺さっているのに、どこも出血していない。
ミムジィ
プルネウマを汚す血があるならば、それはミムジィの血が降り掛かるだけ。
ミムジィ
飛び退く。嵐を前にそれは無駄なことだと知っていても。
プルネウマ
「何を言ってるんだか」
「生きても死んでもないような存在にそんなこと」
ミムジィ
それに対する問答は無意味だ。
ミムジィ
これは裁判。暴力の応酬、命の駆け引きだけがある。
ミムジィ
「何度でも殺してやるよ」
ミムジィ
お前が罪ありきと裁かれるまで!
プルネウマ
「かわいくてお転婆な子猫ちゃんだこと!」
「でも私だけに殺意を向けてていいのかな?」
プルネウマ
「ほんもののあらしがやってくるよ!」

第2ラウンド:イスタ

イスタ
あらしがやってくる。あらしがやってくる!
イスタ
すべてを壊す、あらしが!
イスタ
*sJ 鋭気
イスタ
*d10 通打→ミムジィ
イスタ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 4[2,2]+3 > 7 > 成功
イスタ
1d6+2+3+3  ダメージ +逆鱗 *鋭気 (1D6+2+3+3) > 5[5]+2+3+3 > 13
GM
*ミムジィのHPが0に。判決!
ミムジィ
2d6+1-1 判決表 (2D6+1-1) > 4[3,1]+1-1 > 4
GM
3~5 〈昏倒〉する。
ミムジィ
その通り、殺意がプルネウマに向けられすぎていた。
ミムジィ
言われてから、振り向くよりも先に飛び退こうとする。
イスタ
飛ぶ。跳ねる。嵐の中、狂った兎が飛びかかる。風を纏って!
ミムジィ
追いつかない。
イスタ
暴風のようなはやさで、あなたを捉える。
ミムジィ
鮮血。
ミムジィ
「うっ、ぐっ……!」
ミムジィ
血に濡れた剣が手から滑り、宙に舞う。
イスタ
ガラス片の追撃。
イスタ
それは嵐の中、つめたい空気に吹かれて冷え切って。
イスタ
氷のように突き刺さる。
イスタ
――あまねくすべての者に、嵐はひとしく降り注ぐ!
ミムジィ
冷たく降り注ぐ死の雨を凌ぐ傘はない。
ミムジィ
身体じゅうにばらまかれたガラスの破片。悶え、逃れようと動こうとするほどにその身体を裂く。
ミムジィ
流れ出る血。自分がどれだけ流したのかはもうわからない。そこかしこは血だらけで――。
ミムジィ
ああ、ただ、りんごのにおいがする。
ミムジィ
つめたい。
ミムジィ
吹きすさぶ風のつめたさ? 身体が凍りつく感触?
ミムジィ
知っている。
ミムジィ
これは死のつめたさだ。
ミムジィ
そのまま訪れる暗闇に身を預ける。
ミムジィ
*ミムジィは昏倒。
スバル
「…………、」
スバル
その倒れた身体の前に、立ちふさがるように舞い降りる。
GM
思い出したように、ミムジィは動かなくなり。
GM
それでも裁判は続く。
GM
*第2ラウンド終了 手札破棄タイミング
スバル
*c6 cQ
イスタ
*s7捨て
プルネウマ
*捨てなし
GM
*第3ラウンド 手札補充
スバル
*c5 h5 d6 h10 hA
イスタ
*s5,(d9),s9,c9,hQ
プルネウマ
*hk d3 d4 cj (s2)

第3ラウンド:スバル

[ イスタ ] 封印@R2スバル : 2 → 1
スバル
*劇毒d6 対象プルネウマ
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 6[5,1]+3+1+1 > 11 > 成功
[ プルネウマ ] 猛毒@R3スバル : 0 → 4
スバル
ふ、と。一度たたまれた翼が再度開く。
スバル
次いで、するりと取り出された瓶の蓋がパキリと割り取られ。
スバル
翼の起こす風が、プルネウマの風の中に異物を撒く。
プルネウマ
「、」
風の中に異物を撒かれるということは、身体の中に薬物を流し込まれることに等しい。
プルネウマ
「――、」
プルネウマ
「救世主が救世主なら」
「末裔も末裔だな」
プルネウマ
「手をとって一緒に死んであげたらいいのに」
スバル
「救世主が救世主で、末裔が末裔ってなら」
スバル
「お前らのほうがよっぽどひでえよ」
スバル
「狂ってるのは救世主の常だが」
スバル
「そのまま自分に飲み込まれて死ね」

第3ラウンド:プルネウマ

プルネウマ
*鋭気d3 使用
プルネウマ
プルネウマ
*水パイプ使用
[ プルネウマ ] 水パイプ : 1 → 0
[ プルネウマ ] 猛毒@R3スバル : 4 → 0
プルネウマ
毒に当てられ、嵐の勢いがしばらく低下する。
プルネウマ
「…………」
プルネウマ
風は、凪ぐ。
嵐は、止む。
プルネウマ
だが、それはまだ、もう少し後。
プルネウマ
この裁判が終わるまで、止まない。
プルネウマ
*主行動なし パス

第3ラウンド:イスタ

イスタ
*s9 通打
スバル
*妨害 h10
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 11[5,6]+3+1+1 > 16 > 成功
イスタ
2d6+3=>16 判定(+猟奇) (2D6+3>=16) > 6[2,4]+3 > 9 > 失敗
イスタ
止まらない。止まらない!
イスタ
くるくると回って飛び跳ねて、上から蹴りを入れる!
スバル
血に濡れたままの剣先がすらりとくうを薙ぐ。
スバル
靴底を受け止め、そのまま上へと押し斬ろうとする。
イスタ
靴底が削れる。しかしその奥の足を斬ろうには、この三月兎はあまりにも軽い。
イスタ
とん、と剣の上で飛び跳ねて。
イスタ
一回転して地面に着地。
イスタ
そうして顔を上げる。
スバル
未だ平らかな表情に、眼差しだけが鋭い。
GM
*第3ラウンド終了 手札破棄タイミング
イスタ
*s5,d9,hQ捨て
スバル
*h5 c5 hA
プルネウマ
*hk,d4,cj捨て
GM
*第4ラウンド 手札補充
スバル
*h4 h5 s10 sJ dQ
イスタ
*d3,h6,d7,(c9),s9
プルネウマ
*(s2),s5,sq,sk,hk
GM
*3日目 終了
GM
*4日目

第4ラウンド:スバル

スバル
*封殺sJ 対象イスタ
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 3[1,2]+3+1+1 > 8 > 成功
スバル
C(3+2+1+3) 威力+看破+発狂+逆鱗 c(3+2+1+3) > 9
GM
*イスタのHPが0に。判決!
イスタ
2d6+1-1 判決表 (2D6+1-1) > 6[3,3]+1-1 > 6
GM
6~8 ランダムな能力値で判定し、成功すればHPを1点回復して立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
イスタ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
イスタ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 8[4,4]+3 > 11 > 成功
[ イスタ ] HP : 9 → 0
[ イスタ ] HP : 0 → 1
[ イスタ ] 封印@R2スバル : 1 → 0
[ イスタ ] 封印@R4スバル : 0 → 2
[ イスタ ] 前科 : 1 → 2
スバル
跳んで下がるイスタに、翼が追いすがる。
スバル
短剣が振るわれて、再び血の道が風に引かれる。
イスタ
勢いよくそれに刺さる。血が巻き上がる。
イスタ
いちど強く地面に叩きつけられて、
イスタ
でも、まだ立ち上がる。
イスタ
わらっている。わらっている!

第4ラウンド:プルネウマ

プルネウマ
*渾身s5 使用 sq,sk,hk捨て
プルネウマ
*主行動なし! パス!
プルネウマ
全体を覆う風が弱まっている。
プルネウマ
ひとの姿がぐにゃぐにゃと歪む。
プルネウマ
肉の器が辛うじて残っているくらいで、魂まで削られている。
プルネウマ
だが、まだ、まだ。
プルネウマ
まだ風は止まない。

第4ラウンド:イスタ

イスタ
*d3 鋭気
イスタ
*c9 通打
スバル
*s10妨害 h4精確を割り込み
スバル
1d6 精確 (1D6) > 3
スバル
2d6+3+1+1+3=>7 判定(+才覚+凶器+万能+精確) (2D6+3+1+1+3>=7) > 9[3,6]+3+1+1+3 > 17 > 成功
イスタ
2d6+3=>17 判定(+猟奇) (2D6+3>=17) > 6[5,1]+3 > 9 > 失敗
イスタ
跳ねる、跳ねる、まだ跳ねる!
イスタ
血が吹き流されていく。それでも!
イスタ
まだ裁判は終わらない。嵐はやまない!
イスタ
子兎は風をまとって、高く飛ぶ。そうしてあなたに向かっていく!
スバル
どれだけ跳ぼうが跳ねようが、翼の高さに追いつきはしない。
スバル
届きはしない。
スバル
目線は変わらず鋭く。
イスタ
その手は伸ばしても、届かない。
イスタ
そのまま着地。
GM
*第4ラウンド終了 手札破棄
スバル
*h5
プルネウマ
*全捨て!!!!
イスタ
*h6,d7捨て
GM
*第5ラウンド開始 手札補充
スバル
*h3 c3 h8 cK(dQ)
イスタ
*c4,(s9),h10,hQ,dK
プルネウマ
*d6,dj,dA,cj,h9

第5ラウンド:スバル

スバル
*奪取cK 対象プルネウマ
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 9[3,6]+3+1+1 > 14 > 成功
スバル
*h9を奪取
スバル
翼は子兎の頭上を超えて、今にもバラけそうな肉の器へ。
スバル
剣先が、凪ぎかけた風をを乱す。
スバル
乱し、乗って、風に翼がはためいている。
プルネウマ
「は、はは」
「小鳥が、よく飛んでる、なあ!」
「そろそろ疲れてきたんじゃないの?」
風の中から声。
プルネウマ
「更に空へ、もっと高く、星にでもなるつもり?」
スバル
「スバルってのは星の名らしくてね」
スバル
「もともとそうだよ」
プルネウマ
「――知ってるとも!」
「だが、星は星でも、君は地に堕ちる流れ星だ!」
かすれた、荒々しい声。
[ イスタ ] 封印@R4スバル : 2 → 1

第5ラウンド:プルネウマ

プルネウマ
*終幕dA 使用 対象:スバル
スバル
*h9妨害 c3精確
スバル
1d6 精確 (1D6) > 6
スバル
2d6+3+1+1+6=>7 判定(+才覚+凶器+万能+精確) (2D6+3+1+1+6>=7) > 7[2,5]+3+1+1+6 > 18 > 成功
プルネウマ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 10[5,5]+3 > 13 > 成功
GM
*目標値変動のため、失敗!
プルネウマ
風の中から破片が飛ぶ。風の中から中身が飛ぶ!
プルネウマ
中身はもう残り少ない。
……いや、その気になったらいくらでも創造できる。
プルネウマ
だが、それは人間のやることじゃない。
プルネウマ
手を伸ばせば伸ばすほど、求めるものから遠のいていく気がする。
プルネウマ
それでも。
プルネウマ
伸ばさなければ届かないものがある。
プルネウマ
ひしゃげた骨や潰れた内臓が、翼を折ろうと降り注ぐ!
スバル
それを、風を裂く翼が避けて、避けて。
スバル
「星に手をかけようとするやつは山ほどいるが」
スバル
「実際星を堕とすのは……」
スバル
「人間じゃねえなあ」
プルネウマ
「…………そうだねえ」
ぽつり、つぶやく。
その声は、下にいる三月兎には届かない。

第5ラウンド:イスタ

イスタ
*c4 鋭気 s9 通打→スバル
スバル
*h8妨害 h3精確
スバル
1d6 精確 (1D6) > 1
スバル
2d6+3+1+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能+精確) (2D6+3+1+1+1>=7) > 6[4,2]+3+1+1+1 > 12 > 成功
イスタ
2d6+3=>12 判定(+猟奇) (2D6+3>=12) > 5[1,4]+3 > 8 > 失敗
イスタ
飛ぶ。天井があったら、それに触れてしまうくらいに。
イスタ
それでも。
イスタ
風の上の翼より高くは、飛べない。
イスタ
くるりと空中で宙返り。
GM
*第5ラウンド終了 手札破棄
イスタ
*hQ捨て
プルネウマ
*全捨て
スバル
*キープ
GM
*第6ラウンド開始 手札補充
スバル
*s4 d5 d9 cQ(dQ)
イスタ
*c2,s6,s7,(h10,dK)
プルネウマ
*d4,d10,c8,h2,hA

第6ラウンド:スバル

[ イスタ ] 封印@R4スバル : 1 → 0
スバル
*cQ伝授を才覚で判定 対象は自分
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 5[3,2]+3+1+1 > 10 > 成功
スバル
*s4、d5、dQを廃棄して4枚引きます
スバル
*s3 h7 d8 hJを獲得

第6ラウンド:プルネウマ

プルネウマ
*鋭気h2 使用
プルネウマ
*終幕hA 使用 対象:スバル
スバル
*d8妨害 s3精確
スバル
1d6 精確 (1D6) > 6
スバル
2d6+3+1+1+6=>7 判定(+才覚+凶器+万能+精確) (2D6+3+1+1+6>=7) > 11[6,5]+3+1+1+6 > 22 > 成功
プルネウマ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 9[6,3]+3 > 12 > 成功
プルネウマ
血の雨がまだ降り続く。
プルネウマ
止むことがない嵐の如く。
終わる気配のない天災の如く。
プルネウマ
中身がどんどん飛んでくる。大きい骨や内臓はもうない。
だが、飛んでくるものはまだまだある。
プルネウマ
歯。目玉。爪。髪の一本に至るまで。
プルネウマ
すべてが飛ぶ。嵐の中では、すべてが武器になる。
プルネウマ
おおよそ綺麗なとは言えない状態のものが、鳥を落とそうと弾けて飛ぶ!
スバル
鳥が雨で落ちるものか。そんなことで生きてはいけない。
スバル
嵐に耐え、鳥は飛ぶ。それが止むまで、耐え続ける。

第6ラウンド:イスタ

イスタ
*c2 鋭気 h10 通打→スバル 
スバル
*d9妨害
イスタ
*dK 遊撃
イスタ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 2[1,1]+3 > 5 > 失敗
イスタ
1d6 (1D6) > 4
ファンブル表
4 気分が悪くなってきた。3ラウンドの間、ランダムな不調を受ける。
イスタ
Choice[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》] (choice[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》]) > 《指切り》
[ イスタ ] 指切り@R6イスタ : 0 → 3
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 7[1,6]+3+1+1 > 12 > 成功
イスタ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 9[6,3]+3 > 12 > 成功
イスタ
1d6+2+3  ダメージ (1D6+2+3) > 1[1]+2+3 > 6
[ スバル ] HP : 14 → 8
イスタ
赤い嵐の中。
イスタ
駆けていく。
イスタ
助走をつけて、踏み切って。高く飛ぶ。
イスタ
血の嵐に突っ込んでいく。
イスタ
手をのばす。それに。
イスタ
嵐の中の、骨が突き刺さる。
イスタ
それでも勢いは止まらずに。
イスタ
スバルの翼を掴む。
スバル
「っ……!」
スバル
一瞬、がくんと崩れる。
イスタ
金の瞳がみつめている。
スバル
「ちっ」 舌打ちひとつ。耳を掴んで引き剥がす。
イスタ
そのまま落下して、転がる。
GM
*ラウンド6終了 手札破棄
スバル
*h7 hJ
イスタ
*全捨て!
プルネウマ
*手札キープ 捨てなし
GM
*第7ラウンド開始 手札補充
プルネウマ
*(d4),(d10),(c8),c6,d2
スバル
*c5 c7 s8 c10 cA
イスタ
*h4,d6,h10,dJ

第7ラウンド:スバル

スバル
*劇毒c5 対象イスタ
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 10[5,5]+3+1+1 > 15 > 成功
[ イスタ ] 猛毒@R7スバル : 0 → 4
スバル
振り落として転がしたイスタに、翼をたたんで上から肉薄する。
スバル
突き刺すようではなく、撫でるように引き裂いていく。
スバル
床面すれすれの空気が鋭く鳴る。
イスタ
撫でられたところから、赤い線。
イスタ
嵐に舞い上がる。
イスタ
体温がゆっくりとうしなわれていく。

第7ラウンド:プルネウマ

プルネウマ
*鋭気d4 使用
プルネウマ
*通打d10 使用 対象:スバル
スバル
*s8妨害
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 12[6,6]+3+1+1 > 17 > 成功
GM
*スペシャル!HPを1d6点回復
スバル
1d6 回復量 (1D6) > 5
[ スバル ] HP : 8 → 13
プルネウマ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 9[4,5]+3 > 12 > 成功
GM
*目標値17に変動しているため、失敗!
プルネウマ
風は止まない。が、緩急はある。
弱くなっている風が、更に弱まる。
まるで、相手の羽休めの時間をつくるかのように。
プルネウマ
…………あるいは、ここから吹き上げるのを待つかのように。
スバル
ぎりぎりの低空飛行から、一度ふわりと足をつき、
スバル
そのまま再び舞い上がる。
スバル
まだ堕ちない。

第7ラウンド:イスタ

[ イスタ ] 指切り@R6イスタ : 3 → 2
イスタ
*h4 鋭気 *h10 通打→スバル
スバル
*c10妨害
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 6[4,2]+3+1+1 > 11 > 成功
イスタ
2d6+3=>11 判定(+猟奇) (2D6+3>=11) > 8[2,6]+3 > 11 > 成功
イスタ
1d6+2+3+3  ダメージ (1D6+2+3+3) > 3[3]+2+3+3 > 11
[ スバル ] HP : 13 → 2
[ イスタ ] HP : 1 → 0
GM
*イスタのHPが0に。判決!
イスタ
2d6+1-2 判決表 (2D6+1-2) > 10[5,5]+1-2 > 9
GM
9~11 HPを1点回復して立ち上がる。
[ イスタ ] HP : 0 → 1
[ イスタ ] 前科 : 2 → 3
イスタ
ふたたび風が吹く。流されて、血が渦を描いて、飛んでいく。
イスタ
地面に落ちる血も、気付いているのかいないのか。
イスタ
そうして、また、風が吹く。
イスタ
つよく、つよく、嵐になる!
イスタ
あらしの一撃!
スバル
真っ向受ければ姿勢が揺らぐ。
スバル
ぐ、と詰まる息。
イスタ
腕を振り抜く。
スバル
ばちん、とぶち当たる。
スバル
「……っつ!」
イスタ
うさぎはわらっている。嵐の中。
GM
*第7ラウンド終了 手札破棄
イスタ
*d6捨て!
スバル
*c7 cA
プルネウマ
*c6 捨て
GM
*第8ラウンド開始  手札補充
スバル
*h2 s7 cQ dQ dK
イスタ
*c2,h3,d3,dJ
プルネウマ
*(c8),(d2)s2,s4,c3

第8ラウンド:スバル

スバル
*dK奪取 対象プルネウマ
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 6[3,3]+3+1+1 > 11 > 成功
スバル
*c8奪取
[ イスタ ] 猛毒@R7スバル : 4 → 3
スバル
崩れた姿勢から、それでも床に落ちる前に身を翻す。
スバル
ついでとばかりに、剣先をプルネウマへと振るって風を切る。
スバル
ただ乱す。ただそれだけでも、風そのものには。
プルネウマ
「、」
格の部分がえぐれる。
プルネウマ
力が損なわれる。
プルネウマ
天から先に堕ちるのは、精霊か、星か。
プルネウマ
それとも?

第8ラウンド:プルネウマ

プルネウマ
*s2 鋭気 使用
プルネウマ
*主行動なし パス!

第8ラウンド:イスタ

イスタ
*c2 鋭気 dJ 衝撃→スバル
スバル
*c8妨害 h2精確
スバル
1d6 精確 (1D6) > 1
スバル
2d6+3+1+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能+精確) (2D6+3+1+1+1>=7) > 7[6,1]+3+1+1+1 > 13 > 成功
イスタ
2d6+3=>13 判定(+猟奇) (2D6+3>=13) > 9[5,4]+3 > 12 > 失敗
[ イスタ ] 指切り@R6イスタ : 2 → 1
[ イスタ ] HP : 1 → 0
GM
*イスタのHPが0に。判決!
イスタ
2d6+1-3 判決表  (2D6+1-3) > 8[5,3]+1-3 > 6
GM
6~8 ランダムな能力値で判定し、成功すればHPを1点回復して立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
イスタ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
イスタ
2d6+0=>7 判定(+才覚) (2D6+0>=7) > 3[2,1]+0 > 3 > 失敗
プルネウマ
*アリスの証言使用!
GM
アリスの証言の効果でHP1となり、前科は+1の後に-1!
[ イスタ ] HP : 0 → 1
[ イスタ ] 前科 : 3 → 4
[ イスタ ] 前科 : 4 → 3
イスタ
切られた傷から血が流れつづける。
イスタ
ふらり、バランスを崩してたおれる。
プルネウマ
「あ、」
もうかすかにしか残っていない、ひとの姿から聞こえる声。
プルネウマ
「…………」
そりゃあそうだ、何度も何度も死期を迎えて、倒れない者はいやしない。
プルネウマ
だけど。
それを乗り越えてこそ、我が救世主。
プルネウマ
「君を勝たせると私は言った」
「これはまことの言葉、神託だ」
プルネウマ
「立ち上がれ、我が救世主(メシア)」
「まだ勝っちゃあいないだろう」
「まだ何も救っちゃあいないだろう!」
プルネウマ
風が吹き上げる。
拭き上げて、倒れた身体を無理やり立たせる!
イスタ
そのことばに、ぐ、と地面を掴んだ。
イスタ
そのまま。
イスタ
風に巻き上げられて、ふわり。
イスタ
たちあがる。わらう。
イスタ
そうだ。
イスタ
まだ終わってない!
イスタ
嵐はまだ、止んでない!
GM
*8ラウンド終了 手札破棄
プルネウマ
*全捨て
イスタ
*全捨て!
スバル
*s7 dQ
GM
*第9ラウンド開始 手札補充
スバル
*h7 d7 d8 c9(cQ)
イスタ
*s5,s6,d5,hJ
プルネウマ
*s3,sK,cj,h8,hQ

第9ラウンド:スバル

スバル
*h7劇毒 対象プルネウマ
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 6[3,3]+3+1+1 > 11 > 成功
[ イスタ ] 猛毒@R7スバル : 3 → 2
[ プルネウマ ] アリスの証言 : 1 → 0
[ プルネウマ ] 猛毒@R9スバル : 0 → 4
スバル
「神託ね」 宙空で体勢を整えながら、そのやりとりを見下ろして。
スバル
「てめえは神様をしたいのか、人間をしたいのか」
スバル
「どっちかにしろよ」
プルネウマ
毒が回る。相手の毒か、それとも自分の身体から滲み出る罪そのものなのか。
プルネウマ
それももうわからない。
プルネウマ
正しいのはひとつだけ。

第9ラウンド:プルネウマ

プルネウマ
*鋭気s3 使用
プルネウマ
*通打h8 使用 対象:スバル
スバル
*c9妨害
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 4[2,2]+3+1+1 > 9 > 成功
プルネウマ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 7[6,1]+3 > 10 > 成功
プルネウマ
1D6+2+3  ダメージ (1D6+2+3) > 3[3]+2+3 > 8
[ スバル ] HP : 2 → 0
GM
*スバルのHPが0に。判決!
スバル
2d6+1-1 判決表 (2D6+1-1) > 7[4,3]+1-1 > 7
GM
6~8 ランダムな能力値で判定し、成功すればHPを1点回復して立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
スバル
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
スバル
2d6+0+1=>7 判定(+猟奇+万能) (2D6+0+1>=7) > 2[1,1]+0+1 > 3 > 失敗
スバル
*逆転 冷笑主義を抉って成功
[ スバル ] HP : 0 → 1
[ スバル ] 前科 : 1 → 2
[ スバル ] 冷笑主義 : 0 → -1
[ プルネウマ ] HP : 4 → 2
プルネウマ
「…………」
「神様は残っているし」
「人間になりたいんだよ」
プルネウマ
「私はねえ」
「君が思ってるよりずっと繊細だから」
プルネウマ
「そういうこと言われると」
「悲しいなあ!」
プルネウマ
荒々しい、風の一撃。
その翼だけを狙って、飛ぶ。
スバル
「っ……!!」
スバル
突風を受ける。そして、がつんと落ちる。床の上を体が跳ねる。
スバル
「ちっ……」 血の色。
スバル
「じゃあ訂正するよ」
スバル
「人間みたいなことを言うなら」
スバル
「人間のように死ね」
プルネウマ
「一回転して優しいねえ!」
「惚れちゃいそうだ!」
空中戦はまだ続く。

第9ラウンド:イスタ

[ イスタ ] 指切り@R6イスタ : 1 → 0
イスタ
*hJ 衝撃→スバル
スバル
*d8妨害
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 8[4,4]+3+1+1 > 13 > 成功
イスタ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 7[2,5]+3 > 10 > 成功
GM
目標値13のため、失敗!
[ イスタ ] HP : 1 → 0
GM
*イスタのHPが0,判決!
イスタ
2d6+1-3 判決表 (2D6+1-3) > 11[5,6]+1-3 > 9
GM
9~11 HPを1点回復して立ち上がる。
[ イスタ ] HP : 0 → 1
[ イスタ ] 前科 : 3 → 4
イスタ
転ぶ。血で足元が滑って、よろめいて。
イスタ
それでも。
イスタ
まだ。
イスタ
あのときの証言を、おぼえている。
イスタ
だからまた立ち上がる。
イスタ
嵐は止まない。止ませない!
スバル
それでも堕ちない。まだ。まだ飛び続ける。
GM
*第9ラウンド終了 手札破棄
スバル
*d7廃棄
イスタ
*ぜんぶすてる!
プルネウマ
*全捨て!
GM
*第10ラウンド開始 手札補充
スバル
*s10 sQ hK cK(cQ)
イスタ
*s6,s9,c9,d10,sJ
プルネウマ
*d9,c4,h5,h6,h9

第10ラウンド:スバル

スバル
*hK奪取 対象プルネウマ
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 9[5,4]+3+1+1 > 14 > 成功
スバル
*h9奪取
[ イスタ ] 猛毒@R7スバル : 2 → 1
[ プルネウマ ] 猛毒@R9スバル : 4 → 3
スバル
墜ちない。墜ちない。嵐を耐え続ける。
スバル
嵐がどれだけ吹き荒れようが。
スバル
その上に星がある。
スバル
弱くなる風を、猛禽の翼が掻き乱す。何度も。何度でも!
プルネウマ
「ッ、」
プルネウマ
「よく飛ぶねえ!」
最小限の風で、相手の翼を折ろうとする。
プルネウマ
もう、残された力は僅かだ。
プルネウマ
だが、僅かでも十分だ!

第10ラウンド:プルネウマ

プルネウマ
*鋭気c4 使用
プルネウマ
*渾身h5 使用 h6捨て
プルネウマ
*通打d9使用 対象:スバル
スバル
*h9妨害
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 7[4,3]+3+1+1 > 12 > 成功
プルネウマ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 7[5,2]+3 > 10 > 成功
GM
目標値12となっているため、失敗!
[ プルネウマ ] HP : 2 → 0
GM
*プルネウマのHPが0に。判決!
プルネウマ
2d6+1-1 判決表 (2D6+1-1) > 10[6,4]+1-1 > 10
GM
9~11 HPを1点回復して立ち上がる。
[ プルネウマ ] HP : 0 → 1
[ プルネウマ ] 前科 : 1 → 2
プルネウマ
なくなっていく。
プルネウマ
この世から。
プルネウマ
消えるまで、まだ。もう少しだけ。
プルネウマ
元の世界で神がいなくなって。
堕落の国にやってきて。
なににもなれない、私は、誰に祈ればいいんだろう。
プルネウマ
祈る。
救いを求めて。
スバル
祈りは誰のものだ? 神か、人か?
スバル
どちらでも構いやしない。
スバル
どちらでも。
スバル
祈らずとも、嵐は過ぎる。やがては。

第10ラウンド:イスタ

イスタ
*sJ 衝撃→スバル
スバル
*s10妨害
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 6[5,1]+3+1+1 > 11 > 成功
イスタ
2d6+3=>11 判定(+猟奇) (2D6+3>=11) > 10[5,5]+3 > 13 > 成功
イスタ
1d6+2+3  ダメージ (1D6+2+3) > 4[4]+2+3 > 9
[ スバル ] HP : 1 → 0
GM
*スバルのHPが0に。判決!
スバル
2d6+1-2 判決表 (2D6+1-2) > 9[4,5]+1-2 > 8
GM
6~8 ランダムな能力値で判定し、成功すればHPを1点回復して立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
スバル
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
スバル
2d6+0+1=>7 判定(+愛+万能) (2D6+0+1>=7) > 10[5,5]+0+1 > 11 > 成功
[ スバル ] HP : 0 → 1
[ スバル ] 前科 : 2 → 3
GM
成功!HPを1点回復して立ち上がる。
[ イスタ ] HP : 1 → 0
GM
*イスタのHPが0に。判決!
イスタ
2d6+1-4 判決表 (2D6+1-4) > 10[6,4]+1-4 > 7
GM
6~8 ランダムな能力値で判定し、成功すればHPを1点回復して立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
イスタ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
イスタ
2d6+0=>7 判定(+才覚) (2D6+0>=7) > 10[5,5]+0 > 10 > 成功
GM
成功!HPを1点回復して立ち上がる。
[ イスタ ] HP : 0 → 1
[ イスタ ] 前科 : 4 → 5
GM
衝撃による破棄カード選択
イスタ
*cKを落とす!
イスタ
血がなくなる。失せていく。
イスタ
血が流れて広がる。
イスタ
それでも。
イスタ
まだ、その手をついて。立ち上がる。
イスタ
"Easter"、その名の通り。
イスタ
何度でも、何度でも。
イスタ
死ぬような怪我から、蘇る。
イスタ
まだ!
イスタ
まだ嵐のさなかにいる!
イスタ
手に瓦礫を握って、
イスタ
それを飛ばす。
イスタ
翼めがけて!
スバル
突き抜けて、血が舞う。
スバル
傷ついて、バランスを崩し、ふらりと揺らぐ。
スバル
「……ほんとうに」
スバル
「救世主も末裔も……」
スバル
「おれたちは狂ってるよ」
GM
*第10ラウンド終了 手札破棄
イスタ
*s6すてる!
スバル
*sQ廃棄
プルネウマ
*なんもない
GM
*第11ラウンド開始 手札補充
スバル
*c2 cJ hQ dQ(cQ)
イスタ
c3,(s9,c9,d10),cA
プルネウマ
*h2,d3,s4,c7,s8

第11ラウンド:スバル

スバル
*hQ伝授 才覚で判定し、対象は自分
スバル
2d6+3+1+1=>7 判定(+才覚+凶器+万能) (2D6+3+1+1>=7) > 6[2,4]+3+1+1 > 11 > 成功
スバル
*cJ dQ cQを廃棄して4枚引きます
スバル
*h3 s5 d8 dKを入手
スバル
落ちたことがないとは言わない。
スバル
かつて落ちたときの記憶はある。けれども。
スバル
今、そうではない。
[ プルネウマ ] 猛毒@R9スバル : 3 → 2

第11ラウンド:プルネウマ

プルネウマ
*鋭気h2 使用
プルネウマ
*渾身c7 使用 d3,s4捨て
プルネウマ
*通打s8 使用 対象:スバル
スバル
*d8妨害 c2精確を割り込み
スバル
1d6 精確 (1D6) > 4
スバル
2d6+3+1+1+4=>7 判定(+才覚+凶器+万能+精確) (2D6+3+1+1+4>=7) > 7[1,6]+3+1+1+4 > 16 > 成功
プルネウマ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 10[4,6]+3 > 13 > 成功
GM
目標値16のため、失敗!
[ プルネウマ ] HP : 1 → 0
GM
*プルネウマのHPが0に。判決!
プルネウマ
2d6+1-2 判決表 (2D6+1-2) > 12[6,6]+1-2 > 11
GM
9~11 HPを1点回復して立ち上がる。
[ プルネウマ ] HP : 0 → 1
[ プルネウマ ] 前科 : 2 → 3
プルネウマ
風が避けられる。避けられ続けて、鳥が飛ぶ。
堕ちることはまだない。
プルネウマ
「たのしいね」
本心が、溢れる。
プルネウマ
「たのしいねえ!」
子供の無邪気な声が響く。
プルネウマ
まだ声は、止まない。
スバル
「それは」
スバル
「お前のメシアとやらに言ってやらなくていいのか」
プルネウマ
「聞こえてるよ」
プルネウマ
「ねえ、イスタ!」

第11ラウンド:イスタ

イスタ
わらう。
イスタ
「うん」
イスタ
「たのしいねえ!」
イスタ
*cA 予知
イスタ
*hKを取得!
イスタ
*c3 鋭気 s9 通打
イスタ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 9[6,3]+3 > 12 > 成功
イスタ
1d6+2+3+3  ダメージ (1D6+2+3+3) > 4[4]+2+3+3 > 12
[ スバル ] HP : 1 → 0
GM
*スバルのHPが0に。判決!
スバル
2d6+1-3 判決表 (2D6+1-3) > 7[3,4]+1-3 > 5
GM
3~5 〈昏倒〉する。
イスタ
血にまみれる。まみれる。
イスタ
でも、まだ。でも!
イスタ
まだ終わってない!
イスタ
まだ!
イスタ
『たのしい』は、つづいてる!
イスタ
ぐ、と低く構えて。
イスタ
それから、空高く、高く。
イスタ
跳ねる。
イスタ
嵐を超えて!
イスタ
そうして、捉える!
イスタ
瓦礫が嵐をまとったこどもを取り囲んで。
イスタ
竜巻のように!
イスタ
翼に食らいつく!
スバル
「いッ……!!」
スバル
翼が。傷ついた翼が。
スバル
引き裂かれる。
スバル
「ぐっ、ぅ、あ」
スバル
「……っ!!」
スバル
空中に血の尾が引かれる。
スバル
ぎ、と歯の鳴る音がして。
スバル
墜ちる。
イスタ
一緒に落ちて。
イスタ
追撃。蹴りを入れる。
イスタ
うさぎの足から繰り出される、一撃。
イスタ
それが、落ちてくる勢いで強さを増して。
イスタ
――刺さる。
スバル
ぎりぎりまで食いしばって。
スバル
けれども、吐き出される。
スバル
「……っが、ぁっ、っ、」
スバル
血塗れて。
スバル
短剣が、ようやく、手から落ちる。
スバル
投げ出されて。
スバル
目を開けても、いられない。
スバル
最後に、ちらりと。
スバル
イスタではなく、プルネウマでもなく、伏したミムジィの方をだけ見て。
スバル
意識を手放した。
ミムジィ
長く続いた嵐の中の飛行をまだ知ることもなく、血だまりの中に倒れている。
105号室のホテルマン
「……」
105号室のホテルマン
静寂。
105号室のホテルマン
嵐の如きであったエレベーター内部に、それが数秒。それから。
105号室のホテルマン
「……105号室のお客様が敗北条件を満たされました」
105号室のホテルマン
「これにて、裁判は閉廷と致します」
GM
*亡者化判定
スバル
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
スバル
2d6>=7 (2D6>=7) > 6[3,3] > 6 > 失敗
イスタ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
イスタ
2d6+0=>7 判定(+才覚) (2D6+0>=7) > 8[3,5]+0 > 8 > 成功
プルネウマ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
プルネウマ
2d6+3=>7 判定(+猟奇) (2D6+3>=7) > 7[6,1]+3 > 10 > 成功
GM
閉廷が宣言されてから間もなく。昏倒していた参加者達が目を覚ます。
ミムジィ
傷ついた身体をかばいながら立ち上がる。
ミムジィ
「……」
ミムジィ
スバルよりも先に立ち上がった。だからわかる。
ミムジィ
その結末、いや……ここに至るまでの、長きに渡る戦いを。
ミムジィ
スバルのもとにゆっくりと歩み寄り、起こす。
ミムジィ
「スバル」
スバル
「…………」
スバル
「……ぅ」
スバル
「…………」
スバル
ちら、と。名を呼ぶミムジィに視線を向けて。
ミムジィ
「そんなになるまで……よく耐えたね」
スバル
「……いや」
スバル
「悪い」
ミムジィ
何が、とは問い返さない。
ミムジィ
否定もしない。
ミムジィ
「いいよ」
ミムジィ
相手の方を向く。
ミムジィ
「はー」
ミムジィ
「殺せなかったなぁ」
プルネウマ
風が止む。
本当の無風になる。
プルネウマ
風の中にいた、子供が、惨状の中央に立つ。
プルネウマ
「そうだね」
プルネウマ
「君たちにとっては、残念なことに」
ミムジィ
「うん」
イスタ
三月兎はなにもいわない。
ミムジィ
「残念だったな……」
ミムジィ
帰りたいかはともかくとして。
ミムジィ
まだここにいたいとは思っていたから。
スバル
黙って起き上がる。
ミムジィ
「まあ、勝ったんだから」
ミムジィ
「ちゃんと勝って願い事を果たしてね」
プルネウマ
「うん」
返事は、短く。
プルネウマ
「叶えるよ」
「私の願いを」
ミムジィ
「優勝ペアに負けたってことなら格好がつくしね~」
スバル
「……お前は本当に、そういうとこだぞ」
スバル
「ばかが……」
104号室のホテルマン
「────さて」
104号室のホテルマン
「プルネウマ様、イスタ様」
104号室のホテルマン
「おめでとうございます。此度の裁判、あなた方が勝者となりました!」
104号室のホテルマン
「この後に次の試合が行われるフロアへと移動して頂き、そこで今しばらくお寛ぎ頂くことになりますが……恐れながら、その前に一つ」
104号室のホテルマン
「”勝者の責務”を果たして頂く必要が御座います」
104号室のホテルマン
「”生かす”か”殺す”か。お選び下さい」
GM
このゲームのルールは"オールイン"。敗北した者は、全てを失う。
GM
そして敗者の手元から離れた運命は、勝者の総取り。
プルネウマ
「そっか」
ホテルマンの方を向き。
プルネウマ
「私が決めていいの?」
三月兎の顔を見る。
イスタ
うなずく。
プルネウマ
「じゃあ」
昏倒から回復した、二人を見つめ。
プルネウマ
「死ななかったことに、」
「お茶会をしてくれたことに、」
「戦ってくれたことに、」
「コイン一枚分の敬意を込めて。」
プルネウマ
「こいつで決めよう」
一枚のコイン。
プルネウマ
エースとジャックを分けるもの。
プルネウマ
救世主を縛り付けるもの。
プルネウマ
「選ばせてあげるよ、子猫ちゃんと小鳥ちゃん」
「表が生で、裏が死だ」
「選ばなかったほうを、私たちが選ぶ」
プルネウマ
「君たちには権利がある」
「そして、義務がある」
「これは勝者としての施しだ」
ミムジィ
「裏」
ミムジィ
迷わず答える。
スバル
その迷いない声に、小さく笑う。
ミムジィ
この戦いの中で見つけたものを優先するならば……私は石となろうとも生きるべきだと思う。
ミムジィ
そうしたいとも思う。
ミムジィ
けれども、この世界に、亡者を増やすわけにはいかない。
ミムジィ
――スバルが限界を迎えていることは、わかっている。
スバル
きっとミムジィにはわかっている。
ミムジィ
そう思うから、表、と。
スバル
わかっていることを、知っている。
ミムジィ
これは救世主としての義務感からの思いではない。
ミムジィ
堕落の国に生き抜いたものの、単なる想いだ。
ミムジィ
そして何より。
ミムジィ
スバルに誰かを殺させるわけにはいかないだろう。
スバル
ミムジィの考えていること。思っていること。
スバル
知っているし、わかっている。
この半年が、短いながらに、そうさせる。
スバル
だから、ばかだなと思う。
スバル
おれが選んだのはお前だけだよ。
スバル
おれが殺したくないのは、
スバル
お前だけ。
ミムジィ
「スバルはばかだな」
ミムジィ
私よりよっぽどでしょ。
スバル
「そう?」
ミムジィ
「うん」
スバル
「……まあ、言ったろ」
スバル
「おれはお前といると、自分がばかになったなと思う」
ミムジィ
「うん」
スバル
「……それを、お前のせいだとは言わない」
スバル
「おれのせいだよ」
ミムジィ
「まあ、そういうスバルしかしらないからね」
ミムジィ
「スバルがミムジィしかしらないように」
ミムジィ
「じゃ、結末を教えてくれる?」
ミムジィ
プルネウマに呼びかける。
プルネウマ
「…………」
二人の会話を、じっくりと聞いて。
あるいは、わざと、聞き流したように。
プルネウマ
「それじゃ、私とイスタは表だ」
風が笑う。
プルネウマ
「最後のゲームをしよう、救世主」
ミムジィ
「うん」
ミムジィ
「勝負だ」
プルネウマ
裁判の勝者敗者は、覆らない。
プルネウマ
けれど、その結末は、こぼしたものをひとすくいだけすることがあるかもしれない。
プルネウマ
「勇敢なるものよ」
「遺言は?」
ミムジィ
「じゃあ、振る前に勝利の宣言を一つ」
ミムジィ
「裏が出れば、私の勝ち」
ミムジィ
「表が出れば……あなたのいう一番にはならなかったことになる」
ミムジィ
石になって生きながらえる。
ミムジィ
「どっちにしたって、私の勝ちだ」
プルネウマ
「言うねえ」
「そんなに気にしてたの?」
ミムジィ
「根に持つよ」
ミムジィ
日記を取る。
ミムジィ
「ばっちりここにも書いてある」
プルネウマ
「あっははは!」
笑う。無邪気な子供の――否、大人の男の声で。
プルネウマ
「じゃあ」
プルネウマ
「投げるよ」
ミムジィ
「うん」
プルネウマ
コインが中へ浮く。
無風の状態では、何も邪魔しない。
プルネウマ
風も。
剣も。
瓦礫も。
翼も。
プルネウマ
ただ、事実だけが、そこに。
プルネウマ
「判決を――ここに!」
プルネウマ
コインが地に落ちる。
プルネウマ
Choice[表,裏]  (choice[表,裏]) > 裏
GM
そして、そのコインが地に落ちると同時に。
GM
限界を迎えていた末裔の体にも、変化が訪れる。
ミムジィ
「スバル」
ミムジィ
「世界は変わらないね」
スバル
「うん」
ミムジィ
「そんなのはずっと知ってた」
スバル
「だろうな」
ミムジィ
「それでも『救世主』をしていなきゃ、私は私を保っていられなかったから」
スバル
「そうだな」
ミムジィ
「まあ、そう言ってると、みんな喜んでくれるしね」
ミムジィ
「苦しい意味がある気もしてくる。少しだけ」
スバル
「……ふ、」
スバル
「……ばかだな……」
ミムジィ
「あはは」
ミムジィ
「ミムジィ(Mimzy)は――」
ミムジィ
「惨たらしい(MIserable)世界をどうにか生きるための――」
ミムジィ
「うすっぺらい(fliMSY)救世主だよ」
ミムジィ
それは鏡の国にまつわる、怪物退治の詩の言葉。
ミムジィ
「ばかだよね」
ミムジィ
「そんなものは手放して、それこそさっさと死んだほうがきっとよかった」
スバル
「……お前に何もなくても。……命だって失くしても」
スバル
「おれはお前を選び続けるよ」
スバル
「言った通りに。」
スバル
手を伸べる。最期に。
ミムジィ
その手を取る。
ミムジィ
「でも、後悔はしてないんだよ」
ミムジィ
「世界は変わらないけど、意味は多分あんまりないけど」
ミムジィ
「それでも出来るかぎりのことをしてきたんだよ」
ミムジィ
「ねえ、スバル」
ミムジィ
「私は頑張ったかな?」
スバル
「ああ」
スバル
「ばかばかしいくらいにな」
ミムジィ
「よかった」
ミムジィ
「スバル」
スバル
「ん」
ミムジィ
「選んでくれて、」
ミムジィ
「ありがとう」
スバル
取った手の感触が、手袋の向こうでわずかに変わる。
スバル
そこから伸びる腕に。鱗が、一枚、二枚。
スバル
翼から、
スバル
耳から、
スバル
羽が落ちる。ひとひら、ひとひら。
スバル
足の形が変わっていく。
スバル
そして、流れた血から、りんごの匂い。
スバル
ミムジィを模すように変わっていく。
ミムジィ
きつく抱きしめる。胸に顔を押し付ける。
スバル
あなたの、その。半ば以上亡者と化したその身体に近づいていく。
スバル
抱きしめられた腕に。押し付けられた額に。もう何も感じられなくても。
スバル
少しずつ。
ミムジィ
「スバル」
ミムジィ
「スバル」
ミムジィ
名前を繰り返す。
スバル
もう返答はない。ただ、かすかに撫でる。
ミムジィ
「スバル」
ミムジィ
「スバルは、ばかだな」
ミムジィ
こんな姿になって。
ミムジィ
もう空も飛べないでしょ、それじゃ。
スバル
むせ返るようなりんごの匂い。ミムジィの。スバルの。流した血のすべて。
ミムジィ
りんごジュースの血になったって、それを飲む人はいなんだ。
ミムジィ
ばかだな。
ミムジィ
そんな姿になったって、世界は変わらないんだよ。
ミムジィ
「スバル」
スバル
耳。鱗。脚。血の味。羽根と引き換えにあなたに近づく。
スバル
そして、
スバル
影を失う。
スバル
ミムジィはまだ得ていない、五つ目の、亡者の証。
ミムジィ
剣を執る。
ミムジィ
既に血に濡れた剣。
ミムジィ
*鋭気使用
ミムジィ
*闇雲使用
ミムジィ
*精確を割り込み
ミムジィ
1d6 (1D6) > 4
ミムジィ
2d6+3+1+4=>7 判定(+猟奇+万能) (2D6+3+1+4>=7) > 10[6,4]+3+1+4 > 18 > 成功
ミムジィ
1d6+2+3+4+1+2 (1D6+2+3+4+1+2) > 2[2]+2+3+4+1+2 > 14
ミムジィ
*心の疵『堕落の国』を抉り、逆転
ミムジィ
*この2は6
[ ミムジィ ] 堕落の国 : 1 → 0
ミムジィ
胸を貫く。
スバル
りんごジュースの匂いが溢れる。
ミムジィ
それは私がはじめに受けた致命傷。
スバル
抵抗はなかった。
スバル
ただ、あなたを選んだものが。
スバル
あなたの手に崩れ落ちていく。
ミムジィ
「スバル」
ミムジィ
「ありがとう」
ミムジィ
繰り返す。
スバル
お前を選んでよかったよ。
スバル
言葉には、ならない。
ミムジィ
ありがとう。
ミムジィ
会えてよかった。
スバル
もはや何も。何も。何も届かない。
スバル
ただ、その思いの残響だけが残っている。繰り返される。
スバル
亡者としての、ごく短い生に。
ミムジィ
一人、剣を握り締めたまま立ち尽くしている。
ミムジィ
「済んだよ」
ミムジィ
「あとはどうぞ」
104号室のホテルマン
「…………ご自分でなさいますか?」
ミムジィ
その時を計るように、剣から血が滴り続けている。
プルネウマ
「うん。任せて」
一歩、踏み込んで。
104号室のホテルマン
「畏まりました」
一礼し、下がる。
プルネウマ
(亡者化した末裔が救世主に殺される)
(よくある話だ)
プルネウマ
(だけど、私にとっては特別だ)
(思い出されるのも嫌だろうけど)
(嫌になるほど思い出してやるよ、何度でも!)
プルネウマ
「風よ」「風よ」
「我が魂よ」「我が力よ」
「穏やかな眠りを」「清らかな死を」
寄せ集める。
プルネウマ
「北に吹雪」「南に熱風」
「東に竜巻」「西に雷雨」
「寄り集まって薙ぎ払え」
「跡形もなく吹きとばせ」
災害のうた。
プルネウマ
「すべてのものを無に返し」
「すべてのものを許してあげて」
そよ風の語り。
プルネウマ
「さようなら」「さようなら」
「まっさらにお戻り」
風が吹く。
プルネウマ
「そして」
死にゆくものの身体にだけ、呪うように、祝うように。
プルネウマ
「また会うその日まで」
すべてをなかったことにする。
プルネウマ
「どうか、どうか、やすらかに」
――ミムジィとスバルであった亡者の身体が風化する。
プルネウマ
それは、何年も待たせるようなゆっくりとしたものではなく。
消しゴムで消していくような、急激な速度。
プルネウマ
身も心も、魂も。
激痛とともに、消えていく。
この世から、なくなっていく。
ミムジィ
さよなら、と、別れの挨拶は聞こえない。
ミムジィ
すべては吹きすさぶ風の中。聞く者があるならば風だけだ。
ミムジィ
その肉体がただの赤となりやがて形を消す、その間際に一つ。
ミムジィ
血まみれの日記が滑り落ちる。
イスタ
エレベーターが、うごきだす前に。
イスタ
駆け出して。
イスタ
その日記を拾う。そうしてもどってくる。
イスタ
文字も読めないし。読めたとしたって、きっと血で滲んでいるけど。
イスタ
それでも。
イスタ
りんごのにおいを、抱えて。
GM
機械音と共に、巨大なエレベーターが中心点から二つに割れる。
GM
104号室は上へ、105号室は下へ。運命がゆっくりと分かたれていく。
GM
降りゆくエレベーターに残るのは、もはや何者でもない赤色と、黙したままそれを見つめるホテルマンだけで。
GM
昇りゆくエレベーターは、次なる戦いが待つ階へ。
イスタ
エレベーターがうごきだせば、その場にへたりこむ。
イスタ
片手は日記を抱えたまま、もう片手でプルネウマを叩く。
イスタ
「ばか」
イスタ
「ばかっ!!!」
イスタ
「あんな無理して!」
イスタ
「しゃべってること、ぜんぜんわかんなかったし!」
プルネウマ
「そうだねえ」
肯定というよりは、疲労困憊の生返事。
イスタ
わからなくて、それがいやだった。
イスタ
だから拾った。
イスタ
「へや、もどったら」
イスタ
「いっぱい」
イスタ
「いっぱいっ」
イスタ
「いろいろいうから…………っ」
プルネウマ
「そうだねえ…………」
ぼんやりした返事。
プルネウマ
身体は透けて、見えてはならないものが、そこに見える。
プルネウマ
あと一歩、遅ければ、これだけになっていたもの。
プルネウマ
「部屋に、戻ろうねえ」
神霊は、下の床を見つめる。
イスタ
ぐす、ぐすと鼻をすすって、泣いている。
イスタ
「うん」
イスタ
「もどったら」
イスタ
「文字のよみかた、おしえてよ」
プルネウマ
「ああ」
プルネウマ
「時間はまだあるらしいからね」
プルネウマ
「まだ」「まだ」
プルネウマ
「楽しもうね」
三月兎の服の裾を、掴む。
プルネウマ
先程まで迷子だった子供のように。
イスタ
うなずく。
GM
いつの間にか、証は再び力を発揮して。
GM
再び証を引き直すまで、エースはエースらしく、ジャックはジャックらしく。
GM
そしてエレベーターは、次なる戦いの場へ。
104号室のホテルマン
「お疲れさまでした」
104号室のホテルマン
「次の戦いに備え、どうか休息をおとりください」
104号室のホテルマン
「次のマッチングの決定まで、また数日お時間を頂きますので」
104号室のホテルマン
「……そうですね、ゆっくりとお昼寝などするのがオススメです」
GM
ホテルマンが一礼。
GM
敗者の末路を写していたモニターは、電源を落とされ暗転する。
GM
何もない場所に、風は吹かない。
GM
真空に揺らめくものはなく、そこに流れるものはない。
GM
それでもなにか……何かが。
GM
自分のためでなく、誰かのために。
GM
なにか動くことがあるならば。
GM
それを呼ぶための名前がある。
GM
16JAcks 1回戦Cホール
GM
ここまで。