ドキドキ救世主に50+1の質問プルネウマ編 表面
noname
遠い過去の、近くの未来の。
どこにもない、どこへもいけない、どこか。
プルネウマ
「どこの誰が作ったのか知らないけど、いい趣味してるよ」
プルネウマ
「こうやって質問がある程度まとまっているのも効率的だ」
プルネウマ
「結構真面目なやつが考えて作ったんじゃない?ま、知りもしない製作者のことを考えるのはさておいて…………」
プルネウマ
「私はプルネウマ!この世界を救わない救世主!」
プルネウマ
「で、一緒に来た末裔は三月兎のイスタ!」
プルネウマ
「ということは、この質問の『末裔』はイスタのことを言えばいいんだね」
プルネウマ
「おかしいところ、好奇心旺盛なところ、単純でいながら裏表を内包しているところ、血生臭いのが平気なところ、いてもいなくても影響がないところ」
プルネウマ
「あ、資料も見せてくれるの?助かるね」
プルネウマ
「あ、このぺぺルってやつはちょっと嫌だな」
プルネウマ
「ほら、ナイフで刺されたことがあったら、ナイフを怖がるでしょう?」
プルネウマ
「私にとってのナイフみたいなものじゃん。これは」
プルネウマ
「勇者っていうのは面白いところだけど」
プルネウマ
「おしゃべりはしたくないけど、きっと楽しいと思う」
プルネウマ
「表面的な会話は弾むだろうけど、って思うね」
プルネウマ
「戦闘的な相性としては結構いいんじゃないかな?こっちが有利そう」
プルネウマ
「一周回って、君人間?って確認したくなっちゃうな、これは」
プルネウマ
「きっとお茶会もしてくれると思うなあ」
プルネウマ
「ここで会ってなかったらたぶんコインをあげてただろうね」
プルネウマ
「まあ、あげようとしたらこっちを倒しに来そうな感じだけど」
プルネウマ
「あっ、こいつ二人も末裔連れてきてるんだ!いいな~」
プルネウマ
「自分の話って言うより、聞いた話を聞いてみたいなあ、このタイプの救世主は」
プルネウマ
「『お前のロボはおばあちゃんのいうゲームのピコピコ』って言われたことがあるんだけど」
プルネウマ
「あれを作ってる技術についてはあんまり興味ないな」
プルネウマ
「飛んでるところ落とすのは楽しそうだけど!」
プルネウマ
「あ、全員いろいろ感想言っちゃったな」
プルネウマ
「一番戦いたくない相手?だっけ。やっぱりダントツで勇者かな~」
プルネウマ
「相棒とか愛人とかそんなのじゃない?」
プルネウマ
「まあ、そうじゃなくなる方法も3つくらい考えてるけど」
プルネウマ
「ホワンホワン~ここで長めの回想シーン~」
プルネウマ
「ってまあ、私が村を滅ぼして出会っちゃったわけなんだけど」
プルネウマ
「1. 自分の末裔のいいところ5つ教えて!とほぼ一緒じゃない?これは」
プルネウマ
「初対面から変わらないよ、イスタの印象は」
プルネウマ
「変わったとしたら、私がそれに合わせるようになっただけのことさ」
プルネウマ
「人間になることと死なないこと以外ほとんどやってるんじゃない?」
プルネウマ
「一緒に殺し合いをやりたくなるタイプじゃない」
プルネウマ
「私もこういうタイプを振り回したくはないな」
プルネウマ
「たぶんねえ、振り回したほうが楽しくなれるタイプではあるけど、私のやり方じゃ楽しくはならないと思うよ」
プルネウマ
「味方にすると互いに邪魔になりそうなんだよね」
プルネウマ
「敵にするのもあんまり……したくないな」
プルネウマ
「敵になって裁判やるなら楽しそうだけどね!」
プルネウマ
「『これ』に私が選ばれたら世も末じゃない?」
プルネウマ
「適材適所っていうものが世の中にはあるから……」
プルネウマ
「しっかりした企業で働いてほしいよ、こういう人材は」
プルネウマ
「イスタ以外なら消去法でアルビーかキューだな~」
プルネウマ
「人間になるっていうのが成熟っていうなら、今も成長期真っ只中だよ、私は」
プルネウマ
「とびきり美しいところで育った、って言ってもいいかもね」
プルネウマ
「プルは引くこと、プネウマは……辞書とか引いたほうがいいんじゃない?」
プルネウマ
「人間の救世主にコインあげたりしてたよ」
プルネウマ
「なんで殺されてないのか自分でも不思議だね」
プルネウマ
「あとは気まぐれに村を破壊してみたり」
プルネウマ
「まことの愛はもちろん、ずーっと探してたよ」
プルネウマ
「でもまあ、それだけ熱心にやっても見つかることはないから、ほどほどにね」
プルネウマ
「娯楽的機能を含めるなら私とイスタを家族のくくりとしてみてもいいかもだけど」
プルネウマ
「たぶんそういうのじゃないよね、これは」
プルネウマ
「ん~~~まあ、確かに、『そういう話』を作られたことはいくつかあるけど」
プルネウマ
「『プルネウマ』としての家族はいないっていい切ったほうが良いかもね」
プルネウマ
「それともあれ?作り話のほうを解説したほうがいい?」
プルネウマ
「私がおかあさんの言いつけを破って水浴びしてたら襲われて孕んだやつ」
プルネウマ
「なんか合意みたいに解釈されてるのすごく嫌」
プルネウマ
「私たちのあり方からして、『思い出』じゃなく作り話って考えても嫌なもんは嫌」
プルネウマ
「なんか私みたいなのはいないらしいね」
プルネウマ
「らしいっていうか、誘っても乗ってこなかったんだよな~」
プルネウマ
「だ~れも。人間と密接にあろうとはしなかった」
プルネウマ
「だから逆に、精霊のなかでは私はかなり別格になってる」
プルネウマ
「それがいいことなのか悪いことなのかはまあ…………置いといて」
プルネウマ
「そう思うのも、結構失礼なことじゃない?」
プルネウマ
「同じ職業だけど、種族は違う、って認識だなあ」
プルネウマ
「だからね~そう感じるメニューがいいね」
プルネウマ
「フルコースとか。ピザにコーラとか、満漢全席とか」
プルネウマ
「ああ、食べ物だなってメニューがいい」
プルネウマ
「んー、強いて言うならグリフォンかな」
プルネウマ
「あれっ、さっきやらなかった?13は」
プルネウマ
「えーっ、間違ってた?まあいいや、答えるよ」
プルネウマ
「第一印象はさっき言ったから、噂からちょっと深堀りしてみようか?」
プルネウマ
「評判からするとなかなか真面目らしい」
プルネウマ
「この真面目らしいっていうのは、もちろん堕落の国基準ね」
プルネウマ
「お茶会ができるタイプかどうかは話をしないとわからないけど、おそらく全面的な暴力はしてこないんじゃないかな?」
プルネウマ
「かといって、おぞましいほどに友好的でもないだろう」
プルネウマ
「彼女が私のいつものやり方をしたときに、どんな反応をしてくれるか」
プルネウマ
「情報が全然出回らないタイプの救世主なんだね?この資料を見ると」
プルネウマ
「元の世界でそういったことをしていたのか。もしくはその方がいいと堕落の国で気づいたか」
プルネウマ
「やっぱり~主義は合わないと思うな~」
プルネウマ
「どうだろうね?私たち相手にこの救世主がお茶会をするとしたら……」
プルネウマ
「お屋敷に呼ばれた無法者、っていうのは、そもそも終盤まで生き残れないから…………」
プルネウマ
「彼女と対峙するなら、それこそ嵐になったほうがやりやすいだろうなあ」
プルネウマ
「勇ましきもの、愚かなるもの、清らかなもの」
プルネウマ
「私とは戦わずにどっかで負けてくれれば、それは嬉しがって見ちゃうだろうな」
プルネウマ
「畏れ多い、というよりは、強かなんじゃない?」
プルネウマ
「素直にいいねって言っちゃった。いいねえって思うよ」
プルネウマ
「この噂の数々!そうだね、こういう人間がいい」
プルネウマ
「もちろん、おぞましいほどいい噂しか流さない人間も同じくらいいいけど」
プルネウマ
「どうしてここにやってきたのかとか、元の世界でもそうだったのか、いろいろ聞きたくなるね、これは」
プルネウマ
「改めて資料見ると、けっこうやってるねえ」
プルネウマ
「本能的な飢えをあんまり感じないから、感じさせてやりたいね」
プルネウマ
「王様ってイメージじゃないんだよな~」
プルネウマ
「私の中の王様って、割と治世者のイメージだからさあ」
プルネウマ
「それとも、この資料じゃわからない『徳』があるのかな?」
プルネウマ
「この堕落の国に『徳』を持ってきてもねえ~とはなるし」
プルネウマ
「もし彼が『徳』を持つ王者だったら、こんなホテルに来ないで、堕落の国を救ってくれてるだろうしなあ」
プルネウマ
「あんまり秘密って秘密はないね、イスタは」
プルネウマ
「お腹にコインが入ってるってところとか?」
プルネウマ
「勘弁してほしい、って思うような仲じゃないもの」
プルネウマ
「されて不満を口や体に出すことがあっても、結局しょうがないなって思っちゃう」
プルネウマ
「そうじゃなきゃ、ここに連れてこないよ」
プルネウマ
「暇つぶしになる、とか、利用できるとか、そういうのじゃないから」
プルネウマ
「よかったな、と思うのは、たぶんこれから」
プルネウマ
「ああ、出会ってよかった、いてよかった、って、思うようになる」
プルネウマ
「イスタがそう思うようになるかは、また別の話だけど」
プルネウマ
「ワインの雨が嵐をかき消すことも、たまにはあるだろう」
プルネウマ
「ひとりの定義がなんだかわからないけど」
プルネウマ
「少なくとも、私はずっと一人で、生きてるか死んでるかわからない」
22. 末裔が救世主だったとしても一緒にいたと思う?
プルネウマ
「まず人間?ってならないだろうから、スルーしてるかも」
プルネウマ
「それに、救世主の仕組みのことを考えると、いるメリットがあんまりないだろうね」
プルネウマ
「イスタは救世主だったら、私に興味なんてないだろうから」
プルネウマ
「末裔で、あんなふうに生きてきたから、たまたま、私を面白がってるだけじゃないのかな」
プルネウマ
「救世主になんてなったら、一人で面白いところに飛び込んでいっちゃうんじゃない?」
23. ホテルの他の救世主よりも優れていると思ってることは?
プルネウマ
「どうやら神霊に近い存在はいないようだし、いたとしても数千年モノはいないだろうよ」
プルネウマ
「やりようの手数だけでいったら頭一つ抜けるんじゃないかな?」
プルネウマ
「私のことなんとも思ってないところとか」
プルネウマ
「同時に、そういうところが好きになる」
プルネウマ
「どっちかというとかわいげはない方だよ、あれ」
プルネウマ
「それこそさっきの家族の質問とかね。わ~んこたえられないよ~って駄々こねることはあるよ」
プルネウマ
「そういうやりとりまで含めて、私は問われることが好きなんだ」
27. 末裔が他の救世主と組むことになったらどう思う?
プルネウマ
「嫉妬とかは別にしないよ。そこまでまだ明け渡してない」
プルネウマ
「でもそうだねえ、選べるしたら、私と同じくらい残虐行為に明るい救世主にお願いしたいところだね」
プルネウマ
「その場合、救世主の方が耐えられなくなったりしてね?」
プルネウマ
「亡者、そこまで好んで食べないんだけど…………」
プルネウマ
「まあ、食べられそうなのは食べたことあるね、何回か」
プルネウマ
「やっぱり、動物系の亡者とかは調理方法がわかってるから食べやすいよ」
プルネウマ
「魚の亡者とかは捌いてそのまま食べられるからいいよね」
プルネウマ
「やめてほしいって思ったら暴力に訴える」
プルネウマ
「今のところは~」
「そうだなあ、この姿とか?」
プルネウマ
「割と使い勝手もいいよ。末裔とかにも結構好評だし」
プルネウマ
「面倒くささの塊みたいなものでしょ、あれ」
プルネウマ
「思ってることとやってることがぐちゃぐちゃだし、コミュニケーションの手段が会話じゃなく接触だし」
32. 相手と自分が親子になるなら、どっちが子供がいい?
プルネウマ
「私は子育てできないタイプだけど、イスタは自身がこどもでしょ」
プルネウマ
「ああ、でも、案外面倒見てくれたりするのかな?」
プルネウマ
「子供の私に興味はあるだろうし…………」
プルネウマ
「あれっ?この場合、子供の私ってどうすればいいんだろうね?」
プルネウマ
「子供を演じてたら今のままだし…………」
34. 末裔と救世主、立場を変えられるとしたら変わる?
プルネウマ
「私は救世主を譲ってもいいけど、イスタは末裔の私嫌がるんじゃないかな」
プルネウマ
「それに、さっきの答えみたいに、どっちも互いに興味がなくなっちゃうだろうね」
プルネウマ
「立場を変えるとしたら、もっと別のなにかを目指すべきなんだよ、きっと」
プルネウマ
「末裔と救世主じゃなく、かみさまとにんげん、みたいにね」
35. あなたの末裔を殺して堕落の国が救われるとしたら殺す?
プルネウマ
「だって救われる救われないに関わらず、殺すときは殺すでしょ」
プルネウマ
「堕落の国の価値と末裔の価値が釣り合うわけ無いだろ」
プルネウマ
「この直後にイスタと別れててもおかしくないからね」
プルネウマ
「ハグくらいはしてもいいんじゃない?」
プルネウマ
「全身の骨が折れるくらいのアツいやつをね」
プルネウマ
「っていうか、イスタは殺せないんじゃないかな?」
プルネウマ
「私が亡者化したら、大体どんなふうになるか検討はつくけど、たぶん、相性が悪いよ」
プルネウマ
「隠し事してるつもりはないけど、言ってないことは多いね」
プルネウマ
「そりゃ、イスタ以外にもそうなんだけどさ」
プルネウマ
「だって、言いたいこと全部言う前に、死んじゃうもの」
プルネウマ
「だから、伝えることがあったら、重要なことだけ、適したタイミングで言うだけ」
39. 自分が裁判で先に倒れたら、末裔には頑張って欲しい?
プルネウマ
「頑張って~!って応援してどうにかなるタイプじゃないだろうね」
プルネウマ
「でも私が倒れてたらテンション上がると思う」
プルネウマ
「だって、この私が血まみれになって、倒れてるんだよ?」
プルネウマ
「ほぼ死ぬと思ってはいるけど…………」
プルネウマ
「もしかすると、しぶとく生き残って世界を救っちゃうかも?」
プルネウマ
「ま、そうしない、させない選択肢もあるけどね」
プルネウマ
「そういうのとるタイプじゃないでしょう、あれは」
プルネウマ
「お互い好き勝手やって、折れたらそのまま振り回すようなもんだよ」
プルネウマ
「その末に相手が死のうがお構いなしだね」
42. 末裔の生まれ故郷についてどれだけ知っている?
プルネウマ
「嵐に消された村なんて、もう誰も覚えてないだろうよ」
43. コインの数が平等なら末裔は自分に勝てると思う?
プルネウマ
「だって、今、イスタは私よりも多くのコインを持っているけど、そういう素振りがないもの」
プルネウマ
「その時点でもう救世主を殺しててもおかしくはない、のに、まだなにもできない」
プルネウマ
「ひょっとすると、このゲームでコインの数を平等にすれば、逆に勝てちゃうような可能性が生まれてきちゃうかもしれないけど」
44. 末裔の生い立ちを教えてもらったことはある?
プルネウマ
「私みたいに駄弁るような性格でもないし」
プルネウマ
「そこまで面白い生い立ちでもないだろう」
45. 末裔の死ぬところは見ていたい? それとも見たくない?
プルネウマ
「もう結構知っちゃってるから、それはいいかな」
プルネウマ
「あと、知るより変わっていくほうが見たい」
プルネウマ
「もっと親しくなりたいなら、そうだねえ…………」
プルネウマ
「そういうことで、あんまり思ってません!」
48. 末裔に自分が帰るのを止められたらどうする?
49. 自分がこの世界に来なかったことにできるならどうする?
プルネウマ
「正確にいうなら、来る直前に戻す、ってやりかたなら、しない」
プルネウマ
「『来なかった』ということを、単に戻るっていうんじゃなく、もっと別に変えられるっていうなら」
プルネウマ
「いるよ~そりゃあ、イスタ第一じゃないし」
プルネウマ
「そのために、まことの愛を得ることだ」
遠い過去の、近くの未来の。
どこにもない、どこへもいけない、どこか。
▶▶▶ ドキドキ救世主に50+1の質問プルネウマ編、裏面に続く。