Dead or AliCe『16JAcks』

エキシビション 3回戦Xホール

入場

GM
……Shuffle, Deal and Up
GM
不条理、非道理、配り直して
GM
……Stand, Hit and Bust
GM
主と僕、あなたはどちら?
GM
罪を束ねて天へと昇るか
徳を重ねて底へと下るか
GM
上下あべこべ、ヴァンテアン・ゲーム
GM
── Dead or Alice『16JAcks』
GM
*
GM
果て無く続く荒野の果て、その終着点よりも少し前。
GM
雲を貫きどこまでも聳える、場違いに豪華な高層建築。
GM
それはホテル『ジャック・オブ・ハート』。
GM
その広い1階のエントランスに今、末裔も救世主も犇めいている。
GM
この地で行われる儀式にして祭事、希望にして悪夢を見届けるため。
GM
或いは単に、観客に振る舞われる無料の食事を宛にして。
GM
好悪明暗綯い交ぜに、全ての視線はエレベーターの様子を写すモニターに注がれている。
GM
*
GM
ホテルの中央を大きく貫く、広間のようなエレベーター。
GM
その扉が静かに開き、ホテルマンが歩み出る。
X01号室のホテルマン
誰も居ない場所へ向けて一礼。
X01号室のホテルマン
「此度お招きに応じていただきました、客室X01号室のお二方」
GM
エレベーターの扉から、新たな人影が現れる。
X01号室のホテルマン
「V-6号様、Dr.ザルツ様」
X01号室のホテルマン
*
Dr.ザルツ
ザッ……
Dr.ザルツ
背の低い男が、場に相応しくない軽やかな足取りで入場する。
Dr.ザルツ
「ようやっと出番か。待ちくたびれたわい」
Dr.ザルツ
杖を突くその手は、肘まで機械化されている。
Dr.ザルツ
2回戦目で失われたはずの腕は、彼の超技術によって凶器と化したのだ。
Dr.ザルツ
自身の巨大な脳を容器に浮かべた狂気の科学者。その名は――
Dr.ザルツ
「あの2回戦を潜り抜けた今、わしに敵などおらん。ヒョッヒョッヒョ……ヒョーッヒョッヒョッヒョ!!」

――『Drザルツ』!
Dr.ザルツ
「先の裁判を観戦しておるなら知っての通り」
Dr.ザルツ
「この場で戦うのはワシではない。ワシの生み出したこの最高傑作、殺戮マシンV-6号じゃ!」
V-6号
ザルツの背後から、一回り背の高い少女が前へと歩み出る。
V-6号
雪のように病的な白い肌を宵闇色のドレスに包んだ少女の姿は、およそ殺戮マシンという言葉の印象からは程遠い。しかし――
V-6号
「…………」
V-6号
――可憐な少女の相貌は、一切の感情を示していなかった。それは今現在に限った話ではなく、少なくともヴァンテアン・ゲームが始まってから一度たりとも彼女は感情らしい感情を表出していない。
V-6号
身の丈を遥かに超える黒き槍を振るい、ザルツの命に従って粛々と効率的に敵を殺す様は、まさに殺戮のためだけに生み出された機械を髣髴とさせた。
V-6号
儀式を最初から観戦していた観客の中には、もはや少女――V-6号(ファオ・ゼクス)――に対するザルツの呼称に異議を差し挟む者はいないであろう。
Dr.ザルツ
以上です。
Dr.ザルツ
観客の皆さんも応援してくださってると思うので、是非勝ちたいですね。
GM
次いで、エレベーターの向かいに位置する扉からもホテルマンが現れる。
X08号室のホテルマン
再び、誰も居ない場所へ向けて一礼。
X08号室のホテルマン
「此度お招きに応じていただきました、客室X08号室のお二方」
GM
エレベーターの扉から、新たな人影が現れる。
X01号室のホテルマン
「ロスチスラフ様、レプトア様」
ロスチスラフ
足を踏み出す。パキパキと音がなる。
ロスチスラフ
毛足の長い絨毯が凍結し、すぐさま踏み割れる音。
ロスチスラフ
「……」
ロスチスラフ
黙ったまま真っ直ぐ入場する。
ロスチスラフ
長髪。その周囲には冷気を帯び、細かい粒子となった水が舞う。
ロスチスラフ
冷血の税務官、ロスチスラフ。
レプトア
その後ろをチョコチョコと小さな足取りで眠り鼠の末裔が続く。
レプトア
少年の服は末裔に相応しくボロボロで、みすぼらしい。
レプトア
それは整った衣装のロスチスラフの後ろに続くとなお際立つ。
レプトア
それを気にする事もなく、ロスチスラフから流れる凍える空気を嫌がるでもなく、従順にロスチスラフの後ろを着いて歩く。
レプトア
「絶対に……勝ちましょうね!」
ロスチスラフ
「無論だ」
レプトア
ぴょんぴょんとその場で小さく跳ね、絨毯に残った氷がぱりぱりと細かな音を立てる。
レプトア
「私もがんばります」
レプトア
あんなふうに末裔を改造する救世主……許せない!
Dr.ザルツ
「ヒョヒョヒョ……眠り鼠の末裔か。眠り鼠の末裔に対し、三月兎の末裔であるV-6号は100倍の力を発揮する!きさまらの勝率は僅か1%に過ぎん!」
V-6号
「…………」
レプトア
「そ、それでも……!私達なら……!」
ロスチスラフ
「……くだらんな」
レプトア
ボロボロの枕を握りしめる。一回戦で戦ったあの末裔……二回戦で戦ったあの末裔と救世主……彼らの何か意思的なアレを……アレしている私達は、絶対に負けるわけにはいかない!
ロスチスラフ
「することは同じだ」
Dr.ザルツ
「きさまらも二回戦で戦った――あの鮭の切り身のような男と同様石にしてくれるわ」
レプトア
「!」後ずさる。鮭の切り身のような男だったが……たしかにあれは強敵だった!
レプトア
どう見ても末裔というよりは野生の熊といった風合いの末裔……自分たちが当たれば勝てるかはわからなかった。
V-6号
鮭の切り身のような男は、V-6号の槍によって文字通り切り身のように刻まれ、最後には石化した。
ロスチスラフ
熊に冷気は通用しない。マッチングに救われたと言えるだろう……。
レプトア
彼はもう、あの廊下で刺し身のような石として一生を過ごすのだ……
ロスチスラフ
「さっさと始めろ、ホテルマン」
X08号室のホテルマン
「ええ、ええ。ありがとうございます」
X08号室のホテルマン
「第2回戦が終わり、ついに此度のヴァンテアン・ゲームも最終戦」
X08号室のホテルマン
「ホテルより配布される6ペンスコインも、今回は61枚となります」
X01号室のホテルマン
「──或いは、60枚となる方もおられるでしょう」
X01号室のホテルマン
「まずは2回戦でお引き頂いた証を今一度、お預かりします」
X01号室のホテルマン
ホテルマンが恭しく近寄り、2回戦で配られた[エースの証][ジャックの証]を受け取る。
X01号室のホテルマン
「ありがとうございます」
X01号室のホテルマン
「では再び、お茶会が終わるまでどちらがジャックでどちらがエースとなるか」
X01号室のホテルマン
「──お引き下さい」
X01号室のホテルマン
担当のホテルマンから、それぞれのペアに差し出される深紅のカード。
X01号室のホテルマン
それがこれから始まる戦いの命運を左右する事を、参加者たちはもう知っている。
Dr.ザルツ
「二回戦で苦戦した理由はズバリ、ワシがジャックになってしまったことにほかならん……」
レプトア
手袋をしていない、まだ素肌の方の手でカードを一枚引く。
ロスチスラフ
カードを一枚引く。
Dr.ザルツ
「今度こそは……!」
エースを引く確率――50%!!!
V-6号
「……」
ザルツに続き、カードへと手を伸ばす。
ロスチスラフ
「エースだ」
Dr.ザルツ
引いたカードは――"エース"!!!!
レプトア
「ジャック」どことなしかほっとしたように呟く。
Dr.ザルツ
「ウヒョヒョヒョヒョ!! この勝負……わしらの勝利する確率は99.95%にまで跳ね上がったぞ!!!」
ロスチスラフ
「最後は落ち着くところに落ち着いたか」
V-6号
裏返して持つカードにはジャックの図柄。
レプトア
自分がエースになるのは落ち着かない。というか、ロスチスラフがジャックになり、ホテルマンからの扱いがあのようになるのが……
X08号室のホテルマン
「これで、エースとジャックが決定されました。これは当ホテルより判断されるお客様方の身分であり、領分となります」
X08号室のホテルマン
「エースはエースらしく。ジャックはジャックらしく。どうか振る舞われますよう」
X08号室のホテルマン
「領分を犯した者には、相応の報いが与えられます」
GM
──その報いの形がどのようなものか、貴方達は既に知っている。
レプトア
手袋の下にあるものの感触――なにも感じないっていう感触を反芻する。
ロスチスラフ
先の戦いで領分を犯した結果は、まだ左手に残っている。燃えるような熱がついて離れない。
Dr.ザルツ
わしは科学者!こいつはわしのモルモット!そのように振る舞って何が悪い!
X08号室のホテルマン
「これより24時間のお茶会時間の後、再びこの中央エレベーターへとお集まり頂き、裁判となります」
X08号室のホテルマン
「こちらそれぞれ2通、お茶会を助けるための招待状となります。お受取り下さい」
X08号室のホテルマン
カードを配れば、招待状。あなた方にとっても最早手慣れた所作。
レプトア
……この封筒が本当におそろしくて、何をしていても構わず呼び出されてしまう。
V-6号
前へと出て、招待状を受け取る。
Dr.ザルツ
にやついた表情でそれを受け取る。
X08号室のホテルマン
「エースの方々。当ホテルに存在する施設は全て、ご自由にお使いください」
ロスチスラフ
レプトアに招待状を取らせる。
X08号室のホテルマン
「ジャックの方々。どうかエースの方々の邪魔を為されないよう」
V-6号
V-6号が2回戦でザルツに対して『何かをする』ということは無かった。ザルツに命令されない限り、V-6号が自発的に何かをすることはない。
レプトア
自然と腰を低く、慣れたような敬う仕草で招待状を渡す。
レプトア
一回戦は寝ているところを呼び出され、全身に樹液を塗りたくられた。あそこでロスチスラフに助けられなければカブトムシにたかられていただろう……
ロスチスラフ
樹液は我慢ならないが、カブトムシには体温がない。あの程度で俺を妨げられるとは軽く見られたものだ。
X01号室のホテルマン
「それでは、客室X01号室、Dr.ザルツ様。V-6号様と」
X08号室のホテルマン
「客室X08号室、ロスチスラフ様、レプトア様の」
X08号室のホテルマン
「これより、お茶会の時間と相成ります」
X08号室のホテルマン
*

お茶会

X08号室のホテルマン
まずは行動順の決定を、1D99で行って頂きます。
X08号室のホテルマン
出目の大きい方から手番となり、この行動順の決定はラウンド毎に行います。
レプトア
1d99 (1D99) > 19
V-6号
1d99 (1D99) > 68
ロスチスラフ
1d99 (1D99) > 48
Dr.ザルツ
1d99 (1D99) > 90
GM
Drザルツ>V6>ロスチスラフ>レプトア
GM
*お茶会 第1ラウンド Drザルツ
GM
TOT
GM
TOV
Dr.ザルツ
全てを理解したぞ
レプトア
なんてIQだ
V-6号
TOT
Dr.ザルツ
*ロスチスラフの「サーモフォビア」を抉る。
Dr.ザルツ
ファンブルが出る確率……0%
Dr.ザルツ
2d+5>=7 (2D6+5>=7) > 11[5,6]+5 > 16 > 成功
[ ロスチスラフ ] サーモフォビア : 0 → -1
Dr.ザルツ
進化溶液を注入したら身体が火照ってきたじゃろう?
レプトア
エッチシーンやんけ
ロスチスラフ
くっ……!
GM
*お茶会 第1ラウンド V6
V-6号
*レプトアの「夢」を抉ります。
ロスチスラフ
*横槍します。
ロスチスラフ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
ロスチスラフ
2d6+3=>7 判定(+才覚) (2D6+3>=7) > 7[1,6]+3 > 10 > 成功
ロスチスラフ
1d6 (1D6) > 2
ロスチスラフ
*ラストヤリイカ使用
[ レプトア ] ラストヤリイカ : 2 → 1
GM
では、修正値は合計で-6
V-6号
*ティーセット、子山羊皮の手袋を使用。
[ V-6号 ] ティーセット : 2 → 1
[ V-6号 ] 子山羊皮の手袋 : 1 → 0
V-6号
2d+5-6+2+2>=7 判定(+愛+小道具) (2D6+5-6+2+2>=7) > 6[4,2]+5-6+2+2 > 9 > 成功
V-6号
では、レプトアの夢に、洗脳される前のV-6号のエピソードが流れます。
Dr.ザルツ
悲しい音楽を流しています。
レプトア
夢の中で純心な村娘となり親族と幸せに暮らしています。
レプトア
ウウッなんて悲しい殺戮マシーンなんだ……疵が悪化しました。
[ レプトア ] 夢 : 0 → -1
GM
*お茶会 第1ラウンド ロスチスラフ
ロスチスラフ
*レプトアの「あきらめ」を舐めます。
Dr.ザルツ
*横槍じゃあ!
Dr.ザルツ
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
Dr.ザルツ
*ティーセット(進化溶液)を使用します
Dr.ザルツ
2d+2>=7 (2D6+2>=7) > 4[1,3]+2 > 6 > 失敗
Dr.ザルツ
うおおおおお!!!!
Dr.ザルツ
何!?効果がないだと!!?
GM
失敗!
[ ドクター ] HP : 26 → 25
[ ロスチスラフ ] HP : 20 → 19
ロスチスラフ
2d6+5=>7 判定(+猟奇) (2D6+5>=7) > 2[1,1]+5 > 7 > 成功
Dr.ザルツ
墓穴をほりおったわ!!!!!!!!
ロスチスラフ
お茶会中の逆転が認められているので、使用します。
ロスチスラフ
*逆転。心の疵「自己矛盾」を●に。この1は6。
GM
ファンブルが覆り、成功
[ ロスチスラフ ] 自己矛盾 : 0 → -1
[ レプトア ] あきらめ : 0 → 1
ロスチスラフ
心にもないようなことであるはずのことを何故か言って舐めました。
レプトア
(ここに3時間ぐらいの別撮りロール)
レプトア
いろいろな会話があり、勝利への決意を新たにしました。
GM
*お茶会 第1ラウンド レプトア
レプトア
*ロスチスラフのサーモフォビアを愛で舐めます
V-6号
*横槍を入れます。
V-6号
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
V-6号
2d+3>=7 (2D6+3>=7) > 8[6,2]+3 > 11 > 成功
V-6号
1d6 横槍効果量 (1D6) > 3
[ V-6号 ] HP : 28 → 27
GM
ヤリイカは無いため、-3のペナルティ。
レプトア
*ティーセット使用
レプトア
2d6+5-3+2=>7 判定(+愛) (2D6+5-3+2>=7) > 5[2,3]+5-3+2 > 9 > 成功
[ レプトア ] 前科 : 0 → 1
レプトア
手袋の下が石になっているので、温度のない手でロスチスラフに触れたりして舐めました。
ロスチスラフ
冷たいといいので、よかったです。
レプトア
石化が進行して激痛を受けますがレプトアには希望があるので大丈夫です。
Dr.ザルツ
V-6は何をしておる!
V-6号
…………
GM
*お茶会第1ラウンド 終了
[ ロスチスラフ ] サーモフォビア : -1 → 0
GM
*第2ラウンド 行動順の決定
[ ドクター ] ティーセット : 2 → 1
[ ロスチスラフ ] ティーセット : 3 → 2
Dr.ザルツ
1d99 (1D99) > 73
ロスチスラフ
1d99 (1D99) > 49
レプトア
1d99 (1D99) > 61
V-6号
1d99 (1D99) > 58
GM
Dr.ザルツ>レプトア>V6>ロスチスラフ
V-6号
TOT
GM
*お茶会第2ラウンド Dr.ザルツ
Dr.ザルツ
*ロスチスラフのサーモフォビアを抉る
Dr.ザルツ
もう一度こうしてやる!!!!
レプトア
*横槍します
レプトア
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
レプトア
2d6+3=>7 判定(+才覚) (2D6+3>=7) > 5[2,3]+3 > 8 > 成功
レプトア
1d6 (1D6) > 6
レプトア
*ラストヤリイカ使用
[ レプトア ] 前科 : 1 → 2
[ レプトア ] 前科 : 2 → 1
Dr.ザルツ
*ティーセットと手袋を使用。
[ ドクター ] ティーセット : 1 → 0
[ レプトア ] ラストヤリイカ : 1 → 0
[ ドクター ] 子山羊皮の手袋 : 2 → 1
[ レプトア ] HP : 25 → 24
Dr.ザルツ
2d+5+2+2-6-4>=7 ズ…… (2D6+5+2+2-6-4>=7) > 5[3,2]+5+2+2-6-4 > 4 > 失敗
Dr.ザルツ
*逆転 『狂気の科学者』を抉って2を6に。成功。
[ ドクター ] 狂気の科学者 : 0 → -1
[ ロスチスラフ ] サーモフォビア : 0 → -1
Dr.ザルツ
2つ●をつけてちょっぴり発狂(オトナ)じゃあ!!
レプトア
*冨樫先生ごめんなさい💦
V-6号
*ごめんなさい
GM
*お茶会第2ラウンド レプトア
レプトア
*ロスチスラフのサーモフォビアを愛で舐めます
V-6号
*横槍を入れます。
[ V-6号 ] HP : 27 → 26
V-6号
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
V-6号
2d+5>=7 (2D6+5>=7) > 12[6,6]+5 > 17 > 成功
V-6号
*ラストヤリイカを入手します。
V-6号
1d6 横槍効果量 (1D6) > 4
V-6号
*ラストヤリイカを使用します。
GM
ペナルティ8!
レプトア
*ティーセット使います
レプトア
2d6+5+2-4-4=>7 判定(+愛) (2D6+5+2-4-4>=7) > 9[3,6]+5+2-4-4 > 8 > 成功
[ ロスチスラフ ] サーモフォビア : -1 → 0
レプトア
博士の怪しい薬でロスチスラフの体温が上がった今……レプトアが同じ体温で触れ合うことができるのだ!!
Dr.ザルツ
なんだと!?
レプトア
素肌の手で触れました(確定ロール)
V-6号
凍ったイカなら刺さるかと思いきや、溶けてしまいました。
ロスチスラフ
体温を感じないので、よかったです。
レプトア
フフ……凍ったヤリイカは既に溶けてしまっていたのさ
Dr.ザルツ
くっ 食べログか……!?
GM
*お茶会第2ラウンド V6
V-6号
*ロスチスラフの「サーモフォビア」を抉ります。
レプトア
*横槍💢
レプトア
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
[ ロスチスラフ ] ティーセット : 2 → 1
[ レプトア ] 前科 : 1 → 2
レプトア
2d6+3=>7 判定(+才覚) (2D6+3>=7) > 3[2,1]+3 > 6 > 失敗
[ レプトア ] HP : 24 → 23
V-6号
では、何も使わずに判定します。
V-6号
2d+5>=7 (2D6+5>=7) > 7[1,6]+5 > 12 > 成功
V-6号
疵は壊れる心を消費します。
V-6号
あ、エースを抉ったので。
V-6号
あ、そうでした。
V-6号
前科上昇します。
[ V-6号 ] 前科 : 0 → 1
[ ロスチスラフ ] サーモフォビア : 0 → -1
V-6号
えーと……何か酷いことをしました。冷たいココアを飲ませて、暖かいと言ったり冷たいと言ったり。
ロスチスラフ
良くなかったです。
レプトア
招待状で呼ばれたロスチスラフを探してウロウロしたのでなにもできませんでした。エ~ン。
Dr.ザルツ
そやつをただの三月兎と思ったならば大間違いじゃ!脳髄に注入した進化溶液によってそやつの能力と語彙はおよそ120倍にまで跳ね上がっておる!
V-6号
…………
GM
*お茶会第2ラウンド ロスチスラフ
ロスチスラフ
*調達で聖遺物の「アリスの証言」を得ます。
Dr.ザルツ
*横槍じゃあ!!!!
Dr.ザルツ
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
Dr.ザルツ
*ティーセットと手袋使います
[ ドクター ] 子山羊皮の手袋 : 1 → 0
[ V-6号 ] ティーセット : 1 → 0
[ ドクター ] HP : 25 → 24
Dr.ザルツ
うおおおおおおおお
Dr.ザルツ
2d+2+2>=7 (2D6+2+2>=7) > 8[6,2]+2+2 > 12 > 成功
Dr.ザルツ
1d  (1D6) > 6
GM
ペナルティ6!
Dr.ザルツ
のりこえられるかあ!?
ロスチスラフ
*ティーセットすすりまーす
[ ロスチスラフ ] ティーセット : 1 → 0
GM
聖遺物調達は何もなくとも-2のペナルティがつき、そこに追加で横槍の-6、合計-8
ロスチスラフ
2d6+5-6-2+2=>7 判定(+猟奇) (2D6+5-6-2+2>=7) > 11[5,6]+5-6-2+2 > 10 > 成功
Dr.ザルツ
ン馬鹿な!??
[ ロスチスラフ ] アリスの証言 : 0 → 1
ロスチスラフ
レプトアに語り聞かせて、夢からアリスの証言を具現化しました。
レプトア
起きると手にはアリスの証言が。
Dr.ザルツ
いい音楽が流れています。
GM
*お茶会終了

裁判

GM
*
GM
中央エレベーター。
GM
中心から大きく2つに分かたれたこの巨大な空間は、この後行われる決闘の結果如何で、片方は昇り、片方が降る。
GM
それは繰り返されてきた儀式。
GM
中継された1階の歓声が、天井近くのスピーカーから届く中。
GM
エレベーターの境目で、ホテルマンが虚空へと一礼。
X01号室のホテルマン
「24時間が経過致しました」
X01号室のホテルマン
「これにてお茶会の時間は終了。裁判の時間と相成ります」
Dr.ザルツ
「少々予定外もあったが、まあ問題なかろう……」
X01号室のホテルマン
「マナー、チップ、ドレスコード、どうか御確認の上……ご準備はよろしいですね?」
レプトア
ロスチスラフの後ろを歩く。
Dr.ザルツ
頭のネジを締め直す。
V-6号
機械のように正確な、寸分乱れぬ歩調。
ロスチスラフ
対してロスチスラフの歩調は乱れている。
V-6号
お茶会の前も後も、裁判の前も後も。表情に変化はない。
レプトア
時折ロスチスラフを仰ぎ見て、歩調を合わせるようにチョコチョコと走る。
Dr.ザルツ
V-6号を見てくつくつと笑う。
Dr.ザルツ
「我が不思議計算機で個体値を極限まで厳選したのがV-6号じゃ。6VどころかUにすら到達しておらんきさまらに勝ち目はあるまい」
レプトア
「ロスチスラフさま……」
ロスチスラフ
「……」
ロスチスラフ
返事はない。
レプトア
ザルツの言葉を聞き流しながら、縋るようにロスチスラフの横顔を見る。
ロスチスラフ
「いつもどおり殺すだけだ」
ロスチスラフ
付きまとわれて、ため息をつくように応える。
Dr.ザルツ
「ヒョッヒョッヒョ……見放されてしもうたかの? どうじゃそこの眠り鼠や、ワシのモルモットになるというのは?」
レプトア
「いいえ……ロスチスラフさまは決して私を見捨てたりはしません!」
V-6号
「…………」
レプトア
そこだけは、確信を持ったような声。
ロスチスラフ
「コインは置いていく」
ロスチスラフ
「それだけだ」
レプトア
「……」
Dr.ザルツ
「フン…… ならば同じ運命を歩ませるのみ」
レプトア
……この結果が、どうなろうと……
V-6号
全員の会話中、微動だにせずその場に佇む。
レプトア
「同じ運命を歩めるものなら、歩ませてみてください」
レプトア
「ロスチスラフさまは……強いんですよ!」
Dr.ザルツ
「なあにわしのV-6号には遠く及ばん!」
Dr.ザルツ
「我が最高傑作よ! 奴らを皆殺しにしてやるのじゃ!」
V-6号
一歩、前に。
レプトア
枕を握りしめる。
ロスチスラフ
「税を納めるときだ」
ロスチスラフ
「6ペンスコインで支払え」
X08号室のホテルマン
「──ご準備は宜しいようで」
X08号室のホテルマン
「それではヴァンテアン・ゲーム。これより最終戦」
X08号室のホテルマン
「裁判を、開廷致します」
GM
裁判前処理を行います。
GM
*アイテムの移動確認
GM
各小道具、現在の所持者で間違いありませんか?
Dr.ザルツ
ないぞ!
ロスチスラフ
OK
V-6号
問題ありません。
レプトア
OK
GM
*一部技能や小道具の使用
GM
開廷時に効果を発揮するものがあれば、このタイミングで宣言を。
ロスチスラフ
*仕込み。ウサギのお守りを2つ。
Dr.ザルツ
*『仕込』:最高のバター、枯れた花輪を入手
V-6号
*仕込:最高のバター、インクつぼ
レプトア
*仕込の効果でウサギのお守り*2
[ ロスチスラフ ] ウサギのお守り : NaN → 2
[ レプトア ] HP : 23 → 1
[ レプトア ] HP : 1 → 23
GM
*行動順の決定
GM
〔1D6+【才覚】〕で「先制値」を決定します。
レプトア
1d6+3 (1D6+3) > 3[3]+3 > 6
Dr.ザルツ
1d 才覚0ォ! (1D6) > 3
V-6号
1d6 先制値 (1D6) > 3
ロスチスラフ
1d6+3 (1D6+3) > 4[4]+3 > 7
Dr.ザルツ
1d 振り直し (1D6) > 2
V-6号
1d6 振りなおし (1D6) > 6
Dr.ザルツ
(速い……ッ!?)
レプトア
博士が注射している……そのスキに!
Dr.ザルツ
注射は手番を使うのでよくない
GM
*ロスチスラフ>レプトア>V6>Dr.ザルツ
GM
第1ラウンド開始 (手札の補充)
レプトア
*h2 d3 s7 s8 c8
ロスチスラフ
*s3 c3 d3 s5 c10
V-6号
*c2 d2 h8 s10 cJ
Dr.ザルツ
*h5 c5 hQ cK cA
GM
*裁判第1ラウンド ロスチスラフ
ロスチスラフ
*c3 二天
ロスチスラフ
*h3 集気
ロスチスラフ
2d6+5=>7 判定(+猟奇) (2D6+5>=7) > 8[6,2]+5 > 13 > 成功
ロスチスラフ
*c10 通打 Dr.ザルツ
ロスチスラフ
2d6+5=>7 判定(+猟奇) (2D6+5>=7) > 7[5,2]+5 > 12 > 成功
Dr.ザルツ
*hQ幸運
Dr.ザルツ
振り直せぃ!!
ロスチスラフ
2d6+5=>7 判定(+猟奇) (2D6+5>=7) > 7[5,2]+5 > 12 > 成功
V-6号
*cJ 幸運
ロスチスラフ
2d6+5=>7 判定(+猟奇) (2D6+5>=7) > 4[2,2]+5 > 9 > 成功
[ ロスチスラフ ] HP : 19 → 18
ロスチスラフ
呪われた凶器の効果で-1しました。
ロスチスラフ
2d6+3+5  ダメージ (2D6+3+5) > 8[5,3]+3+5 > 16
ロスチスラフ
集気は+5ではなく+7なので18ですね
V-6号
*c2 防壁
Dr.ザルツ
ワシを守れェェェ!!!
V-6号
2d+5>=7 (2D6+5>=7) > 7[3,4]+5 > 12 > 成功
[ V-6号 ] HP : 26 → 8
V-6号
割り込みで……
V-6号
*茶々入れ 報復
V-6号
2d+3>=7 このタイミングは割り込みありませんね。判定。 (2D6+3>=7) > 5[1,4]+3 > 8 > 成功
V-6号
1D6+5 カウンター特化凶器 (1D6+5) > 5[5]+5 > 10
レプトア
*s7 防壁
レプトア
2d6+5=>7 判定(+愛) (2D6+5>=7) > 8[4,4]+5 > 13 > 成功
レプトア
*宣託の呪物の効果でドロー dA
レプトア
スポポ~
GM
防壁+防弾コートで合計6点軽減され、4点ダメージ
[ レプトア ] HP : 23 → 19
レプトア
*ダメージに対し眠り鼠 s8
レプトア
2d6+5=>7 判定(+愛) (2D6+5>=7) > 10[6,4]+5 > 15 > 成功
GM
*裁判第1ラウンド レプトア
V-6号
「ノワールピケ」
攻撃に割って入り、即座に黒き槍を突き出す。
レプトア
*聖餐 h2 ロスチスラフに
レプトア
「させない……!」
枕を握りしめるとすぐさま意識を落とし、夢を見る。V-6の矛先は不条理に歪められ、レプトアの枕に突き刺さる!
V-6号
「……」
Dr.ザルツ
「やれぇ!!殺せェ!!」
レプトア
夢を見る。ここで傷つけられるのはロスチスラフさまではなく、私!
V-6号
ロスチスラフの一撃を避けることもせず、床に転がるが即座に起き上がる。
レプトア
痛みで意識が引き上げられて起きてしまう。けれど私は大丈夫だ。ロスチスラフさまがいるのだから。
ロスチスラフ
V-6号の身体に触れ、引きちぎる。
ロスチスラフ
凍結したV-6号の肉体が氷の粒となって風と散る。
V-6号
失われた肉体のぶん重量バランスが変わりよろめくが、表情に変化はない。
GM
*裁判第1ラウンド V6
Dr.ザルツ
「行けェ、我が最高傑作よ!」
V-6号
*h8 通打 対象ロスチスラフ
V-6号
2d+3>=7 判定 (2D6+3>=7) > 7[3,4]+3 > 10 > 成功
V-6号
1d6+2 ダメージ (1D6+2) > 5[5]+2 > 7
[ ロスチスラフ ] HP : 18 → 11
V-6号
「クレールフュージル」
V-6号
漆黒の槍から、あらゆる装甲を貫く白き光線が発射される。
V-6号
抉りましたね。
V-6号
+3点がつきます。
[ ロスチスラフ ] HP : 11 → 8
ロスチスラフ
「――!」
ロスチスラフ
あの光線。ここまでの戦いでも数多の救世主を貫いてきた。
Dr.ザルツ
「ヒョーヒョヒョヒョヒョ!! そのまま焼き尽くしてしまええ!!」
レプトア
代用ウミガメの装甲をいとも簡単に溶かしてしまったあのビーム!
ロスチスラフ
前に出ようとするであろうレプトアの足を止め、そのまま受ける。
ロスチスラフ
お前が仕事をするのは次だ。
レプトア
「……!」
レプトア
視線の意味を理解する。それは私がジャックだからではない。
Dr.ザルツ
ああ、救世主と末裔の絆に天晴れ!
しかしそんな光景を見ようとV-6には一切の躊躇はない!
レプトア
ロスチスラフさまは、私より冷静で、強い方だから……あんなビーム、耐えてくれるんだ!
GM
*裁判第1ラウンド Dr.ザルツ
Dr.ザルツ
「のうV-6や。まだ立てるはずじゃ、そうじゃろう?」
Dr.ザルツ
*cA救済
Dr.ザルツ
即席の再生ポッドがログインします。やったね。
レプトア
ウィンウィンウィンウィン…
Dr.ザルツ
3d きゅるりん☆ (3D6) > 13[3,4,6] > 13
[ V-6号 ] HP : 8 → 21
[ V-6号 ] 封印 : 5 → 0
Dr.ザルツ
*c5 鋭気
Dr.ザルツ
V-6の改造痕が目立つ。何度も行われた手術が、V-6を強くする――
Dr.ザルツ
*枯れた花輪を使います。
Dr.ザルツ
*そして h5 背水!!対象はロスチスラフ!
Dr.ザルツ
2d+5>=7 (2D6+5>=7) > 2[1,1]+5 > 7 > 成功
Dr.ザルツ
*cK 幸運♪
Dr.ザルツ
わしが!!!ファンブルするなどありえん!!!!!
Dr.ザルツ
2d+5>=7 (2D6+5>=7) > 9[6,3]+5 > 14 > 成功
Dr.ザルツ
うおおおおおおおおおお
Dr.ザルツ
「気を取り直していけえェェ!!!」
レプトア
今……あの博士、揺らいだ!?
Dr.ザルツ
1D6+3+2+3 ダメージ (1D6+3+2+3) > 3[3]+3+2+3 > 11
レプトア
*防壁 d3
レプトア
2d6+5=>7 判定(+愛) (2D6+5>=7) > 11[6,5]+5 > 16 > 成功
Dr.ザルツ
なんでたっけえんですかぁ~?
ロスチスラフ
*援護による軽減を適用します。
[ レプトア ] HP : 18 → 15
V-6号
ザルツの号令とともに、駆け出す。
GM
11-防壁5-防弾コート1-軽減2=3
レプトア
*眠り鼠 c8
レプトア
2d6+5=>7 判定(+愛) (2D6+5>=7) > 7[1,6]+5 > 12 > 成功
Dr.ザルツ
「くくくくく……進化溶液だけではない!脳髄に埋め込んだ精神干渉装置によって、こやつの意思はワシの意のままよ!」
Dr.ザルツ
「ワシの頭脳とこやつの身体能力が合わされば、まさに無敵!」
Dr.ザルツ
才覚は0
レプトア
「そんな……ひどい!末裔は……モノではありません!」
レプトア
いや、しかし……ドクターの意思で操れるなら!
V-6号
効率を極めた動作。漆黒の槍がロスチスラフへと襲い掛かる。
レプトア
枕に頭をうずめ、夢の力で博士の思考に干渉する……!
Dr.ザルツ
「何ッ!? こやつ……!」
レプトア
槍の先が鈍るような、平和な気持ちを思い出させてやる!
Dr.ザルツ
ぐあっ!? なんじゃこのお花畑は!蝶々さんは!!
レプトア
ザルツの思考を通し、V-6に幸福な思い出が逆流する――!
V-6号
「…………!」
V-6号
瞬間、槍の動きが停止する。
Dr.ザルツ
「小癪な!!!」
ちょちょさん おはなさん くまさん
レプトア
槍が鈍り間一髪、二人の間に枕を差し入れることが叶った!
V-6号
「……っ」
頭を振りながら、よろよろと二人から間合いをとる。
GM
*裁判第1ラウンド終了 (手札捨てフェイズ)
レプトア
*カード破棄なし
V-6号
*d2 s10を破棄
ロスチスラフ
*s3破棄
GM
博士は捨てるものがない!
GM
*第2ラウンド開始(手札の補充)
Dr.ザルツ
*hK sJ d5 d6 h10
レプトア
*c4 h4 c7 h7 (dA)
V-6号
*d8 d9 dJ sQ hA
ロスチスラフ
*c6 s5 d10 h9 hJ
GM
*裁判第2ラウンド ロスチスラフ
ロスチスラフ
*s5 二天
ロスチスラフ
*c6 集気
ロスチスラフ
2d6+5=>7 判定(+猟奇) (2D6+5>=7) > 11[6,5]+5 > 16 > 成功
V-6号
幸運スルーです
[ ドクター ] 枯れた花輪 : 1 → 0
ロスチスラフ
*d10 通打 Dr.ザルツ
ロスチスラフ
2d6+5=>7 判定(+猟奇) (2D6+5>=7) > 8[3,5]+5 > 13 > 成功
V-6号
*dJ 幸運
ロスチスラフ
2d6+5=>7 判定(+猟奇) (2D6+5>=7) > 11[5,6]+5 > 16 > 成功
V-6号
仕方ありませんね。
Dr.ザルツ
何をやっておる!!!!
ロスチスラフ
2d6+3+5+1  ダメージ (2D6+3+5+1) > 7[6,1]+3+5+1 > 16
[ ドクター ] HP : 24 → 8
Dr.ザルツ
「何をやっておる!? 命令通りワシを守らんか!!」
V-6号
「…………」
先ほどの余波がまだ残っているのか、動きに翳りが見える。
ロスチスラフ
うろたえているザルツをよそに、殴る、殴る、殴る。
Dr.ザルツ
「ぐあっ! ぐは! うおっ!?」
レプトア
「思い出して……あなたの本当にしたかったことを!」
干渉!
ロスチスラフ
返り血は空中に凍てつき、濡れて被ることはない。
Dr.ザルツ
脳を入れた容器にひびがはいる。
レプトア
もしかして……あそこが弱点!?
ロスチスラフ
「その気持ち悪い中身を見せるな……」
Dr.ザルツ
脳は全人類の弱点だわな
[ ドクター ] HP : 8 → 6
[ ロスチスラフ ] HP : 8 → 7
GM
*裁判第2ラウンド レプトア
レプトア
*dA 救済 ロスチスラフに
レプトア
3D5+1 (3D5+1) > 10[1,4,5]+1 > 11
レプトア
5d6+1 (5D6+1) > 23[6,6,2,3,6]+1 > 24
[ ロスチスラフ ] HP : 7 → 20
レプトア
「ロスチスラフさま……頑張って!」
レプトア
*聖餐 ロスチスラフに c4
レプトア
*祝福 ロスチスラフに c7
レプトア
2d6+5=>7 判定(+愛) (2D6+5>=7) > 6[5,1]+5 > 11 > 成功
V-6号
*sQ 幸運
[ ロスチスラフ ] 聖餐 : 1 → 2
レプトア
2d6+5=>7 判定(+愛) (2D6+5>=7) > 8[3,5]+5 > 13 > 成功
レプトア
顔を上げて、じっと見つめる。……ロスチスラフさまは大丈夫、勝ってくれる。
レプトア
勝てば私は置いていかれてしまうけど、……それでもいい。
ロスチスラフ
レプトアは、税を支払いすぎている。
ロスチスラフ
このままでは公正性を欠いている。
ロスチスラフ
還元しなければならない。
レプトア
私は夢を見る。とてもお強いロスチスラフさまの夢を。
GM
*裁判第2ラウンド V6
V-6号
*hA 救済 対象ザルツ
V-6号
5d6 回復量 (5D6) > 13[1,2,2,2,6] > 13
Dr.ザルツ
低くない?
Dr.ザルツ
わしのこと嫌い?
V-6号
…………
レプトア
好かれる要素ある?
[ ドクター ] HP : 6 → 19
V-6号
封印は解除しました。
[ ドクター ] 封印 : 5 → 0
レプトア
お茶会のあの時V-6に情をみせていれば救済のダイス目もドッカンドッカンだったんだがなぁ~!
Dr.ザルツ
「ひょっひょっひょ、死ぬかと思ったわい」
V-6号
*d8 通打 対象ロスチスラフ
V-6号
ザルツに軽く手を触れ、癒しの波動を送る。これは後付けの能力であり、不安定なようだ。
V-6号
2d+3>=7 通打の判定 (2D6+3>=7) > 7[6,1]+3 > 10 > 成功
V-6号
1d6+2 ダメージ (1D6+2) > 5[5]+2 > 7
V-6号
このまま受けるなら、10点ですね
ロスチスラフ
うけます。
V-6号
防御不能の光の弾丸が、ロスチスラフの脚を穿つ。
Dr.ザルツ
「計算通り!!」
レプトア
「っ……」
ロスチスラフ
足が貫かれ、崩れる。
ロスチスラフ
そのままでは機能しない足を凍結させることで、強引に立ち上がる。
[ ロスチスラフ ] HP : 20 → 10
ロスチスラフ
「……っ!」
GM
*裁判第2ラウンド Dr.ザルツ
Dr.ザルツ
*h10 聖餐 対象は自身 進化溶液じゃ!
[ ドクター ] HP : 19 → 18
Dr.ザルツ
*d5 鋭気 これも進化溶液じゃ!!!
Dr.ザルツ
*d6 背水!!対象はロスチスラフじゃ!!!
Dr.ザルツ
2d+5>=7 うおおお! (2D6+5>=7) > 10[4,6]+5 > 15 > 成功
Dr.ザルツ
1D6+5+3+1 (1D6+5+3+1) > 3[3]+5+3+1 > 12
レプトア
*防壁 h7!
レプトア
2d6+5=>7 判定(+愛) (2D6+5>=7) > 6[2,4]+5 > 11 > 成功
Dr.ザルツ
*sJ 幸運
レプトア
2d6+5=>7 判定(+愛) (2D6+5>=7) > 6[4,2]+5 > 11 > 成功
ロスチスラフ
*援護で軽減します
Dr.ザルツ
たったの4!?
[ レプトア ] HP : 14 → 10
Dr.ザルツ
わしの計算にそのような結果は……
ロスチスラフ
*hJ 仇討
Dr.ザルツ
24点ぐらいのはず……
ロスチスラフ
2d6+5=>7 判定(+猟奇) (2D6+5>=7) > 9[3,6]+5 > 14 > 成功
レプトア
私の【愛】は……20点です!
Dr.ザルツ
*hK 幸運
ロスチスラフ
2d6+5=>7 判定(+猟奇) (2D6+5>=7) > 10[4,6]+5 > 15 > 成功
ロスチスラフ
2d6+3+5+2  ダメージ (2D6+3+5+2) > 7[3,4]+3+5+2 > 17
[ ドクター ] HP : 18 → 1
Dr.ザルツ
グアアアアアアアア
[ ロスチスラフ ] HP : 10 → 9
レプトア
「頑丈さには……自信があるんです!」
だって男の子だもん!
Dr.ザルツ
注入して自身の肉体を強化した後
Dr.ザルツ
「わしが仕留めてやるわい!!!」
殴りかかる!!!!
レプトア
「やめろーっ!」
レプトア
二人の間に身を挺して割り込む!
Dr.ザルツ
ドゴォ!!
レプトア
「ぐうっ!」
ロスチスラフ
ロスチスラフは割り込まれ、その場を離脱している――はずだった。
ロスチスラフ
しかし次の瞬間、レプトアが信じているべき場所に立っている。
レプトア
そうです、ロスチスラフさまは、救世主。この窮地も生かしてくれる救世主……!
ロスチスラフ
博士の空いた背に拳銃の銃口を押し当て、連射する。
Dr.ザルツ
「何ッ!?」
Dr.ザルツ
何度も撃ち抜く音。
Dr.ザルツ
「ぎゃぁぁああああああああああッ!?」
V-6号
自ら飛び出したザルツを守護しようと前に駆けるが、一歩遅れる。
Dr.ザルツ
「なぜじゃ、なぜ割って入らん!!このポンコツめェ!!」
ロスチスラフ
「税は確かにいただきました。この弾丸が受領証となります」
レプトア
その間に、銃声に耳を伏せながらチョロチョロと逃げおおせる。
Dr.ザルツ
「くうっ……」
GM
*裁判第2ラウンド終了 (手札捨てフェイズ)
レプトア
*h4 捨てます
V-6号
*d9 破棄
ロスチスラフ
*キープ
Dr.ザルツ
わしだけずっとなんもない
GM
*第3ラウンド開始(手札の補充)
レプトア
* s4 s6 cQ sA Joker
Dr.ザルツ
*d2 h4 h5 h10 s10
V-6号
*d4 h6 s9 sK dK
ロスチスラフ
*s2 d7 c9 h9 dQ
GM
*裁判第3ラウンド ロスチスラフ
ロスチスラフ
*s2 二天
ロスチスラフ
*d7 集気
ロスチスラフ
2d6+5=>7 判定(+猟奇) (2D6+5>=7) > 6[4,2]+5 > 11 > 成功
ロスチスラフ
*c9 通打 Dr.ザルツ
Dr.ザルツ
やめろ!!!
ロスチスラフ
2d6+5=>7 判定(+猟奇) (2D6+5>=7) > 9[5,4]+5 > 14 > 成功
レプトア
いっけぇ~!
V-6号
*d4 防壁
[ ロスチスラフ ] HP : 9 → 8
ロスチスラフ
2d6+3+5+7+2  ダメージ (2D6+3+5+7+2) > 6[3,3]+3+5+7+2 > 23
V-6号
うーん……
Dr.ザルツ
えっ?
V-6号
防壁します。
Dr.ザルツ
ふー
V-6号
2d+5>=7  (2D6+5>=7) > 7[1,6]+5 > 12 > 成功
V-6号
こちらで23点受けます。
V-6号
2d+6 前科0 (2D6+6) > 2[1,1]+6 > 8
Dr.ザルツ
V-6号
即死ですね。
レプトア
そんなことある?
Dr.ザルツ
V-6?
Dr.ザルツ
??
X01号室のホテルマン
*1ゾロ 死刑
ロスチスラフ
真っ直ぐ、Dr.ザルツへ歩いていく。
Dr.ザルツ
「くっ!!V-6!!!」
V-6号
静かに、ザルツの前に立つ。
ロスチスラフ
冷気を帯びる手を真っ直ぐ伸ばす。
ロスチスラフ
首を締め上げ、持ち上げる。
V-6号
ザルツ博士を守護することが役目。インプットされた命令は絶対。
ロスチスラフ
頸動脈は大量の血液を運ぶ血管だ。
レプトア
ロスチスラフさまの勝利を信じていられる。
だから動かないでもいい、信じて待っていられる。
V-6号
構わず、槍を構える。
V-6号
自らが傷つこうとも、相手を殺す。それが指令。
Dr.ザルツ
「やれ!!刺し殺してしまえ!!」
Dr.ザルツ
実験体の負傷など気にも留めない!
Dr.ザルツ
わしが命じればそやつは動く!!
ロスチスラフ
攻撃されることも厭わずに、その首から一切の温度を奪う。
ロスチスラフ
「お前は」
ロスチスラフ
「死んだほうがいい」
ロスチスラフ
「そうだろう」
V-6号
「……っ」
小さく息が漏れる。指が凍結し、動かない。
Dr.ザルツ
「V-6!!!!!」
ロスチスラフ
だからこれは救済だ。
V-6号
そのとき。
V-6号
「殺……す」
ロスチスラフ
あまねくすべての者は死ぬべきなのだ。
Dr.ザルツ
「殺せ!!」
Dr.ザルツ
「そうじゃ!!殺せ!!!」
V-6号
「殺…………」
レプトア
「だめ……!」
V-6号
「――して」
Dr.ザルツ
「――!?」
V-6号
「殺す………………殺……し、テ」
ロスチスラフ
「そうだ」
ロスチスラフ
「それでいい」
Dr.ザルツ
抵抗しておるのか!? 血の涙を流して!!
ロスチスラフ
V-6号のすべての体温を奪う。引き受ける。
レプトア
「……」
ロスチスラフ
手から体温を感じる。不快な感覚。
Dr.ザルツ
「こ、これは!何かの間違いじゃ!ワシの計算にこのような結果は……!」
レプトア
(彼女の心は、もう……とっくに死んでしまっていたということなの……?)
Dr.ザルツ
不思議計算機を見遣る。勝率99.95……74……24……ぜ、ゼロ!?
Dr.ザルツ
「そんな馬鹿な!!???」
ロスチスラフ
「生という労役のお勤め」
ロスチスラフ
「ご苦労さまでした」
ロスチスラフ
凍りついた首を砕く。
レプトア
「あなたは人の心を……計算に入れてなかった!」
V-6号
「あり…………が……」
Dr.ザルツ
「動け……動けェーーー!!!」
V-6号
槍が床へと落ちる。
V-6号
それ以上の言葉は紡がれない。
レプトア
「あなたにだってあるはずなのに……人の心が……」
Dr.ザルツ
「な……そんな……!?」
Dr.ザルツ
「ならば、ワシは……!?」
Dr.ザルツ
ブシュッ!!
間髪入れずに進化溶液を注射する。
レプトア
「そんなっ!」
Dr.ザルツ
「お、オ、オ……」
ロスチスラフ
「馬鹿な……戦いは決したはず」
ロスチスラフ
懐から拳銃を抜き、速やかに連射する。
Dr.ザルツ
「ウオオオオオオオオアアアアアアアアアアアア!!!!」
筋肉膨張!
涙と鼻水流しながら、巨体となった博士が襲い掛かる!!
レプトア
「それ以上薬を打てば、人の形すら……!」
Dr.ザルツ
「オアアアアアッ!!アアアアァアァッ!!」
レプトア
「ついに人の心も、形も失ってしまうなんて……!」
ロスチスラフ
拳銃を連射するが――カチッ、カチッ。
ロスチスラフ
「くそっ、弾切れか!」
ロスチスラフ
「早くしろ、ホテルマン!」
Dr.ザルツ
チャンス!!チャンス!!!
X01号室のホテルマン
「──畏まりました」
X01号室のホテルマン
「判決は死刑。そして、ペアの片方が死亡した場合、その時点で敗退が確定致します」
X01号室のホテルマン
「それが儀式の、そして当ホテルのルール」
Dr.ザルツ
話をまるで聞かず、拳を振り上げる!!!
レプトア
「ああっ!」
血の惨劇の予感に……しかし目をそらせない!
X08号室のホテルマン
「ルールにご納得頂けないようでしたら、申し訳ありませんが──」
X08号室のホテルマン
振り上げられた拳に対し、一礼。
X08号室のホテルマン
「どうか”お静かに”。」
GM
振り上げられた拳が固まる。
Dr.ザルツ
「あああああ゛あ゛あ゛ッ!!?」
Dr.ザルツ
ピキ……
Dr.ザルツ
「馬゛鹿゛な゛ッ!!このワシが、ワ゛シ゛が゛あ゛あ゛ぁ―――」
Dr.ザルツ
――――ァァァァ…………
Dr.ザルツ
発狂し、振り上げたままの姿勢で
Dr.ザルツ
哀れ、Dr.ザルツは石と化したのであった……。
X08号室のホテルマン
「────さて」
X08号室のホテルマン
「ロスチスラフ様、レプトア様」
X08号室のホテルマン
「おめでとうございます。此度のヴァンテアン・ゲーム、あなた方が優勝者となりました!」
X08号室のホテルマン
「この後別室で”景品”の授与などが行われますが……恐れながら、その前に一つ」
X08号室のホテルマン
「”勝者の責務”を果たして頂く必要が御座います」
レプトア
「…………」
信じていたけれど、まだ実感がない。
ロスチスラフ
「ああ」
ロスチスラフ
わかっている。
レプトア
「……」
X08号室のホテルマン
「”生かす”か、”殺す”か。お選び下さい」
レプトア
ロスチスラフを見る。何も言わず、じっと待つ。
ロスチスラフ
――あまねくすべての者は死ぬべきだ。
ロスチスラフ
ならば……。
X08号室のホテルマン
「本来、救世主様がこうなるのは生かす選択をして頂いた後なのですが──まぁ、暫定的という事で」
X08号室のホテルマン
「殺す事を選んだならば、そのように処置されますのでご心配なく」
レプトア
祈るように、枕を握りしめる。
X08号室のホテルマン
「──して、お答えは?」
ロスチスラフ
「"生かす"」
ロスチスラフ
矛盾している。
X08号室のホテルマン
「畏まりました」
レプトア
ほっとした顔。
ロスチスラフ
だが、あいつがそれを願ったのならば。
ロスチスラフ
これも還元の一部だ。
レプトア
「……ありがとうございます」
X08号室のホテルマン
胸元から小さなベルを取り出し、一つ、二つ。
X08号室のホテルマン
澄んだ音色と共に、砕かれ散らばったV-6号の遺体がもぞりと蠢く。
ロスチスラフ
生きるとしても、その行く末は安寧など一つも約束されていない。
X08号室のホテルマン
無論、石化した哀れな博士はそのままだ。
Dr.ザルツ
…………。
レプトア
ただの勝者の傲慢になるかもしれない、けれど……死んでしまえば、そこで終わりなんだ。
GM
V-6号が生物の形を取り戻し、その意識が俄に戻る頃。
V-6号
「……う、あっ」
ビクンと大きく全身を波打たせた後、ゆっくりと上体を起こす。
GM
機械音と共に、巨大なエレベーターが中心点から二つに割れる。
GM
X08号室側は上へ、X01号室側は下へ。運命がゆっくりと分かたれていく。
V-6号
周囲を見回し、目を大きく見開く。
ロスチスラフ
目を覚ます様を見る。
V-6号
「……私、生きて……どうして」
ロスチスラフ
「お前の生が願われたからだ」
ロスチスラフ
「そこの、レプトアに」
レプトア
「……はい、ごめんなさい。私のわがままです」
V-6号
その声に驚きながら、先ほどまで対戦していた二人へと視線を向ける。
ロスチスラフ
「それが救済なのかどうかは、お前が決めてくれ」
レプトア
「……だって、操られて、したくないことをして、それで終わりなんて……」
レプトア
「……生きてみて、ダメだったら恨んでください」
レプトア
「ごめんなさい」
V-6号
「わ、私……は…………」
V-6号
視線を一度落とし。ややあって、上階へと向かう二人に戻す。
ロスチスラフ
持っていた拳銃を放ってよこす。仇討に使った凶器だ。
ロスチスラフ
「そのときはこれでも使うといい」
ロスチスラフ
俺にはもう不要のものだ。
V-6号
「……どちらを選択するとしても。これだけは」
レプトア
この世界で命を大事にしろなんて言えはしない。それでも、私は皆がよく生きることを、あきらめられない……
V-6号
「ありがとう」
GM
エレベーターの上下差が、勝者と敗者の視線を遮る。
X08号室のホテルマン
「それでは、どうぞこのまま最上階へ。約束された景品は、嘘偽りない形で授与されます」
X08号室のホテルマン
勝者は上へ、貫く雲の向こう側へ。
X01号室のホテルマン
「それでは、このまま地下へと案内致します」
V-6号
「……えっと、はい」
それから博士の像に目を向ける。
X01号室のホテルマン
「ここから挑むべきゲームが、貴女には御座います」
Dr.ザルツ
……。
X01号室のホテルマン
敗者は下へ。怨みと堕落のその最中へ。
V-6号
「えいっ!」
石像に、蹴りを入れる。
Dr.ザルツ
ドゴッ……
Dr.ザルツ
……。
X01号室のホテルマン
「おおっと、どうかお手柔らかに……」
X01号室のホテルマン
「そちら、これから玄関先に配備される予定となっておりますので」
V-6号
「ごめんなさい」
V-6号
悪びれもせずに。
X01号室のホテルマン
「いえ、いえ、いいのです……ちょうど、到着致しましたね」
GM
エレベーターが到着した先は、周囲を取り囲むいくつものドアがあるフロア。
X01号室のホテルマン
「こちら一つ一つが、大回廊に連なる扉……そちらを経由して、堕落の国のあらゆる場所に通じております」
V-6号
導かれるまま、フロアに足を踏み入れる。
X01号室のホテルマン
「それぞれ扉の行き先は、扉の上の掲示の通り」
X08号室のホテルマン
「ですが、自由に選ぶことはできません」
X08号室のホテルマン
「こちらを」
X08号室のホテルマン
差し出されるのは、深紅のトランプ。ジャックとエースを決めたそれの、一揃いの山札。
V-6号
まじまじと、差し出されたそれを見つめる。
X08号室のホテルマン
「古き良き、ヴァンテアン・ゲームの形の通り。引いた数字と同じ扉が貴女の運命となります」
X08号室のホテルマン
「引く枚数はお望みのまま……1枚以下は選べませんが」
V-6号
「そう……」
V-6号
先ほど受け取った銃を、胸元に仕舞う。
V-6号
犯した無数の罪は、きっと私を逃してはくれない。
V-6号
あの人の言う通り、死が救済であれば、償いにはならないだろう。
V-6号
「だったら、運命に償いを任せるのも……」
V-6号
「良いかもしれない」
V-6号
山札に、手をかける。
X01号室のホテルマン
♦の10。
X01号室のホテルマン
♠の6。
X01号室のホテルマン
「まずは2枚。16なら……あちらの扉ですね」
X01号室のホテルマン
指し示された先は「荒野」と書かれた扉。
V-6号
「……」
迷わず、次のカードに手をかける。
X01号室のホテルマン
♣のK。
X01号室のホテルマン
「おっと…………」
V-6号
「……それが、私の運命みたい」
X01号室のホテルマン
「そのようですね」
X01号室のホテルマン
「残念ながら、選べる扉は一つだけとなりました」
X01号室のホテルマン
「そして、こちらの扉は……この通り」
X01号室のホテルマン
ホテルマンが歩み寄り、22の扉を開け放つ。
X01号室のホテルマン
そこにあるのは、壁。
X01号室のホテルマン
「どこにも繋がってはおりません」
V-6号
「……」
V-6号
「私はどうすれば?」
X01号室のホテルマン
「勿論、どこにも行けません」
X01号室のホテルマン
「ですが、我々は歓迎しましょう」
GM
V-6号の身体に異変が起こる。
GM
髪は黒く、耳が縮み、胸は萎む。
X01号室のホテルマン
「ええ、歓迎しますとも。貴女はこれから、我々の新たな同僚となる」
X01号室のホテルマン
「いつか新たなペアを招き、その優勝を見届けるまで。ここから出ることは叶いません」
V-6号
「…………」
V-6号
自らに起こる変化を静かに見ている。
X01号室のホテルマン
「気分はどうかな」
V-6号であったもの
「どうと言われても。きっと貴方と大差はありませんよ」
X01号室のホテルマン
「そうか。それは何より」
X01号室のホテルマン
「では、我々のバックヤードに案内しよう」
V-6号であったもの
「はい……あ、一応挨拶が必要ですね」
V-6号であったもの
「今日から配属された新人です。よろしくお願いします」
X01号室のホテルマン
「こちらこそよろしく。そして」
X01号室のホテルマン
「ようこそ。ホテル『ジャック・オブ・ハート』へ」
GM
 
GM
Shuffle, Deal and Up
不条理、非道理、配り直して
GM
Stand, Hit and Bust
主と僕、あなたはどちら?
GM
罪を束ねて天へと昇るか
徳を重ねて底へと下るか
GM
上下あべこべ、ヴァンテアン・ゲーム
GM
── Dead or Alice『16JAcks』
GM
これは、在りし日の儀式の姿。
GM
そして、時は流れ行き。
配属されたばかりの新人は仕事に慣れ。
玄関に飾られた石像が風雨に晒され、少し痛みが目立ってきた頃。
GM
また、新しいゲームが始まる。
GM
────本編へ続く。