Dead or AliCe
『16人の救世主』

幕間 女子会

-
*
GM
台所。手入れの行き届いた調理道具。食材はメイドに言えば用意してくれる。
GM
ぴかぴかに磨かれた食器類が棚に並び、水滴ひとつない清潔な空間。
GM
今はメイドの姿もなく。
GM
しんと、静まり返っている。
GM
*
アレクシア
5号室を出てしばらく。
アレクシア
今の自分が、どこにならいてもいいのかわからなかった。
アレクシア
ただ、ひとけを避けて。
アレクシア
館の、客の寄り付かなそうなところへ。
アレクシア
「……痛」
アレクシア
やや、痛み止めが切れてきた感触。
アレクシア
台所。ここなら、客――『救世主』は、こないだろうか。
マキナ
あなたがそう思った矢先、台所へと近づいてくる足音が聞こえる。
マキナ
派手な色の髪の女が顔を出す。
マキナ
小脇には薄い本を抱えている。
アレクシア
「あ」
マキナ
「……あら」
マキナ
「5号室の……えーと」
マキナ
「アレクシア様」
マキナ
と言ってから、そういえば記憶がないんだっけ、と思い当たる。
アレクシア
「…………」 呼ばれても、どことなく、困ったふう。
マキナ
具体的にどの程度の記憶が奪われたのかまでは把握していないが、
マキナ
裁判の中継で見ていた時の様子とは随分違って見える。
マキナ
「……ちょっとお台所を借りようかと思ったんですけど」
マキナ
「お邪魔でしたか?」
アレクシア
ふ、吐息をついて。
アレクシア
「いいえ」
アレクシア
「わたしこそ、お邪魔でしたら戻ります」
マキナ
「いえいえ~別に邪魔ということはないのですが……」
マキナ
ないのだけど、やや気恥ずかしい、というところはあるかもしれない。
マキナ
抱えていたお菓子のレシピ本を台に置く。
マキナ
チカにお菓子でも作ってあげようかな、と、なんとなく。
匕首咲
そろり、と台所を除く影。
匕首咲
あ、人がいる~。
マキナ
なんとなく思い立って、探したらレシピまであってしまったものだから。
匕首咲
救世主のひとだ~
アレクシア
覗かれて、目がそちらを向く。
マキナ
まあチカくんみたいなタイプはこういうの喜ぶよな~っていう打算ですし~?
匕首咲
あ、目が合っちゃった。
マキナ
アレクシアにつられて、入り口の方に目をやる。
マキナ
「あら」
匕首咲
両手をポケットに突っ込み、すました顔で台所に入る。



「邪魔するよ」
マキナ
「いえいえ~」
マキナ
ちらりと、咲を窺う。
匕首咲
「ええと、確か5号室と8号室の……」
マキナ
先日の裁判で咲が対戦相手から受けた仕打ちとか、
マキナ
「はい、8号室のマキナです~」
マキナ
あるいは自分が、同じように対戦相手からされたことなんかをちょっと思い出した。
アレクシア
名前は。自分のものだという気もせずに。
アレクシア
「……アレクシア、です」
マキナ
「1号室の~、咲様ですっけ」
匕首咲
「マキナとアレクシア……、ね」
匕首咲
「そうそう。歳そんな変わんないでしょ、咲でいいよ」
マキナ
結構みんな様呼び嫌がるな~。
マキナ
「えっと……じゃあ咲さんで」
匕首咲
「うん、よろしく、マキナ」
マキナ
「……よろしくお願いします」
匕首咲
「で……、2人はここで何してるの?

料理なら、メイドが作ってくれると思うけど」
マキナ
「マキナは……ちょっと、こう……」
マキナ
「息抜き?」
マキナ
「みたいな……」
マキナ
「お菓子作りでもしてみようかな~と……」
匕首咲
「ふ~ん。料理好きなの?すごいな~」
匕首咲
「アレクシアは?」
アレクシア
胸元を小さく押さえて、
アレクシア
「……部屋に、」
アレクシア
「居づらくて……」
マキナ
「居づらい」
匕首咲
「あー……」
マキナ
まあそれはそうか……。
匕首咲
記憶を失って、見知らぬ男と二人きりなら、それは気まずいだろう。
マキナ
気まずいなあ。
アレクシア
かなり気まずい。
マキナ
「……そういう咲さんこそ、どうされたんです?」
匕首咲
「えっ!?」



声が裏返る。
マキナ
「え?」
マキナ
「いえ……何かご用があってここに来られたのでは……?」
匕首咲
「いや……ちょっと……台所を借りてみようかと思っただけで……」



目線が泳ぐ泳ぐ。
マキナ
「……なるほどぉ」
マキナ
なんとなくおもしろの予感がした。
匕首咲
「うん、まぁ、そういう訳だ!」



ごまかせたと思っている。
アレクシア
面白いな、と思ったんだろうな、と察してマキナをちらっと見た。
マキナ
「はい、そういう時もありますよね!」
匕首咲
「……アレクシアさ、せっかく居合わせたんだし、ちょっと付き合わない?一緒に料理しようよ」
マキナ
「そうですね~」
マキナ
「幸い台所は広いですし」
匕首咲
多分、やることないだろうし……。
アレクシア
「えっ」
アレクシア
「あの」
アレクシア
「したこと、……ないというか」
アレクシア
「覚えて、なくて」
匕首咲
「そりゃそうか」
マキナ
「大丈夫ですよぅ、レシピもありますし」
マキナ
「道具の使い方とかも分からなければお教えしますよ」
匕首咲
「わ~!たのもし~い!」



ぱちぱち
アレクシア
「あの、……お二人が、それでいいなら……」
マキナ
「ええ、ぜひぜひ~」
GM
お互いの視線がそれぞれ、わずかに交わる。
マキナ
もしかしたら、自分も2回戦を終えた時に彼女のようになるかもしれない。
マキナ
ティモフェイからの提案を精査するにあたって、彼女と話しておくのは悪くない気がした。
匕首咲
「もし怖いやつが来ても、あたしがぶっとばしてやるから安心してね」



割と本気目のシャドーボクシング。
マキナ
「たのもし~い」ぱちぱち
アレクシア
「あの」
アレクシア
「……ありがとう、ございます」
匕首咲
──記憶をなくし、知らない男と二人きり。

それはおそらく、とても恐ろしい状況だ。

冗談めかした言い方ではあるが、ぶっとばすという言葉は嘘ではない。
匕首咲
「じゃー、やっていきますか!」
マキナ
「はい~」
アレクシア
「はい」
GM
では先制値 1D6+才覚!
マキナ
1d6

DiceBot : (1D6) > 4
アレクシア
1d6

DiceBot : (1D6) > 2
匕首咲
1D6 おりゃー

DiceBot : (1D6) > 4
GM
マキナ
おっと
匕首咲
もっかいかな
GM
咲ちゃんとマキナちゃん もう一回
マキナ
1d6

DiceBot : (1D6) > 5
匕首咲
1D6 それー

DiceBot : (1D6) > 5
匕首咲
ちょっと
マキナ
なかよし❤
GM
ふふふ 1d100にしましょうか
匕首咲
1D100

DiceBot : (1D100) > 73
マキナ
1d100

DiceBot : (1D100) > 9
GM
咲ちゃんはやる気満々ですね
匕首咲
やる気満々でした
GM
では 猟奇と愛と脅威度0のかけひき……スタート!
匕首咲
お料理で勝負だ!!
マキナ
対戦よろしくおねがいします!
匕首咲
よろしくおねがいしまーす!
アレクシア
よろしくお願いします!!
匕首咲
カード引いちゃっていい感じかな
GM
カードどうぞ!
匕首咲
わーい!
マキナ
*d9 d10 dK
匕首咲
* s6 s8 sQ
マキナ
誘い受け女!
アレクシア
*d3 d6 sA
GM
必要な食材はメイドを呼べばすぐに持ってきてくれるでしょう。
GM
1R ! 咲ちゃんから。
匕首咲
いくぞ!
匕首咲
* s6距離を測る sQアピール 対象マキナ
マキナ
*d9 誘い受け
マキナ
2d6+2=>7

DiceBot : (2D6+2>=7) > 6[1,5]+2 > 8 > 成功
マキナ
低いな~ どうぞ
匕首咲
2d6+2+1

DiceBot : (2D6+2+1) > 11[5,6]+2+1 > 14
匕首咲
やるきじゃん
[ マキナ ] 情緒 : 0 → 1
マキナ
げんき~
GM
醤油とか、油揚げとかそういうのも、頼めば出てくるでしょう。
匕首咲
ありがた~い
匕首咲
「マキナってさ、普段からお菓子とか作るの?」
マキナ
「ん~……元の世界にいた頃はそこそこですねえ」
マキナ
「こちらでは……何しろ食材が揃いませんからさっぱり」
匕首咲
「あ~、まぁそりゃそうだよな」
マキナ
こういうことをすると喜ぶ男がそこそこいたので、まあしていた。
マキナ
「咲さんは?」
マキナ
咲ちゃんの邪魔にならないようそこそこ距離を取りつつ、メイドさんに揃えてもらった材料を検めています。
匕首咲
「一応するかな~ってくらいかな。お菓子とかは作ったことないけど」
マキナ
小麦粉、無塩バター、砂糖、卵、エトセトラエトセトラ。
マキナ
お菓子作りの基本的な材料だ。
アレクシア
二人の会話をよそに、レシピ本があるので、マキナちゃんと同じ材料が手元に揃いました。
マキナ
「お菓子はね~、お料理とはちょっと違いますもんねえ」
匕首咲
お菓子を作れるような精神的余裕のある生活をしたことがない、のだが、別にそれは言う必要がない。
マキナ
「お料理のほうが適当でもいいから好きですね、マキナは」
匕首咲
「あ~、なんかお菓子は分量間違えたらやばいんだっけ。テレビで言ってるの見た気がする」
マキナ
「そうそう~、量が違うとすぐ失敗しちゃうんですよ」
マキナ
「あと焦がしたりとか結構ありがちですね」
匕首咲
メイドさんに頼んで、食材を用意する。

根菜や、油揚げ、こんにゃくとか、かまぼこ。

よくこんなのあったな~と思いながら。
マキナ
レシピを見ながら、材料を量っていく。
アレクシア
黙ってスケールで小麦粉を量り始めた。量の調整は初めてとは思えないほど凄まじく精確である。
匕首咲
「確かに火加減とか難しそう」
匕首咲
「……アレクシア、測るの上手いね」
マキナ
「あ、ほんとですねぇ」
アレクシア
「……えっと」
アレクシア
「なんとなく……」
アレクシア
わかる。なんとなく。
マキナ
「身体が覚えてるみたいな……?」
匕首咲
「元々そういうことやってたのかな……?」
アレクシア
「どう、でしょうね……?」
匕首咲
記憶を失われる前のアレクシアを思い出す。

そういうこと、やってそう~。
マキナ
よく考えたら本当に全部の記憶が消えたら赤ん坊みたいになってしまうだろうし、ある程度必要なことは覚えてるものなのだろうか。
マキナ
赤ん坊……と思ってちょっと嫌な気持ちになりました。
マキナ
忘れます。忘れました。
匕首咲
手番終わりにしとこうかな!
GM
はい!では手番はマキナちゃんへ。
マキナ
主行動が……ない!
匕首咲
誘い受けの女
マキナ
ないですがせっかくなのでちょっと話しておきます
マキナ
誘い受け女です
GM
OKOK
マキナ
「咲さんは何を作るんですか?」
マキナ
「材料的に……和食っぽい感じですけど」
マキナ
並んだ食材をまじまじと見ている。
匕首咲
「ええっと……。

マイナーな郷土料理があって……。メイドに頼んでも作ってもらえなかったから、それを……」
マキナ
「なるほど~」
匕首咲
嘘は言っていない。

頼んだのは映鏡だが。
マキナ
「なんか色々洋風ですもんねぇ、ここ」
匕首咲
「そうそう!たまには和食食べたいなって!」
アレクシア
洋風の世界から来た女はごく真面目な顔でバターを切っている。
マキナ
「いいですね~、マキナも後でメイドさんに聞いてみようかな~」
匕首咲
なんかすごいしっかりした料理の仕方だな~と思っている。
マキナ
「郷土って咲さんのですか? どの辺りなんです?」
匕首咲
「え………」
マキナ
「ていうか今更ですけど日本ですよね、合ってます?」
マキナ
まあ一口に日本と言っても救世主によってなんだか違ったりもするんだけど……。
匕首咲
「そ、そうそう!日本日本!マキナも?」



話がちょっと逸れたぞ!やったね!
マキナ
「ですよ~」
匕首咲
「へ~、じゃ、高校生?こんな所に来て大変だな~」
マキナ
「まあ………………大変でしたねえ」
マキナ
大変さを思い出している。
マキナ
「咲さんも同じくらいですよね」
匕首咲
「うん、今17」
マキナ
「あら! じゃあ同い年ですねぇ」
匕首咲
「あ、そうなんだ!わ~!なんか嬉しいな!」
マキナ
「同じ国から来た同い年……なんだか奇遇ですねえ」
匕首咲
「そ~だな~!ねぇ、じゃあ友達になってよ!」
マキナ
「はぇ」
マキナ
意表を疲れてちょっとまごつく。
マキナ
この人……次戦うかもしれないこと分かってるのかなあ。
マキナ
「……えぇ、はい」
マキナ
「マキナでよろしければ~」
匕首咲
「やった~!」



手を取って、上下に振る。
マキナ
振られています。ぶんぶん。
マキナ
相手からの好感なら稼いでおくに越したことはない。
マキナ
「ふふ、女の子の友達なんてここに来てからは初めてです」
匕首咲
「あたしも初めて!っていうか、同い年の友達って全然いなかったから、今すごい嬉しい!」
マキナ
「あら、そうなんですか?」
マキナ
「咲さんお友達多そうなのに~」
マキナ
少なくともマキナよりはよほど女子に好かれそうだ。
匕首咲
「そうだったらよかったんだけどな~」
匕首咲
そもそも、歳が近い他人と知り合う機会なんてほとんどなかった。学校に行っていないのだから当然だ。
マキナ
*パスします
マキナ
パスの会話量じゃなかった
GM
ではアレクシアさんの手番。
アレクシア
*とりあえずsA 距離を測る
アレクシア
「マキナ、さん」 二人の会話の横から、ためらいがちに声をかける。
マキナ
「はぁい」
マキナ
アレクシアの方を見る。
アレクシア
「卵の白身と黄身って、どう、分けたら」
マキナ
「えっとですねぇ」
マキナ
卵を手に取って、適当な器を手前に置く。
マキナ
こんこん、と卵にヒビを入れ
マキナ
「こうやって~……殻を使うと」
マキナ
白身だけが器に落ちて、殻に黄身が残る。
マキナ
「……このように!」
アレクシア
「……、わかりました」
アレクシア
こん、と卵にヒビを入れる。
マキナ
横から見守っています。
アレクシア
躊躇のない手付き。するりと白身だけが器に落ちる。
匕首咲
「おー」 ぱちぱち
マキナ
「わ~」
マキナ
卵を持っているので拍手はできない。
アレクシア
小器用である。
マキナ
「手慣れてる感じですね。元々お料理されてたんですかねえ」
マキナ
「マキナより上手そうです」
アレクシア
「そんな、ことは……」
アレクシア
*主行動なし。パスです
GM
では2Rにうつりましょう。
GM
咲ちゃんから!
匕首咲
* 捨札なしです!
アレクシア
*d6捨て!
マキナ
*全部捨て
マキナ
*s3 s7 dA
匕首咲
* c7 (s8) cK
アレクシア
*hK cA(d3)
匕首咲
* c7距離を測る、cKアピール 対象アレクシア
アレクシア
*誘い受け……
アレクシア
*d3
アレクシア
2d6+1>=7 距離を測るぶん乗ってる

DiceBot : (2D6+1>=7) > 9[5,4]+1 > 10 > 成功
アレクシア
そこそこ出たな
匕首咲
結構高い
匕首咲
2d6+2+1

DiceBot : (2D6+2+1) > 12[6,6]+2+1 > 15
マキナ
たかい
マキナ
スペシャル!
GM
ハプニング!
アレクシア
ハプニング!!
匕首咲
あっ!ハプニング!!
GM
咲ちゃん1D6どうぞ
匕首咲
1D6

DiceBot : (1D6) > 6
GM
6 はっと我にかえった奴がいる。ランダムな対象1人の情緒-1。
匕首咲
なんでこんな6ばっかり出すんだ?
GM
ふ、と天使が通る。
GM
choice[アレクシア,マキナ,咲]

DiceBot : (CHOICE[アレクシア,マキナ,咲]) > 咲
匕首咲
なんだこれ???
GM
マイナスは無しですが…… はい。
アレクシア
アレクシア情緒上げますね
GM
ですね。
[ アレクシア ] 情緒 : 0 → 1
匕首咲
アレクシアの器用な調理を見ていたが、ふと、台所に来た時に見た不安そうな顔を思い出す。
匕首咲
「アレクシアさ、あのー……、同室の男、どう?一緒にいて大丈夫……?」



多分、大丈夫じゃないから逃げてきたんだろうとは思うけど。
マキナ
マキナが入ってきた時……それ以降もずっとの、困ったような怯えたような様子を思い出す。
アレクシア
「……だい、……」 かなり迷いのある声。
アレクシア
首筋に手が伸びた。なんとなく。
マキナ
「……知らない男の人と一緒にいるのも同然ですもんねえ」
アレクシア
「………そう、ですね……」
匕首咲
「やっぱ、あんまり優しい感じじゃない……?」



心配している様子で。
マキナ
あの男の人、結構口悪い時もあったしな~。
アレクシア
「なんというか」
マキナ
あっちが素だと大変だろうな~。
アレクシア
「……ええと」
アレクシア
「…………う、ぅん……」 完全に曖昧な声。
匕首咲
末裔を蜂の巣にしようとしたシーンを思い出している。
アレクシア
良いも悪いも。なんというか。……たちが悪いことは確かな気がするが。
マキナ
むしろ記憶をなくして”ああいう性質”がなくなっているという可能性だってあるんだけど、
マキナ
この様子だと…………。
匕首咲
「……えと……、暴力とか……あったり……?」
アレクシア
ぱち、と目を開き。
アレクシア
「…………………………」 かなり微妙な沈黙。
マキナ
「あら…………」
匕首咲
あ、もしかして……。
マキナ
なんとなく咲ちゃんと目を見合わせたりします。
マキナ
あー…………みたいな空気。
匕首咲
なんとなくマキナちゃんと目を見合わせたりします。
アレクシア
「え、と」
アレクシア
「……いや」
アレクシア
「殴られたりしたわけでは、ないん、ですけど」
アレクシア
「……………………」
マキナ
「やっぱりヤバい人なんですかね……」ひそひそ
匕首咲
ちょっとだけ、ほ、と息をつく。
マキナ
「殴られる以外……」
マキナ
「暴言とか…………?」
匕首咲
「いや~、そりゃそうだろ……。身内には違うかもしれないけどさ~」ひそひそ
匕首咲
殴られる以外、殴られる以外って。

色々ある。
マキナ
真っ先に思いつくタイプの”暴力”があるのですが、さすがに口にするのはためらわれた。
匕首咲
「……うん、まぁ、言いたくないなら言わなくていいよ。別に傷つけたい訳じゃないし……」
アレクシア
「いえ、あの」
アレクシア
「大丈夫、」
アレクシア
「……たぶん……」
匕首咲
「大丈夫なら……、こんなところまで逃げて来ないんじゃないのか?」



アレクシアの手を取る。
マキナ
「そうですよぅ」
アレクシア
深く、息をついて。
アレクシア
「……あのひとがいらいらするの、わかるん、です」
アレクシア
「わたしが……こう、……怖がり、なので」
マキナ
「え~?」
匕首咲
「いやそれはカスだろ」
マキナ
「怖がって当然ですよぉ」
マキナ
「何もかも分からなくて、その上知らない人と一緒にいないといけないんですから」
匕首咲
「そうだそうだ!言ってやれマキナ!」
マキナ
「自分が不安でイライラするならともかくですよ~」
マキナ
「それはそれでヤですけど」
匕首咲
「それはそれでカスだもんな」
マキナ
「カスですねぇ」
マキナ
「まあイライラを他人にぶつける男の人は全員カスですよ」
匕首咲
「そう!そのとおり!!」
マキナ
自分も結構チカに八つ当たり的な態度をとっていたのを棚に上げています。
マキナ
分かっているのであえて主語を男の人にしたフシがある。
匕首咲
「いいか、アレクシア。暴力を他人に振るうやつは、全部振るったやつが悪い。だから、お前が自分を責める必要なんて一個もないんだぞ」
マキナ
うんうんと頷いています。
アレクシア
「…………」
アレクシア
自分に、そんなことを言ってもらえる資格があるのかどうか。……アレクシアは、二人が今、儀式のさなかにあることを忘れてはいない。
アレクシア
それを起こしたのが自分だということも。
アレクシア
「……ありがとう、ございます」
匕首咲
「何かしてあげられる訳じゃないけど……、今ここにいる間は絶対に守るから」
匕首咲
そう言って、握った手をそっと離した。
マキナ
「ここなら怖いことありませんから、気楽にやりましょ~」
マキナ
「女子会女子会」
アレクシア
「……あの、」
アレクシア
「……ええ」
匕首咲
「そうそう、女子会女子会」
マキナ
ね~、と相づちを打っている。
匕首咲
──暴力を他人に振るうやつは、全部振るったやつが悪い。



そうでなければ、他人に暴力を振るう理由があるだろうか?

まぁ、でも、本当は何も悪くない相手に罪の意識を植え付けるのは、悪くないかもしれない。自分はそこまで手の混んだことはしないけれど。
GM
ではマキナさんの手番!
マキナ
*距離を測る dA
マキナ
「ささ、手を動かすのを再開しましょうか~」
マキナ
「お喋りするとつい手が止まっちゃいますね」
匕首咲
「お、そうだったそうだった」
マキナ
量った食材をボールに入れて、混ぜていったり。
アレクシア
その間に、オーブンに火を入れて予熱を始めたり。
匕首咲
材料を切って、鍋でだしを取り始める。
マキナ
*主行動はパスします
匕首咲
「ここ、かつおぶしまであるんだな……」

久々のだしの香り。
マキナ
「鰹節があるってことはカツオがいるんですね……」
アレクシア
「……かつお?」
匕首咲
「もしかして、カツオの亡者が……?」
マキナ
バターの甘い香りと、だしの匂いが混ざり合う。カオス。
匕首咲
「かつおっていう魚がいるんだよ」
アレクシア
「魚」
マキナ
「そうそう……それをなんかするとなんか……固くなって……」
匕首咲
「そうそう、なんかすると……固くなる」
匕首咲
どうするんだろ?干すとか?
マキナ
「そのなんか固いやつを削って使うんです」
アレクシア
「……?」
マキナ
よく分かっていません。
匕首咲
凝固剤とかは多分違うよな~。
匕首咲
「まぁ、そういう魚の食材があるってことで」
マキナ
「そうなんです」
GM
ではアレクシアさんの手番!
マキナ
ぐるぐる。材料を混ぜている。
アレクシア
メレンゲを立てている。泡立て器の動きはかなり速い。しゃかしゃか。
匕首咲
「やっぱり慣れてるな~」
マキナ
「メレンゲ作るの難しいんですよ~」
アレクシア
「なんか……得意、みたいですね……?」
マキナ
すごいですねー、などと。覗きこみながら。
匕首咲
「アレクシア、結構器用なのかな」
マキナ
「そんな感じしますよね」
匕首咲
やっべ、ごはんいるんだった。

米浸水してね~、と思ったら浸水してるストックがあった~。メイドさんありがと~。
マキナ
よかったね~
アレクシア
「……お二人は」 言いながら、メレンゲがふわふわになりつつある。
アレクシア
「作ったもの、お一人で食べるんですか?」
アレクシア
*cA 距離を測る
マキナ
「……」
匕首咲
「……」
アレクシア
「お二人にも、……ペアの方、いるんです、よね?」
マキナ
「はい~」
匕首咲
「いますね……」



謎敬語。
マキナ
「マキナは……ペアの子と一緒にいただくつもりですね」
匕首咲
「まぁ……一人分だけ作るのもね……」
マキナ
「ですよねぇ」
アレクシア
「……じゃあ、……作ってさしあげてるんですね」
アレクシア
「仲、いいんですか」
匕首咲
「………………」
マキナ
「まあマキナはチカくんとはここで会ったばっかりなので~なんとも~」
マキナ
「あっ、チカくんというのが私のペアの子なんですけども」
マキナ
と流しつつ、
マキナ
「咲さんは?」
匕首咲
「えっ……?ふつう……?じゃない……?」
マキナ
「普通ですか~?」
匕首咲
「うん、普通普通」
匕首咲
鍋の様子を見ながらごはんを炊こう。鍋でごはん炊くの初めてだな~。うまく炊けるかな~。
マキナ
「でもマキナには結構仲がよさそうに見えましたけども~」
匕首咲
「そうなんですかぁ……」
マキナ
裁判の様子よりも、今の咲の様子からカマをかける。
マキナ
「そうですよぉ」
匕首咲
見るからに口数が減っている。
マキナ
「少なくともよっぽどの信頼関係がないと、あそこまで自分を任せられないのではないですか?」
マキナ
咲とは対照的に、がぜん楽しそうになってきています。
匕首咲
「どうかな……。あの時は結構ライブ感でやってた気がするし……」
マキナ
「ライブ感ですか……」
マキナ
マジ? ライブ感で?
アレクシア
なんだかよくわからないけどマキナさんが楽しそうだな、と思いながら生地を作っています。
マキナ
こちらも生地を整えていってます。
匕首咲
自分で言っておきながら、ライブ感ってなんだ?と思っている。
マキナ
「ぶっちゃけどうなんですか~?」
マキナ
「咲さんはどう思われてるんですか~?」
匕首咲
「どう………………って言われても……………」
匕首咲
「普通じゃないんでしょうか………」
マキナ
「普通ですか~」
匕首咲
鍋に入れた具材をかき混ぜる。特に意味もなく。ぐるぐる。
マキナ
平たくした生地を、型で丸く抜いていく。
マキナ
「マキナはてっきり恋バナとか聞かせていただけるのかな~って思っちゃいました」
マキナ
しれっ
アレクシア
こちらも、すぱすぱ型で抜いていく。これまた躊躇のない手付き。
アレクシア
*主行動なし パス
マキナ
「ほら、女子会にはつきものですし」
匕首咲
「こっ……!」
匕首咲
こいつ!!
GM
では2R終了、手札捨て。
マキナ
*全部捨て
匕首咲
* 捨札なし
アレクシア
*キープ
GM
手札引き!
匕首咲
* d2 (s8) cQ
マキナ
*h2 c2 c9
マキナ
誘い受け女いいかげんにしろよ
アレクシア
*d7 dJ(hK)
GM
では3R !
匕首咲
* d2 距離を測る cQアピール 対象マキナ
マキナ
*誘い受け h2
マキナ
2d6+2+1=>7 距離を測るが乗っています

DiceBot : (2D6+2+1>=7) > 7[5,2]+2+1 > 10 > 成功
匕首咲
10か~
匕首咲
2d6+2+1

DiceBot : (2D6+2+1) > 10[6,4]+2+1 > 13
匕首咲
GM
成功!
[ マキナ ] 情緒 : 1 → 2
マキナ
出目高いな~
マキナ
「マキナあんまり女友達っていなかったので~」
マキナ
「そういうお話聞けたら嬉しいな~って思ったんですけど~」
匕首咲
「そういう言い方ずるいぞ!!」
マキナ
「え~?」
マキナ
咲を見ながら、にこにこと笑っている。
匕首咲
「そういうマキナはどうなんだよ?」



と言いながらも少し考えて。



「いや、でもあの童貞じゃあなぁ……」
マキナ
「マキナですかー?」
マキナ
「頑張ってくれてると思いますよチカくんは」
マキナ
「頼りないなあとも思いますけど……」
匕首咲
「そうなのか~?

まぁ、頑張ってはいたけどさぁ」
アレクシア
聞きながら、型で抜いた生地を着々と並べている。穴だらけになった生地をまとめて、伸ばしなおして。
マキナ
「初めての裁判であれだけ頑張ってもらえたんだから上々ですよ~」
匕首咲
「そうか~?ちょっと甘すぎない?」



チカが助けに来なかったせいで、結構ひどいことされてただろ、とは思ったが、口には出さない。
マキナ
「……そうですかぁ?」
マキナ
「まぁ前のペアがあのヨハン様だったので採点が甘くなってるのかもしれないですね~」
マキナ
「あの人マジで最悪だったので」
匕首咲
「ああ、それはわかる」
アレクシア
「……そんなに……」
マキナ
「あ、ヨハン様って人がいたんです。死にました」
マキナ
アレクシアさんに補足します。
匕首咲
「ヨハンってやつ、色々噂聞いたことあるけどかなり最悪な奴だった」
アレクシア
「…………そう、だったんです、ね」
匕首咲
「しかも避妊しないんだろ?」
マキナ
「えっ」
マキナ
「ああ、マキナが言ったんでした……」
アレクシア
一瞬真顔になった。
マキナ
「そうなんですよ……最悪ですよ……」
匕首咲
「殺されて当然男」
マキナ
結構今それを言ってきたことにもびっくりしていますが……。
マキナ
「そうですね~」
マキナ
「強かったし、まあ有能な人でもあったんですけど」
マキナ
「あったんですけどね~」
マキナ
いかんせん性格に難がありまくった。
匕首咲
娼館育ちなので秘匿すべき情報という意識が薄い。
アレクシア
真顔になった後は、口は挟まずに微妙な顔をしている。
マキナ
*主行動がないのでパスして、ぬるっと会話を続けていきます
マキナ
「だからまあ、ええ」
マキナ
「チカくんへの評価も甘くもなるというものです」
マキナ
仕方ない仕方ない。
匕首咲
「それは仕方ないかもな~」



丸め込まれている。
マキナ
ヨハンと比べて低評価をつけまくっていたのをきれいさっぱり忘れたように。
マキナ
「でしょ~?」
アレクシア
「……評価が甘いせいでも、いいこと、だと思いますよ」
マキナ
生地の型取りが終わったので、シートの上に並べてオーブンへ。
匕首咲
ごはんの鍋を前に、まだかな……、という顔をしている。
マキナ
「まあ少なくとも怖くはないですからね……」
匕首咲
「怖くないのは大事だよな!」
匕首咲
それ!と指差した。
マキナ
仲間の子宮を摘出する人は結構怖い。
匕首咲
それはそう。
マキナ
思ったが口には出さなかった。
アレクシア
知ってたらアレクシアも引くと思います。
匕首咲
デリカシーがありますね。
マキナ
「大事ですね~」雑な相槌。
アレクシア
「じゃあ、……怖いのがよくわからないって……どういうことだと思います?」
匕首咲
「怖いのがよくわからない」



おうむ返しに言ってみる。
マキナ
「よく分からない……?」
マキナ
それこそよく分からない、というように。
アレクシア
「あの」
アレクシア
「……わからない、そうなので」
アレクシア
「同じ部屋の、……あのひと」
匕首咲
「う~ん……」
匕首咲
「ロボなんじゃないの?」
マキナ
「ありうる~」
アレクシア
まあ手足は機械だけども。
マキナ
「怖いのがよく分からないっていうのは……マキナには分からないですねえ」
マキナ
「マキナなんか怖いものばっかりなので~」
匕首咲
「あとは、怖いって気持ちを忘れてるとかか……?」
アレクシア
「なんというか……」
アレクシア
「あまり、気にしていないように、見えるん、ですよね」
アレクシア
「記憶がない、こと……」
マキナ
「気にしてない……」
マキナ
「気にしないでいられるもんなんですねえ」
匕首咲
「わっかんねぇな~」
マキナ
「変な人ですね」
匕首咲
「やっぱロボじゃん?」
マキナ
「ありうる~~」二回目。
アレクシア
まあ手足は機械なんだけども!
マキナ
「その人のことはよく分かりませんけど……」
マキナ
「多分アレクシアさんみたいな反応のほうがまともで普通だと思いますよ」
マキナ
「相手の人が変です」
匕首咲
「あたしもそう思う」
アレクシア
「……そう、言ってもらえると」
アレクシア
「少しだけ、……ほっと、しますね」
マキナ
「変なので……そういうものと思って接するしかないんじゃないでしょうか」
マキナ
「変な人が変なこと言ってるなあって……」
匕首咲
「あれだったら、護身用にナイフの一本二本は分けられるからな」
マキナ
オーブンで焼き上がりを待っている間に、使ったものを洗っていく。
GM
アレクシアさんの手番!
マキナ
「あー、そういうのあった方が安心ですよね」
マキナ
「実際に使う使わないは置いといても、気持ち的にやっぱり違うので」
匕首咲
「そうそう。まぁここ台所だし、ナイフなんてパクり放題だけど」
アレクシア
「えっ、いや、あの、」
マキナ
「パクっちゃえパクっちゃえ」
匕首咲
「そーだそーだ」
マキナ
雑に煽ります。洗い物をしながら。
アレクシア
怖いなこの人たち……
アレクシア
「いや、……あの」 戸惑い顔。
アレクシア
「ちょっと、たぶん、……あの、難しい、ですね……?」 たぶん……?
マキナ
「難しいですか……?」
匕首咲
「意外とやってみたらいけるって」
匕首咲
「ほら、メレンゲ泡立てるのも楽勝だったみたいにさー」
マキナ
「お守りみたいなもんですよ」
アレクシア
「でも、たぶん……あの、向いてない気が、しますね……」
アレクシア
こわ。
マキナ
「そっかぁ……」
マキナ
まあ無理強いするものでもないので引き下がる。
匕首咲
「そうかな……?」



猟奇2分くらいは向いてそうな気がするけど……。今は違うのかな……?
アレクシア
マキナが洗ったものを拭いては並べていく。
マキナ
「ありがとうございます~」
マキナ
礼を言いながら、洗い終えたものをアレクシアへと渡していく。
アレクシア
「咲さんも、なにか、洗い物ありますか」
マキナ
「一緒にやっちゃいますよ~」
匕首咲
「こっちはそんなにないんだよな~。ま、でもお願いしちゃおうかな」



そう言いながらまな板なんかを渡します。
マキナ
置いといてもメイドさんが片付けてくれそうな気がするけど、どうせやることもないので。
マキナ
「はぁい」
匕首咲
暇なので、アレクシアが並べたものを食器棚にしまっていく。
マキナ
まな板を受け取り、それもスポンジで洗っていく。
匕首咲
「お菓子作りって、結構洗い物出るんだなぁ」
マキナ
「量るのに色々使いますからねえ」
アレクシア
「そうですね……」
アレクシア
「咲さんは、お菓子作りより、お食事づくりのほうがお好きですか?」
匕首咲
「お菓子、作ったことないからな~。食べるのは好きだから、やってみたいけど……」
アレクシア
「あの、わたしの作ったぶんとか……同室の方に持っていかれます?」
アレクシア
*hK 咲に一押し
匕首咲
「………いや、気持ちだけ受け取っておくね。

ありがと」
[ アレクシア ] 情緒 : 1 → 2
[ 匕首咲 ] 情緒 : 0 → 1
アレクシア
「あ」 少しだけ、笑って。
匕首咲
アレクシアの手作りお菓子を映鏡に……?

それはちょっと、なんか、嫌だな。

遠慮しておこう。
マキナ
おやおや~、という顔でそのやり取りを見ています。
アレクシア
「……やっぱりご自身の作られたものが、いいです、よね?」 くす、と。初めて、声を立てて笑う。
匕首咲
「は!?別にそういうんじゃねーし!?」
マキナ
「書いてある通りに作れば思ったより簡単ですよ~?」
匕首咲
「ふ、ふーん……そう……。

じゃあ今度作ってみようかな……」
マキナ
「じゃあどういうのなんですか~?」
匕首咲
包丁に手が伸びそうになったのを、そっと下ろす。



「別になんでもないって」
マキナ
コワ~……
匕首咲
男だったら包丁を投げていた。
マキナ
本能的にこれ以上踏み込むことに危険を感じた。
マキナ
「……ここでしたらお菓子のレシピもいっぱいありますし!」
マキナ
今度というなら咲が次に勝ち上がれば、というのが前提にはなるが、
マキナ
まああえて言うのも野暮というもの。
マキナ
「材料も計量道具も揃い放題~」
匕首咲
「言われてみれば、いい環境そろってるな~」
マキナ
「マキナもこの国では悪くない方の生活をしてきたとは思うのですが」
マキナ
「それと比べてもここはずば抜けてますね」
GM
3R終了!手札捨て。
マキナ
*全部すてま~す
アレクシア
*全捨て~
匕首咲
* 捨てなしです!
GM
手札引き!
マキナ
*h4 h7 h10
マキナ
おい!!!!!!
アレクシア
*d8 s10 dQ
匕首咲
* s2 c3 (s8)
GM
4Rスタート!
匕首咲
ハートが揃っているなぁ
マキナ
愛(笑)の女です
匕首咲
choiceでアピールする方選ぼうかな
匕首咲
Choice[マキナ,アレクシア]

DiceBot : (CHOICE[マキナ,アレクシア]) > マキナ
マキナ
来い!
GM
おっ
アレクシア
がんばれ誘い受けの女!
匕首咲
* s2距離を測る、s8アピール、対象マキナ
マキナ
*誘い受け h4
マキナ
2d6+2=>7

DiceBot : (2D6+2>=7) > 4[1,3]+2 > 6 > 失敗
マキナ
あ~~~~~~
匕首咲
oh……
GM
あらあら~
[ マキナ ] 情緒 : 2 → 3
GM
マキナちゃんの情緒、爆発!
GM
爆発ロールどうぞ
マキナ
はい……爆発します……
マキナ
「作ってさしあげたらきっと喜ばれますよ~」
マキナ
「お料理もそうですけど」
マキナ
「女子の手作りを喜ばない男の人は、いない……とは言いませんけど」
マキナ
「めったにいませんもの」
匕首咲
「……そんなもんかな……」
マキナ
「ですよぅ」
匕首咲
「マキナは、ペア相手と食べるんだっけ。

あいつもやっぱり喜びそう?」
マキナ
「……はい~、そうですね」
マキナ
「チカくんみたいなタイプはめっちゃ喜ぶと思います」
匕首咲
「確かにめっちゃ喜びそう」
マキナ
「でしょ?」
マキナ
チカみたいなタイプにはこういう贈り物がてきめんに効く。
匕首咲
「なんかそのへんチョロそういっていうか……。それだけで好きになりそうな気がする」
マキナ
とはいえ、この国の食事に半年間慣れてきたマキナの作るものが、はたして
マキナ
この国に呼ばれたばかりのチカの舌に合うものか……。
マキナ
「……まあ~、そうかもしれないですね~」
マキナ
「そうなっちゃうかもですね~」
マキナ
ふわふわ
マキナ
いやいや、別にチカは味とか気にしないんだろうけど……多分……。
アレクシア
「マキナさんは、ペアの方に好きになられたら、困ります?」
マキナ
ていうか味を気にするとか気にしないとかをマキナが気にする必要あります?
マキナ
「えっ」
匕首咲
お、気になる~という顔でマキナを見る。
マキナ
「なんでそんなことを……?」
匕首咲
「いや、大事だって」
マキナ
「困る……とか、困らないとか……」
マキナ
むむ……。
マキナ
「……まあ~、ここで好きになられても~」
マキナ
「吊り橋効果的なやつなのでは~とは思いますね~」
匕首咲
「マキナ。アレクシアは、困るか困らないかを聞いてるんだぞ」
マキナ
「…………」
マキナ
食いつくなあ~
マキナ
「…………好きに、なられたら」
マキナ
なられたらっていうかなられてるんですけど……。
マキナ
「……困りませんよ。別に」
マキナ
「仲良くできるなら、それに越したことはありませんとも」
匕首咲
「困らないってー!!」



わー!と歓声を上げてアレクシアの背中をぽんぽん叩く。
マキナ
「盛り上がるとこですか……?」
アレクシア
痛い。普通に痛い。具体的には胸と腹の傷が。でもまあ、楽しそうなのでいいか。
マキナ
むう、と軽く眉根を寄せる。
マキナ
実際のところ困ってはいるのだ。
匕首咲
「盛り上がるとこだ。

なぜならどうでもいい男に好かれたら、大体困るもんだからな」
マキナ
「……まあ、それはそうですけども~」
匕首咲
いやまぁ、どうでもよくない男に好かれても困りはするが。
マキナ
薄々分かってはいたけど、どう答えても負けしかない質問だったのでは?
アレクシア
棘のない視線でマキナを見て、かすかに笑っています。
マキナ
チカから向けられる好意を、マキナは持て余している。
マキナ
困っている、のは間違いない。
マキナ
「ええ~なんですかこの空気~」
匕首咲
にこにこ
マキナ
「なんか勘違いされてませんか~?」
マキナ
「違いますからね~?」
匕首咲
「うんうん、分かってる、分かってるよ……」



にこ……にこ……
マキナ
「マキナは理想が高いんですよ?」
マキナ
「……やだーこの空気!」
匕首咲
「理想は高いけど、全然違うタイプが気になってるんだよな。うんうん」
マキナ
「違いますぅ~」
マキナ
「全然違う!」
匕首咲
「じゃ、違うってことにしとこうかな~」
マキナ
これ以上ムキになると逆効果な気がするので黙った。
マキナ
もう遅いが?
匕首咲
遅いね~
GM
では、マキナさんの情緒が爆発し、脱落。
GM
アレクシアさんの手番!
アレクシア
そのやりとりに、ずいぶんと柔らかくなった表情で微笑んで。
アレクシア
「咲さんは、じゃあ」
アレクシア
「理想のタイプ、ですか?」
アレクシア
「同室の方」
アレクシア
距離を測るはまだ残ってるな。
マキナ
いいぞ!という気持ちになっています。
アレクシア
*s10アピール
マキナ
「そうですよ~咲さんはどうなんですか~」
匕首咲
「は?」
アレクシア
2d6+1>=7

DiceBot : (2D6+1>=7) > 8[2,6]+1 > 9 > 成功
匕首咲
うわ~~~~
アレクシア
出たな~
[ 匕首咲 ] 情緒 : 1 → 0
[ 匕首咲 ] 情緒 : 0 → 2
匕首咲
間違えて下げちゃった
アレクシア
動揺が
匕首咲
「いや、別に理想のタイプって訳じゃ……」
匕首咲
そもそも理想のタイプってどんなだっけ?

ええと、自分のことを受け入れてくれる、優しくて、すてきな……。
匕首咲
んん?
アレクシア
「……でも、気になってる、ですか?」
マキナ
じー、と咲を見ている。
匕首咲
「べっ、別にそんなんじゃねーし!!

そういうのとは違うし!!」
匕首咲
「さっきから普通だって言ってるだろ!!普通普通!!この話はここで終わり!!ジエンド!!fin!!」
マキナ
「え~、咲さんマキナの話には食い下がってきたのに~」
マキナ
「ズルですよ~ズル禁止!」
匕首咲
「うるせー!!自分以外はいいんだよ!!」
マキナ
「ずるい~」
匕首咲
「知らねぇ知らねぇ~~!!」
匕首咲
耳をふさいで、あーあーと言いながら台所の端まで逃げていく。
マキナ
逃げるのか~と野次を飛ばしている。
アレクシア
くすくす。だいぶ笑うようになった。
GM
では4R終了。手札捨て!
匕首咲
* 捨てなし
アレクシア
*全捨て
GM
手札引き!
アレクシア
*h9 hQ hA
匕首咲
* (c3) s5 sJ で合ってるかな。
GM
だいじょぶ!
匕首咲
GMありがとう!
GM
では運命の5R……スタート!
匕首咲
* sJ一押し……で……
アレクシア
爆破だ!
マキナ
同時爆破!
GM
つまり全員……情緒爆発!
匕首咲
アレクシアさんの情緒をどう爆破したらいいんだろ?
アレクシア
どうしたらいいんだろうな?
匕首咲
ここで彼氏迎えに来たりしませんか?
GM
あ~
GM
そうですね
GM
そうしましょう
マキナ
お迎えタイムだ
GM
ではそうして、女たちが笑い合っていると。
GM
――ふと、気配。
GM
足音はなく、けれど確かに人影が、台所の入り口にかかる。
シャルル
足音もなく、男が一人顔をのぞかせる。
シャルル
「…………あ。」
アレクシア
「……あ、」
桟敷川映鏡
そのあとに追随するように1人分の足音。
匕首咲
ごはんが炊けたので、そろそろ仕上げ。

調味料を入れてひと煮立ち。



そんなことをしていると、例のロボが顔を覗かせた。
匕首咲
ロボ、髪切ったんだと思っている。
アレクシア
「え、……髪、どうしたの」
マキナ
タイミング良く、オーブンも焼き上がりを告げる。
シャルル
「金髪。」
マキナ
他人事ながら、あ~という気持ちになっています。
シャルル
「桟敷川さん。」
シャルル
後ろの男に声をかけて。
シャルル
「彼女、いらっしゃいましたよ?」
桟敷川映鏡
呼ばれるとほぼ同時に台所の入り口へ長身が覗く。
匕首咲
慌てて料理を背の後ろに隠す。
桟敷川映鏡
「おや、ご無事でしたか」
シャルル
そうして、自分はアレクシアの方へ歩み寄る。
シャルル
「邪魔だから切ってもらった。」
マキナ
ロボの人髪切ってるな~。
アレクシア
「邪魔、……」
アレクシア
「……そう……」
シャルル
「あー……えーっと…………。」
マキナ
焼き上がったスコーンをオーブンから出して粗熱を取ったりしています。
シャルル
『……きちんとムードはおつくりになられませんと』

メイドの言葉。
シャルル
「ごめん。」
アレクシア
「……え?」
シャルル
「いや、いろいろ。」
シャルル
「勝手にキスしたのとか……。」
匕首咲
アレクシアに何かしたらぶっとばすからな、と思っていたが、思わぬ謝罪に、あれ、という顔になった。
シャルル
「もう、しないからさ。」
マキナ
勝手にキスしたんだ……
匕首咲
キス!?
アレクシア
「え、あ、……」
匕首咲
いやそりゃ暴力って言っていいか迷うわ……
アレクシア
「あの……」 どうしたらいいのかわからない顔。
シャルル
「あ。」
シャルル
ふと、顔をあげて他の2人を見る。
シャルル
「えっと……ありがとう。」
マキナ
「……どうも」と会釈して、
マキナ
「?」
匕首咲
「?」

ありがとうってなに?
マキナ
礼の意味をはかりかねて、ぽかんと。
シャルル
「いや、アンタ達勝ち上がった『救世主』だろ?」
シャルル
「アレクシアが生きてて……安心したから。」
アレクシア
「え」
匕首咲
「???」



怖がらせて他のお前だろ?
マキナ
「えぇ~?」
シャルル
「いや、引き留められなくてさ……俺が悪いんだけど。逃げられるようなことするなって話なんだけど。」
匕首咲
「いやそれはお前が悪い」
シャルル
「あ?だからそう言ってんだろ。」
マキナ
「だめですよぉ怖がらせたら」
匕首咲
「あ?なんだやんのかコラ」
マキナ
おっ 喧嘩か~?
シャルル
「…………いや。」
シャルル
「あー…………。」
シャルル
「咲さんだっけ。」
シャルル
金髪に、赤いコート。
シャルル
身長はこのくらい。
匕首咲
「咲さんですけど?」
シャルル
「…………。」
シャルル
なぜ怒っているのかを考える。
シャルル
うん。
シャルル
「彼女と一緒にいてくれてありがとうございました。」
匕首咲
「お?おお……」
匕首咲
ちょっと困った顔で、アレクシアの方を見る。
アレクシア
「………………」 こちらも困っている。
シャルル
「うーん。なんか、あんまりこう……悪いな。誠意って感じじゃなくて。」
マキナ
ちょっと引いたところからその様子を見ている。
シャルル
「いや、アレクシア……最悪殺されてるんじゃないかって思ってたから。」
マキナ
外面だけいい人とかいるからな~、そういうタイプだったりすんのかな~。
シャルル
「俺は桟敷川さんと一緒だったからよかったけど。」
匕首咲
映鏡の方を見る。こいつ男好きだもんな。

そりゃ殺さないよな。
桟敷川映鏡
「脅し過ぎましたかね」
シャルル
「…………あの、アレクシア。」
アレクシア
「……うん」
シャルル
「怒ってる?」
アレクシア
「…………困っ、てる……」
シャルル
「アレクシアが、俺と一緒にいたくないなら……俺はここで死んでもいいよ。」
アレクシア
「っ!?」
匕首咲
アレクシアに、やっちゃえやっちゃえ、とハンドサインで示す。
マキナ
やるのか~?
アレクシア
「ちょ……っと、待っ、」
アレクシア
「……え?」
匕首咲
ほら、そこ、包丁あるよ?やっちゃえやっちゃえ。
シャルル
「でも、まだ一緒にいてくれるならさ。」
シャルル
「帰ろう。」
匕首咲
やめたほうがいいって、こいつ絶対ヤバいって。のジェスチャー。
マキナ
特にどちらを応援することもなく趨勢を見守っている。
アレクシア
「……………………」
アレクシア
「……わたし、あなたに、死んでほしいとは思ってない」
アレクシア
「……困ってるけど」
匕首咲
マジで!?
マキナ
まあ死んでほしいとまではあんまり思わないよな~。
マキナ
死んでほしいと一緒にいるの間の選択肢ないんだな~。
匕首咲
すぐ死んでほしいと思うタイプなので、マジでか~と思っている。
シャルル
『ジョージィ・ポージィ プリンにパイ

 女の子には キスしてポイ』

聞いた言葉。意味はあんまり分からない。
アレクシア
「……何、?」
アレクシア
「あの……死んでほしいように、見えた……?」
シャルル
「いや、俺がいない方が安心で……」
シャルル
「それで、部屋にいてくれるなら……。」
シャルル
『コイン0枚の身に痛みは耐え難いでしょう』

聞いたばかりの言葉。
シャルル
「そんな身体で、逃げたりしないなら。」
シャルル
「いない方がいいのかなって。」
匕首咲
絶対いない方がいいって!という顔
アレクシア
ここに来たときに切れかけていた痛み止めは、今、もうほとんど効果を失っている。
アレクシア
胸。腹。傷だらけだ。
アレクシア
「…………わたし」
アレクシア
「全部、自分で選ぶって……言った。あなたのせいにはしない」
アレクシア
「……死なないで」
シャルル
「あー……うー……」
匕首咲
マジでか~~~~!
マキナ
そっか~
シャルル
「俺のせいにしないっていうけどなぁ。俺は……アンタに死んでほしくないから、探しに来たんだけど。」
シャルル
「俺のせいにしてもいいから自分の事、もうちょっと大事にしてくれ。」
マキナ
アレクシア
「……………………」 深々とした溜息。
アレクシア
「……わかった」
シャルル
「じゃ、帰ろ。」
匕首咲
えっ、帰るの?こいつと?
アレクシア
「…………ん」 小さく頷く。
マキナ
まるく収まったようでよかったんじゃないでしょうか~。
匕首咲
帰るんだ~~~
桟敷川映鏡
「料理に血が飛ぶようなことにならなくて何よりです」
シャルル
「え?」
匕首咲
「ちょっと待てアレクシア」
シャルル
「え??」
匕首咲
そのへんにあった包丁を、布にくるんでアレクシアに渡す。
アレクシア
「咲、さん?」
匕首咲
「一応、一応持っとけ」
シャルル
「あはは……」
アレクシア
「え、と」
シャルル
「美人の彼女さん、やさしいですね。」
シャルル
桟敷川を見て。
マキナ
美人の彼女。咲さんと桟敷川さんの顔を見比べる。
マキナ
「美人の彼女ですって~」と咲ちゃんに。
匕首咲
映鏡の顔を見る。
桟敷川映鏡
ため息。
シャルル
「アレクシア。」
桟敷川映鏡
「お料理も上手ですしね」
マキナ
「あらあら~」
マキナ
あらあらになっている。
シャルル
「はは。腕もよさそうだ。」
シャルル
「……嫌だったらいいんだけど、抱き上げていい?5号室まで歩くの大変だろ。」
アレクシア
「え、」
アレクシア
「……あの」
アレクシア
「歩、ける、と」
アレクシア
「思う、けど……」
アレクシア
言いながら、顔色は悪い。
シャルル
「…………。」
シャルル
「それは、わかる。でも……」
シャルル
「辛そうだから。」
シャルル
目の前にしゃがみ込む。
シャルル
下から顔色を窺って。
シャルル
「薬、切れてるでしょ。」
アレクシア
「…………うん」
シャルル
両手を差し出す。
シャルル
今は機械の部分は殆ど袖に隠れている。
シャルル
「選んでいいよ。俺は……待ってるから。」
アレクシア
「………………」
アレクシア
「…………、」
アレクシア
ゆっくり。ためらいがちに。
アレクシア
手を伸ばす。
シャルル
抱き上げる。
シャルル
「ありがとう。」
シャルル
そして、女子二人を見て。
シャルル
「俺達、コインってのないし。たぶん殺そうと思えばすぐ殺せるんだよね。」
シャルル
「だから、ありがとう。」
マキナ
「はぁ……」
マキナ
思ってもみなかったことで感謝されたので、あまり腑に落ちてなさげ。
匕首咲
「お、おう……」



さっきフリーズしたまま、まだうまく再起動できていない。
シャルル
「もし、よかったらだけどさ……『次』があったら。」
シャルル
「……5号室に、来てくれると、嬉しい。かな。俺といるより、いいだろうから。」
マキナ
「……」ぱちぱちと目を瞬く。
シャルル
「あ、名前聞いてなかった。」
シャルル
マキナを見る。
シャルル
「聞いてもいい?」
マキナ
「え、はい、えぇ……」
マキナ
「マキナですけども」
マキナ
ちょっと、というか結構困惑している。
マキナ
女子を抱え上げた男に話しかけられてる……。
マキナ
女子を抱えあげているなぁ……。
シャルル
「マキナさん。咲さん。桟敷川さん。」
マキナ
この状況に照れが全くないのがすごい。やっぱりロボなのか?
シャルル
「ありがとう。『また』。」
シャルル
「いこうか、アレクシア。」
アレクシア
「……ん」 短い応え。それから。
マキナ
また、には何も返せないまま。
アレクシア
「……二人とも、……」 何か、言いかけて。
アレクシア
こちらは、かすかに困ったようにだけ。
アレクシア
「……ごめんなさい。……ありがとう」
マキナ
「……アレクシアさん」
マキナ
「楽しかったです」
匕首咲
「……あたしも楽しかったよ、アレクシア。

そんなロボに負けるなよ!」
マキナ
「こちらこそ、ありがとうございました」
アレクシア
「…………」
アレクシア
「わたしも、……楽しかった」
匕首咲
「なら、よかった」
マキナ
「えぇ」
シャルル
そうして背を向ける。
シャルル
遠回りをして、此処まで来て。
シャルル
今度は、まっすぐ5号室へと。
マキナ
その姿を見送った。
匕首咲
2人を見送る。



また、の機会。

その時には、多分。



誰かが死んでいる。

あるいは、誰かを殺している。



そう思ったけれど、それは今必要な言葉ではない。

ただ、アレクシアが怖い思いをしなければいいな、と思った。
マキナ
死ぬのはここにいるどちらかかもしれないし、あるいは両方かもしれない。
桟敷川映鏡
「さ。明日の準備があります。部屋に戻りましょう、咲さん」
匕首咲
「………………」
マキナ
運良く両方とも勝ち上がったところで、その時は殺し合う身だ。
匕首咲
映鏡のふくらはぎを蹴った。
桟敷川映鏡
最近よく蹴ってくるな……。
マキナ
「お迎え来てくれてよかったですね?」
桟敷川映鏡
「鍋は片方持ちますから」
匕首咲
「おい……なんだあれ、さっきの……あれはさ」
マキナ
咲ちゃんに囁いた。
匕首咲
「あ゛ぁ!?」



囁きに怒鳴り返した。
マキナ
「きゃ~」
マキナ
こわ~いと身を引く。
匕首咲
さっきのあれ……美人の?彼女?ってなに?
桟敷川映鏡
特に返事を待つことなく、汁物と白米の入っている鍋を片方持つ。
匕首咲
「おい聞いてんのか!」



鍋を持っているので足は狙えない。脇腹をパンチパンチ。
匕首咲
「つかそれ持ってかなくていいって!試しに作っただけで味見してないしさ!」



鍋を取り上げようとする。
桟敷川映鏡
「文句は部屋でお聞きしますから……」
桟敷川映鏡
指を鳴らせば鍋は両方自身の手元に来る。
マキナ
あらあら~という感情になっています。
[ 匕首咲 ] 情緒 : 2 → 3
桟敷川映鏡
猟奇3の脱兎。
桟敷川映鏡
当然速い。
匕首咲
「部屋に持って行っていいって言ってないだろ!!」



慌てて追いかけようとする。
マキナ
速い……。
マキナ
「咲さんがんばれ~」
マキナ
雑な応援を投げかけた。
匕首咲
出口にさしかかって、ぴたりと止まって振り返る。
マキナ
はて。
匕首咲
「マキナ、あたしからも今日はありがとう。

友達ができて、料理して、スッゲー楽しかった!」
マキナ
「……いえいえ、こちらこそありがとうございます」
マキナ
「……こんな所で友達ができるなんて思ってませんでした」
匕首咲
「ほんとにな」
マキナ
改めて、もしかしたら明日には殺し合ってるかもしれない人なんだな、と思う。
匕首咲
「今日のこと、死ぬまで忘れないと思う」
匕首咲
「じゃ、またな!」
マキナ
「……あはは」
匕首咲
手を振って、台所を出る。
マキナ
「はい」
マキナ
「また……あるか分かりませんけど」
マキナ
手を振り返して、見送った。
匕首咲
また、がいつかは分からない。

でも、運が良ければ、あるいは運が悪ければ。

多分、きっと会えるはずだから。
マキナ
台所に残るはマキナ一人。
マキナ
友達かー。
マキナ
友達だから見逃してくれたりするかな。
マキナ
友達だから、楽に殺してやるとか、なんか
マキナ
そういう方向に行きそうな気もするな~。
マキナ
そうなったら困るな~。
マキナ
そんなことを考えつつ残ったスコーンに目を移し、
マキナ
「……あ」
マキナ
アレクシアが作っていたものが、この場に残されていることに気づく。
マキナ
さっきはそれどころじゃない雰囲気になって完全に忘れてたな……。
マキナ
メイドさんを呼んで、それを5号室に届けてもらえるように手配する。
マキナ
そうするといよいよ、マキナとマキナの焼いたスコーンだけが残り。
マキナ
……。
マキナ
…………。
マキナ
別に?
マキナ
別に迎えにきてとか言ってないし……?
マキナ
どこに行くとも何をしてくるとも?
マキナ
何も……?
マキナ
別に…………。
マキナ
でもマキナのこと好きって言うなら~迎えにきて然るべきではないでしょうか~。
マキナ
別にいいですけども~。
マキナ
別に…………と繰り返し思いながら、盛り付けたスコーンを持って台所を後にした。
マキナ
明日には対峙することになる相手と、
マキナ
そうとは知らずの、束の間の穏やかな時間だった。
GM
*
GM
在りし日の物語が褪せていく堕落の国で、
*
いまだ不思議が残された棚井戸。
*
何もかもがゆっくりと落ちていくその中程に、
*
落ちることなく宙に留まる館がある。
*
刺剣の館。
*
オールドメイドゲームと呼ばれる儀式を執り行うと噂されるその地の、
*
砂糖とバターと、出汁と白米の香りが残る台所。
*
次のゲームの始まりまであとわずか。
*
だが、いますこしだけ、ここに時間は吊り下げられていた。
*
いまは、まだ。あともうすこしだけ。
*
*